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レビュー

今月(6月1日~6月30日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 無限初夜

    雪代鞠絵/Ciel

    これはすごい!
    2026年6月11日
    強烈すぎるタイトルに惹かれて、タイムリープものは苦手だな~と思いつつも、試し読みしたらこれは買わねばなるまいとなって、NEWがはずれるのじっと待ってました。
    もう一気読みしました。本当にあっという間だった・・・・放心。

    中華風オメガバです。アルファ=羅儀、オメガ=羅伽としています。
    とにかく溺愛攻め×不憫受けがお好きな方は読むべし‼
    なんせ”無限”初夜なのでタイトル通り何度も初夜(の10日前)へ戻ってしまうのです。
    同じ轍は踏まぬ、とばかり今度こそはと2人は努力を尽くすのですが
    それでも繰り返される・・いったい何故?どうしたら抜け出せるの?

    同じ状況は繰り返すのに、2人の行動で周りもどんどん変わって行く。
    その間に新しい登場人物が増えて周りとの関係性や、2人の気持ちにも変化が。
    そして最後の最後に大きな伏線回収が待っています。
    とても素敵な読後感・・・

    ストーリーの展開的にコミカライズが難しそうだな、とも思いますが
    どうしてもコミックで見たい描写がいくつもあります。
    月璃が美しくなっていく描写やあの衣装、紫瑛と朱旺の違いも絵で実感したい!
    個人的に紫瑛の弟である朱旺が気になりました!この弟君すごくいいの!
    イラストもとても素敵でした。
  • 百死壺中君-百死にたまふ壺中の君-[1話売り]

    山田南平/高尾滋

    もしや短編なのかな、という気もする…
    ネタバレ
    2026年6月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 相当ハイレベルにおさめられている短編のようにも思えます。
    【1話売り】の意味がいまいちわかっておらず…
    この先も続く単話版ととらえていいのか、この1話で終わりなのか。これはどっち?

    どちらにせよ、とても美しく少し毒をまとわせた大人のお伽話のようでもあり…愛と呪いという永遠のテーマにうっとりしてしまう

    ジーランが死ねない八百比丘尼のようで、ひょっとしてあの毒は水銀なのではなかろうか、という気もしてきました。
    ほんとは自力で生き返れるのかも…
    フオシャオに終わらせてほしいのかも…
    勝手な想像がどんどん捗ります。

    生と死を繰り返すうちに空虚になっていく自分を救ってくれる唯一の存在。フオシャオのあの顔を見られるのであればそれこそが生き返る意味なのだろうか…

    完成度が高く、読者にここで委ねて終わりだとしても納得できますがやっぱり続きが読みたい。完結にもなっていないから、この先のお話も読める事を期待します!
  • ふしだらな花摘み男

    鈴代

    惚れちゃう惚れちゃう
    ネタバレ
    2026年6月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 前レーベルの時に買わなかった事を後悔して、こちら単行本化するまで待つつもりだったけど横目で見てるうちにあっという間の15巻。もう待てなかった!ステップアップ使って一気買いしました。
    でわりとその後すぐ単行本化されるあるある…

    親戚というだけで血縁とは書いてないけど近親スキーの血が騒ぐ
    うっすら血縁者なら更にテンションあがるので勝手に繋がってると妄想してます
    気だるげでゆるゆるの服着てサンダル無精ひげで体格いいお兄さん・・・エッロ
    崩れた色気の破壊力がすごい
    歩巳の大人の余裕と何をされるかわからない緊張感のタッグにあっという間に持ってかれてしまう
    それで自分の事を「バリタチ」って言っちゃう男がスイッチ入った瞬間の野獣みは孝太郎でなくても腰が砕けるよ。

    幼い頃からこのお兄ちゃんに憧れていた孝太郎はころりと手中におさめられてしまいますが、彼は彼で健気受け特有のM気質の色気があるから、もはやタチどもにとって極上のご褒美なんだろな・・

    今のところキャラの魅力がたってますがストーリーも動いてきています。無事同棲に辿り着けるのか。個人的には歩巳がいつから孝太郎を好きなのか気になる・・意外と前から狙ってたのか、歩巳のほうこそあの健気さにコロッといかれちゃったのか・・

    九条さんいわく本間先生の本は、その言の葉で貪欲に性に溺れていくとか・・・もはや合法ドラッグ。読んでみたい。
    続きも楽しみです!
  • リビドーと熱視線

    井山ゆー

    35P読切。その先をなにとぞ!
    ネタバレ
    2026年6月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 読切ってそれほんとですか?その先を切に読みたいです!
    って読者に思わせてる時点ですごくいい作品を描かれているんだよ・・・
    でもここからっていう所で終わりかいっ!と心のエロ大魔神が瞳孔開いてちゃぶ台ひっくり返しそうになってしまった・・我が家にちゃぶ台なくて良かった。

    一番ドキッとしたシーンは翠が車の外からソース確認してあげるとこ。
    あそこがいっちばんエロくて繊細で・・あの数コマ秀逸でした。翠の目線に釘付け。
    絵が、表情が美しい!翠の瞳(&めがね)が好き。そして最後までのエチないのにエロい。
    初めての先生でしたが『ブルーエッジ~』も同時購入。ねっとりじっくり執着系大好きです。
    少女マンガ系の綺麗な絵だな〜って思ってたらそちらのジャンルで沢山描かれてたご様子。納得です!
  • それでも、やさしい恋をする

    ヨネダコウ

    やっぱり良かった
    ネタバレ
    2026年6月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 本棚の整理をしていたらふと目に留まって。
    大分久しぶりで時代を感じる描写もあるけど(ガラケーだったり)やっぱりすごく良い。

    スピン元の『どうしても~』が大好きすぎて、初めて読んだ時は実はあまり刺さらなくて。
    個人的に小野田さんにはずっと嶋くんにうっすら恋心を抱いていて欲しかったんですよ・・・絶妙すぎる彼の立ち位置が心地よかったので。

    でも改めて読むと歳を重ねるほど胸にくるような気がします。
    ヨネダ先生はやっぱり目線だったり切ない恋心の表現が凄い。特に先生の描かれる受けは、痛々しくて恋心が溢れそうなのにいつも表面張力ギリギリのところで抑えて耐えてる。
    その寂しさとか孤独とかを感じて胸がギュッとするんですよね。
    誰よりも愛されたいだろうに、そんなに一人で我慢しないでよ、頼むから幸せになってくれよって思ってしまう。
    出口の、受け入れてほしいくせに自分から壁作って逃げようとしちゃう不器用さも辛そうで、引っ張ってギュってしたくなります。こっちは小野田がしてくれたので良し。

    また先生の作品は攻めの雄みも魅力ですが、この作品は何といってもあの穏やかな小野田くんが主役なのでちょっと毛色が違う。
    付き合ってからどんどん感じていく出口の色気と自分の独占欲にとまどう小野田がいい!理性的な男が理性を失う様は栄養価が高いです。
    年月が経っても、どんどん色んな優れた作品がでてきても、名作はやっぱり名作だなぁと感じます。
  • 落ちた林檎は恋を知る【電子限定描き下ろし付き】

    ぴみちゃん

    続きほしい〜!ずっと読んでいたい!
    ネタバレ
    2026年5月31日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 絵がシンプルに綺麗で、颯良の表情とかポージングとかうおぉぉってなりますね。黒髪美人受けスキーど真ん中です。

    夏輝の思い通りに事が進んで行くのが面白い。しかも本人計算してないのにね・・
    颯良がなんやかんやでどんどん自ら墓穴を掘りながら最終的にあっちも掘られ・・おっと。
    一見寄宿舎風のキラキラ微粒子が舞ってそうなDKたちの雰囲気の中でかわいいコメディなのずるいなぁ、めっちゃクセになるし最後までニヤニヤと口角上がりっぱなしでした。

    颯良のあのポーズとお口から「賢者タイム」とな…賢者に叱られる。
    個人的な好みですが、シてるときは基本攻めも全裸だとテンションあがるので夏輝がすっぽんぽんなのすごく良かった。特にDKものは攻めはズボン履いてる率高いしね・・・受けだけが全裸なのはお仕置きの時だけでいいと常日頃思っているので、夏輝もちゃんと脱いでて心に住んでる変態が満たされました。

    ニュートンも驚きの万有引力の最大活用。加速度的なハピエンに心が軽いよ。
    そしてりんごといえば初恋…いや~凄い!

    続編読みたい!すごく読みたい‼︎ぴみちゃん先生なにとぞ‼︎
  • BARBARITIES

    鈴木ツタ

    なんてこったい
    ネタバレ
    2026年5月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 超絶面白かったです!大好き!

    誰かしらが誰かしらにツッコミを入れながら話が進んでいくのが面白くてやめられない。
    文字数多めで世界感もラノベかな?と思うくらい読み応えあって、セリフもモノローグも一つも逃すまいと隅から隅まで読んでたら脳みそ使って読後放心…最高の疲労感でした。

    ここからは愛をぶちまけてるだけの長文ごめんなさい!

    何と言ってもこの作品の中世ヨーロッパ(らしき)雰囲気の衣装、装飾が美しい。
    某執事漫画の主人公のようなメンズの”クラシカルひらひら”がホントに好きなんですが、感動したのがジョエルのネグリジェ! 袖口や襟のプリーツ&シャーリングに綺麗なドレープ、ちょうど襟にかかるくらいのクルクルの黒髪、光に体の線が透けてみえるジョエルが儚げでよい!ひげ面なのにこれが似合いすぎるのなんで?
    そんなジョエルのビジュも大好きだけど、やっぱりあのキャラが至高です。
    真面目で優秀、優しくて器もデカいけど初心すぎる。アダムのモノローグが私の頭でもずっとリフレイン。かわい・・かわいい、かわいい…かわいい!

    アダムの魅力は言うまでもなく…意思を持つtnが歩いているかのような男がジョエルには歯が立たないのすんごい良かった!
    ジョエルの為ならあっさり身を捧げるし、どこまでも軽いが照準を定めたヤリtnの本気は規格外でした!やっぱりカッコいいナイトだったよ〜

    エロ担当のルイスはジルを好きすぎるしジルはセクシーだし、ポールのツッコミは冴えわたるし…地味に枢機卿も王太后も好きだぁ…先生キャラ設定うますぎませんか?

    うわーストーリー全く触れてない!
    先生が大風呂敷広げたって仰ってましたが、大風呂敷の中身ぎっしり詰まってます!
    スケール大きいのに緻密だし、宗教、政治とシビアなのに重苦しくない。
    壮大なストーリーと身のまわり感のバランスが良くてすごく面白い!
    いつか次世代のお話も読みたいです。クリスと意外に強かなルカの行方が知りたい!
    キャラ愛を語りすぎてこれ以上は尺が…うわ〜ん!しばらく読み返してひたれそうです。
  • カグラバチ

    外薗健

    推しを作ってはいけない
    2026年5月23日
    わかってるんだ・・ダークファンタジーで推しは作ってはいけないってわかってたのに・・・なんで好きになっちゃったんだろう。

    ドラマティックな構図がすごいんです。
    日本刀、居合のかっこよさが存分に発揮されていてバトルシーンはどこを切り取っても「はぁ~かっこいい‼」が口から出る。居合の達人キャラって静でチートなじい様のイメージだけど、この作品の刀使いは対極の動の躍動感で最高地点に向かってる感覚。これがまあ凄い。
    殺陣がかっこいい作品はこれまでも沢山あったはずなのに、先生の描かれる構図にはドキッとするような初めて味わう衝撃があります。
    しかも千紘の妖刀からは大好きな金魚出てくるし・・日本の美意識と残酷さの対比が色んな所に散りばめられているのもまたいいのです

    初めの方はシリアスだけど挟まれるギャグパートのクオリティも高くてしんどいのに面白い。
    今(11巻現在)はずっとシリアスだけどね・・・
    人が死ぬとこ読みたくないけど続きは読みたいジレンマに苦しんでます。
    千紘はとても強いし、仲間(側)も大概強いけど相手もマジ強いので(小学生かな?)何にも安心できない。

    推しの名前を出すとネタバレになるので出しませんが…
    この先読みたいけど読みたくない・・助けて

    アニメ化おめでとうございます!
    1巻発売後に即重版かかって何とか手に入れて読んだ時点でこりゃ即アニメ化だな、と思ったのでそりゃそうかという感じではありますが、いざ決まってあれが映像化されるのかと思うとめちゃくちゃ楽しみです!
  • 恋心開発実況

    野白ぐり

    恋心の実況中継がたまらんかわいい!
    ネタバレ
    2026年5月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ シブで追っていたものの油断してたら読めなくなった部分があって、発売されたら絶対に読もうと思っていたので嬉しいです。通しで読んだら想像以上でした!とても優しくてドキドキするお話。星5じゃたりない!

    大きな音に過敏でイレギュラーな事態に直面するとパニックを起こしてしまう律と、彼にどんどん惹かれていく一護の話。
    何かしらのタグ付けをせずに律自身を理解しようとし、彼をそのまま受け入れる一護が素敵です。

    自分の特性と向き合い叔父に見守られながら日々を生きている律が、一護と出会って新しい世界に踏み出していくのはすごく勇気もいることだろうけど、それを嬉しいと言った律がかわいくて庇護欲大炸裂!
    だからこそ叔父の九尾先生の律を守らねばっ!となる気持ちもすごく良くわかります。
    それくらい律君が健気で愛おしいのですよ。
    きっと誰でも俺に守らせてくれよ、その人生って思っちゃう・・
    もう一護との後半は何も言うまい!読めばそのドキドキと尊さがわかります‼

    個人的には九尾先生どタイプ・・超絶イケオジじゃないの。
    ちょっと悪い男の雰囲気もあり、一護をけん制する姿に叔父以上の何かを妄想してしまう・・・いかん、つい腐の悪い癖が。でもきっと彼はアロマンティックなのかな。九尾先生にとっても律は自分の支えだったかもしれないですね。

    あくまで勝手な主観ですが「多様性」を口にしながら遠くから見てるだけの友人たちと、口にせず行動する一護の対比が心に残りました。そこらへんにも何かしらメッセージがあったのかな。
    してほしい事言わされる受け・・・たまらん可愛すぎる。受けスキーのツボど真ん中です。
  • こっち見てよ、先生

    あさ稲

    心臓ぎゅんってなる
    ネタバレ
    2026年5月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 初君の真っ直ぐさが息が詰まるほど尊くて美しい。
    あんな風に一途に想われ続けて陥落しない人間がどこにいるだろう・・

    先生の葛藤ももちろんわかるし、大事な生徒だからこそ彼の気持ちを否定する。
    それでも気になるから無意識に探すし、すぐ視界に入るし…無意識下でもう好きだったんじゃなかろうか。
    卒業式の先生の優し気な表情を見て、もうそこまで拒絶しなくていい、というようなホッとした気持ちもあったんじゃないかなって感じました。

    初の事を考えるからこそ残酷な言葉を吐いていたけど、初の真摯な気持ちはちゃんと伝わってた。誠実に返事をしつつ友人関係の3年の間、今度は先生の方が初への気持ちをどんどん熟成させていって・・
    その間に教師×生徒という罪悪感みたいなものも少しずつ昇華されていったのかな

    その後の先生側の気持ちが加速してブレーキが効かなくなっていくのがもう好き!
    いったい何のご褒美ですか?もうこれ先生のほうがズブズブじゃない?最高だ!
    読んでてクハっって呼吸再開しました。息止まってた。
    嬉しそうな初の笑顔と、ヤキモチやいてこんなハマるはずじゃなかったって思ってそうな先生の表情大好き。こういうまっすぐな受けの想いが報われると読んでるこちらまで幸せになります。

    あと絵がめちゃくちゃ綺麗!笑った顔も泣き顔も透明感があってほんとに素敵。
    先生の他の作品もこれから読もうと思います。
  • Neonと群青【コミックシーモア限定版】

    ジョゼ

    幸福とは幸福を問題にしない時をいう
    ネタバレ
    2026年5月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ と文豪が言ってたくらいだから、そこから離れてみないとわからない景色や感情があるんだよねぇ

    あのドロップのように甘くキラキラした記憶の描写がとても美しくてドキドキして、さらに時が経ってそのキラキラが色褪せている感じがリアルで胸が苦しくなりました。
    個人的にBLを読んでいて割とダメージくらうのがこれかも・・冷めていく描写って辛くないですか?

    回想シーンとかは出てくるものの、このお話の中で流れている時間は2か月ほど。
    その2か月の間に運命の分かれ道があり、場面転換するかのような劇的なシーンがさらっと描かれているのがむしろつらい。きっとその瞬間じゃなく後で思い返して胸が詰まるんだろうなって想像できるような、他にはない空気感で・・・すごくいいんですよ、いいんです。

    ただぁー!・・・・やっぱり欲しいよね。
    この黒髪美人受けが優しい攻めにドロッドロにされてるところを普通に見たいが?
    スパダリ攻めにはこの黒猫ちゃんを溺愛してオス化してほしいが?
    つい本心が出てしまった。

    でもそれを差し引いてもとても素敵な作品。エロ不要の方にもとても良いと思います。
  • 鬼と天国 及 【電子限定特典付き】

    お吉川京子/阿賀直己

    星の数ほどいるCPの中3本の指に入る2人
    ネタバレ
    2026年5月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ これまでの2人の歩みを経ての今作。本当に待っていました。ちょっとレビュー長いです、ごめんなさい。
    朝からずっとそわそわしてお昼休みにフライングして読んで、泣きそうになってトイレに駆け込み、仕事が終わってからじっくり『鬼と天国』から読みなおしました。

    これまでよりもお互いの人生の深い所で繋がってる感覚と、それでもどこか自分に言い聞かせるように不安を打ち消そうと頑張る天獄先生が可愛くて愛おしい。
    ほんとにほんとに青鬼先生が大好きで一生彼じゃないとダメなんだな。
    もう大丈夫だからってずっと背中を押してる気持ちで読んでました。

    青鬼先生も相変わらずのんびりで言葉は足りないけど、天獄先生と一生一緒に生きていく覚悟がちゃんとあって、先生もこれからは天獄先生だけなんだっていうのが、彼の無自覚な言葉の端々から伝わってくる。唯一無二の素敵な人。

    読み返してみると、前と今のセッを比べたら全然違うんですよね。
    いたしてる行為は同じなのに、気持ちの種類で行為の意味も雰囲気もこんなに変わるものなのかと、先生方の力量にうなるばかり。今回さらに絵が綺麗になってて表情もより鮮明な気がしました。

    最初はくえない雰囲気の天獄先生に惹かれて読み始めたシリーズだったけど、話が進むごとに天獄先生の本当の部分や執着がとても愛おしいし、青鬼先生のちょっとくたびれてるけど飾らない魅力がどんどん深まっていく。
    そして今回のスーツ姿。ただカッコいいだけじゃなく、天獄先生の為ならあんなこともできてしまうその気持ちがあのスーツ姿を100倍カッコよくしてました。天獄先生ほんと良かった…と涙だばー!

