総レビュー数

129

いいねGET

351

いいね

474

レビュー

今月(4月1日~4月30日)

レビュー数16

いいねGET96

シーモア島
ベストアンサー0
いいね3件
投稿レビュー
  • STAYGOLD それから。

    秀良子

    それから。の、これから。
    ネタバレ
    2026年4月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ STAYGOLDの4巻が大好きで、こちらも当然追いかけていました。
    それから完読。良かったーーっ✨✨
    日高とコウ、二人でダベっている時間がお互いにとって大切な時間で。
    でもどのように大切かはズレがあって噛み合わない。
    あの時間を取り戻すために好きだと言うコウと、もう好きじゃないと言う日高。
    いや~このすれ違いすっごい切ない。すっごい美味しい(笑)

    両者噛み合わない。けど、そもそも完全一致している方が稀なのかなあと。
    日高→コウへの想いが、信仰のようなものであるならば、
    吉田→日高への想いは芸能人に対するもののようであり、
    駿人と優士の想いもそれぞれの在り方で違うはず。
    コウ→日高の想いが変化して初恋となり、初恋成就カプとなっても、両者の想いは決して同じではないだろうし。
    日高はやっぱり基本はノンケであるコウには、彼が言う所の「普通」の道があるはずと、この先も悩むんだろうな。。。(そして、それをコウが……妄想がイロイロ捗りマス✨✨)

    大失恋の後の「それから」。
    これから、二人の道が再び交わり、彼らの道になって、この先続いて行くことを予感させる、素敵なラストでした。
  • ハンケチーフ持って、タイムマシーン待って、ラストシーン黙って、

    佐岸 左岸

    漫画って素晴らしい
    ネタバレ
    2026年4月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 帯?に書かれている言葉から、アレな感じか?とポチるのに勇気がいりましたが、主人公は好青年でした(ホッ)。

    セリフが膨大な上に、てん(、)まる(。)がついてて小説のようだし、四角いコマやカット割り、テンポのいい自然な会話はまるで映画を見ているよう。
    でも、映画じゃこの早口多言や内容に頭がついていけないし、小説じゃあ人物の無言の時の表情や、間の良さが味わえない。何度も出てくる眼鏡を直すという動作、おそらくカニさんのちょっとした心理が込められた動作表現も、映画でやるとクドイし、小説ではそもそも出来ない。
    映画でもなく小説でもなく、漫画ってやっぱり素晴らしいと思える作品。

    喋りと無言の間の繰り返しに、花虎の日常を、リアルタイムで見ているような錯覚を覚える。
    彼の過去は具体的には分からない。けれど結果論として、やらかしたのは間違いなく、彼はその事に苦しんでいる。
    クズ、カス、底辺。個々の事情を剥ぎ取り、一纏めにされるし、自分に対してしてしまう。人が社会的動物であることを、物語全体で感じ取れるストーリー。
     生殺与奪は他人が持っている
    真実だけど、それは違うとするのは安易な思い遣りではなく
    蟹ではなく海胆である可児さんの、人や社会に対しての不動のスタンスだからこそ、心に沁みるんだよなあ……涙

    …でも、こう言っちゃあなんだけど、二人ともめんどくさい(笑)
    そのめんどくさいを受けとめてくれる人がいるのは幸せな事だね。

    しみじみといい作品。この二人がどうなっていくのか、次巻、タイムマシーンを楽しみに待ちます。
  • 蒼きバルカナリア

    ささきさ

    オスマン帝国 イェニチェリ 絵が美しい
    2026年4月17日
    いやあ、オスマン帝国、イェニチェリと来て、冒頭の展開は滾りマス。(レフーー!!)
    作者は、『死にかけ悪役令嬢の失踪~』コミカライズの作画担当の方。背景によって世界観を表現されていたので、背景フェチとして作家通知ONにしておりました。
    今度の作品はオリジナルでプリンセス本誌での連載。最近の出版社事情はよく分からないのですが、ステップアップされて…ますよね?♪

    魅力ある構図や緻密さ、美しさは一見の価値あり。
    まだ一巻で未知数ではあるけれど、お話も、面白くなりそうな予感で個人的にこの先楽しみな期待作です。
  • イリヤッド~入矢堂見聞録

    魚戸おさむ/東周斎雅楽

    考古学、民俗学が好きな方に
    2026年4月17日
    考古学界から追放されて今は古道具を営む入矢修造が、幻の文明アトランティスの地を、謎の組織に命を狙われながらも探し求める本格派考古学ミステリー。

    昔、借りて読んだので、内容を微妙に忘れているし、最後まで読んでいないのですが。。
    ただ、ワクワクした気持ちと、この漫画の示すアトランティスの地を当てたいと推理したのを憶えています。
    非常に楽しい一時。

