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作品内容

漫画家・上田としこ。1917年(大正六)生まれ、2008年(平成二〇)没。
日本にまだ誰も「女」の漫画家がいなかった時代。上田としこという素っ頓狂な少女は漫画家を目指す。昭和初期、当時少女雑誌で中原淳一と人気を二分していた挿絵画家の松本かつぢへの弟子入り。絵の勉強のため、クロッキー研究所、スイス人画家コンラッド・メイリの教室にも通うようになったとしこだったが、絵を描けば描くほど、絵がわからなくなるのだった。そして時代は戦争に傾斜していき……?
漫画の、日本の、女の、「青春」を描く待望の第2集!

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レビュー

フイチン再見!のレビュー

平均評価:4.7 9件のレビューをみる

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高評価レビュー

印象は地味だが波瀾万丈の女の生き様だった
時代描写が素晴らしい。克明な記録的な側面と、一人の一生にしては驚くほど時代に揺さぶられて、振り幅広い、注目に値する経験をしてきた上田とし先生個人の伝記的側面と。
2歳若い長谷川町子先生は有名だが、上田先生も、凄い。しかも女性の身の上ならではの状況も繊細に描かれていて、単なる1漫画家の話で済んでない。
凄いポジティブであるし、カッコいいところも。
まだ6巻で途中なのだが、書いておきたくなったので筆を執る。続きはまた後で書こうと思う。
事実を出して来ているので、徒に数字の誇張に走るなどといったレベルの低いことをしておらず、起きたことを扇情的に大風呂敷広げて語ったりしてないから、大袈裟なドラマに仕立ててはいないのに、陰影の濃いドラマがそこにある。
すごくいいので、 NHKに題材にする提案をしてしまったくらい。。

昭和の焚書坑儒の時代、私の幼少期にも白いポストが駅の出入口にあった。今、自由の良さを分かってない人がいるが、上田氏と手塚治虫氏とが漫画擁護に立って、漫画全てを悪書と決めつける風潮に対抗するくだりは、上田氏のパワフルな発言に拍手喝采気分になる。

[読み終わって]
村上もとか先生、ありがとうございます、としか、もう言いようがない。
先生でしか描けなかった話かもしれない。村上先生だからこそ、その時代を資料的な意義からも絵に見ごたえある正確さと説得力を以て描けたし、上田としこ先生という女の人生を漫画家視点でも時代の一部並走者的立場としても、当事者感覚で見せてくれた、と思う。
また、女が生きていくのには闘わなければならないことが山のようにあった当時、彼女が居てくれたことで、一体どれだけの人間が助けられたことだろう。何十人なんてレベルではきかないような気がする。タフな上田先生の涙や苦悩にも、美化せずきちんと触れながら、本書は、後世に漫画の読み手となる私たちのこの今の幸せな環境に繋がる、土均しの日々を伝えてくれた。平和の下で、喜んでこうして漫画を手に取る姿を、遠い空の上から目を細めているだろうと想像する。
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5件
2022年3月1日
素晴らしい
無料読んだだけですが、日本のマンガ文化の地均しの一端を見るような思いで読みました。映画やドラマ等でよく見た満州やハルビン、また戦争当時の雰囲気がわかりやくす興味深く夢中で読んでしまいました。
淀川さんではありませんが、マンガって本当に良いですね、と言いたくなる作品です。
マンガの電子化が進んだ事でこのような作品に触れる事ができたという事に感慨深いものがあります。
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1件
2019年9月23日
昭和の街並みが
すごく丁寧に描かれていて資料的にも貴重です。
才能って育ちから生まれるのかな?
勿論努力も必要だが、あの時代にこれだけ好きな事ができると言うのは稀有な事。
時代と漫画の交点が見れて楽しい作品です。
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3件
2018年4月23日

最新のレビュー

実在した女性漫画家の波乱万丈の人生
女性漫画家で1番古い?方はサザエさんを描いた長谷川町子さんだと思っていました。それよりも前に漫画を描いていた女性がいたと知り、びっくり。実在した漫画家の人生は波乱万丈で面白い。出版社や人名も、実名のままなのも良い。少女漫画の歴史や時代背景も判りやすい。主人公が人情味溢れ優しく、弱さも強さもあわせ持っていて魅力的。
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1件
2023年1月8日

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