文庫本416ページ、表題作(描き下ろし4コマ計5p)+MAGIC+サイレント、計3作品。
近未来的な、作者さんらしい作品集。
文庫本でお得なページ数ですが、元は単行本3冊分?とかでは。
どれも、すごく、良い作品でした。
特に
表題作とMAGIC。
表題作はBLがなかった頃の、巨匠的古い作者さんにあるBLボーダー作品。
少女漫画カテゴリで許される範囲の(違和感ない)BL、とも言える。
樹なつみのOZを連想させるような、どこかやるせない寂しさを含む慕情がある。
2つ目の猿の惑星(ちがう?)の話もハピエンだか切ないのかわからない、でも心にすごく残るお話。
いずれにせよ、巨匠作品です。
もう、こんな素晴らしいお話を、お得に一冊で読んじゃっていいのか?
て言いたくなるくらい質の高い作品集です。
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