    人間の描き方がナチュラルだけど複雑で、自分の中でも先生方の作品に対する信頼感がすごいことになっています。表紙も最高‼心の底から出会えて良かったと思える大好きな神作品。一生2人を見ていたいです。
  • 穢れのない人【コミックス版】

    虫飼夏子

    そうか…
    ネタバレ
    2026年5月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 読後「そうか…」しか出てこなかった。

    一番の被害者は何も知らない何も関係ないあの子で、その加害者は自身の父により人生を奪われた被害者で…
    木場の罪は言うまでもなく、両親は罪の重さでいうなら木場と変わらない。私にはそれ以上に思えた。

    「たくさんの人に傷つけられるこの世界で、一体どれだけの人が道を間違わずに生きていけるんだろう」
    特に親に傷つけられた子供はどうやって道を間違わずに生きていけるんだろうか。
    傷つけられている自覚もなく素直に心のままに従って、道を踏み外してることにも気づけない場合はどうしたらいいんだろうか・・・と頭がずっとモヤモヤ。

    でもどんな理由でも絶対に超えてはいけない一線はある。
    そしてそれを超えないでいられる事はきっと当たり前ではないのだろうな…と思うと途端に救いの糸口が遠く感じてしまう。

    生まれつきのサイコパスでもない限り、誰にも心はあるし傷もつく。
    だからこそ木場を擁護したいけど、もちろんあぁ良かったねとは言えないのです。
    誰に赦されたとしても救われなかった命と尊厳は二度と戻らない。
    でも子供の頃の木場が少しでも報われて良かったという感情もあって・・冒頭の「そうか…」になってしまいました。

    そして単話7巻の後日談・・こちらでも「いやそうかもしれないけど・・」が発動。秋鷹はこれをまた受け入れ赦さないといけないの?

    他の方の客観的なレビューがすごく勉強になりました。
    闇系が得意な方や答えのないことを考えるのが好きな人にはおススメしたいです。
    このやるせなさも含めてとても良作だと思います。
  • バチクソ爆愛申し上げます 続

    深夜

    祝続編!きたよデジャヴ
    ネタバレ
    2026年5月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 闇系一本読んでたのがぶっとんだよ!ほんっと大好き!
    相変わらずツボすぎてほっぺがヒクヒクしております。
    デジャヴすぎる空回り怜と胸厚すぎる迅。
    そして大好きな私のイチオシ下まつげ牧君!今回も会えて嬉しい!

    途中ケンシロウおるな、って思ったけど多分気のせいだな。
    ちゃんと社会人してて、そういや怜くんハイスぺ男子だったわって思い出しました。牧くんの超冷静なツッコミが相変わらず冴えています。

    そして皆様、宴の用意を。今回も白抜きではございませんことです。極みでもR18でもないのにこのご時世に白線でございます。ムッキムキの美しいボデーに動きまで諸々くっきりのあれやこれや。もしや前回迅さんのお胸に支払った住民税のおかげか?もちろん今回も支払いますとも、いや払わせてください。

    これは単行本待てなかったの仕方がない、我が購入に一片の悔いなし。
  • CURE BLOOD

    戸ヶ谷新

    号泣。先生の作品は全部ささる
    ネタバレ
    2026年5月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 突然変異でヴァンパイアのような体質になってしまった忠雪と彼に命を与え続けた十字のお話。
    性的行為は一切ないけれどブロマンスというにはあまりに重く深いです。
    吸血はある意味セッ クス以上の行為だったのかもしれない。
    簡単に吸血と言ってしまうけど、生身の人間が一生涯献血し続けるようなもの。例え恋とは違ったとしても特別な想いもない相手にそんなことができるのだろうか?
    そのあたりの直接的な表現は無いけれど、自分が逝った後忠雪がどうなるか・・・一生涯恋人も作らず結婚もせず忠雪のために生きた事実が十字の愛そのものだったのだろうと思え涙腺が崩壊。

    そんな十字を心配し、時には離れようとする忠雪。
    老いない身体の自分と、変化していく自分以外の全て。
    好きだった親のご飯すら受け付けられなくなってしまった身体と大切な人を見送っていくばかりのこれから・・
    でも忠雪の中にたった一人十字がいるだけで彼はこれからも生きていける、と言う。
    これも愛と呼ばずして何と呼ぶのか。だめだ涙がとまらない。

    口にはしないけど海より深い2人の愛が沁みわたります。
    先生の作品はどの作品も性的表現が少ないけれど、とても刺さる。BL苦手な人にも読んでみてほしいなと思います。
    レビューが少ないのがもったいない。
  • 完璧で最高のクズ(彼氏)【電子単行本】

    Mりあ

    ロン毛にロクな奴はいねぇ
    2026年5月7日
    という作中のセリフに吹いた。私ロン毛好きなんだけどw
    いやこれほんと。偏見極まりないけど案外核心ついてる気がする。
    これでバンドマンで古着好きで家にシーシャの道具ある奴はだいたいクズだし(個人的見解です)若干犯罪の匂いもするから要注意だよね(個人的見解です)。私の同僚の元ダンがこれフルコンプで、イケメンじゃないけど雰囲気あってやっぱりモテてたから今頃どっかでヒモでもしてそう。

    こいつと関わったらまずい!最初からみ~んなちゃんとそう思うんだよ。
    頭はわかってるけど心はハマってくから沼なんだよね~理由なんてわからない。

    でもクズならクズらしく最後まで夢見させてほしいって思ってしまった私はまだクズに幻想を抱いてるのかもしれん、と思ってヒヤッとしました。
    こんな男の何がいいねん、1ミリも共感できん!っていう方はおそらく正常です。でもこんなクズに惹かれてしまう同志の方、痛いとこ突いてくるわ~と悶絶して幻滅して現実に帰ろ~!

    BLジャンルでない先生の作品があるんだと思って読んだけど、さすがに少女マンガジャンル(か?)なので特殊プレイとかはなくそのへんは健全(ん?)ですがMりあ節は健在でした。皆様のレビューのとおり、あ~これは好き嫌い別れるな~と思いましたが、クズを美化せずクズとして描き切られた先生が凄い!クズ好きの方は一読の価値ありです。
  • 部族オメガバース

    蝦夷森わに

    きっと褐色男子の魅力に目覚める!
    2026年5月5日
    物語の展開がすごく丁寧だけど無駄がなく、軸がしっかりしているから読みごたえあり‼
    2巻目は番外編だから3巻が実質2巻目みたいな感じだけど、登場人物が少しずつ増えスケールも大きくなっていて、これは大作かつ名作になりそう!と思ってワクワクしています。
    で、しっかりエロいのも凄い!先生の画力もあいまってエロエロです。

    民族のトライバルタトゥーってなんであんなにカッコいいんだろ~生き様が身体に刻まれてるようでうっとりしてしまう。普段は中性的な美形だったり糸目の魔性だったり、スッとしたタイプに惹かれがちだけど、ガチムキ褐色タトゥー&目力の引力も凄まじい!強いものに惹かれるのは生物としての本能か。
    それでいてあのふんどし様式の下着。ただでさえ布面積少ない部族ですからね、その下着めっちゃ大事。なのにもう…ほんとにエロいから!未読の方必見だよ!
    オメガバであることを差し引いても肉体美とポージングがそれはもう煽情的で・・白抜き恨めしや。エロのレビューだけで1000文字いってしまいそうだけど、素晴らしいのはそこだけじゃない!

    バドルが真の強さを得ていく様子と、ヨキがさらに大きな優しさを備えていく様が読んでいて気持ちいいです。しかも2人だけじゃなく次々出てくる登場人物もみんな魅力的だし、今後のストーリーも楽しみでしかないし、きっとスピンもできそうだな、と妄想楽しんでます。

    いかつい外見、ロン毛、タトゥー、ガチムチ、褐色!もう最高!
    中性的な男性が大流行の昨今とは真逆だけどその魅力は読めばわかる!次巻も楽しみです。
  • 俺達は新婚さんかもしれない 【電子限定特典付き】

    ちしゃの実

    は、は、はす、はす、蓮根~!!!!!
    ネタバレ
    2026年5月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ メインCPも大好きだよ!真白も紫もすっごくいいんだよ。
    かわいいしかわいいし、かわいいんだよ!

    でもちょ・・蓮根編読んだら、蓮根が!紅が!!! 好きいぃぃぃぃぃ‼でいっぱいになってしまった。
    今きっと湯婆婆に”語彙”と紙に書かれて奪われてるはずだから一旦返してもらうね。
    2CP分のレビューには2000文字必要だから蓮根編のほうを。

    蓮根がね、あんなにヤバい奴なのに、あんなに一途だなんて聞いてないやん?
    新婚マニアなんてなんという癖って思ってたけど、紅のあの言葉か…
    紅との思い出に蓋をして海底に沈めてしまっていただけで、きっと誰よりも愛が重くて深くて執着が強くてどうしようもない御曹司だったんだな。愛おしすぎる。

    そんな坊ちゃんをこれまた海よりも深い愛情で影から守り続けてきた紅!
    しかも何が最高ってド美人エロエロ受け・・・のはずが、脳に焼き付いて離れないあのシーンはそう忘れもしない下巻24ページ。
    普段あんなに色気ブリブリ振りまいて美人の称号をほしいままにしている紅が狂犬と化してるあの雄み、あれなんですのん?かっこよすぎちゃいます?脳内認識が誤作動してギャップアラート発動しました。
    でも御庭番だもん。あなたの本質はこっちだった。これはまさかの実質「バブ攻め×ゴリ受け」だったのかと・・最高だ。
    でもエチの蓮根の雄みは凄いんだ、バブのクセに。
    そして紅は超絶色っぽいんだ、中身ゴリのクセに。
    私の心のオカズアルバムにもそっと追加しときます。

    こちらメインカプの続きじゃなくて完全にスピンの別作品として発売しても良かったんじゃ・・世界観が全然違うし、蓮根編だけでも読み応えあってめっちゃ面白かったです。
  • Scent of Yours

    神崎ユタ

    良作!
    2026年5月1日
    読みホにて

    日米を股にかけるバイヤーとバーテンの物語。

    ただの大人の関係のはずだったんだけど・・・
    大切な人と同じ香りがそばにあるとかえってその不在はでかくなるよねぇ。
    嗅覚は五感の中でも最も本能を刺激するというから
    「香り」は自分が思う以上に人に与える影響が大きいのかな。

    自立した大人同士の悲壮感のない恋愛なのでするする読めます
    でも攻めがなにげに溺愛系粘着質なのが最高。

    いい香りのルームフレグランス欲しくなるけど猫いるから買えないな…
    代わりに毎朝かぐわしいお尻の匂いかがされて起きてる
    『ラバーズインニューヨ(ー)ク』は続編でした。
  • まだ捨てられないでいる

    戸ヶ谷新

    文句なしの星5!素晴らしかった‼
    ネタバレ
    2026年4月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 多くの人に是非読んでほしい作品です。
    難しくてまだレビュー書けてないけど先生の『2世と器』がすごく好きな良い作品で、新作も間違いないだろうと試し読みもせずに購入しましたがホントに買って良かったです。

    以下ネタバレあります。

    楓の健気さが苦しいほど響いてきて、陸の結婚式の帰りはとても辛いけど素晴らしい描写でした。めちゃくちゃ感情移入して泣いてしまった。バウムクーヘンのほうがどれだけ救われたか。
    陸に対して常に普通でいた数年間。楓はその陰でどうやってままならない想いを消化してきたのだろう。
    好きな人の指輪の攻撃力の高さと、無邪気に近い距離でじゃれてくることへの戸惑いや喜びに対して、実は自分の気持ちは消化してるようで少しずつ澱のように心の奥に溜まっていたんだろうね。
    陸が離婚したことを知っても実はバイだったと知っても「はい、そうですか。じゃあいける!」なんて簡単に思わないのが楓が楓たる素晴らしい所だと思うのです。受けスキーには特に響いてしまった。

    最終的に陸が動いたことで話は徐々に動いていくけど、話の流れ的に「お、これ簡単にくっつくか?大人シーンくるやつか?」って思ってた下衆な私に鉄槌を。きっと陸だってすごく勇気がいったはず。
    エチはありませんがなくてもこの充実感。これぞBLの素晴らしさよ!と布教したい気持ちでいっぱいでございます。
    そして最後の先生のメッセージに激しく同意します!全ての人に祝福を‼
  • 風の色まで憶えてる

    胸が苦しくなるほどピュアだ
    ネタバレ
    2026年4月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 「春雷」…「一目見て衝撃的に恋におちること」
    っていう意味を辞書に追加してほしい。
    穏やかな時間の中にふいに胸がキュッとするような描写があったりしてどことなく切ない。
    ストーリー自体はあまり起伏なく静かに進んで行くのに
    なんでこんなにドキドキするんだろう?

    呼び方やスマホの登録名をかえるような些細なことでも
    ちょっと恥ずかしくて嬉しいような気持ちが手に取るように伝わってくる空気感。
    でも仄かなエロスもちゃんとあるからよりピュアが引き立ちます。
    穏やかで理性的なミツルの中に芽生えた性欲や独占欲が尊いし
    美人で儚げな静一は羽化して間もない蝶のよう。
    2巻の表紙はまるでそんな2人の現在地を切り取ったような雰囲気でほんとに綺麗で素敵です。

    これからもミツルはどんどん美しくなっていく静一をセコムしながら、もっと色んな面を知ってさらに強く優しいスパダリわんこになっていくんだろうな。完結になってないのでまだ続くのだろうと期待しています。

    皆さんのレビュー読んだ後シブ&SNS見に行ったら…グフフ。フォローぬかりないです!
  • 俺が逝クまで永遠の愛を誓え

    紺條夏生

    しまった完結してなかった!だがしかし最高
    2026年4月24日
    これはいい‼
    古畑任三郎形式で、全部後から回収していきます。(事件とかではないのでご安心を)
    なぜそう言ったのか、なぜああいう行動をしたのか後半わかります。
    人生イージーモードな攻めとクソ真面目で不器用な受けのあるといえばある組み合わせだけど、ちょっと一味違うんですよ~。
    説明せずに行動や行間で伝えてくる作品も大好きですが、真逆の開示スタイルもめちゃくちゃ面白い!

    わりと刺激強めな印象でハマる人とハマらない人で分かれるかもしれないけど、絵は綺麗だし、後半に向かってキャラの魅力がどんどん上がっていくしで、個人的大ヒット作!前作もおもしろかったけどそれ以上かも。
    お?おお?え、すごない?ってセンサー上がってるうちにハイ、1巻終了~って感じでそこで初めて続き物だと気付く・・・え、待って、ここで終わる?と大興奮のうちにお預けくらっています。

    黒髪メガネ受け大好き。かわいい。そして風間くんのクズのイケメンムーブがこれまた大興奮でして・・・
    なんなん?風間君私と癖一緒なん?宮地くんがかわいい、かわいい、あ~かわいい。
    私にもメガネ外させい!ほっぺ触らせ~い!(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
    大人しく『おれイク』の続き待ってます(先生がそう略してたけどこれは口にしても良いやつなんかい?)
  • 日本三國

    松木いっか

    はまった〜‼︎
    2026年4月21日
    アニメを見てはまりました。
    7巻まで一気買いの一気読み。これは面白い!
    ありとあらゆる方向からツボを突かれました。
    1巻序盤でこれムリ〜ってなった人も2巻まで無料なうちにその先を是非!

    圧力に屈さずに意志を通し人を動かすためにはどれだけの犠牲を払わないといけないのか、知力も武力も胆力も必要な高度な闘いに夢中になります。
    そしてそれは味方だけではなく敵も同じで。
    敵方にも正義があり、そこにも素晴らしい人物がいるからこそ深くて面白い。

    青輝が理知的でクソ真面目で話し出すと、推し活に夢中なオタクちゃんみたいにお口が走り出すの大好きだし、ツネちゃんさんほんと最高すぎる。龍門将軍、賀来さん、菅生、閉伊…他にもたくさん好きな人物がアホほど出てくるので挙げてたらきりがない。
    色々辛いけど様々な理不尽への怒りを知謀でもって突破していく彼らに胸が熱くなります。

    で、3巻巻末がすごい。参考文献の幅広さと4巻への予告文にしびれました。(巻末が史紀に変わってから消えた…残念。既出版の紙でしか読めないな。でも史紀も面白い)
    人生の不条理を達観したようなあの一文。ただの予告なんだけどもはや哲学だしこの作品のテーマの一つかもしれないなとも思いました。5巻以降もどんどん面白くなるしもう続きが読みたくて読めば読むほど沼。ズブズブにはまりました。

    ツッコミとシリアスのバランスがとても良くて、エンタメとしてぐいぐい読ませる原作の力が凄いし、アニメはそれが最大限生きてます。
    あちらはOP曲も含めてまるで祭りのような躍動感がすごい!原作愛をすごく感じてしびれます‼
  • 成長痛【コミックス版】

    さきしたせんむ

    既刊ホラー短編2作収録。好き&未読の人🉐
    ネタバレ
    2026年4月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ヤンデレものは愛された側も最終的にラブラブなハピエンになる結末もわりと多いと思うけど、実際に片方が常軌を逸したヤンデレの場合、くっついたとてその後の2人が心底幸せになることってあるのだろうかとも思う・・この作品はそういう意味でリアルかも。

    亮平は「幸せ?」と妄に聞かれた時も「みだりは?」と質問で返してたり、妄の「愛してる」への返事は「ばかだなぁ」なんですよね。自分自身に言ったセリフのようにも聞こえました。
    亮平はまだ妄に対して心の底からの「愛してる」は言えないんだろうなぁと。
    ちょっと寂しそうな妄の表情が刺さります。
    それでも一緒にいたいって思ってしまうのが人間の不思議な部分だし、愛すべきところなんじゃないかなと思う。

    妄は一生不安かもしれないし、亮平はこの先も手放しで幸福にはならないかもしれない。
    でもお互いがすごく大切なことに変わりない。
    たったこれだけでも生きる理由になるのだろうな・・・なんてことをこの不完全な関係から感じました。
    わかりやすいハピエンにもっていかないことで色んな思考や感情の余韻を残してるなぁと思う。
    ちょっと切ないです。でも愛おしいです。

    他2作はすでに既刊の短編。東京戦慄奇譚の合言葉のとおり「ラブイズホラー」!
  • モノノ怪 海坊主

    蜷川ヤエコ/~モノノ怪~製作委員会アニメ「海坊主」より

    フルカラーで読みたい
    2026年4月16日
    旧化け猫に並んで大好きなお話。
    アニメで色調・構図・音・動く芸術作品として脳が認識してしまっているので『モノノ怪』シリーズに関してはやはりフルカラーで読みたいけれど…
    鮮やかだけど西洋にはない色味の極彩色。
    個人的には劇場版よりTVアニメ版(コミック表紙)のキャラデザ(離様)と淡い色調が好きです。派手なのに上品で調和がとれ、かつ個性的な芸術が爆発している・・

    モノノ怪の形(かたち)と、その真(まこと)と理(ことわり)を明かしていく過程で、人間の愚かさ、醜さ、弱さが残酷に突き付けられます。
    そして全てが明らかになって退魔の剣が抜けた時、それらが断ち切られ全てを昇華していく。
    暗喩がよく用いられてわかりづらいので、そういう時にコミックは何度も読み返せてありがたい。
    全体に暗めな題材が多いけどこのお話は登場人物が多くわちゃわちゃして軽い雰囲気もあります。
    ちょいちょいエロティックでやっぱりラストがいい。人間がちゃんと醜くて美しいです。

