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さよならソルシエ 1
女性マンガ
さよならソルシエ 1
2巻完結

さよならソルシエ 1

420pt/462円(税込)

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126pt/138円(税込)

作品内容

19世紀末、パリ。のちの天才画家ゴッホを兄に持つ、天才画商テオドルスの、知られざる奇跡の軌跡。生前、1枚しか売れなかったゴッホが、なぜ現代では炎の画家として世界的に有名になったのか…。その陰には実の弟・テオの奇抜な策略と野望があった! 兄弟の絆、確執、そして宿命の伝記!

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作品ラインナップ  全2巻完結

  • さよならソルシエ 1

    420pt/462円(税込)

    19世紀末、パリ。のちの天才画家ゴッホを兄に持つ、天才画商テオドルスの、知られざる奇跡の軌跡。生前、1枚しか売れなかったゴッホが、なぜ現代では炎の画家として世界的に有名になったのか…。その陰には実の弟・テオの奇抜な策略と野望があった! 兄弟の絆、確執、そして宿命の伝記!
  • さよならソルシエ 2

    420pt/462円(税込)

    19世紀末のパリに現れたふたりのゴッホ。のちの天才画家の兄フィンセントと画商の弟テオドルス。
    子どもの頃から兄の才能を評価し、その絵を世界中に広める野望をもった弟は、マイペースを崩さない兄にやがて嫉妬と怒りを覚えはじめる。だが、兄の身に起こった衝撃の事態を前に、弟はある作戦を仕掛ける決断をした・・・。
    兄と弟の切ないまでに純粋な伝記ロマン、堂々の完結。

レビュー

さよならソルシエのレビュー

平均評価:4.3 81件のレビューをみる

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高評価レビュー

テオとフィンセント、互いが宿命だった二人
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 19世紀末を生きた2人の天才、フィンセント・ファン・ゴッホと弟のテオドルス・ファン・ゴッホの知られざる愛憎の軌跡とその生涯を描いた作品。
兄と弟として生まれ落ちた2人はお互いを、ずば抜けた才能の持ち主だと気づき、その才能を愛し誇りにも思う一方で、なぜそれが自分には与えられなかったのかと失望し、その才能を羨むとともに憎みもします。
ただ唯一確かだったのは、彼がいなければ今の/これからの自分はいないこと。逆もまた真なりで、自分がいなければ今の/これからの彼はいないことも、分かり過ぎるほど分かっていた。愛も喜びも憎しみも怒りも互いの運命をも分かち合おうとした瞬間は、ドラマチックで感動的でした。
フィンセントが、偶然出会ったある家族の亡くなったばかりの長男の絵を描いて贈ったエピソードには泣きました。大切な人を亡くすと、してあげられなかった事ばかりを思い返して自分を責める日々が何年も続いたりします。そんな後悔や自責の念に沈みながら思い浮かべるかの人は悲しそうで苦しそうな表情ばかり。フィンセントの絵が、この先この家族の気持ちをどれほど救うことになるだろうと思うと胸がいっぱいになりました。
「大人のBL」という触れ込みがあったそうですが、個人的には兄と弟の間にそれは全く感じません。ただテオがとても魅力的なので、評論家のボドリアールやアカデミーのジェローム卿、戯曲家のジャン・サントロにひょっとしてロートレックもみんなテオに …?という想像(妄想) の余地は感じました。
なお、「史実/実話と違う」という評をネット上でもあちこちで見かけましたが、ことこの作品に限ってはその議論は無意味なはず…なぜってこの作品は、これまで私たちが史実や実話として信じていた通説に挑戦するお話だからです (地球の周りを他の天体が回っていると思ってきたでしょうが実は地球が自転しつつ太陽の周りを回っているんですよ、的な)。
作者が素晴らしい想像力と創造力を発揮し、歴史上の人物たちの姿を借りながら、表現したいテーマを描いた壮大な物語。「もしかしたらこうだったかも知れない」という彼らのアナザーストーリーを読めて自分は良かった。それに尽きます。
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12件
2021年7月11日
泣く!嫉妬羨望、ゴッホの深い兄弟愛。
195,192ページ、すべて表題作。

読んでよかった!
表紙に惹かれていましたが、かの有名な実在の人物。
自ら耳を切った、超高額で売買される後世に比べ生前は全く売れない画家だった、などと耳にしたことがあって気になってた人なので、
これは!
と思って1巻試し読みしたらすごく良かったー!
珍しく続きを衝動買いしました。

非常にクレバー過ぎる弟テオに比べ、頭に花が咲いてるような穏やかなフィンセント(画家ゴッホ)。
全く違うタイプ、互いに高く認め合う2人の想いが深すぎる。

こんな短い2冊でよくこれだけまとめられてるなと、作者さんの実力に脱帽です。

後半意外な展開を見せていき、これはどこまでが実話なんだろう?と思って、読後に検索しました。
作者さんはどういう思いで、この仮想の話と実話を組み合わせてこの話を描いたんだろう?
あとがきがなくてとても残念です。

この話は残されている実話を使いながら、実話とは違う2人の物語が描かれてますが、これはこれで非常に読み応えのある話です。
また実話の2人の話(ネット情報)も、心が痛むような話で2人の兄弟が切ないです。