    1巻から読み直したくって堪らない。しかしポイントががが。
    取り敢えずお気にいりに入れて待機(泣)
    10巻完結
  • 太郎 DON’T ESCAPE!

    mememe

    はわわ不可避
    2026年4月15日
    皆さんのレビューがはわわしてて、おもろくて、
    人を熱狂させる何かがあるらしいと気になってはいた。
    以前、立ち読みで読んだ時は分かんなかった。
    今回、増量してたんで再度、読んでみた。
    !!!?!
    なるほどこれは、はわわっ♡♡不可避の神漫画♡♡

    BLは主食じゃないし、恋愛要素も無くてもいい。
    そんな枯れた私にもこれは分かる。
    食 べ た い な ?
    そう食べたい。たろの可愛さ尋常じゃない
    たろくん泣くなやペロペロしたくなるやん
    はああ可愛いはあああ息きれる
    お前が可愛すぎるのが悪いってたろの為の言葉やろ

    恋愛ものは基本的には同じことの繰り返し。
    BLだってもう何万、何十万と繰り返されてる。のに、
    ポチらずにはいられない。
    ここに至ってこれだけの人の心をトリコにしちゃう物語、
    作家さんが出てくるのは凄いとしか言いようがない。
    はああ可愛い尊い……
    作者様ありがとうございます。沼っていう言葉を久々に実感しました。
  • 神客万来!

    ねむようこ

    最高の物語
    ネタバレ
    2026年4月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 神様や童話の住人など、アチラの世界の方々が訪れる特別なホテルで働くことになったミチルが主人公のお話。
    タイトルは神客だけど、おとぎ話系のお客が多いかな。
    パロディ系は色々読んでるけど、その中でもダントツに良かった…!!
    発想の豊かさやユーモアがあり、ネタの充実度が突出している。最終回が見事で全体的な完成度が高い。

    満月の晩に影を踏まれることによって、新月の夜の儀式によって、みちると深く繋がった瑞希と鬼の二人。それぞれの人生と想いを、読者が察する(妄想する)余地があり、余韻の残る、素敵なラストでした。
    瑞希はみちるとの子孫を残す事によってみちると一つになり、鬼は喰う事によってみちると一つになるのだね。ムフフ(妄想)

    絵やお話、恋愛要素の描き方含めて個人的にドストライク。最高の物語でした。
  • 西荻窪ランスルー

    ゆき林檎

    アニメーター青春群像劇 感動しました
    2026年4月13日
    低賃金かつハードワークと名高いアニメ業界に、高卒で就職した江田美咲、18歳。
    彼女と、その同期や先輩、才人、会社の様々な人にスポットを当てて描いた「青春」群像劇。
    みんなそれなりに年くってるけど青春を感じるという。

    アニメーターって夢のある職業だけど、思った以上に色んな意味でハードで、好きで入っても続かない理由が分かったような気がします。人間としての生活もあり、フィジカルやメンタル的なものもあり、将来の事を考えるとなかなかね。。。
    日向野さんの選択がホント良かった。
    登場人物達が影響を与えあいながらアニメーターとして、人として、それぞれが成長し、変化し、歩んでいく様に、胸が熱くなりました。
  • 解毒のススメ ~毒親育ちの私がアメリカ人彼氏と幸せになってもいいですか?~

    尾添椿

    どうぞ幸せになってください
    2026年4月12日
    毒親に育てられた主人公(作者)が、その影響を感じながらも、アメリカ人彼氏との愛を育むエッセイ漫画。

    親が毒親の漫画って割とあるけど、そんなもんじゃなかった。
    リアル毒親やべぇとビビりながらも、基本的にはアメリカ人彼氏に癒され、ほっこりする作品です。
    どうか幸せになってね。

    毒親、異文化、オタクネタ、単行本は彼氏のコラム、色んな要素が読めるのが良いです。
    あと、オタク女は面白い。これ鉄板。
  • 彼方から

    ひかわきょうこ

    祝☆アニメ化 異世界転移物の歴史的作品
    2026年4月6日
    異世界転移というジャンル。私の知る限りでは新井素子の『扉を開けて』に始まり、1990年代に様々な作品が出され、その中でも『彼方から』が多くの読者を獲得した。異世界転移ものの歴史を語るなら外せない先駆けであり、個人的には最高峰な作品です。
    このジャンルを描いてる人は真似したいだろうなと思う素敵なネタ、シーンの数々。
    でもバレるんで真似できない。。。(堂々とパクっている作品一つ知っていますが)

    イザークとノリコの恋模様がいい・・イザークカッコ良すぎ・・(悶え)
    壁ドン概念がない時代の壁ドンシーンはもう♡最高♡
    胸ときめかせ何回読んだことか♡♡♡

