初めて読んだ作家さんですが、絵もキレイで読みやすかったです。3CPの短編です。
1〜4話、表題作CP。紹介文通りで、仲のよかった高校同級生が、卒業後偶然出会ってからの話。
来る者拒まず去る者追わずの岡田が、元同級生の北沢と流れで身体の関係
を持ってしまった途端猛烈に拒否され、初めて去る者を追い、自分の気持ちと向き合うことになります。
甘々になってからの3、4話がで、もうちょっとこのCPを見たかった、というのが本音です。
受けの岡田が天然でめちゃ可愛い
5、6話は、ラーメン屋の店主×バイトの大学生、年の差CP。
2人ともノンケなのに、お互いの人となりを知るうちに、独占欲のような感情が生まれ…という話。7、8話がそれからの2人で、タイトルの「きく」が「聴」と「聞」になっている理由は読めばわかります。
9、10話はリーマンCPで、年下後輩攻め。受けの先輩はゲイ。後輩はいつも面倒をみてくれる先輩がゲイであることを偶然知り、彼に告白します。同じ会社での2人なので、色々目に入るものが気になって仕方がなくなる気持ち、これは男も女も変わらないな、と思いました。
私は表題作が一番好きでした。ぶっきらぼうな攻めが、天然な受けにはメロメロで、受けも攻めをとても大事に思っているのが伝わってきてほっこりした気持ちになりました。このCP1本でもよかったな〜。
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