有名なひまわりの絵も良いですが、うねる空の月夜の風景、川に反射する光、どちらも一目で心が奪われる色使いがすばらしい絵で大好きですが、後年(といっても若くして亡くなってるけど)発作に悩み、キツイ精神状態の時に描かれていたんだなーと、感慨深くなりました。
(これは漫画の中の話には出てこなくて実話です。ただしこの絵は作中にも登場してます。)

あぁ、読んでよかった~。
2巻ラストで並んで眠る2人のお墓、、、
訪れたくなりました。

追記:コレ読んで、思わず欧州旅でゴッホ美術館、晩年の住まいだった小さな部屋、お墓、、、ゴッホゆかりの地、行ってしまいましたよ。。
2人のお墓、漫画の通りです。涙出そうになりました。
周囲はのんびりとした畑の中にある墓地でした。
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11件
2017年2月9日
宿命を背負った兄弟愛
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ ブロマンス作品を探していて出会った作品。表紙で笑う対極的な2人に惹かれました。
天才画家で有名な、ゴッホの弟を題材にされた物語。フィクションです。兄を羨み嫉み憎しみながらも、兄の才能を信じ、理解し、成長させすべてを捧げた弟(テオ)の人生、兄弟愛が美しかったです。も〜〜凄いです!!!絵も凄く綺麗で、兄の目が変わる時がまた最高!そして兄の手紙も泣く…。2人の結末も良かった。テオの終わり方も美しいなっと。人の悲しみ絶望すら美しいと思ってしまった。素敵なシーンが沢山あります。実話じゃないにしてもゴッホ兄弟をもっと知りたくなりました。後でググります(*´∇`*)
これは唯一無二の愛ですね。
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10件
2021年11月11日
兄は天才、弟は奇才!
兄は誰もが知る画家のゴッホ。美術の教科書に必ず作品が載っている有名人。後世に名を残す素晴らしい天才。しかし弟のテオはあまり世に知られていない。誰よりも兄の才能を信じ、兄亡き後、それを世間に知らしめた彼は奇才。
確執のあった頃も含め、二人で画家ゴッホを今にまで残した、作品を書き上げた兄とプロデュースした弟、二人がいなければ現在のゴッホの知名度は極論だがなかったのでは?
二人の生き方がそれぞれ素晴らしい!兄の才能を妬みながらも、誰よりも兄を愛していた弟のテオの思いが今も生きている心射たれた作品でした。
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2件
2014年4月6日
漫画を読んで涙が出たのはこの作品が初めて
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 実在したフィンセントが、このようにおおらかに生きていられたら良かっただろうなぁと思います。この作品の中で、自分を死んだことにしたテオドルスは、この後、身を隠して、どのように暮らしたのでしょうね。兄を画家として世に出すことを、自分の唯一の仕事として、もうその仕事は終わったとひっそり隠とん生活を送ったのでしょうか。それも、寂しすぎる気がしますが…でも、生きていてくれて、読者も安心しました。本当に亡くなっていたら、読者にも救いがない気がします。素晴らしい作品を描いてくださった作家さんに感謝します❗
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0件
2024年4月7日

最新のレビュー

ゴッホ兄弟のifストーリー
この兄弟に無限の星と愛を捧げたい。
ノンフィクションではなく史実にある出来事をもとに創作されたものですが、彼らの心情までは史実からわかり得ないのでこういう部分があったかもしれない、という目線で素直に楽しめましたし、ひとつの作品としてとても感動しました。

主役はゴッホではなく弟のテオです。ゴッホの才能を世に出すために奮闘した弟。
それぞれ一流の才を持って生まれ、彼には画商の才があり、当時特権階級のものだった芸術を庶民の文化として開花させた立役者として描かれています。ゴッホを一生涯支え続ける財力があったことを考えても画商として相当優秀だったのは事実だと思います。

彼らの史実がどうであれ、実際のゴッホがどういう人物であれ、テオのゴッホに対する愛情は本物だったのだろうと、その1点だけは疑いようがないと思いました。でなければ今私たちはきっとこんなにも彼の絵を目にすることはできていないはず。
実際はゴッホが亡くなった半年後に亡くなっているテオ。享年ゴッホ37歳、テオ33歳です。こんなに若くして亡くなったにも関わらず作品はかなりの数・・・ひたすら描いていたんだろうな、テオがその環境を整えていたんだなと思うと彼らの芸術に対する功績はとても大きいなと思います。もちろんテオの遺志を継いだ妻と子の功績もめちゃくちゃ大きいです。

2人並んで埋葬されているので本当はフランスに行ってお墓参りをしたいけれど、さすがに難しいので今開催されている大ゴッホ展に遠征しようと思います。
※BLではないです。あくまで兄弟愛の話です。インスタにマンガの紹介が流れてきて読みたくなったのですが、すこし前の作品のようですしこの大ゴッホ展と関係あるかも。ホイホイされて良かったです。
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13件
2025年9月27日

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

中世芸術の変革者
広報:あずき(シーモアスタッフ)
当時はまだ無名の画家ゴッホを兄を持つ画商テオドルス。芸術はまだ上級階級だけのものだった時代を、自ら切り開いていきます。決して熱い情熱的ではない主人公ですが、権威と保身ばかりに満ちた業界に身を投じて、一貫した行動を続けるキャラはとても魅力的。登場人物もみんな謎めいていてクールです。

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