    そして何といっても薬売りの圧倒的な美しさに惚れてしまう。
    狐のような怪しさとメイク、ネイル、着物の色使いとあの帯!全てが完璧で本当に美しい‼
    神儀さまになった時も神々しくてめちゃくちゃ素敵です
    クリエーターさんたちの感性とセンスに脱帽‼

    ※劇場版3部作も良かった!「蛇神」2回観に行きました‼︎
  • Kの支配者 ―奥田枠短編集―

    奥田枠

    真の共依存の行き先は天国
    ネタバレ
    2026年4月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ メリバ好き垂涎の圧巻としかいいようのない2作。
    でもどちらもハピエンとしか思えない圧倒的な共依存。BLではよく出てくるワードだけど、これこそが真の共依存だと突き付けられます。単行本化していただいたことに感謝しかありません。

    『Kの支配者』・・人間の欲の深淵を覗く。改めて読んでやっぱり神作だと確信しました。
    果てない空を見つめていたアキの目がだんだんKだけを見つめるようになるその変化にゾクリ
    アンドロイドではない意志を持った一人の人間が、その細胞に至るまで自分の思い通りになってくれる愉悦から逃れる術はきっと存在しなかっただろうと、アキを手中に収めていくKの幸福感を想像するだけで震えます。
    そしてKの支配に恐怖し自由を奪われながら最終的にKをも呑み込んでいく、そんなアキの完全なる被支配にも圧倒される。
    肉体・精神・命・その未来まですべてを捧げ、双方が支配者であり被支配者である2人。
    これ以上の共依存がこの世に存在するのだろうか?
    描きおろしは本当に必見!あのラストのKのセリフを読んだ瞬間、課金させてくれてありがとうと震え泣きました。

    『HOUSE』・・単話のほうのレビューで龍蔵と龍彦のことを書いたので、ここではもう龍斗!彼のこの先に期待しかない。
    いたぶられてボロボロになっている父を見て、ソソラレルだと?
    一瞬で立場が入れ替わったあの数コマは見事‼何としても彼の将来を見届けたいです!
    支配と被支配の無限ループにその血ごと組み込まれている家。
    その恐怖を歓びと感じる者にしかその敷居は跨げないですね・・・やはりこちらも神作。

    ※このメリバ作品から感じるハピエン感の謎は先生のインタビューを読んで納得しました!
    ハッピーエンド主義者?本当に?先生が?と一瞬思いますけど、作品を読めば確かに!ってなるのがすごい。これからも先生の作品ガンガン読みたいです!是非片っ端から商業化お願いいたします!
  • モラトリアムリミット【描き下ろしおまけ付き】

    仁乃

    BLだからこそ
    2026年4月13日
    同性愛のしんどい部分に向き合った作品。
    あらすじのとおり、世間の常識につぶされるくらいならその前に、と自らモラトリアム期のリミットを設けて付き合う2人のお話。

    なぜ?とも思うけど、これも自分と相手を守る一つの方法なのかと思うと切なくてやりきれなくて、その日が迫ってくるのが時限爆弾のようで胸が詰まる。

    でもこれこそBLを読む理由の一つでもあるなぁと思う。
    思うままに恋愛や結婚ができない彼らが、どうにかしてその欠如を埋めようともがくその行動や想いが愛おしく、時に苦しくて心が揺れます。
    一般的な環境下での恋愛とは渇望の度合いが違うからこそ、結ばれた時の満たされる幸福感も凄くて読むのをやめられないんだろうなぁ。

    願わくば同性を愛する人たちが彼らのような想いをしなくてもいいような世の中になりますように。人を愛することに制限のない世界でありますように、と心から思います
  • 秘密の森の魔術師はのどかを願う 【電子限定特典付き】

    蔓沢つた子

    シャガール無双!
    ネタバレ
    2026年4月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ どうやったらこんなに素敵なキャラを思いつくのだろう・・・
    美しいビジュに圧倒的な才能&胆力をもつ魔術師が、その高すぎる能力のせいで力を奪われ追放されてるなんて、きらきらファンタジーぽいんだけどなぁ~本来不憫なはずなんだけどなぁ~・・・いまいち不憫じゃないんだな、これ。

    攻めのフィオの素敵なとこも山ほどあるんだけど、ここはやはりシャガールが強すぎる!面白くて魔性すぎて好きすぎました。
    誘うようなポーズの艶めかしいヌード+メガネは反則すぎやしませんか?

    一筋縄ではいかないシャガールにはまりにはまってもう何周したかわかりません。
    達観してる瞳の奥に抱えてる悲しみがあるからこそ深みがあって、その飄々とした性格に魅了されます。

    でも途中までずっとルソーだと思ってたよ。え、ルソーはそれでいいの?あなた絶対悔しいでしょうが!根性みせなさいよ!なんて思ってたし、欲を言うならルソーの執着をもっとみせてほしかったとは思うけれど・・・ここは大人しくスピン待ってます!
    王子であるフィオと結ばれてこそのシャガールの復活だったことを考えれば当然なのかな。表紙もフィオ&シャガールですし。

    先生の描かれる受けは皆一癖二癖あって大好き!
    スピンの『瑞土の〜』も単読でも面白いけど、こちらも読むとあちらのバジールをより楽しめると思います
  • 心中するまで、待っててね。

    市梨きみ

    メリバの傑作と言われる意味
    ネタバレ
    2026年4月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 結末も凄いが1人の人間が壊れていくさまが読んでいて苦しい
    みんなに愛され明るく人当たりのいい福太が1枚1枚皮を剝がされるように壊れていくその落差に胸をえぐられます

    無意識に心の奥底に深く封印していた事実が浮かび上がったと同時に
    後悔と懺悔が彼を蝕んでいく描写は圧巻でした。読んでいてほんとに辛かった。
    そんなになってまで福太が求めたものを純愛と言わずに何と言うのか・・
    そして彼の前に幽霊になって現れてまで福太を守りたかった葵の気持ちもまた純愛。

    メリバの醍醐味ってその愛の重さと純粋さにあると個人的には思うのだけど
    お互いに自分の命すら惜しくないほど堅くて揺るがない思いは
    他の何にも染まらない艶やかな黒みたいに「純然たるもの」っていう感じがして
    もはや畏怖と感じるくらい美しいと思います。
    でもその強く結ばれた想いはあくまで精神世界でのハピエンで、社会の理を超えた現実には悲劇しかなくて・・
    それがメリバのしんどさであり素晴らしさなんだろうと。
    この2人の罪のない無垢さがそれらをより引き立てていて、この作品がメリバの傑作と言われる意味が分かる気がします

    読んでいる時は泣かなかったけど、読後考えれば考えるほど衝撃が大きくなっていって
    最終的にもう2人を引き離すものはないんだなと思うと涙が止まりませんでした。
  • せんせいの金曜日【単行本版】

    ダヨオ

    キュンが致死量!描きおろし最高!
    ネタバレ
    2026年4月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ とっきーの笛になりたい
    テンションやば長文レビューです。単話で飽き足らず愛を語りすぎて激しくネタバレしています。ごめんなさい

    あんな体育教師惚れる要素しかないんよ
    「どうしようあいつを好きになってしまう」っていう花村先生の心の声は読者の心の声だし
    「あいつが可愛くってしかたない」っていう時田先生の心の声も読者の心の声なんだよ

    いやもうほんとに5話目のとこはほんとにね、特に最高すぎて…泣く
    エチはもちろん最高なんだけど事後ですよ、事後。そこにいたるまでの2人を見守ってきてのあのくだり・・もう先生の筆がノリまくってたとしか思えないのです。
    電車の広告につっこまれる時田先生も、朦朧としながら「好き」って言っちゃう花村先生も、それをぎゅってしてる時田先生も全部クリーンヒットに刺さりまくって涙腺が誤作動しました。
    BLが与えてくれる幸福感て別腹なんだと改めて思う

    そしてあのポカリもって「がんばったな」
    可及的速やかにポスターを売ってほしいです。B2サイズで。
    部屋に飾って常に目が合う状態にしたい。
    きっとそこら中に時田沼を出現させては腐の民を片っ端から沼底に落としてるはず・・・・
    その責任を取って何かしらの賞を担ってもらいたい

    描きおろしも最高すぎて、単行本でもう一回泣いて笑った!
    ・・・ニッター時田が爆誕してた!うそ~ん、ギャップがすぎるw
    プリンパフェも可愛すぎるし「なでくり回してぇな」がこびりついて離れない!
    もう2人ともかわいいかわいいかわいい!
    しかも続編ありな感じですか?感じですよね?テンションさらに爆上がりです

    ダヨオ先生の中でも神オブ神作品だと思っています!幸せをありがとうございます‼
  • MADK

    硯遼

    表紙のイメージよりずっと面白い
    2026年4月3日
    一気に3巻完結まで読んでしまった!あっという間でした。
    絵柄と違ってストーリーはわりとポップに展開していくし(特に1巻)
    そもそも人外なので欠損もカニバもそこまでエグイと思わなかったけど
    冒頭の雰囲気で楽しいBLだと思って読んでると急に微グロいのがきたり
    サイコものだと思って読んでるとその向こう側に感動の衝撃がきたりする

    マコトの悪魔としての格が上がれば上がるほど、
    他の悪魔たちの人間味が浮き彫りにされていく矛盾とその愛らしさがぶっ刺さる
    悪魔にとっての執着は人にとっての慈愛と同義なのかしら
    だとしたらもう納得しかなくて
    突き抜けた者にしかたどり着けない愛憎まみれな美しい世界がそこにあります
    私は2人の結末に痺れました!これ以上のエンドないでしょう?

    それにしてもタイトル読めないし、なんか深い意味があるのかと思って読み進めてて1巻巻末読んで膝から崩れ落ちました。えぇぇぇ~~そんな感じだったの?そゆとこも好き。堕天娼ちゃんお洒落でかわいい
    BLだけどダークファンタジーとしてのストーリーに勢いがあって上手いなぁと
    グロは絶対に無理!でなければおススメ‼
  • call my スコール 【電子限定特典付き】

    望月うた

    甘い2人に心が凪ぐ
    ネタバレ
    2026年4月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 年度末にそろそろ異動してくれるだろうと思ってたヤバい人の異動がなく絶賛絶望中のため、とにかく甘く優しいBLよ我を癒してくれ!と思い読んだのですが、この作品を選んだワタシエライ。
    スピン元も良かったよ。大地も最上もキャラ素敵だし可愛かった。
    でもささくれ乾いた心をよりひったひたに潤してくれたのがこちらの2人でした。

    幹ちゃんの黒髪ボブすごい似合ってて美しさが際立ってます。
    実は途中まで幹ちゃんのポジ疑っててこれどっちだ?って思ってたんだよ。キャラ的に冒頭シーンそう思わせといて〜がワンチャンあるかなと。貴重な美人攻めもいいよね。
    でもあんなワンコに一途に求められて絆されない人間がどこにいる。やっぱり受けもいいよね(思考力低下中)
    海の帰り、最上越しにずっと涼をみつめている幹ちゃんにここ最近で一番心が洗われました。言葉はいらねぇです・・
    あのシーンは確実に変化した幹ちゃんの気持ちが凝縮されていて最高に好きだぁ~

    年下攻めの溺愛のシャワーと、とまどいながらじわじわ受け止めていく幹ちゃんの関係がとても心地いい・・・ありがとう、いいBLです。
  • 未明の犬【デジタル特装版】

    ヲ米

    通常版もありますが・・
    ネタバレ
    2026年3月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ フォロー様のレビューから。なんだかすごい作品を読みました。
    言葉を選べば嘘くさくなりそうな、自分の本音を問われるような・・・
    綺麗ごとにしてはいけない話だけれど、とても良かったです。

    どんな環境で生まれ育っても持っているものだけで生きていくしかない状況で、それを不幸だとも嫌だとも口にせずニコニコと他人に言われるがまま生活してるアオイ。
    利用されているという感覚もなく体を売って生活する日々。
    欠落してる環境の中で、外側から見れば誰よりも不幸なように見えるのに、登場人物の中の誰よりも可愛くてピュアな彼に胸が詰まります。
    でも彼を見てそう感じることが自分の傲慢さにも思えていたたまれなくなる。

    アオイにも実は「ほんとは嫌だった」という感情があったことにホッとし、同時に苦しくなりました。
    そんなアオイが危機に面した時、真っ先に駆けつけたのは春夜。アオイを飼い犬と呼び、体を売らせ、その生き方を教えた張本人なんだけど…彼の根底には初めから他の人間がアオイに向ける感情とは明らかに質の違う何かが存在していて。
    終盤、春夜のアオイに対する感情が情愛だと気づいていく様子と優しい表情が、アオイの成長も相まって泣けてしかたなかったです。

    あと金子の存在がすごく大きかったと思う・・・アオイの欠落している部分を認識したうえで、バカにせず庇護するでもなくアオイをアオイとして淡々と接する彼は本当に凄い。

    特装版描きおろしは13P。ページ数だけだと割高に思えるけど読むと納得。
    とても暖かくて幸せな2人が見れて私はこちらを買ってよかったです。
  • 春雷と蜜

    劣情

    独特の色気が大好き
    ネタバレ
    2026年3月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ こちらが先生のデビュー作になるもよう。逆走しました。
    まず表紙にズッキューン!ただ表紙カバーもそうなんですが、次ページの描きおろしイラストも紙本の方が電子より色調が仄暗くて艶やかでより耽美。ここら辺に関しては紙本のほうが先生の作品の良さを引き出せてるかな、と感じました。

    そしてさすが先生、衣装描写が細部までとても美しいです。
    ユエンのドレスのみならず青柳の衣装に感動しまして。ダブルのスーツにそのシャツ持ってくるか~!かっこよすぎて先生のセンスに脱帽。背中のタトゥーもとても好き。こだわりを感じます。

    以下ネタバレです

    幼少のころから施設で育ち、人生を身勝手な大人に搾取されながら生きているユエンと同じ施設で育った青柳、ことヤン。
    美人受けスキーな私としてはユエンの妖艶な色気と変わらない優しさを賞賛したいところですが、このお話は人生を賭けてユエンを守り続ける攻めのヤンの生き様がすさまじいです。悪い男の色気と誠実な男の強さを持つ闇社会のスパダリです。

    所々ユエンの行動に疑問があったりしましたが、終盤はスリリングで予想を裏切る展開が読み応えありました。
    ユエンのむっちりした太ももにエロスを感じる煽情的なエチもとても好き。

    そして本来分冊のほうで書くべきなのかもですが、分冊版にある番外編がとっても良い!単行本には入ってないです。
    わたくし金魚、特に琉金に目がない‼いや、知らんがな!なんですけど、ひらひら幻想的に揺れる金魚の間にうかぶユエンの美しさといったら!!!
    儚げ美人と揺れる金魚はお互いが生まれ変わりかのように相性がいい。それと先生の線使いと陰影、全てがドンピシャで鼻息荒く興奮してしまいました。
    モブの気持ちがわかるわ~私も金魚とユエンくださいって言う。ヤンの水鉄砲くらっちゃう。
  • 【単話】ディアボロハニー デリバリー

    劣情

    短編?完結かも?
    ネタバレ
    2026年3月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ BL史上稀に見るお預けですわ。
    ぎゃーって叫びながら心の中でガリガリガリガリ壁に向かって爪とぎしてる。
    こんなもんお仕置きセッ一択やんね?
    いやまて、重要な事に気付いた。これがお仕置きやん‼︎これ以上のお仕置きないわ!
    くっそ〜完結?完結なの?我々もお仕置き受けてるの?
    もう昼休憩終わるんだがこれで昼から仕事しろと?

    もしそうならしてやられた感半端ないです。それはそれでめっちゃ面白い‼︎
    でも佐古田の「ざぁーこ」でしばらく美味しいご飯食べれるからなぁ〜続編供給激しく希望!
  • 未完成

    凪良ゆう/北野仁

    初版は2009年
    2026年3月24日
    私がヒソカや銀さんを心の恋人として愛でていたジャンプラバーな時期に、こんな繊細なお話が世に放たれていたとは…
    有名作ですしとても気になって読んでみました。これは出版当時に読んでみたかったです。その頃と今で受け止め方がどう違うのか感じてみたかった…

    1人の男子高校生の成長物語であり、立ち止まろうとする1人の教師が動き出すお話。
    読後、この作品を当時読んでいたら瀬名の青臭さに腹をたてただろうか、それとも共感性羞恥を感じただろうかと考えてしまった。同時に阿南の葛藤は今ほど理解できなかっただろうな〜とも思います。

    若さってきっと自分が感じていた数倍パワフルで自制がきかない。そして何より周りが見えない。
    でもそれでいいんだと思います。凝り固まって動けなくなってしまってる大人の心を動かすのって、そうやって一心不乱な若いエネルギーだと思うから。

    それにしても阿南の描写が良くて、もう彼の色気がまざまざと浮かんできます。阿南先生に会いたくなります。
    瀬名の激流のような想いと未熟さとその成長、先生の達観したような行動とそれに反する気持ち、全部の描写がはっきり伝わってきて入り込めました。
    タイトルの「未完成」とても素敵です。
  • クズ野郎とセフレ君【コミックス版】

    伝子まねゑ

    行きつけばそこは愛
    ネタバレ
    2026年3月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ フォロー様が先生の別作品をレビューされてて、ふと他作品みたら『呪いのせいにしておこう』描かれてる先生じゃないか!え?あっちがスピンだったの?と思って即ポチしてしまいました。知らなかった…あちらが強烈でお腹いっぱいになって他作をチェックしてなかった。むしろこっちのほうが普通にいそうで危ないな。ヤンデレとかとも若干ジャンル違うけどガチクズ耐性ある方は是非!

    こちらの攻めの宝は強烈に人をひきつける魅力がないとなれないタイプのガチでモテるクズだと思う。もはや才能だなって思っちゃう。で往々にして家庭環境が複雑な人が多い気もするし、こういうのにひっかかったら高確率で高い授業料払わされるんだろうな。きっと金か身体かメンタルのどれか、下手したら全部殺られそう。
    そりゃそうだ、天国と地獄を両方味わうんだ、アドレナリン、ドーパミン、エンドルフィン全部放出しまくって人生の何割かもっていかれるアトラクションみたいなもんだなって思う。そもそも近づいたらあかん人種ですね。

    そして春はさらにその上をいってる…支配されてるようで実は無意識に支配してるように思う。義父と関係を持った時全てが決まった感じなのかな。本人にそのつもりは全くなかっただろうけど義父を堕とし、先生を堕とし、その後も父親のような年上ばかり相手にしていて、結局彼らの庇護欲を刺激して支配してる気がする。
    そんな中で出会って強烈に惹かれた同世代の宝。その暴力さえ歓びと感じる異常性がなければ成立しない愛です。究極のクズ同士からこんな凄いものを見せられたら、もはや何が純愛で何がそうでないのかがわからなくなります。これだからクズ作品はやめられないんだ。
    先生の鬼才っぷりがほんと凄いっす。これからも追いかけます!
  • ヘンタイSubくんは待てができない

    蝦夷森わに

    帯もレビューも見ないで読んで!最高だよ!
    ネタバレ
    2026年3月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ かえってカリギュラ効果で読んでしまうかもしれませんが、是非レビュー飛ばして本作読んでほしい!
    もうほんと大好き!おススメポイントがありすぎるラブコメDomSub。
    帯で言っちゃってるけど設定知らないで読んだ方がより面白いかも。
    ワタシ帯見てなくて、ん?これもしかして??やっぱりそーだよね〜‼︎って解釈一致でかなり楽しかったです!