    アニメ化は本当にめでたいし嬉しい。
    これを機に、『彼方から』の新規読者が増えて、読者の目が肥える。そのことによって、このジャンルの質がさらに向上する事を、切に願います。
  • ふることふひと

    風越洞/壱村仁

    藤原不比等と古事記(ふることふみ)
    ネタバレ
    2026年4月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 藤原不比等が主人公の物語。
    古事記編纂の立役者、稗田阿礼=不比等説を採用した作品。
    けど、長髪美形か、アク強な阿礼が見たかったなー、なんて思ったちょうどその時、史の女装展開きて思わずフイタ。そうきたかー。顔を赤らめる太安万侶が少しアワレ笑

    古事記好きとしては好きな話、シーンが入っていない。駆け足すぎるなどの不満があるかも。倭健と出雲健はアレ(尻)じゃないととか…主題と関係ない所で仕方のないことだけど。漢字の表記を決めるシーンなどはめちゃくちゃ興奮しました。
    あと、安万侶ツッコミありがとう笑

    ドラマ部分がとても面白かった。
    作中ではぼかして描かれているが、古事記編纂は他の氏族・豪族の持つ神話・伝承を否定して、天皇家の神話が正統である。ひいては天皇家の正統性・支配を強固にするという政治的な思惑があったという見方もある。歴史というのは勝者よる改竄が付きまとい、絶大な権力を握っていた不比等にも疑惑説があるし。
    等しく比(な)らぶ者が不(な)き で不比等。もう名前の印象がよろしくないから笑
    その悪役なイメージを「史」という別の漢字表記や、日本書紀と古事記成立の謎とその内容差、不比等ご落胤説なども交えて、綺麗に見せる、好ましい主人公にする手腕は素晴らしかった。作家の仕事って凄いなと脱帽です。
    知らない事、興味深い解釈もあり、非常に読み応えのある作品でした。打ち切りが惜しまれます。

    歴史好きのフォロワー様からたどり着いたこの作品。読んでワクワクしました。感謝!!
  • 残り物には福がある。【初回限定ペーパー付】【電子限定特典付】

    御茶まちこ/日向そら/椎名咲月

    読み放題 ラブラブで良しw
    2026年4月4日
    聖女として召喚された主人公が、あれこれあって、60過ぎの伯爵との結婚をあてがわれるお話。おじいさんだけど、これがまあイケオジで紳士で素敵なんです。本物の枯れ専の方にはこの後残念な展開になりますが笑

    この作品は、ヒロインの天真爛漫さが何よりの魅力。
    ラブラブカップルの、幸せ漫画が読みたい方におすすめです。
    ストーリーもしっかりあります。ここ大事。
    いいね
    0件
  • 貴族から庶民になったので、婚約を解消されました!

    大岩ケンヂ/小鳥遊 郁/椋本夏夜

    葛藤と心情が心に染みる
    2026年4月4日
    貴族と庶民の格差、身分で断絶された世界をチェンジリングという設定で巧く描いた作品。
    主人公アンナや兄、アネット、エド、家族、複雑な状況の中、それぞれの葛藤と心情が心に染みます。
    絵に個性があって、温かみがあるのも良い。
    7巻辺りからさらに物語が大きく動いてきましたね。今後の展開に期待しています。
  • まだ早い!!(コミック)

    吉田世/平野あお/安野メイジ

    ダイエットより重要なものがある
    2026年4月4日
    評価が低いので反論、応援レビュー。
    この作品面白いですよ。そんな、
    運命の伴侶に選ばれた→すぐに痩せた→めでたしめでたし
    これじゃあ、漫画として成り立たないし面白くないから笑

    なかなか痩せられないけど、主人公の気持ちの優しさと、中身の成長を見る漫画。
    伴侶に必要なのは、見た目より人柄・中身です。ダイエットより重要なものを育成しています。確かに会うのは、まだ早い!!
    あと、ちょっと迷惑だけど、一周回って可愛いラドニーク王子を愛でる漫画笑

    真面目な漫画を好む人には合わないかもしれないけど、これはそういう漫画なので許して下さい。
  • 天上恋歌~金の皇女と火の薬師~【電子特別版】

    青木朋

    後半にいくにつれて面白さが加速
    2026年4月3日
    金と遼、北宋の興亡を、金の皇女アイラと火薬職人の凜之を中心に描いたお話です。
    金人でも主要メンバーは弁髪にしないのは少女漫画として当然ですが、
    宋の皇帝の、お前は西洋人かという風貌にはドギモを抜かれた(笑)。でも合っている。この皇帝、色々振り切ってて好きです♡

    中国史は憶えられなくて、中国ものは少し苦手なんだけどこれは読めました。多分火薬師ならではの展開や、皇帝のキャラなど、時代のエッセンスが面白く分かりやすく描かれているから。そして、何より、後書きで史実との違いを書いてくれているのが良かった。
    主人公アイラの素朴な人柄も好ましかったです。
  • 果ての星通信

    メノタ

    SFファンタジーかつ、がっつりSF★10
    ネタバレ
    2026年4月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ファンタジーであり、スタニスワフ・レムの『泰平ヨン』っぽくもある。そんな風に読んでいたのですが上の人が出てきた辺りで印象変化。これはなかなかのSFでは?

