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1巻完結

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740pt/814円(税込)

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作品内容

オスカーの出生にまつわる秘密……。それが父母の愛を破局に導き、思いがけない悲劇を呼び寄せた。母を亡くしたオスカーと父グスタフのあてどもない旅が始まる。名作「トーマの心臓」番外篇表題作ほか、戦時下のパリで世界の汚れを背負った少年の聖なる怪物性を描いた「エッグ・スタンド」、翼ある天使への進化を夢想する「天使の擬態」など、問題作3篇を収録。

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    オスカーの出生にまつわる秘密……。それが父母の愛を破局に導き、思いがけない悲劇を呼び寄せた。母を亡くしたオスカーと父グスタフのあてどもない旅が始まる。名作「トーマの心臓」番外篇表題作ほか、戦時下のパリで世界の汚れを背負った少年の聖なる怪物性を描いた「エッグ・スタンド」、翼ある天使への進化を夢想する「天使の擬態」など、問題作3篇を収録。

レビュー

訪問者のレビュー

平均評価:4.6 12件のレビューをみる

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高評価レビュー

ストーリーと人間心理の描写が見事。
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 「トーマの心臓」のスピンオフ「訪問者」。先の作品では簡単に触れられるだけだったオスカーの過去編。彼の人間形成に大きく影響した父親との関係を描いた作品。オスカーの子供らしい無邪気さは母の死後、急速に失われていった。憎しみはなく愛し合った家族が、愛し方を間違えて全てが狂ってしまった。それでもオスカーは父グスターフを愛し、グスターフもまたオスカーの父だった。2人の間には確かな親子の愛情があった。最後にオスカーとユーリが初めて会う場面が出てきてちょっと嬉しい。
ナチスに支配された頃のパリを描いた「エッグスタンド」。ドイツ人とフランス人とは互いに複雑な感情を抱きつつ、関わりを断つこともできず暮らしていた。若い女性の存在はあれど、溌剌とした明るさよりもけだるげな様子が伝わってきて、背景にある戦争の影が窺える。私が知る限りだが、戦場の様子をほとんど描かずに戦争の非情さと残酷さをここまで見事に描いた漫画はない。悲しいというより、辛い、苦しいストーリー。それでももがくように読まずにはいられない。戦争のさなか、大人たちに人生を狂わされたラウルがどこまでも哀しい。他短編2本も人の心理を見事に描いている。こんな話を生み出せる作者にただただ脱帽である。
いいね
2件
2024年7月19日
「トーマの心臓」は読めていないけれど
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作は「トーマの心臓」のスピンオフということですが、単体の作品として違和感なく読めます。少し歯車がズレただけ、本当にそれだけであったらどんなによかったかと思い、切なくなりました。旅路の間のオスカーと父グスタフの思いとその描写から、映画をみているかのような気分にもなりました。彼の幸せを願います。
「城」城についての表現が流石だなと思いました。私の中の城はどんなものか、見つめる覚悟ができるのか。
「エッグ・スタンド」最後までどうなるのか分からず、途中で泣きそうになりました。
「天使の擬態」ちょっとした心の機微というのか、繊細さが伝わってくる作品でした。
作品内容のあらすじに問題作と表記がありますが、(確かに明るい少女マンガとは言えないけれど)誰しもに引っかかる、思い当るような、普遍的な要素があり、伝わるものがあると思います。
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2件
2022年1月15日
いびつな親子関係
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ トーマの心臓では皆を見守る兄貴的存在のオスカーの過去を描いた物語。記憶の中にあるオスカーより少し幼いけど、過酷な状況に立たされながら愛する父を信じる優しさや強さはやっぱり彼らしいと思いました。萩尾先生の作品は大人になり切れなかったり弱さのある親を傷つきながらも子供が支えようとするような話が多くそれ故に切ない。最後にユーリとの出会いが少しだけ描かれていてファンには嬉しいです。出会ってすぐの時からユーリの前では泣く事が出来たんですね。
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3件
2024年9月30日
とにかく表題作が素晴らしい‼
久しぶりに読みたくなり、購入しましたが、本当に胸が締め付けられ、涙が止まりませんでした。
なんと言うか、オスカーのこの後のお話を知っているからこそ耐えられるんですよね。
キラキラした時も確かにあって、でもそれは本当に薄氷の上の儚い時で、だからこそ余計に美しく輝いているようで。
本当にこの作品の素晴らしさを再確認いたしました。
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2件
2017年3月25日
飄々として見えたオスカーが...
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 『トーマの心臓』の大人気キャラ、オスカー・ライザー。ノッポで飄々として大人っぽく、ちょっと引いた感じで主人公たちを見守っていたオスカーの苦しい出生の事情。それを背負っているから、それでも前を向いて生きて行く人だから、オスカーはあんな風にやさしくあれたのだと気づかせてくれる作品。それが表題作です。
いいね
3件
2023年4月19日

最新のレビュー

敬愛してやまない萩尾望都先生
プロフィールにも記しましたが、私の初恋は「トーマの心臓」のユリスモール·バイハンです。
ですので記念すべき1000回目のレビューは、初恋の人の親朋であるオスカー・ライザーの生い立ちの物語にしようと思いした。
「トーマの心臓」ではハンサムでクールで10代とは思えない達観した雰囲気を持つオスカー。彼を形成した要素がこちらの作品でしっかり確めることができました。
こんな悲しい子供時代を経て、シュロッターベッツでのオスカーが存在するのですね。
オスカーは萩尾望都先生のお気に入りのキャラクターで、いくつかの作品に登場しています。
オスカーの外見は、先生がお好きなポール・マッカートニーをイメージされたのこと。でも私にはオスカーの哲学的な雰囲気がレノンの方により近さを感じます。
思いがけず先日、Eテレ「日曜美術館」でビアズリーの特集が組まれていましたが、そちらで萩尾望都先生のお元気そうなお姿を嬉しく拝見しました。
私にとっては少女漫画界の神様のような存在です。いつまでも、素敵な作品で楽しませて頂きたいです。
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5件
2025年7月11日

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