    以下めっちゃネタバレしてます。

    強Sub×弱Domがおいしすぎるんです。
    はい、まず飛鳥。ビジュも特級、AランクのSubでガタイも最高。それなのに京一の前でだけはポンコツ一途で変態なのかわえぇ。京一に会ってすぐダッシュしてくるとこでまず吹いた。すこぶるフォームがよい。
    そして京一、コマンドが通らない弱弱Domだけど優しいお世話やきで・・・・・でも、彼はやる男です。本来のDom性発揮したとき(対飛鳥限定)の目線がやっばい!すんごい色っぽい。ちょっとページめくる手止まったよ。3分くらい息も止まったよ。で、さらに終盤その顔で飛鳥のために自分のナニをね……え?待て待てそのポーズ、Domよね?うわあぁぁぁ~と頭抱えるくらい萌えました。心の中で一方的に飛鳥と固く握手したと思う。Domなのに受けの才能がありすぎる。

    そしてAランクDomの橘×ランク不明の巡さん、その応急処置はいつか見せてくれますよね?ね?どうしようこの先も楽しみしかない。みんなでわちゃわちゃ語りたくなる作品です。

    ※単話版読んでなくて後で気付いたけど、単話1話目と単行本の1話部分がまあまあ違います。話の筋は同じですが個人的には単行本版のもっていき方が好き。
  • In These Words

    Guilt|Pleasure

    4巻読後→1巻再読必須。本格ノワールBL
    ネタバレ
    2026年3月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ とうとう手を出しました。
    何度かのセールをスルーしていたものの、新刊発売ということでついに全巻購入。でもまだ完結じゃない…紙本のほうが先行発売だったのか少し前に本屋で5巻の表紙を見て実写かと思ってびっくりしました。
    読む側に気合いと忍耐が必要かもしれないけど、その価値のある凄い作品だと思います。

    みなさん仰ってますが何はともあれまずは4巻までは読むべし!4巻まで読んでから1巻に戻るとあちこちにちりばめられている細かい伏線にも気付いてうわぁ~っとなります。興奮しました。

    以下はネタバレしてますのでこれから本作読まれる方はご注意です。

    克哉の色気と精神力が底知れなくて、あれはノンケも一気に沼落ちさせられそうな魅力?いやもはや毒かもしれない。みんな彼に夢中になってしまう。
    だからこそ、篠原・・・その決断にありったけの祈りと涙を捧げたい。辛すぎる。1巻再読した時に気づく残酷さよ…泣いていられないあなたの代わりにいくらでも泣いてあげたい。絶対にこの事件が全て解決したらその想いが報われてほしい。2人で幸せになってほしいけどここで高橋か…うぅ〜
    そして橘の克哉への執着からも目を離せなくて。
    サイコパスなはずなのにただ赦しを請う迷子のように克哉を求める姿が寂しくてつい情が揺らいでしまう・・
    彼の正体と結末が気になりすぎます。次巻いつだろう?数年は覚悟して待つのみですかね。
  • 【18禁版】噛み砕いて愛をおしえて 【コミックス版】

    ぽけろう

    ストレスぶっとびます
    ネタバレ
    2026年3月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 最高だな・・・プッツンときれそうな理性をフウゥーーっと抑えてる狼谷さんを眺めながら飲むお酒はおいしいんだよ。お子ちゃまにはわかるまい。
    エロは言うまでもなく素晴らしいし、あらゆる面でツボを突きまくってくれる‼

    その1・・でかい。狼谷さんがでかくて人見君との体格差があるからこそ潰してしまう恐怖がつきまとってセーブするシーンがあるのが良い。これのおかげで解放された時がね・・・
    その2・・獣化症という設定のおかげでぶっとびそうな理性と本能のすさまじさを体感できる。体格差も相まって本気で壊してしまいそうな雄みがヤバい。受けが本気で恐怖感じてビビっちゃうの可哀想だけど萌える。
    その3・・受けの人見くんの意外な頑固さ。要領が悪くふんわりしているけど諦めが悪いのが可愛い。そしてスイッチ入ると何気にエロい。そして狼谷さんのやる気スイッチも押してしまうの好き。

    2人とも思い込みでよくすれ違うし、普段はもだもだすれ違う展開は苦手ですがなぜかこの作品は嫌じゃなかったです。一難去ってまた一難くる原因も蓋をあければぜ~んぶ相手への愛なのが幸せだよね。
    あとR18は描写の意味がよくわかってすごくいいよ。大人バンザイ。
  • ブレス

    園山ゆきの

    まぶしい‼︎
    2026年3月12日
    5巻まで読了。
    コレクションモデルにメイクするような、世界を目指すガチアーティストの卵たちの話。

    とりあえず1巻読んだ後にディオールのバックステージを買いに走り、メイクブラシを丁寧に洗いました。
    メイクアップアーティストになりたいと思ったことはなくても、素人でもかなり参考になる部分もありました。美容本並の知識が入ってくるし、メイク好きな人には必見です。
    でも読んでるとメイク欲がむくむくと湧いてきて散財につながるかもなので要注意!

    一般のアートと違うのは向き合うのが生きた人間というところ。ここの描写がすごく新鮮でした。本当にこんな風に思ってメイクに向き合っているなら、モデル側も全力で応えなきゃいかんだろうなって思います。
    才能あるライバル達がぶつかり合って時にはハレーションを起こしながら、トップを目指して突き進んでいく若者たちに圧倒される。

    自分のメイクも最近はいかに粗を隠すかになってきてるけど、本来もっと自由で前向きになれるような楽しいもののはずだってことを思い出させてくれました。
    自己肯定感を上げたり、人によっては武器になり生きる支えにもなるもの。性別関係なく思うままに楽しむものであってくれ!と思います。
    4巻のラストの特別編はティッシュが必要でした。夜読むと次の日目が腫れて困るかも。
  • 俺のやさしくない先輩【描き下ろしおまけ付き特装版】

    さきしたせんむ

    このフェチご一緒にいかがでしょう?
    ネタバレ
    2026年3月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 単話レビューに飽き足らず失礼します。

    受けの泣き顔、ドSの執着、エロさ満点、癖の宝庫。
    同じ癖を持つ同志には火力全開でおススメいたします!
    ドSムーブ発動しながらズブズブ薫沼にはまっていく夏目先輩と、かわいいニブチン薫くんの愛くるしい泣き顔は永遠に見ていられる。
    守りたいこの泣き顔、是非フェチのみなさまと分かち合いたい。
    薫ちゃんを自分だけのものにしたくて必死な夏目先輩の表情と血管について語りたい。
    蛇毒仕込んでそうな天音先輩の悪い顔もね、たまらんです。頑張れ夏目先輩。

    さらにフェチを一つ。他にもこれ描かれる先生いらっしゃいますが、リーマンに薄いソックスはかせて足指の形くっきりのあれ、めっちゃエロくないですか?もう薫ちゃんの足裏に目がいって仕方ない。
    大丈夫です、我ながら変態くさいなって自覚はあります。でももしや先生も?って思ったり・・・さきしたせんむワールドには人類のフェチと欲望とエロ、濃いぃ〜愛が詰まってる!大好きです‼
  • 俺のやさしくない先輩 シーモア限定小冊子

    さきしたせんむ

    ヤバい小冊子ありがとうございます!
    2026年3月7日
    癖が詰め込まれすぎてて攻撃力が高すぎる!脳直でエロがやってくる。
    ロングのメイド服大大大好きだ‼ミニの100倍は色っぽいと思うんだ。
    スカートの下のペチコート&ガーターベルト&ニーハイソックスは三種の神器だよ。
    エロおじのセリフのように聞こえるだろうけど違うんだ、もはやアート!エロスと言う名の様式美であり芸術なんだよ‼

    という訳の分からん主張はぼんやり片隅に追いやって、まず読んでください!マジすごいから!
    エロが苦手でなければ本編読んでなくても楽しめます!

    ただし!読んでる所をひょっこり見られたら社会的に死ぬる可能性があるので、全方位ATフィールドを展開してお読みください。
  • 君がわるい恋の話

    大麦こあら

    encoreのencore期待しても?
    ネタバレ
    2026年3月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 先生の作品は何でもない、なんならテンプレのようなDK達の日常の一コマも薄っぺらく感じないのがすごい。

    個人的な感想ですが、1巻と2巻でかなり印象が違ってました。
    1巻は特別ドラマティックな出来事も起きないし派手さはないけど彼らの日常の描かれ方にすごく深みがあって、そこから人物像が浮かんでくるような一流の職人芸のようなイメージ。
    2巻もその雰囲気で続くかと思いきや、2人の変化の時期でもあるせいかダイナミックにストーリーが動いて、結末もそうきたか!という感じでこちらはなんとなく『能美先輩~』に近い感覚だったかも。

    ここからencoreのネタバレあります。

    ”初恋は実らない”を全力で否定してくれるラブっぷりがまぶしいよ・・・
    修学旅行編大好きです!ひろむの拓郎への気持ちが大きくなってるのがすごくわかる‼
    でもさ、まさか拓郎自ら遠距離選択するなんて思わんやん…びっくりさせんでよ~って思って読んでました。拓郎がひろむと離れてまでやりたかったこと、というのがよくわからなかったのが少しもったいなかったかも。でも、ひろむのPAの方がむしろ海外で勉強するのめちゃくちゃいいと思うから、最終的にいい展開だったと思います。

    状況が変わろうと2人の気持ちそのものは1巻からずっと揺るがないし、攻め受けがお互い不安になって右往左往することに年々耐性が弱くなっているので、メンタルがずっとひっついて安定しているこの2人はほんとに安心して読んでいられました。
    エチがあっさりなのも今のこの2人にはすごく合っていて、編集さんすご!って思います。
    でもほら、先生のエチ素晴らしいから。能美先輩で立証されてるから。夫夫同棲編なんていうさらなる濃厚なencoreを先生のやりたい放題で読んでみたいです。
  • 52ヘルツの共振【電子限定描き下ろし付き】

    早寝電灯

    52ヘルツのクジラはまだ生きてるだろうか
    ネタバレ
    2026年3月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 先生の手にかかるとオメガバースがファンタジーじゃなくなる不思議。
    白根にとって規則正しく生活を整える事は、Ωである自分が自分として生きていくための武器。
    他の個体と共鳴せずともちゃんと個体として生き続けている(た?まだ生きているのかな?)鯨のようにありたいと願った白根に共鳴したαの清成。

    ほんとに1巻完結だった?と思うほど印象的な場面が沢山あってとても素敵な作品でした。
    2人の高校時代の話も出てくるのに、間のび感も駆け足感もなくストーリーにすっと入れました。あの時にお互いに気付いていたらどうなってたんだろう?というifストーリーもつい想像してしまう。

    鯨と最も遠い状態になってあの鯨に近づけた、という感覚がとても白根らしくてその詩的な感性にじわりときました。ひょっとしたらあの52ヘルツのクジラは、人間が勝手にそう思っていただけで孤独ではなかったのかもしれないな、とふと思います。

    オメガバースは主にΩがフューチャーされるけど、先生はα側の苦悩だったり現実にも焦点を当てられるので、どんなバースでも対等な人間なんだという当たり前のことを実感させてくれます。
    皆さん書かれていますが、描きおろしの本当に巣ごもりを必要としてるのはαのほうだ、という描写に感動しました。攻撃的になるα(それもまた素敵なんだけどね)をケアしてくれる、というΩ症状のシナジー効果的な描かれ方が本当に優しくて先生特有というか、オメガバースを通してこんなに人間を素敵に描かれるのが本当に凄い‼
  • せんばくんとあとむらくん

    名原しょうこ

    最高にエロいDKラブコメ!楽しかった~
    ネタバレ
    2026年2月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ やだエロかわいい!FANBOXのを集めたって書かれてて確かに短話が寄せ集まってる感じではあります。
    じゃあ元々R18だということか!と思って見に行ったら無料のもR18だらけでびっくり!ちゃっかりフォローさせていただきました。

    以下ネタバレです。

    かわいいDK達がおばかでエロいんだけど、実はまだ挿入ってない1巻超面白かった!
    そう、挿入ってないだけなの。実質入ってるの、いやでも挿入ってない・・・なんだこれ。ひ、ひわ~い!
    そして後子ぉぉぉ~!めっちゃかわいい!放課後デートに絶対に存在しない記憶混じってるやん…じわじわと後村君の無自覚魔性にはまっていくイケメン先場君(先と後…組み合わせた名字も絶妙にひわい)
    しょうがないね、ずっとエロくてずっとかわいいもんな…これで挿入れないとかよく耐えたな、の1巻。

    そしてご褒美の2巻。奥に潜んでる恋心もしっかり育まれていて良かったです。
    きっとちゃんと確認してからって思ってたんだな・・・いや、今更ではあるんだけどね。先輩がホッとしてたの良~い!個人的には一見賢そうに見えなくもない先場くんのおバカ具合がツボでした。
    あとがきでお赤飯出てきたのも笑える!最近はお祝いお赤飯ってむしろ怖いイメージあるけど・・・君らはたんと食え!って思うよ。続編待ってます!
  • ソムニア

    冥花すゐ

    やっと読めたメリバ。残酷で純粋な世界です
    ネタバレ
    2026年2月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 白と黒の対比と黄色いチューリップ。まるで2人だけのクワイエットルームのような世界にあっという間に引き込まれました。
    先生の所業は神も仏も許さないと思うけれど、人間から全てを削ぎ落とした本質はこれなのかもしれないな、とふと考えてしまう。

    2人で生きた時間が幸せだったのか不安だったのか正直わかりません。
    夢の中の幸せが現実に続くことは赦されなかった2人。それでも寧のためにも一緒にいた時間は幸せであったと思いたいです。
    ただ黄色いチューリップの花言葉にうわぁ~となってしまい……赤い方を信じたい。

    メリバと言われる作品はわりとハピエンに捉えてしまうのですが、この作品は個人的には限りなくハピエンに近いバドエンなんじゃないかと思えて切ないです。
    まさに読む人次第、捉え方次第とは思いますが、どちらにしても穢れて不穏なこの閉ざされた世界が澄んでいるのが不思議で、秀逸な空気感だなと思いました。

    メリバ好きなら読むべき1冊と聞いていたのですが気軽に読めない気がしてしばらく積んでました。
    でも思ってたよりずっと読後感も良かったし、メリバの良さがシンプルにたってる素晴らしい作品だと思います。
  • 君をおいしくいただきます 【電子限定特典付き】

    蔓沢つた子

    血と愛情の供給過多!最高‼
    ネタバレ
    2026年2月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ネイロがなし崩し的にかわえぇ・・・なんであんなに可愛いの?
    吸血鬼も先生の手にかかればこんなにキュートで守りたくなる存在になっちゃうのね・・対してカノン君のぶっ飛んじゃうくらいの顔面国宝ぶりとあのモフモフの分厚そうな耳、過保護欲全開の人狼という設定がほんとにたまりません!心身に良い。たぶん全腐民のツボ一気に押せてると思う。もうね最中の尻尾ブンブンの破壊力が…悶絶してオリンピックで寝不足だった目もガン開きしました。

    吸血鬼が貧血っていうのはまぁあるとしても、アレルギー体質は聞いたことない。
    うかつに人を襲えない時点で可愛さがありあまります。血しか飲まないのにその血がアレルギーて・・あかんやん。すんごい困るやん。でもそれが原因でしれっと社会に貢献してきた素朴ネイロの優しさと優秀さ…そゆとこよ。大好きよ。ハグしちゃう。

    ネイロと一緒になってからのカノンの過保護ぶりが最高です。
    ガルガル期のママみたいではあるけれどさすが狼、庇護欲と溺愛が半端ないよ~灰になるまでラブラブな2人が想像できて幸せです!
    で、皆さん書かれてるけどやはりここは四男と朝比奈先生のスピンを是非ともお願いします!
    四男ず~っと先生にはりついてるし、成長した立派なケモ耳姿みたらあまりに読みた過ぎて夢に出そうです‼
  • 瑞土の国の宮廷魔術師は安寧を願う 【電子限定特典付き】

    蔓沢つた子

    バジールがこんなに素敵だなんて聞いてない
    ネタバレ
    2026年2月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ バジールの眉間を伸ばしたい。
    つい人差し指と中指で眉間ぎゅい~んってやっちゃうから私の画面のバジールは何回かでかくなってました。今回もなかなか眉間のシワは伸びる気配はなかったけど笑
    そんなバジールは何とも言えない魅力があって、仏頂面がむしろクセになってくる!
    てかあなたこんなに素敵だったの?
    バジールしか興味ない双子の圧がすごくてこれはヤンデレルートか⁉ってウキウキしてました。双子が常にバジールの魔力減るの手ぐすね引いて待ってるの好きです。

    効率厨なだけでなく責任感があってくそ真面目で実はすごく優しい、という自分の魅力に気付いてないバジールが素敵。
    前作でのシャガールには最初からメロメロになったけど、バジールは読めば読むほどその魅力がじわじわ増していく感じです。
    倒れた女性にかけた言葉も、脳が焼き切れる寸前まで魔力展開してぶっ倒れたとこも、全部最高すぎて「あぁバジールカッコよすぎる!好きすぎる~‼」と読むたびに惚れ直してます。

    あとあの「いいぞ、魔力をよこせ」のとこ。バジール、え?あ?なにその色気?本当にあんたって人はもう・・・・シャガールとはまた違う魅力にやっぱりメロメロになりました。

    シリーズ通して出てくる人物(プティもね)みんな素敵です。しかもどっちも年上受けなの最高ですね。
    ルソー回楽しみにしてます!
  • おおきいきみがいちばんかわいい

    ユキハル

    オトナ版必須事案!
    ネタバレ
    2026年2月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 身長が高くてムッチムチな受けがおどおどして縮こまってるのってなんでこんなに可愛いのだろう。でっかわいいの極みだよ。ほんとにとんでもない破壊力があるんだよ…
    簡単に壊れないであろうボディと繊細なメンタルのギャップに萌え萌え往復ビンタくらいました。

    序盤攻めの佐伯くんが正直いけ好かないなと思いつつも、彼の気持ちはわかりみがすぎる!
    佐伯くんが新たな癖に目覚めた瞬間の”エンカウント即落ち”に立ち会わせていただいた気分です。それまでのタイプとかけ離れてれば離れてるほどハマっちゃうよね。

    宅配のお兄さんとどうこうなんてアダルト作品のような流れで始まる2人なので、それはないやろっていう気持ちと、いや、あるとこにはあるんか?という謎がつい頭をよぎるけど…
    はじまりの状況はどうあれ、まだ恋心の薄かった佐伯くんが結城くんに対してはセフ〇の概念が存在しなかったのがとても良くて佐伯株が上がりました。

    そして何はともあれ結城くんのおしり必見‼︎
    ちょいと変態がお邪魔しますよ。
    引き締まってるけど大きくてプリプリで固くなさそうなのがたまらんのよ…多分結城くんの方がtnも大きいだろうにきっと一生使われないんだろうなと思うとさらに萌え……そこ、引かないで。

    この2人のエチが大好物な人間に白抜きは拷問なので、大人版の出版を緊急事案として議題に挙げさせてください!
  • 紛争でしたら八田まで

    田素弘

    世界を学ぶ入口は教科書だけとは限らない
    2026年2月15日
    教科書にある史実の内側、ニュースにも流れないそれぞれの国や地域の実態が八田さんを通してすごくよくわかる。
    地政学リスクコンサルタントとして色んな紛争を解決する手助けをしていくのですが、本当にこんな人いたら世界中から引く手あまたですね。彼女は流石にぶっ飛んでますが実際のコンサルが監修しているそうで真実味もあります。

    ぬくぬく好きな本を読んでアニメを見て生きていたい私にとってあまり関心のあるジャンルではなかったのですが、そんな私でもすっと頭に入ってくるし読み始めたら夢中になってしまい止まれない。絵も構成もとても上手く読み物としてかなりハイレベルで面白いです。

    地政学かつ時事問題なので現実は刻々と変化していってるはずで、今現在100%そうだという訳ではありませんが火種のように抱えている根深い問題などはおそらく長年変わらないのだろうと思います。
    まさにウクライナとロシアの問題がぼっ発する直前にウクライナ編を読んでいて、事が起こった時とても複雑で悲しい気分になったことを覚えています。関心を持たなければ一生知ることもないかもしれない根深い現実。それらを知ることでニュースの見方にも選択肢が生まれるな、と思いました。

    デリケートな部分にもぐいぐい食い込んでいるので、場所によっては発禁モノかも。だからこそ読む価値はある。好きな漫画が自由に読めてここでレビューを書けている事自体が恵まれてる証拠なんだと実感します。
  • 笑面夜叉

    ニスイ

    きたきたきたきたあーーーー‼︎
    ネタバレ
    2026年2月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ あぁ〜抗えない。振り切った作品の熱には本能が反応してしまう。全面降伏です。
    画力もストーリーもヤバい!初めましての凄い作家さんきた‼︎
    倫理の外側で歪んで捻じ切れていて、気味が悪いのにカッコいい。
    ずっと脳内でひずんだギターの鳴き声が聞こえるようでゾクゾクします。

    強く美しい保明が、獰猛で小柄な圭に蹂躙され支配されていく。もうどうしたってこの夜叉からは目が離せない。
    子供の頃に背中の櫻と共に植え付けられ、散ったものの大きさを感じます。

    常に想像の上をいく圭のギャップの連続に自分が飲み込まれていく感覚でした!
    保明と友人たちはどうなるのか、倒錯の行き着く先はハピエンかバドエンか。
    絶対的な悪と紙一重のその場所にあるものを覗きたくて禁断症状がでそうです。2話でこれはヤバい。この不穏な世界に抵抗がない方はGO一択ですね。

    我慢できなくてお昼休みに読んでしまい脳内支配されて午後から仕事にならなかったので、みなさんマジ気をつけて!
    こと創作において中道、中庸を良しとしないと言い切る先生のスタンス、尊敬いたします。(X&ファンボ必見!迷いなくフォローボタン押してた)この作品を世に出してくださってありがとうございます。課金の準備はできています。次巻待つの辛いけど座して待機‼︎

    3巻追記・・保明は圭が望んでる姿そのままなんだ・・・美しく誇りを持ったままの保明を壊して一緒に堕ちてほしいと。身体が欲しいだけなわけでも単に服従してほしいわけでもない…とんでもないのに狙われたもんだよって思うけど、保明ならどこまでも圭の理想のままでいられそうな気もする。作品の勢いが加速してます!

    4巻のつ、追記を(編集)・・・!もう助けて!保明が、保明が‼美しすぎるーー!人類が抗えない美。男も女も超越した美だよ。それも見た目だけの話じゃないのよ。圭がそれしか欲しくないのわかる!保明のキョトン顔と圭のアハって笑う顔がたまんない。でもお母さん…続きが欲しくて過呼吸になりそう。
  • キャント・ヘルプ・フォーリンラブ【ペーパー付】【電子限定ペーパー付】

    kanipan

    病弱さにつけこめなかった男
    ネタバレ
    2026年2月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 咲人は無自覚で天然なので嵐をどうこうしようという意志は一切ないのだけど…
    あの咲人に太刀打ちできます?無自覚ほど恐ろしいものはない。
    独り占めしたい、俺失くしては生きていけないようにしたいという嵐の野望もむなしく、病弱な身体とは裏腹に中々の意志の強さで自分で道を切り開いていこうとする咲人。
    新しい友人まで見つけてどんどん先へ行こうとする咲人。
    自分だけの宝物が他人に見つかってしまう焦りと、もしや俺そんなに必要じゃなかった?っていう嵐の失望が感じられて、これはきついだろうな~と思わずちょっと同情してしまいました。

    それもあって後半の嵐の執着が報われていく過程がとても良い!
    ずっと執着してるし心の中は咲人でいっぱいなんだけど、咲人のための我慢がだんだん実を結んでいく、ちょっとヘタレな執着攻めとしては最高のゴールだったんじゃないかな。
    終盤にかけて咲人が思ってたよりずっと嵐のこと好きなのがわかるし、というかもう本格的に太刀打ちできない可愛さの暴力のせいで残機1メロメロに溶けてないか?嵐が我慢してるのを見ていた壁としては嬉しくて仕方なかったです。ほわっとしているのに想像の10倍芯が強くぶれない咲人がまた素敵。

    棚で作ったバリケードの中は嵐にとって完全に2人だけの聖域だったんだろうな…1個燃やした時ちょっと切なかった。ほんとにこういう所がすごく好きです。
    こんな作品が読みホで読めるなんてありがたい。
    『スイート~』もすごく良くて、最後の1話が読みたくて単行本購入しました。
    今は単話で2話まで出てる『麻痺・痙攣~』がまとまるのをめちゃくちゃ楽しみにしています!
  • 『行方不明。』【単行本版】

    kanipan

    ヤンデレ×インモラル=沼。
    ネタバレ
    2026年2月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 最近ハマっているkanipan先生。先生の作品も独特で惹かれます。
    心の不安定さとエロスが共鳴して言葉では言い表せない空気が生まれるのがたまらないです。
    犯罪が絡んでいるしそれを良しとしてる訳ではありませんが、人間のとっさの衝動と社会からはじかれた狭くて苦しい箱庭。
    罪を犯したのもそこから逃げたのもとっさにお互いに相手を助ける為だというのがもう・・・でもそんな逃避行がいつまでも続かないのがわかっているから、お互いの存在を何度も確かめ合うような深くて濃い行為がとても切ない。つい一分一秒でも長く2人の時間が続いてほしいと願ってしまいます。

    そして亮が終始嬉しそうなのが、あぁこれぞヤンデレだなと。
    楓に対する長年の執着が一番報われたのってひょっとして楓が罪を犯した瞬間だったのかも。そして楓も亮の執着によって人生はえらい方向へ行ったけど救われたのもまた事実。永遠に消えない罪を共有した2人にもう離れるという選択肢はないんだろうなと思います。

    読みやすいだけでなく読みごたえもあって良かったです!
    一見メリバのようでハピエンなのも気合なしで読めてしんどくない。しっかり堪能させていただきました!
  • 愛の温度でとかしたい【電子限定描き下ろし付き】

    Hiカロリー

    読めば読むほど濃厚かつ甘い
    ネタバレ
    2026年2月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 溶ける溶ける・・・1回目さらっと読む→2回目エチシーン堪能→3回目ストーリーがじわじわくる、という感じで気付いたら甘い蜜にどっぷりハマって何周もしてる状態です。

    戒君はパパ活をしていたといっても体を売ってたわけじゃないし、恋人になったからといってすぐにいたせるわけはなく、準備する工程からゆっくりじっくり描かれているのがすごく良かった。
    なんせ体の描写が美しいし先生が描かれるエチシーンは作品のキモでもあると思うけど、それだけじゃなくて戒の心が悠真に寄り添っていくのと同じテンポで徐々に体を開いていくような展開がとても誠実。BLにおいて愛する行為は体の準備から始まってるということを改めて思い知らされました。

    しかも戒のメンタルが思ったよりずっと繊細で、悠真を見上げる表情が頼りなくて庇護欲をそそられる…あはぁ~かわいい。それを包み込む大きな毛布のような悠真の優しさが底なしで。
    常に120%の愛と気遣いを見せる悠真が一瞬タガが外れそうになってる瞬間とか最高なんですが(もっと外れていいよ)甘やかしたすぎて目の色死んでるし(もっとくれていいよ)、戒くん早くどっぷり甘えてあげなきゃ悠真が体調不良になるでって思いながらニヤニヤしてました。

    『愛の温度を教えてよ』(電コミ大賞おめでとうございます!)の続編となるこちらだけでなくアワードのほうのノミネート作もあるし、先生ハイペースで制作してくださってたんだな~と改めて感謝です。幸せをありがとうございます!
  • アトハノトナレヤマトナレ【R18版】

    おきぬ

    驚きのエロさ!
    ネタバレ
    2026年2月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 時系列的に単行本のみ読んでいらっしゃる方は要注意なのかな?
    あくまで同人誌なのでページ単価はお高めですが大満足でした!

    ギャグコメBL界の中でもきらりと光る大好きな作品ですが、2人の距離がどれだけ近づいても何度も「待て」をされつつ終了していた本編。
    なんの拷問かと思っておりましたが、そんな所に発行されしあの晩の初夜編R18‼読まない選択肢がどこにあるR18‼︎
    全年齢版という文字もちらっと見えたけど「大人は買うな」としか読めないですね。

    もう直の激重ぶりにやられました。エロも周に対する誠実さも裏切らない。
    今まで入っちゃいけないとこまで入ってなんぼって思っててごめんなさい。これ最後までずっと入りきってないですよね?また新たなる深淵をのぞいたような気がしました。でもまだこんなもんじゃないよねぇ~本気出してないよね~。あとがきの先生の癖が・・・ムフ。全面的に同意いたします。
    願わくば先生のやりたい放題が読みたかったです。

    あとすごく個人的な希望なのですが2人のポリネシアンが見てみたい!
    絶対面白そうなんだ…夫婦漫才で悪態つきながらのポリネシアン。
    ず~っと見ていたい2人なのでちょっと寂しいですが、真の完結おめでとうございます!ほんとに面白くていい作品をありがとうございました。
  • 毒を喰らわば皿まで【シーモア限定版】

    戸帳さわ/十河

    最高のオムファタール!
    ネタバレ
    2026年2月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 前に1巻だけ無料の時に読んでからず~っと気になってたものの、その時は転生モノがちょっとお腹いっぱいで続きを買ってなかったのですが・・・もったいないことをしてました。むしろ2巻以降どんどん面白い!

    アンドリム~!素敵すぎて鼻血でそう・・・ず~っと冷静。ず~っと絆されない。人心掌握だったり心理戦だったりの描写がすばらしくて、完全勝ち確かと思いきや賭けにでる所もあり、どきどきワクワクしながら読みました。しかも悪役令嬢モノより権力あるから智謀策略の規模がでかくてめっちゃくちゃ面白いです!
    彼の艶めかしい美しさに頭脳が拍車をかけて、もう読みながら何回感嘆のため息が出たことか…はぁぁぁぁぁアンドリムの身の周りお世話できる権利とか売ってないかな。

    自分の野望の為なら何でも利用するし、その美貌すらアンドリムにとっては一武器でしかなくて、さらにあのスーパー攻め様の騎士団長ヨルガでさえも攻略対象でしかないなんて!あのヨルガに抱かれて堕ちない人間が存在するとは。それどころか・・ヨルガ捕まっちゃったな~(嬉)いい男であればあるほどその完堕ちってたまんないですね。まさにオムファタール‼

    攻めでも受けでも頭のいい魔性は大好きだけど、ふだん攻め目線で受けを愛でることが多いので、これほどの受けは中々出会えないな~と感動。悪い男が魅力的に見える病気って一生治らないですね。

    ところでノベルの方も1巻だけ読みましたが…コミック3巻分でもまだ終わってないことにびっくり!願わくば1巻のエピローグをノベルの完結までとっときたかったです。ノベルの2巻以降も一気読みしたかったけどひとまず2巻購入。ちょっとずつ買っていきます。オタカイノ…
  • 隣の席のイケメンが俺のこと好きかもしれない【電子限定おまけ付き】

    癖は偏愛ということです
    ネタバレ
    2026年1月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 私にとってはもう涼先生の作品は癖。そのボディ&エロ&束縛溺愛具合を理屈じゃなく偏愛しているので、あまり参考にならないレビューかも。謝っとこう。ごめんなさい。

    今回ずっと服着てるでしょう?お風呂の将輝がちょびっとだけでしょう?
    攻めのムキムキボディ大好きはもう呼吸と同じくらい当たり前なので将輝くん一旦横に。
    私は先生の描かれる受けを「あの筋肉ではない、太ってもないけどちょっとだけムチっとしてるのが可愛くてたまんないんだよな〜」と思いながら、思いっきり攻め君と同じ目線で愛でてる(攻めに秒で殺されるやつ)ので、紫乃ずっと服着てるやん・・シュン⤵ってなるかと…

    でも読んでみたらこんな胸キュンDKたちが作品として生まれてきてくれたことに感謝。この2人可愛すぎん?よく考えたら本来DKってこうだよね?お茄子見すぎて麻痺してましたわ。そしてこんなピュアっピュアDK達が最終的に先生の手でどんなことになるのか・・すでに溺愛仕様の片鱗を見せている将輝なのであれやこれや想像してます!りくしゅり編も待ってますね。で、大人なのでR18待ってますね。え、そちらが通常版ですよね?

    レビューになってなくてごめんなさい!許して~!
  • ハンケチーフ持って、タイムマシーン待って、ラストシーン黙って、

    佐岸 左岸

    重い話も文字数多いのもドンとこいの人GO
    ネタバレ
    2026年1月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 小説の全セリフに絵が描かれている、というくらいの圧倒的文字数です。
    これ1冊で通常の漫画なら2冊分くらいの情報量。
    街中で偶然出会った動物探偵の可児と居酒屋店員の花虎。2人が軽やかに交わしていく会話の奥にあるそれぞれの過去があまりに重すぎて久々にダメージくらいました。
    また花虎の職場関係の人たちが闇を抱えた現代社会の代弁者みたいでやるせないやら腹が立つやら・・・

    自分や相手を語るとき、2人とも甘い言葉も優しい慰めの言葉も使わない。
    使わないけれど、私達が普段聞く言葉の本質を的確に膨大なロジックで輪郭を作って提示してくれる。
    何に苦しんで何に悩むのか、引き出しをたくさん持たされた彼らから発せられる言葉には嘘も媚びもなくて、読者の脳と心にも話しかけているようにも感じました。
    一見屁理屈で面倒くさいけどとても誠実な言葉たち。あぁ先生の作品だなぁと。

    花虎の長髪がとても似合ってて好きだし、なんといっても表紙が最高です。
    何なら表紙とタイトル買いしたまであります。可児のインテリぽい黒髪&メガネも大好き。
    まだ謎多き花虎の同居人の冬介や後輩の八作との関係もすごく気になる。彼らは花虎の過去をおそらく知ってる人達であり出てくるとホッとするけど、特に冬介の本心が見えなくて先が気になりすぎます。
    BLの要素を通してその枠をはるかに超えた社会へ投げかけるようなストーリーの面もあるものの、先生のキャラの魅力に救われるから重くても何度も読める。

    1巻のラストがめちゃくちゃ気になる終わり方をしていて、どれだけしんどかろうが2巻を読まない選択肢はないです。2巻終わってからの方が色々はっきりして良さそうだけど、考えだしたら止まらなくてつい長々書いてしまいました。
  • 便利屋アズマは星を数えない 番外編 西郷と柊月

    一樹らい

    読めて良かった…でもせつない
    ネタバレ
    2026年1月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 本編のレビューがまだ下書きに眠っていて、書きかけを読んでみたらやたらと西郷に触れていて、多分本編読んでいても彼がすごく気になったんだろうと思います。
    もちろん殴るとか論外だし、柊月の選択は正解ですが、自分でも気付かないくらい柊月のことが大切で大好きだった西郷の不器用さが切なくて。それだけ先生の人物描写がリアルで複雑で刺さるのだろうと感じました。

    そんな中で今回の元カレ編を読んでみれば…やっぱりつい西郷に肩入れしてしまう自分がいます。
    DVとかダメ、絶対。それはそうです。でもやはり根底で繋がってしまう柊月と西郷の関係は唯一無二だったかもしれないと・・・環境がほんの少し違えばすごくいいCPになれたのかもしれないな、とも思ってしまいます。

    柊月と別れた後の西郷を受け止めてあげられる人が出てきてほしいと願わずにはいられないです。
    幼い頃からのいわゆる”キュートアグレッション”のような衝動も大人になった彼自身を苦しめる原因になっていて、柊月を大事にしたいのに!好きなのに!という葛藤も垣間見えてより切ないです。

    そしてDVとキューアグの境界をふと考えてしまう。行き過ぎればあっという間にDVになってしまうだろうし、西郷はまさにその境界で行ったり来たりだったのかな。柊月が苦しんだらそれはもうキューアグとは言えないから…辛い。
    いつか西郷くんには自分自身も愛せるような恋愛をしてほしい。みんな幸せになってくれ・・・
    短編なのについ長々と書いてしまいスミマセン。
    本編の2人のこれからも凄く楽しみなので首を長くして待っています。
  • ザハの恋

    嵐山のり

    言葉が見つからない
    2026年1月24日
    ほんとうに素晴らしかった‼レビューが少ないのがもったいなくて勢いのままに書いています。
    吸血鬼とある女性の恋のお話。
    でも単純な恋物語ではないのです。綺麗な朝日が希望にも絶望にもつながるような…
    こんなにいじらしい吸血鬼をこれまで読んだことはないし、女性の強さ、逞しさに胸を打たれます。
    2転3転しながら最後の最後まで読者の情緒をゆさぶってくるミステリーのような展開。
    そのたびにその奥にあるドラマと愛の深さに涙が止まらなかった…。

    何を言葉にしてもネタバレになってしまいそうでもったいないので内容についてはあまり触れられないですが…
    私はSNSで凪良先生、一穂ミチ先生などノベル界の大先生たちが絶賛という文言を見て何も考えずに手にしたのですが、ほんとうに素敵な、出会えて良かった1冊でした。
    個人的には素敵な作品ほどあんまりメディア化してほしくないなと思う事が多いのですが、この作品は映像化しても魅力が損なわれない気がするので映画化してほしいな…
  • 婚約破棄された悪辣オメガは義兄公爵に執着される

    吉見キヨ/滝沢晴/奈良千春

    王道の底力
    ネタバレ
    2026年1月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ノベルを同時購入して先に行かないように気を付けながらコミックを同時進行で読む、という謎の戦いを1人で勝手にしていたのですが…もう負けそう。すぐにノベルの次のページに手をかけるであろうことはうちの猫でも予言できる。だってあんな最高なとこで1巻終了…お釈迦様でも読んじゃうね。

    コミックが原作の面白さを全く損なってないどころか、美しく迫力のある絵と上手いコマの使い方で解像度MAXになっています。
    絵が芸術的に美しくて、お顔はもちろんですが特に体が・・・・はぁもう最っ高です。お兄ちゃんに抱きかかえられたときバインバインなお胸にお顔うずめてるとこ地味に強調されてる!体格差萌える!
    ただエチシーンがすんごい良いので、できればもう少し白み減らしてもろて…と願わずにはいられなかったですが。是非R18をお願いします。

    オレα!な威厳あるラファエルがちょっとずつユリウスに夢中になっていく様がもう良~き!
    たしか義兄弟と書いて「デキアイ」と読むんでしたよね。兄ちゃんの「愚弟め」が大好き!だんだん後ろに(アイシテルゾ)の文字が見えてくるんだよ・・

    異世界転生悪役令息もの、かつオメガバ、義兄弟、とストーリー自体はそのジャンルの王道のてんこもりなんだけど、それぞれがハイクオリティで無理なく融合していてとにかくすごい!切ないとか泣けるとかの方向ではなく、エンタメとしてのBLの王道の底力を見せられた感じがしました。次巻も楽しみです!ノベルの続きいってきます!
  • 2055【単行本版】

    三月えみ

    ノイズが愛おしい、不完全は美しい
    ネタバレ
    2026年1月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 単行本に纏まっていることを知らなかったです。
    フォロー様方ありがとうございました。

    そう遠くない未来にこうなるかもしれない世界線のお話。
    死ぬことって消えてなくなるだけじゃないんだな、命をつなぐってこういうことかと腑に落ちます。
    そのつながる先は子孫とは限らない、性別も関係ない、もはや人間とも限らない、それでも自分たちが過ごしてきた時間で生まれたノイズがこうやって繋がっていくのならAIが支配する世の中もそう悪くはないとも思いました。

    『2055』の2人に泣かされて、それでも最後まで読めばあれはハピエンだったのだと更に涙。
    そしてやはり何といってもあとがきを読んで『2072』『2075』を再読したら鳥肌でした。
    静かな仕掛けに確かに何度も何度も確認しながら読み返してしまいます。この感動体験は味わわないと損ですね。

    どんな世の中になっていこうと人間が生み出してきた数々のノイズは何かしらの形で残るんだろう。きっとそれは説明も解析もできなくて、どんなに完璧にトレースしても彼らのようにまた思わぬ形で生まれ続けるのかもしれません。
    その愛おしいノイズがある限り、万物は完全なように見えてどこまでも不完全であり続けるのだろうし、不完全だからこそ世界は醜くて美しいんだろうと思います。そんな壮大なことを彼らの関係性に号泣しながらうっとり考えてしまうような作品です。

    あのホーキング博士が「宇宙は、そこに愛する人がいなければたいした意味はない」と言っていたけど、もっと広義で捉えれば同じ意味なのかもしれないな、となんとなく答え合わせができた気がしました。
  • ロックンロール

    mememe

    今度はおさなな!
    ネタバレ
    2026年1月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 昨年末BL界隈を席巻したあの『太郎DON’T〜』のmememe先生新刊が早くも!
    ずっと描き溜められていたものが形になったということで、先生の作品は何度でも美味しいからうれしいです。
    もうほんまに何というか相変わらず語彙力を失うDK2人の愛おしさでした。

    佐山のあの目はね~やはり我らの心臓つかんできます。
    そして太郎とはまた違うかわいさの真山。可愛いの種類また増えた。少女マンガカテだしリアル描写は今後もないかもですが、BL読みの本音は隠して想像で悶え死んどきます。

    ほんと彼らの一言一句に悶えるんですよ~読んでる間ずっとニマニマしてる自覚ありました。
    イケメン佐山の一途で重い愛があふれているのに対して、意外な度胸と包容力を発揮してるかわいい真山の2人の関係が良い!ほんと良い‼
    道草しながらも自分たちの心にまっすぐ従っていく彼らが頼もしくて、若者たちよ!君たちはこうであってくれ、と先生のあとがき読んで激しく頷きました。

    そして彼らの未来を奪わないでいる2人の母+佐山の父のようにありたいと心から思います。親心にもめちゃくちゃ感情移入してしまいました。
    で、すごく良い気分でふと横をみたら、1人でふざけたナルトダンス踊ってわいてる我が家のわっぱが目に・・・吹いた。ふえぇぇぇぇぇ~いやまじで感動返して。繰り返し読めるオアシスのような作品でした。続編楽しみに待ってます!
  • 大切な人

    神波アユミ

    名作です!布教せねば!
    2026年1月17日
    透明で美しくとても澄んでいるのに、作品に揺らぎとそこから少しの不安を感じさせる唯一無二の空気感。
    そうかと思えばフッと笑える会話やモノローグも上手く混じっていて、先生の作品を読んでいると何とも言えない不思議な感覚に襲われます。そしてクセになります。大丈夫だよね?と確認するように何度も読んでその度に攻めの大きな愛に安心する。

    今回は始まりが遠距離から(アンノウンの続編なので)ということで既に不安定な状況から。
    そして受けの内田がどことなく繋ぎとめておかないと、って思わせる色気があるんですよね・・・
    その不安を内田にまっしぐらなワンコ月城が軽々となぎ倒してくるところに『特級α~』の礼にもつながる内に秘めた激流のような一途で大きな愛を感じます。そしてそれに値する内田の魅力に納得させられます。

    期間限定とはいえタダ同然で読ませていただいていいものか…先生によると作品を知ってもらう事に全振りしたセールだとか。皆様この名作をいま読まない手はないです。
  • だって、美味しいのが悪い。

    タカナシモリミチ

    君が煙草を吸うから・・・良かった!
    2026年1月16日
    短編集です。全編エチシーンはありません。
    全体的にお洒落でちょっと独特で少しキュンとする感じ。この控えめなキュンがとてもいいです。

    特に1話目『SMOKING ROOM』が大好きです。(立ち読みで全部読めます)
    2人にしかわからないような空気感が絶妙に表現されていました。
    リーマン2人なのに醸し出るDKのような初々しさと、大人だからこそのこなれ感のバランスが良かったです。

    『君のつくえで踊るぼく』の2人もすごく良かった。先生の描くリーマンかわいい。
    で、もう1作すごく気になったのが、美大生とカフェのバイトの子のお話『ノンフィクション・レッド』。こちらは大好物のジャンルかつ、そこはかとない不穏さも感じました。是非あそこで留まっていてほしい。色ではないけど『perfume』という香りにとりつかれた男の映画をちょっと思い出しました。
    そして全話に対する描きおろしが1Pずつあってそれらが全部かわいいんです!

    表紙も中表紙の絵もとてもアート性高くて色使いも素敵。そして先生の文字も素敵!
    でも前にレビューしたもう1作以外はなくスピンも途中で終わってる模様・・・こういう作品大好きなんだけどなぁ…もっと先生のいろんな作品を読みたいなと思いました。
  • Ωの花燭 共鳴恋情

    岩本薫/幸村佳苗

    激重愛に攫われる李里耶さまが見たい!
    ネタバレ
    2026年1月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ たまんないな、って無意識に口をつくほど激しくて美しい。
    あいも変わらず桁外れに美しい李里耶さまと、その眼差しで人ひとり殺せるんじゃないかと思うほどイケメンの旺。2巻の表紙で一回天国行った気がする。この2人が目の前に現れたら息をするように跪いてしまいそうなくらいのオーラです。

    最初は「旺さんよ、蝶よりも花よりも丁重に接しろよあの李里耶さまだぞ!」って思ってたんですよ。でも何度か読んでたら、旺の冷たさは李里耶さまにとっては正解なのかもな~と。
    あの誇り高き氷のプリンスだからこそ、同じく孤高でシビアな相手でなければいけないのかも。ああいう男だからこそあの李里耶さまをただ一人の男性に戻して丸ごと愛し抜く力があるのだろうと思い直しました。
    だからこそ、もっともっとそのクールな仮面の下にある超ド級の激重愛をみせてほしい。単なる運命ではなくて李里耶さまが溺れるほどの愛をこれでもかというほど注いでほしい。

    2巻ではまだまだ心が通じ合ってないし、なんなら李里耶さまの恨みかってるから。
    ここからどう巻き返して旺の執着が実を結ぶのか、李里耶さまがその身も心も全部預けられるその時がくるまで我ら腐女子が見守ってるから!責任重大だよ!泣かせたら総攻撃くらうからね、頼むよ旺。
    李里耶さま愛がすぎてレビューというより嘆願書みたいになってしまいました。続きを見悶えて待っています。
  • 【分冊版】クズ男のポエム

    もちの米

    またこんな面白い作品を!※追記ネタバレ!
    ネタバレ
    2026年1月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ また単話買いしてしまった…でもこんなの買うに決まってる!ワタシコレダイスキ‼
    すごく笑えてはじめ君(会長)の一点の曇りなき真っ直ぐさが尊い。ちょっと意味わからないとこあるけど純粋で真面目ゆえの数々の言動がそれはもう愛おしいのです。整ったお顔もころころ変わる表情もほんとにかわいい。武士みたいな喋り方も、思ってること全部口にしちゃうとこも、そりゃあ初対面はみんな「なんやこいつ」だと思うけどそんなの全部どうでも良くなるくらいはじめ君は魅力的です。

    そしてタイトルのクズ男。惹かれます~!大好き!
    久住くんもいい男なんです。まごうことなきクズではあるけど素敵なクズなんですよ。おしなべて俯瞰で見てるからどこにも嘘がなくて信用できるクズ。あの表紙の表情たまんない!最っ高です・・・ほんまにDK?中にイケオジ入ってない?お互いの人生で絶対出会いそうにないタイプの2人が出会って、これからどんな化学反応が起きるのかな~と楽しみです。

    ※追記!・・はじめ君!可愛いんだけどただ可愛いだけじゃなくて、怒れる真っ直ぐさとか、久住の事が大好きでも彼をちゃんと見て一歩ひくとことか、でも大好きなの止められなくてストレートに甘えるところとか、はあぁ~何なんだ、こやつは。こんなあらゆる角度から愛おしく思える存在ってなかなかいない。
    人から惚れられ慣れてる久住でも、はじめ君はそりゃ気になって仕方なかろうと思うのです。普段は来るもの拒まず去るもの追わずなんだろうけど、きっとはじめ君は離れてくの惜しいなって思える存在になっていってるよね・・
    そしてもはやクズでもないんだな~久住君の魅力もどんどん爆上がっていく。
    2人とも言葉に出さない愛しさがにじみ出てるんだよ・・・もうほんとこの作品凄い!

    ※6巻・・はじめ君が愛おしいのだ。久住君の、言葉より雄弁な最後の手にも心を揺らされてなんだか涙がとまらない。先生すごい。

    ※7巻・・待って待って!最後の一文聞かなかったことにしていい?心からお願い!2人で幸せになって!
  • お憑かれさま、黒瀬くん【単行本版】

    たこまっちょ

    読んで良かった…切なくて優しい救済BL
    ネタバレ
    2026年1月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 絵がとても綺麗だから余計に目の周りとか肌感にホラーを感じるので、ホラーが苦手というわけではないけど何となく避けてたんですが本当に読んで良かった。
    時空を超えた愛の話でした。

    生まれ変わっても、透真の愛が恨みに変わっていたから中々結ばれなかった隼人と透真(&叶糸と結真)
    そして自分がその引き金になってしまったとおそらく後悔し続けていたであろうあの女性…
    その想いの強さがあのお化け達なのだと思うとただただ切ない。きっと透真は隼人を恨んでも恨んでも好きだったんだろうな…

    現世での叶糸が結真を護りたい強い気持ちや、大好きな叶糸を常に肯定し続けた幼い結真の想いは離れ離れになっても結局惹かれあったし、何十年何百年経っても人を愛することって普遍なんだなって思います。どんな時代でもそこは変わらないからこそ前世や過去の事でも輪郭を持って実感できる。

    自分が愛されていたと気付いた透真の魂が成仏していくシーンは本当に美しかったです。画力が凄い。
    そしてあの女性、1番泣けたの彼女だったかもしれません。もう自分を赦せたかなとホッとしました。
    全ての登場人物にとっての救済ストーリーでした。本当にみんなおつかれさま。
    これからは叶糸と結真が幸せになることで彼らも幸せにしてあげてほしい!

    デビュー作でこのクオリティ。また大好きな作者様が増えました。次回作が出た時逃さないように作者様通知オンにして待機します。
  • 小波くんが一番嫌いな男

    小木

    星100個つけさせてほしい!
    ネタバレ
    2026年1月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 前作良かったな~と気になる作者さまだったので軽い気持ちで読んでみたらとんでもない・・・遥かに超えてきました。
    もう最初から最後まで情緒振り回されっぱなし。笑ってんだか泣いてんだか自分でもわからなくなりました。
    会話のセンスはいいし、2人のキャラ設定は最高だし、まわりの友達とのわちゃわちゃもこれまた眩しいです。
    できればネタバレの深追いなしで読んでほしいです。ネタバレありで書いといてなんですが。

    以下ネタバレしてます。ご注意ください。

    キラキラしていかにも青春!な高校生活と複雑な上坊寺の家庭環境。
    そんな上坊寺の柔くて脆い場所にど真ん中ストレートに寄り添えてしまう天敵の小波。小波くんの想像以上の人間力の高さに感動します。肉食女子が束になって向かってもそりゃ敵わない。
    ストーリー展開も絵の使い分けも本当に上手くて、めちゃ笑ったし可愛いし、誰かこの涙を止めてくれんか?っていうほど泣いてしまった。

    最後の友人の結婚式、上坊寺がきっかけってあの横流しメモ?そんなとこに仕込んでたの?とびっくり。
    そしてあの着ぐるみは反則だ!お尻かわいすぎる‼着ぐるみ見るたびに洗濯大変そうだなとかつい考えてしまうけど、いやそんなことよりDKが並んで着てる画を浮かべたら・・・洗濯くらいなんぼでもさせておくれ。
    デフォルメ可愛すぎて悶絶するし、推しポイントありすぎて書き出したらきりがないです。とにかく2人にぎゅうぅっと心臓わしづかみにされました!大変おススメです。
  • 友だちと、あやまち。

    七海リキ

    流されるのが正解なこともある
    ネタバレ
    2026年1月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 友達から恋人へ変化する2人の時間をうまく切り取っていて、いい作品だなぁって思いながら最後まで読みました。

    冒頭の一誠のセリフと榛名のモノローグにひきこまれます。
    中学生時代のあの「帰りたくない」に閉じ込められた、一誠の見えない涙を感じられる榛名の繊細さがとても素敵です。その感性があるからこその小説家なんだろうな・・一見陽キャに見える榛名のどことなく捉えどころのない雰囲気がすごく好き。

    そしてそんな榛名にずっとズブズブな一誠。
    大人になってからも窓際の4人で集まって、榛名がまだ1人だとわかる度にホッとしてたんだろうなって想像してしまう。あんなイケメンなスパダリ、男女問わずモテモテだっただろうに榛名だけを一途に好きでいたんだと思うとキュンとします。動悸じゃないです。

    お互いにゲイだとわかってからの一誠の行動力が半端なかった。これまでために貯めてたエネルギー放出した感じ。あれをあやまちというなら誤って良かったよ。
    長年の一途さの重みはそこいらの身体から始まる関係とは意味が違いますね。一誠よく頑張ったよ〜

    この2人にはこれから周りが恥ずかしくなるくらいラブ放出してほしい!一誠のスパダリぶりに骨抜きにされていく榛名見たいな〜と恋人編にも期待しております。
  • 今夜ベッドで待っていろ

    斉川冬

    可愛くて色っぽい陽太の猫目がささる!
    ネタバレ
    2026年1月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 小さすぎる受けは本気で苦しそうで若干苦手だけど小悪魔誘い受けなら話は別。
    陽太の猫目で策士で小生意気なのたまらん。オフェンス受けの陽太が攻めの景虎にメロメロなのかと思いきや・・・あんだけディフェンシブなくせに実は惚れたのもメロメロなのも景虎のほうだっていうのがもう最高!
    溺愛攻め×魔性受けが3度のご飯より好き、受けは惚れさせてなんぼと思ってるので大好きカプでした。

    陽太がわっるい顔するのがほんとに可愛い!ムスムスするのもかわいい!!
    エチするしないの熾烈なる攻防に始まり、お次は舐める舐めないのデュエル。
    なにかしらの攻防戦の裏側はいつも、陽太を大切にしたい(アレが)デカすぎる景虎VS景虎を気持ちよくしてあげたい小さい陽太だからどっちが勝っても愛があるんだな。
    負けてむぅって拗ねる陽太がたまんないです。あのほっぺむぎゅってしたい。でも陽太の煽りに負けて抱き潰しちゃう景虎もまた最高なのですよ。陽太の掌で一生こ〜ろころしてて欲しい。

    陽太が実は中身が芯のある男前なのも凄いポイント高いです。
    精神が自立していてちゃんと景虎をみてるんだな。自分のせいで景虎に夢を諦めさせたという負い目がありながらそこから逃げてないし、ちゃんと景虎を支えるっていう覚悟があるのがかっこいい!景虎が惚れぬいてるのもわかりみしかないのです。
    この作品エチもいいし2人はバカみたいに可愛いくて最初はそっちばっかりに目がいってたけど、実はその裏にある2人の愛の深さが地味に凄いなと思いました。1巻だけなら読みホで読めるけど、2巻がさらに上回ってきたので買ってよかったです。サキュバスパロもめちゃ可愛かった!
  • 仲良くしようねお隣さん【コミックス版】

    小木

    すごくいい!とてもいい‼
    ネタバレ
    2026年1月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ これはっ!1,2話のみ読み放題の戦略にまんまと・・いや、そのおかげで出会えた良作でした。速攻で単行本買いました。

    以下ネタバレしています。

    百戦錬磨のホストがタバコひとつで落ちる恋の素敵さ。
    作品全体に絶妙な面白さと抜け感があって絵もストーリーもとても良かったです。デフォルメかわいい。

    でね、マイマイガあたりから怪しいと思ってたけど、森のゴリラ出てきたときどうしようかと思いました。こっちはそのテンションで読んでなかったから、飲み物口に入ってたら多分ふいてましたね。おまけにお化け屋敷のおばけ…可哀想すぎるやろ…わりと真剣なとこで笑わせにくるからもうそっちが気になってセリフが入ってこないのですよ。こういう遊び心ほんと大好きです!
    ゴリラとか雀が質感リアルで激うまなのに虫ゆるゆるなの…お前はこれでいい感が出てるの好き。

    そしてストーリーがいいのでどんどん読み進めて、この2人の関係いいやん、ドキドキするやん!これ上手くいくやん!わくわく、わくわく・・・・で、最後までせえへんのか~い!って行き場のない両手をワシワシしてました。絶対する流れだったですよね??もう攻め受け固定してるし勝手に妄想が広がって大変。収集つかないので是非続編を読ませてください‼
  • 【単話】夜を編む、まひるの月。

    せきとう

    せきとう先生の世界に溺れる
    ネタバレ
    2026年1月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 新年初のレビューは大好きなせきとう先生から。
    こちら別サイトで追っていていつ発売されるだろうかと心待ちにしていました。
    まだ単話3巻ですが現時点ですでに先生の作品の中で一番好きです。
    行間から感じる2人の心の揺れや、音が聞こえてきそうな風景描写、須夜崎とまひるの叔父との駆け引き、それら先生の奥深い世界に気付いたらどっぷり魅了され、入り込んでしまいます。続きを読みたいのと単行本が欲しくてうずうずうず・・

    下記ネタバレあります。

    母の死に味覚と嗅覚を失うほどのショックを受けたまひる。
    幼かった頃の心の傷は計り知れなくて彼にとって本を読み創作することは、自分の血液を作る生命活動のようなものだったのだろうと思います。壊れるかわりに大好きなもの、綺麗なものを詰め込んで本にする。まひる自身がそのまま本のように綺麗で純粋な存在。

    そして普段ぶっきらぼうで、にこりともしない須夜崎がまひるを理解していくと同時に、加速度的に惹かれていくのが本当によく分かる。もうそれがたまりません。彼の内にたしかに秘めた情熱と優しさをすごく感じて、さすがようこさんありがとう!とお礼を言いたくなりました。3巻の車内のセリフには涙が出ました。続きも楽しみにしています。
  • 先生、キスして、Hして。

    かみしまあきら

    人はそれを変態と呼ぶ
    2025年12月29日
    体感エロ95、情緒5くらいだった・・・エロ圧勝。なんだかいい話が繰り広げられそうなイケメンたちなのに2人とも変態なのがもう面白い。最高。さすが同人誌です。
    これ白抜きでもtnの描写がヤバいやつだってす~ぐわかるレベルで凶器でした。(読みホは白抜きのみ。購入ページに棒消しあるよ)おまけにボディがとても良い!受けもしっかり男の子体型です。先生の流し目は色っぽいし、見返りミニ受けちゃんはぬいにしたいくらいの破壊力!でも変態放題。

    そこは怖いって!ヤバいって!もうツッコミがとまらない・・・いや違う、それを変態と呼ぶんだわ。喜んで読んでる自分も変態なんだわ。もうツッコむなんてナンセンス!
    そんなわけで倫理観はミジンコですがとても面白かったです。
    読み終えた後の謎の爽快感。体感5のストーリーが何気に良いのです。この2人はきっとどこまでも幸せだろうて・・・
    年末のあれやこれやですでにノウミソ停止してたので、頭空っぽにできて楽しかったです。明日も頑張ります。
  • slip【ペーパー付】【電子限定ペーパー付】

    epaule

    癖がタワーのように積み上げられる
    ネタバレ
    2025年12月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ほんとにこれはもう・・・イケオジ、スリーピース、ソックスガーターの3点セットは破壊力がありすぎる。
    イケメン黒髪オールバック攻め&色素薄い系ウェービーな美人受け、2人からあふれ出るエロス‼はぁぁぁぁ~~(感嘆のため息)絶対トニーレオンみたいないい香りするんですよ。嗅いだことないけど。
    おまけにスーツなだけでも萌えですが、何といってもスリーピース!中のベストみるとキュンってなります。特にこれは胸板厚めのスタイルのいいイケオジが着るのが至高です。全部ささりすぎて怖い!
    そしてご覧になりまして?終盤の実令さまのベスト+ソックスガーター+エロ下着のあの構図。あのベスト姿がよりエロス醸し出してませんか?癖の暴露に何文字使うのよ・・ウザくてごめん。

    2人の過去の想いを知ってから、冒頭どんな気持ちで抱きあったのだろうかと振り返るとたまらないものがあります。
    大人になってからの恋のやりなおしには感情の説明など不要ですね。ふたりとももうわかってた。「となりにいたい」って素敵な言葉だなぁと思いました。
    絵は上手いしストーリーも大好きです!これがデビュー作とかちょっと意味がわかりません。素敵な作品をありがとうございます。今後の作品も期待しています!
  • 地雷系ヘビー級ラバー【単行本版】

    滝壺ゼゼラ

    ラブもエロも重量級!
    ネタバレ
    2025年12月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ もう逃げられない!依存させるつもりが囲われちゃった。
    イヌイデの全てが重量級です。イケメンのハイプレス。圧がすごい。ずずっ、ずずんっと迫ってくる感じがたまりません。泣き顔にムラついたり人の話聞かんとこも最高です。Sでヤンデレの要素までちゃんと備えてる!【陰キャ黒髪×ムキ×激重攻め】はもうこれでひとジャンルという事でいいですか?オプションで眼鏡もお願いします。

    リセット癖ってコントロールが難しそうですね。めんどくさいからとかじゃなく、切られるくらいなら自分から切った方がましっていうような防御反応の一種なら余計に根が深そうだから彩くんにはあれくらいでいいと思う。束縛されるくらいでやっと安定しそう。
    彩くんの不安そうで頼りなさげな表情が、ちょっと意地悪したくなるしすごく守りたくなります。乾出は乾出で束縛できないとヤンデレ発動してサイコ化しそうだし(希望)案外こっちの方がタチが悪かったりして・・・でもたまに見せるあのかわいいの何ですか?ムスっが特にかわいい。もっとおくれ。

    付き合った後に二人羽織が普通に受け入れられてるとこに周りの友人の包容力を感じます。
    ストーリーは1巻にバックグラウンドをさらっと詰め込んだ感はあったけど絵が上手くてキャラが好きでした。彩くんの体型も細いけどかっちりしててとにかくエチがエロい!だいたい毎回抱き潰されて泣いとるやん・・こんなの最高じゃないですか。
  • たったひとつのことしか知らない

    本田

    感情がはげしく揺さぶられる63ページ
    ネタバレ
    2025年12月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ たった63Pでここまで激しく感情を揺さぶってくる作品には中々出会えないと思います。
    短編ですので未読の方は是非ネタバレを読まずに本編を読むことを強くおススメします。

    以下ネタバレしています。

    電話一本だけで何十年もつながる関係で、仕事も住所もお互いに不可侵。
    なんなら顔すら覚えてないけどなんとなくうっすら繋がってて、気負わずくだらない事を話せる相手。
    だけど赤岩にとって、たわいもない話をしながら、電話の向こうでお前は悪人になんかなれねーと言ってくれる友の存在はどれほど大切だっただろうか。
    そして藤ノ木は自分とのくだらない電話が赤岩を救っていたことなどつゆ知らず・・映画のような場面展開と会話の組み合わせに涙がとまらなかったです。藤ノ木は恐らくこれからも自分の偉業を一生知ることはないんだろうな・・それがまたいい。

    ラストに向けてのクライマックスはもう心臓ドキドキ、息できてるか確認が必要。
    短編だし完全なネタバレなしレビューをと思ったけど、ちょっと無理でしたね。
    レビューがなければ出会えなかった作品でした。フォロー様方ありがとうございました。
  • チ。―地球の運動について―

    魚豊

    命にかえても手放せない宝
    ネタバレ
    2025年12月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 異端であるかないかが命の行方に直結した時代。どんな偉業も実体社会に組み込まれた時点で、為政者にとって不都合なことは簡単に表に出てこないだろうし、真の英雄は誰にも知られていないかもしれません。
    当時異端であった地動説を唱えた学者たちの生き様を描いた作品。
    そして命をかけて守ったのは学者だけではないという所にも、単なる天文学の歴史というだけではなく人間の生き様や哲学を見る事ができます。

    ここに出てくる主人公たちが信じた真実というものには、気が遠くなるほど長い時間コツコツ紡いできた研究という裏付けがあり、少なくともそれによって証明されてきた事実は長い年月を経てちゃんと今私たちの目の前にあると思います。

    今新たにある科学も全て正解な訳ではないかもしれないけど、仮に間違いがあるとしても人間が知性を失わない限り、いつかはラファウやパデーニのような名もなき偉人の手で正しい方向にちょっとずつ修正されていくのだろうと思います。
    知識とは例え壊され途切れたとしても、再生されてどこかで別の誰かがまた紡いでいくもの、手放せないものなんだとこの作品に教えられました。だからこそどんな障壁があろうと本物の知性や真理は這い上がり必ず日の目を見る時がくるものだと信じます。

    他にも色んな気付きを与えてくれる作品でした。知と血と地。全部チ。日本語ってヤバいなって思いましたし、何より魚豊先生がまだ20代だという衝撃!頭が地球の自転速度に追いつけてなくても、若い先生の作品から学ばせてもらうことはたくさんありました。この世に傑作をありがとうございました。
  • レンズ越しの恋心

    いちい いち

    とても良いです‼︎番外編必須だと思います
    ネタバレ
    2025年12月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻と短編の2巻を合わせて完走した恋でした。
    卒業式前日のすれ違い・・・逃げなきゃって思った町田の気持ちが凄く分かるし、目の前から好きな人が突然消えた古淵の絶望も痛いほどわかる。心臓キュってなりました。

    それにしても10年は凄すぎます。ちょっと奇跡に近い。あんないい男が2人お互い遊び相手くらいはいてもいいとは思ったけど…
    どっちにしてもその間ずっと想っていられる相手なんて人生でそうそう出会えるものではないです。
    彼らは18から28くらいの若い時期をほんの少しのかけ違いで一緒に過ごせなかったけど、仮に卒業と同時に付き合ったとしてもうまくいってなかったかもしれないなとも思います。
    環境が変わればプライベートも変化するし人生の変動が一番大きいのもそのくらいの時期だとすると、少し落ち着いた今だからこそうまくいく気もする・・・離れてる時間は想いを奪いもするけど熟成もさせるから、2人は幸せにも後者のほうだったんだと思います。

    短編の番外編がすごく大事だと思う。あれで18歳の古淵がやっと報われたなって思いました。
    あとね、町田がバッグに付けてるぬいとか、財布にしまってる写真とか古淵からしたらたまんないよね。どんな言葉よりも雄弁。心が洗われるような一途なふたりがとても素敵でした!
  • キリエのために

    DAO通信

    レビュー激むず!難しいけど私は☆5
    ネタバレ
    2025年12月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ これは難しいぞ!DAO先生の作品大好きで今作もとても良いのですが、その感覚を言語化するのがとても難しくて、書いては消し書いては消し・・
    ずっと不穏だし1話表紙のとおり血と暴力も出てきます。
    トラウマ描写も人によってはNGだと思うし、なんかもういいやん、ほんとやめたげて、って思うのですが…
    それでもその濁った泥水のなかでじわりと光をつかんでいくのがいい。

    真逆の性格を持ちながら抱えている苦しみの根底は同質で、お互いに覗き込んでしまったその痛みが2人を繋げていきます。
    手のひらから零れ落ちていくキリエの幸せを、幸村がその下で受け止めていくような関係が切なくもあり・・
    だから彼は”幸せを衛る”って名前なのかもしれないなと思いました。
    とても不器用で不完全な愛だけど、他人が介入する余地など全くなく、壊れることもなさそうな2人だけの世界を見せてくれるのがDAO先生の真骨頂のような気がします。

    こういう標準値からはずれた作品がBLをより面白くしてくれていると思っているので(ほんと生意気に上からすみません)これからもずっと追いかけたい先生の1人です。詳細なあらすじには触れないようにしたつもりですが・・少しでも良さが伝わりますように。
  • 蝶と花の関係性【電子限定特典付き】

    akabeko

    天国行こうか
    ネタバレ
    2025年12月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ やっっっば~~い!これはたまらんセリフ‼
    エアいいねボタン無限に押してる。
    ここ目にしてから、あらゆるイケボ声優さんが脳内でエンドレスに囁いております。地上に戻れぬ。

    SMが癖とか大好きとかという訳ではないけれど、読めば読むほど奥深い世界だなぁと俄然その精神性に興味がわいてしまい最近やたらと読んでいます。実際のところは経験者のみぞ知るところなんだろうけど…

    下がり眉&三白眼攻めの蝶野が素敵。ひりひりするほど辛口のドSだけどほんとに愛がある。実は優しいし庇護欲も強そう。でもそれを全く表に出さないドSっぷりのギャップにしびれます。顎とかほっぺををさすっと触るのもエロくてゾクゾク。
    受けの花井がまためちゃくちゃ可愛くて最高~。たしかにちょっと泣き顔引き出したくなるような嗜虐欲そそるタイプかも。表情がたまりません。
    もうね、あの体格でお姫様抱っこされてるのとか、いやいやどうかしてるでしょレベルで萌えました。抱きかかえる蝶野もすごい。
    2巻でヘビーな過去も垣間見えますが、花井と出会えたことで本来の自分を取り戻した蝶野。昔から支配されているようで実は支配していた、と。なるほど。やっぱり奥が深い!

    デビュー作とのことで現在の作品に比べると多少粗削りな感もありますが、akabeko先生の才能がちりばめられていました!好きです。
  • 不屈のゾノ

    しっけ

    空気感作りが天才的
    ネタバレ
    2025年12月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 積み読ならぬ積みレビューしてた作品。
    本棚(今日は電子)整理してたらちょっと懐かしくなって読みふけってしまった・・・紙と同じことしてます。

    ケンカから始まってお互いに興味持った時からこうなることは決まってたんだろうと思う2人。
    出戸が懲りずになんどもゾノに向かっていく過程でちょっとしたコトからふと興味を持ってしまって、じゃれ合いが何となく本気になってきてだんだん熱を帯びていく・・・止めたくないけど止めなきゃ!のあの空気感、もうドッキドキです。

    そんな甘い関係に対してお互いの家庭のシビアな状況がピリッと痛い。
    深く描かれていないけど出戸くんも相当苦労してますよね。お昼ごはんに限らず手作りのナップザック、お金がないから大学進学をしないなどなど…それでも明るく苦労を感じさせない出戸と、やくざの家に生まれて大金持ちだけど家庭の愛情を知らないゾノ。2人とも優しいんだよ・・・
    まず出戸の包容力が素敵。全然ヤンキーなんかじゃなかったゾノの不屈の精神と、相対する優しさ柔らかさを知ってしまったら「守りたいと思ってしもたからしゃーない」確かにそんなセリフが出ちまいますね。ゾノにはギュッとしたくなる愛おしさがあります。『不屈のゾノ』タイトルがピッタリです。センスもいいしエチもいい。やっぱりしっけ先生好きだなぁ・・
  • まっくらやみで君と、

    タカナシモリミチ

    お洒落で軽い雰囲気と深刻さの二刀流
    ネタバレ
    2025年12月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 絵の雰囲気からちょっとお洒落でサブカル感ある作品なのかなと思って読んでみましたが、ストーリーは割と深刻でした。

    ネタバレあります。

    佐久間課長のぽわわんとした雰囲気のおかげで重苦しくはないけれど、この人結構危うい。
    書いてしまうと面白くないので詳細は省きますが、隣人のヤンデレ岩瀬が抱えていた感情もサラッと流せるようなものではなかったです。(『code』読みたかったです。)

    僕だけが彼を守れると信じていた岩瀬と、僕の代わりは他にもいると諦めた滝本。でも佐久間が深層で求めていたのは滝本のほうで、それにひとり気づいてしまった岩瀬・・これは苦しい。
    そしてさらにここからが一味違って滝本はもう佐久間にハマってしまった自分に降伏して恋人として支えていくつもりなのに、佐久間の無垢な残酷さが顔を出してくるのがちょっと怖かったです。何の感情もない人相手なら何でもできる。ん?あ、やばい、この人情緒が養われてきてなかった。と中々想像の上を行く展開。軽いのにとても闇深い。でも切り捨てずにちゃんとわかってあげようとする滝本が素敵でした。

    そして最後が好きすぎた!エチ描写はないのですがあの一連、私の中では最高の展開でした。そりゃそうなるでしょうよ。どの顔して滝本くん抱くつもりだったのよ~!滝本の色気全開なのヤバい!えぇ気付いてましたよ、あなたのそのポテンシャル。そして佐久間課長がかわいいんだってば!パジャマの萌え袖反則じゃない?と1人ムフフ。キモい。

    こんなお話がお洒落でモード感ある絵でサラッと描かれていることに感動を覚えました。
    シュールさや雰囲気で突っ切ることなく、内容もあってお洒落という二刀流。
    カバー下はさらに闇を感じました。あれは父親ですか?彼なりにあがいた先の負の連鎖だったのかな。
    先生のもう1作の短編集も大好きです。も一回読んできます。
  • 人魚心中【コミックス版】

    鹿島こたる

    美しい狂心ホラーBL
    ネタバレ
    2025年12月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ こたる先生の画だから成立する世界観。耽美でホラーなダークファンタジーです。
    エロもグロもたっぷり。それだけじゃなく宗教、哲学、あらゆるものがないまぜでちょっと考察がすぎてまとまらず、自分一人のちっぽけな頭で思考するのは限界。皆様のレビューを読んでみたいなと思う作品でした。

    以下ネタバレになっています。

    読んでいて怖いなと思ったのが「人魚は何もしていない」ことです。ただ美しく存在していただけ。いつの時代も人間に利用されながらも、復讐しようとか、自ら何かしようと動くことはありません。
    この人魚はオム・ファタール?と思ったけど、いやこれ悪人善人関係なく人間同士が勝手に自滅してるだけじゃないか?あぁだから弥勒菩薩なのかと思いました。

    水島が他の人間と違うのは破滅してもなお人魚に魅入られ続け手放さなかったことでしょうか・・狂っていたとも言えますが彼はこの世界に『ミロク』と名付けた人魚以外何もいらなかった。少年時代に性的興奮をおぼえた菩薩と人魚は彼の中でおそらく同義だったことを考えれば、幸せに狂い続けた人生だともいえます。そこまで貫ける彼が少しうらやましくもあり・・

    それと何といってもこたる先生の絵が美しくて息をのみます。美はグロもホラーも内包することを納得させられてしまう。他の方も単話のほうでレビューされてましたが、私も『日出処の~』を初めて読んだ時を思い出しました。
    背中にびっしりと美しい刺青を背負った水島と人魚が抱き合う絵、月を侍らせた人魚の絵はそれで一つの芸術品のように本当に美しく額に入れて飾りたいほど。ひたすら人魚に目を奪われるのですが実は水島も相当に美しい男でした。

    ※途中出てくる火野葦平の短編小説『人魚』が無料で読めます。河童はあの画家なのでしょうか?
  • 愛してるから嵌めさせて【R18版】

    凡乃ヌイス

    39P短編。拡大単行本になりません?
    2025年12月11日
    もっと!もっと~!!
    良すぎるからぁ~足りないからぁ~~!!
    短い中にド執着もエロもウィットも濃縮されてる濃い~原液作品ですけど、ほんっとに素晴らしいから濃縮還元100%単行本にしてほしい。一日中どっぷり読んでいたい。

    純愛と狂心の狭間の執着具合がたまらなく上手いです。絵も上手いです。
    歪んでるのにしれっと、愛ですがなにか?みたいな顔してるのたまんないわって思いながら読んでました。

    先生は別に隠してないんですよね~
    それなのにハッと気づかされた時の気持ちよさがクセになります。
    さりげなく「気付いた?」って聞かれてる感じがしてちょっとぞわっとする感覚が大好き。

    作品タグにピコーンっときた方、ぜひ!
    もうR18の文字を見て脊髄反射でボタンを押してました。
    ただそこまでtnの描写自体は多くないのでどちらでも満足度は変わらないかも。
    でも同じお値段ならそりゃあ・・・あ~もっと読みたい。
  • 帳と針【電子単行本】

    DAO通信

    歪んだ癖が刺激されました
    ネタバレ
    2025年12月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 陰鬱の中にある執着から逃れられない。すごく好きです。
    それぞれが抱える空洞が2人にしかできないやり方で埋められていくような。

    以下とてもネタバレしています。

    石神は高橋を妻に会わせて絶望させた後でその離婚を伝え、妻にはまるで「コイツは俺のモノなの」って教えるように高橋の存在を確認させる。
    あぁこの男は試している。寂しくて美しいクズだ、と私の癖が共鳴して震えました。
    お前は俺のものだろ?その執着はどの程度なのか?と高橋の様子を見て興奮していたんじゃないだろうか?
    もはやあれも偶然に見せかけた必然だった?

    そんな石神に一生囚われている高橋。
    壊れた時計を分身のように大切にし、つまらない日常のいたる場面で石神を脳裏に浮かべる。
    まるで”百舌鳥の早贄”のごとく仕留められ枝に刺された”にえ”のようにその場から動けないでいるのがもうたまらなかったです。そして石神も高橋という”にえ”を放っておくくせにずっと手放さないでいる・・・最高。
    欠如の先にある2人の執着と滲み出るエロスがとても良かったです。こんな埋め方もあるんだな・・
    不完全で壊れたまま満たされていく。歪んだ共依存がとても素晴らしくゾクゾクしました。

    何よりこの雰囲気でハピエンなのが凄いです。好きな人は好きなはず。クセになります。
  • 太郎 DON’T ESCAPE!

    mememe

    年末太郎まつり参加します!
    ネタバレ
    2025年12月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ どしたどした?と思ってはいましたが読んでみたらこの祭り、参加しないわけにはいかんかった。おもしろい!
    皆様のレビューが良すぎて同意がすぎて首もげる。

    遊園地とかハウジングギャラリーとかに風船持ってポツンといるでっかいうさぎとかリスの着ぐるみって、何となく狂気を感じることあるじゃないですか。ないですか?ありますね?(強制)部屋入ってそれが座ってたらそりゃおしっこ漏らしそうですよ。
    そして着ぐるみの外からでもわかるtnのサイズとは?エロなくてもこんなに面白いのに、まぁ、待っときなさいよ、っていうメッセだと勝手に思ってていいですか?

    トボトボ太郎はつままれキーホルダーにしたい。捕獲したい。売ってください。
    タロちゃんも可愛いがアイも大概かわいい!てかカッコえぇ〜!
    必死なくせに身に付いた手練れ感が息をするように顔出してくるのオモロい。で、そのスマートさがむしろ太郎に警戒されるっていうね。怖いっつって。ほんとかわいいな。国宝級のビジュでジタバタするの反則やわ。
    ほんまに今まで味わったことないかわいいの見本市。もしや可愛さも200種類くらいあったりするんかな?

    朝から太郎祭りでエネルギー補給できたので、今から大掃除という楽しくないフェス頑張ってくる。
  • 鬼と天国 再 【電子限定特典付き】

    お吉川京子/阿賀直己

    深くて泣きました。神作です。
    ネタバレ
    2025年12月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 心に深く刺さるからこそレビューが難しくてなかなかまとまらなかったです。

    人を好きになることは自分を好きになること。ほんとそうかもしれない。
    その感覚、頭では理解できるけど正直これだけ生きててもよくわからない。
    自分の事好きか?と言われると、まぁそうね、とも、そうか?とも考えてしまいます。
    「愛してるからと言って許さなくていい」が重く響く。
    それが特に親だった場合…消化しきれないですね。
    その消化しきれない青鬼先生の想いを天獄先生はまるっと抱えてしまう。そういうとこはわかってしまうんだな・・

    愛の初心者、天獄先生は実は誰よりも愛が深かった。執着も強かった。
    与え方も受け取り方も知らなかっただけで、ホントは誰よりも愛したかったし愛されたくて・・・青鬼先生(+兄ちゃん)はそれに気付いてたからずっと手を離さなかったし、本当はすぐそばにあることを実感してほしかったんだろうな。
    ちょっとだけ本当の愛を知った天獄先生がまるで初めての時のように震える手を見て涙がこぼれました。というより前作から通しで初めて読んだ時から、なんかもう2人が愛おしくてずっと泣いてた気がします。
    いろんなとこが凸凹してる2人だけど、大人の必死さ、包容力、信頼関係と本気の愛してるが、全部伝わってくるので心に響く。
    人は死ぬまで誰かを愛することはできるだろうけど、もし人を深く愛する感情や行為に旬の時期があるなら、彼らくらいの年齢が一番適してるのかも。彼らのような恋愛にはきっと気力も体力も傷も必要です。

    読み終わった後にもう一度表紙をみて、その身長差に萌えちらかし、花束でまた泣きました。
    読めて幸せです。立て続けに長文レビュー失礼しました。
  • 鬼と天国 【電子限定特典付き】

    お吉川京子/阿賀直己

    お互いなくてはならない存在
    ネタバレ
    2025年12月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 一見飄々としていて魔性のように見えるけど実はすごく繊細で独占欲が強く、大好きなおもちゃを取られないように必死に抱えてる子供のような天獄先生・・・かわいい、愛おしい、大好きすぎる。
    あのメモ裏の一言…あぁもう…こんなにも控えめで雄弁なSOSありますか?息が止まりそうでした。
    青鬼先生に出会えてなかったら、一生どこかで心が彷徨っていたはず。

    青鬼先生は、その性格が悲観的ではなく、まさにほどよく頑丈で、過去のトラウマに苦しみながらもうまくつきあってきたのかなという感じがすごくリアル。青鬼先生の描き方でこの作品は全然違ってくるだろうなと思うくらいキャラが完璧のように思えました。なんだかんだ彼は彼のまま生きていて、天獄先生には青鬼先生しかダメだわ、と読者に思わせる先生方の技量がすごい。

    さらに天獄先生と兄ちゃんとの関係が想像を超えていた・・・兄ちゃん明るくてふわぁっとしてるから大分薄まってますが、この兄弟で1冊本ができあがるくらい、複雑な感情やその関係性もテーマが深い。天獄先生を形作ってる要素への説得力があって、よくさらっとぶちこまれましたね、と思うレベルです。

    話の入り方で一瞬ひるんだけど、読んでいくと皆さんの評価が高い理由がわかります。
    なんといっても攻め受けが解釈一致でテンションあがった!
    美人の魔性攻め×がたいのいいオジ受けたまりません。しかもちょいSM入ってるのもいい!!
    だけど精神的にはお互い包み包まれの最高CPです。
    「再」に続きます。
  • 隠れ鈍感腐男子、登坂くんの日常

    わたぬき

    解釈違いオールスター
    2025年12月4日
    【読み放題にて】

    表紙からワクワクしすぎて開始5Pで昇天しそうでした。あぶないあぶない。
    腐男子冥利に尽きるパラダイスだけど何かちょっと様子がおかしい。
    隠れ鈍感腐男子、秀くんの『鈍感』が過ぎてみんなかわいそうすぎる・・・
    とくにまこっちゃんかわいそうすぎる・・・

    もう腐の皆様とこの本めっちゃ語りたい!
    全部わたしと解釈逆で面白すぎました。
    そういうとこやぞ、秀!って声を大にして言いたい。
    いろいろ言いたいけどネタバレなしでぜひ!
  • 職場のイケメン営業は理想の飼い主様【単行本版】

    nocori

    2巻がほんとにいい!読んでよかった!
    ネタバレ
    2025年12月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 「SMの真の支配者はM側で、SってサービスのSなんだって~」なんて数々のBLからかじったこの知識は一体どこで役にたつのだろうか?と思う今日この頃。
    実際、羞恥心を制して自分自身をさらして相手に委ねられるMより強いものはないかも・・
    この作品のタイトルも喜ぶ柳瀬目線の気がしてきました。

    1巻目はエロは良かったものの、どちらかというと内面よりプレイありきなのかな~って思って2巻目買うの迷ってたんですがほんと買ってよかったです!!
    以下ネタバレです。

    2巻は深い恋愛関係のターンともいうべきか・・・普段の2人の関係性もぐっと変わって、王子様三谷が陰キャの柳瀬にずぶずぶハマっていくのがたまらないです。身体だけではなく柳瀬の心も自分のものにしたくなる三谷。お風呂でのバックハグ最高だったな・・・1巻の柳瀬の衿元に親指グイっていれて服はだけさせるところとかも好き・・細かい仕草が癖をつついてくるのたまりません。
    そんなS攻めを、自己肯定感の低さゆえに迷走しながらも全身全霊で受け止めていくM受け。
    しかも酔ったら・・・無意識とはいえ王子を沼に引きずりこむあの小悪魔感。いやいやいや反則でしょう!才能秘めすぎてるでしょう。

    ノーマルなセッもエロいし、SMの時のプレイもさらにエグイけどお互いの愛情と信頼関係が1巻の比ではないような。完全にお互い心まで満たされてるのが伝わるの凄い!ブラボー!!
  • 【単話】嫌だと言ってモラトリアム

    Hiカロリー

    号外!えちすとらえじそん出てた!
    2025年11月29日
    はわわわわわわわ・・・・番外編でてたの知らなかった!
    本編の単話版かと思ってた。お洒落な横文字に反応できてなかったです。
    これ本編読んだ人には必読書じゃあないですか。素晴らしい‼
    未読の方是非ネタバレなしで!

    ミツの可愛さもナナの嫉妬もカンストしていて一瞬であの2人の世界に戻れました。
    先生の受けって番外で色気増してくる気がする・・・なんでだ?ずるい。好き。
    読んで得しかない内容でした!休みの朝から幸せです。
    先生ありがとうございます!
  • やましさの熱に抱かれて 【電子限定特典付き】

    ウノハナ

    うほっ!リーマン来た!スーツだ!
    ネタバレ
    2025年11月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 先生の作品の中で数少ないリーマンのスーツが拝めました。眼福。
    攻めの奥村先生は医者だからリーマン同士ではないけどやっぱりスーツかっこいい。興奮してしまいました。

    はぁ~良かった・・・ウノハナ先生のあの色気も切なさも健在。
    過去の自分の過ちを一番後悔するのって、きっと大切な人ができた時ですよね。
    異国で出会って惚れてから気付いてしまった真実の残酷さ。それも自分由来。
    バレないで!ずっと知らないでいて!っていう想いを抱えながら、それを話す勇気もなければ、もう会わないという選択肢もとれない東湖の苦しみが手に取るようにわかります。
    罪悪感で一杯なのに一緒に居たい気持ちが勝ってしまうとこにリアルさを感じてくうぅ~っとなりました。さすがです。

    そして奥村のぶっきらぼうなくせに欲望には正直で強引なのがまた!
    ウノハナ先生のつよつよな攻め好き。スマートさより抱くぞ!な雄みがたまりません。
    真実を知っても東湖の立場も苦しみも全部ひっくるめて惚れて受け入れて・・葛藤があったに違いないのに、この純愛は相当な包容力が試されたはず。そして最終的には東湖専用セコムまで発動していただいて・・・あぁ幸せ。ありがとうございました。

    ほろ苦い大人の恋は冬に合う。今年のクリスマスにはホットワインを飲もうと思います。
  • イグナートの花嫁【単行本版】

    もりもより

    画力で伝わるすごさ
    ネタバレ
    2025年11月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 吹雪いている雪と吐く息の白さ。画面から吹き抜ける冷気を感じるほど風景描写が美しく圧巻です。
    そしてリタの表情に釘付けになりました。
    表情から感情だけでなくリタの無垢さと不憫さ、彼本来の明るさや芯の強さ、かすかな色気まで様々伝わってきます。
    作品を通して書き込みが緻密で繊細なのに迫力のある描写が素人目にも凄いと思うし、まさに画力で語っている感覚。

    イグナートはずっと孤独を抱えて生きていて、いつも想像の上を行く怖いもの知らずのリタのおかげで、どれだけ感情を動かされ救われているだろうか、と想像してしまいます。
    初めはただの庇護や同情だったかもしれないけど、ゆっくりじわじわと明らかに違う感情が芽生えているのがもうたまらないです。リタが2回目に竜化しようとしたとき、イグナートがリタの涙をぬぐい、まぶた、おでこに優しくキスしていくシーンには呼吸が止まりそうでした。

    「寒い」と「寂しい」は同じ場所にいると思うから、2人のいる場所がいつも暖かいものでありますようにと願います。
    ただ生きてそばにいてほしい、という絶対的な愛に加えて2人がこれまで知らなかった感情に出会って、大きな大きな愛に変化していくのを楽しみにしています。
    さらに言うとイグナートがリタに独占欲爆発させるとこ(抱き潰すとこ)見たいな…
    リタが正真正銘イグナートの花嫁になるとこ(抱き潰されるとこ)見たいな…
    もちろん濡れ場がなくとも文句なしの神作です。ですが本音をオブラートに包もうとした跡をそっと置いておきます・・・
  • アオハルは愛し愛され【単行本版】

    百瀬あん

    ビバ!リバ!
    ネタバレ
    2025年11月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ まさかの上下巻一気に発売とは思っておらず、つかの間のゲリラ富豪であることをいい事にクーポンなしの大人買いをしてしまいました。この調子だと一気に平民は確定です。壁に向かって反省します。
    でもいいんです、百瀬あん先生なんで。こんなに堂々とリバの話です、と言われたら買わざるを得ないのです。
    以下ネタバレしてます。

    リバっていっても実は半々ってことはないのかな・・・トップのほうが好き、ボトムのほうが好きというのもあるだろうし。先輩の気分次第って言ってたけど個人的な感覚ではトワは7:3くらいで受け優勢タイプかなと思いました。でも中性的な黒髪美人の攻めは貴重なのですごく良かったです。先輩みたいなタイプは追われてなんぼ、難解であれ、と思っているのであの面倒くささもスパイスでした。

    わんこ受けも想像してたよりずっと良かった!かわいいです!でも壱成くんボトムした後だいたい攻めに転じてたしやっぱり攻めの方が好きそう・・それでもボトムができるっていうのはトワ先輩に対する愛かな。全部ひっくるめて愛したいっていう一途さが素晴らしい!

    絵がきれいだからなのかDKだからなのか、早い段階で、それも結構な頻度でいたしてるのに清潔感がある不思議・・・先生の腕のなせる業でしょうか??
  • 温泉で秘密のお泊り、241回目

    未散ソノオ

    理想であり奇跡の関係
    ネタバレ
    2025年11月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ なんとなく続いてるんじゃなくて、この関係を続けるために努力を惜しまない2人(特に石田)の想いが胸に刺さりました。
    そして2人とも”がんばろう”と相手に思わせる魅力をいつまでも失わないのがほんとに凄い。恋愛としても人間関係としても理想の形のように思えます。

    学生時代のお金をかけない旅、きっとそれもその時にしか味わえない幸せな1ページ。
    歳を重ねてお互いスーツに身を包み高級旅館でゆったりまったり寛ぐ幸せ、それも最高です。
    そんな幸せな瞬間を一番大切な人と一緒に過ごすために日々頑張れる人生。
    会ってる時間は20年たっても1年分にも満たないけれど、その時間にはまんま20年の重みがある。

    石田が木村にことあるごとに「かわいい」って言うのが最高すぎます。おじいちゃんになっても言ってそう。
    木村のあのセリフもすごいです。あんな事言われたら一生忘れられない。

    誰にも秘密で2人だけにしかわからないルールを共有して…きっと彼らが死ぬときは、そうやって積み上げた大切な時間と大好きな相手への想いで満たされるんだろうな・・・いい人生だったって思えるんだろうな・・・そんな想像をしていたらじんわり涙が出てきました。名前のない関係は2人の努力で作り上げた奇跡ですね。
  • お酒によわい安藤さん【単行本版】

    瀬戸うみこ

    おっふ・・腹筋・・割れ・・てくれ・・・
    ネタバレ
    2025年11月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ もれなく一生消えないほうれい線ついてきます。
    うみこ先生ワールド大炸裂!過去一笑えました。
    安藤さん最高だよ・・・麻婆道路・・ある、あるよ。安藤さんがあるって言うならある。
    かわいいが服着るとそれはもう安藤さんなんだよ。
    菊池君の脳みそがtntnに勝てる日はおそらくこないだろうね・・・安藤さん相手にそれは鎮まらんよ。だって安藤さんだぞ。何年も人間やってて「ゼラチン」の響きがこんなに卑わいだって初めて知りました。新たなる発見です。

    ヤバい・・・レビューがカオスになってきた。全コマなぞってレビューしたい。かわいい・・・とにかくかわいいの。アホかわ過ぎる2人の世界にしばらく転生したい。無事にくっついたとホッとしたのもつかの間。また腹筋&ほうれい線脅かしにくる・・・
    それと私、前々からうみ子先生作品に出てくる攻めと受けの顔並べてペア組み神経衰弱やりたいなって心の中で思ってます。似てるけどそれぞれ大好き!安藤さんの「何言ってるんだろう」の顔が浮かびます。
    2巻大人しく待ってる人~!あいっ!(フンス!!)
  • 作業着男子

    そうゆず

    情緒もっていかれました☆5以上!
    ネタバレ
    2025年11月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻ではまだ何もしてないのに。まだ誰ともどうかなってないのにドキドキしてしまう・・
    作業着とか汗とかフェチな要因ももちろん素敵なんですけど、そういう荒々しさに反比例する雪斗の心の繊細さに揺さぶられる。あの職場で長年どれだけの想いを閉じ込めて生きてきたのかと思うとウルっとします。

    あの元カレ嫌な奴ではなさそうなんだけどバイだったのか・・・雪斗との空気感が完全にゲイの感じがしたんだけどな。あんなにラブラブで遊びというわけでもなかったのに、雪斗にはどうにもできない理由で別れたんだから立ち直れなくても仕方ない。そしてハルオミがいい男すぎる・・・好き。ひと嗅ぎぼれ、わかる。匂いフェチ同志として雪斗と固い握手をしたい。

    レビューもそこそこに我慢できなくてシブ見にいったんですよ~~もお~~~最っ高でした!なになになんですか!あの色気は。作業着がかっこいいし身体もかっこいいし何とは言わないけどグフフだし!!!隅から隅まで読み倒してしまった・・

    初めての作者さまでしたが、次々にあがるレビューとみなさまの作品愛に惹かれて読ませていただきました。がっつり先生のフォローもさせていただきました。2巻も楽しみにしています。レビューありがとうございました。
  • ケーキ・ドッグ・カラメリゼ

    おげれつたなか

    いや~まいった
    ネタバレ
    2025年11月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 正直途中きついな~って思いながら読んでいました。
    先生の作品独特の、かりそめの幸せと裏腹に現実がどんどん悪い方に転がる感じが辛くて。
    あ、どうしようこれきついかも。でもおげれつたなか先生だぞ、胸糞なままなわけがない。でも今しんどいのやだな~と逡巡しながら、もっと元気な時に読もうと実は一度そっと閉じました。

    で少し間を置いて読みきったら、やっぱり最後は良かったです。
    攻めも受けも正直バカだけど攻めの大和の、一番肝心な部分は間違えない所と、受けの悠星の健気さに救われました。
    中々取り上げづらい社会問題を作品に取り入れるのは結構なチャレンジだと思うのだけど、先生の作品を読んでると『つまづいたのは誰かのせいかもしれない。けど立ち上がらないのは誰のせいでもないわ』っていうある人の名言が頭に浮かびます。
    そして愛してくれる人がいるから立ち上がれるんだな、とも。

    悠星の過去を癒したのは大和だし、大和を過去から立ち直らせたのは間違いなく悠星。
    賢さや正道じゃなくて、その愚かさと健気さが大和を立ち直らせたんだと思うと……何が必要かなんてほんと人によって違うよねって思います。あの悠星の笑顔はずっと守りたい。
    暴力的だけど最後は不器用な愛が全てを凌駕していく先生の作品、ちょっとしんどいけどやっぱり読んでしまいます。
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