    モスリに捕らわれてマルコがする事になった仕事は星を創ること。しかも、どんな星になるか意のままに、文明設定まで出来るというのだからそれはもう創造主の仕事です。いやむしろ作家が、物語世界を創る事に近い。つまりモスリはファンタジー制作部。(コピペ製法笑) この作品は、
    マルコ(マルコ作星々の創造者)←上の人(マルコ他の創造主)←作者(この物語において全知全能の創造主)、という構造を持っている。
    作者は上の人の、上の人というわけです。
    マルコが上の人に噛みつくセリフはそのまま、この物語の作者への呪詛です。勿論言わせているのは作者だけど。
    創造主と被創造者の対立という話はそれなりにあるけれど、マルコの仕事を作者の補佐のようなものにする事によって、作者の創造主性が際立っています。(マルコ=上の人=作者 =であり←である)

    マルコの苦しみは時折描かれます。恋人は10年待ってくれるのか。作者は遊園地の星の話などで揺さぶりをかけたり、手足を奪ったり、実にエゲツナくマルコを苦境に立たせます。
    理不尽! 不条理!
    しかし、マルコの10年はそもそも読者の娯楽の為。この物語を好んで読んでいる読者も、マルコ達からすれば上の人と実は同じなのです。(読者巻き込み)
    最終巻のあとがき漫画で局長が上の人に言ったセリフ、
    「あなたはそれをわかりたいと寄り添う努力もせず
    長いことぼんやり見てるだけの存在だ」
    二次元の局長が、次元を越えて私に言葉を投げつけてきたと感じて正直ビビりました。

    次元は少なくとも11ある事が実験で確認されています。
    三次元の我々は、四次元を見る事が出来ず、想像する事すら困難だけど、その逆は可能。二←三←四←
    我々の住む世界、宇宙が上の次元の人の実験シミュレーションだったり、それこそモスリのようなものだったりする事は、さほど荒唐無稽な話ではない…
    ←マルコ←上の人←作者・読者←さらに上の人がいるかも?
    と次元に思いを馳せられる、見事な構造のSF作品でした。…ん?ここまできてなんだけど旧約聖書だわ、これ。 わっ凄い。お見事。最高のSF。星10つけたい。

    マルコ、局長ゴメン!面白かった!!それから私もマウーとハグしたい!!
  • 六人の嘘つきな大学生【プラス1】

    浅倉秋成/大沢形画/杉基イクラ

    秀作
    ネタバレ
    2026年4月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 憧れの超一流企業の一席を争うドロドロ漫画かと思いきや、構成・演出で印象、思考を↑↓作者にいいように転がされて最後には爽やかな読後感。
    就活を核に、社会の現実、嫌な部分を描きつつ、大きな視点で「人を(自分を)信じる」というテーマを見事に描ききっていて素晴らしい。

    もう人事部宛の、最後の封筒が実にいい。
    嶌さんと波多野は一票差。波多野の揺らぎが見えて人間らしく、このお話に深みを与えていて凄く良かった。
    それを爽やかに流した嶌さん。かつて彼女に恋した波多野が、あれ以降トラウマを抱えていた嶌さんを救ったんだなと感じられ、心がじんわり温かくなりました。
  • 僕の彼女は僕のことが好きじゃない

    此見えこ/志岐佳衣子

    漫画家の力量・表現力で一級作品に
    ネタバレ
    2026年3月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 恋愛依存体質の女の子と、その女の子に恋する、執着する男の子の、狂気で闇の深いお話。

    恋愛で最上級の状態、
    あなた無しで生きていけないの。(精神)ではなく、
    あなた無しで生きていけないの。(物理)に追いこんで想いを成就した男の子。
    お前、そんなんで満足か。と、男の子に対する個人的なダメ出しは置いといて、お話としてよくできている。
    最後まで読んで、改めて気がついて驚いたんだけど、コミカライズ本なんだよね。

    これ漫画家さんの力量で素晴らしい作品に仕上がってるんだと思う。
    ロリ絵になるのかな。目が大きく描かれ、幼く無邪気な女の子と、ただひたすら優しい男の子。
    2巻で男の子の闇が明らかにされ、1巻の印象が反転されていい感じにオゾましい。
    構成がありアイデアがあり、ネーム・表現が素晴らしい箇所がたくさんある。

    コミカライズというのは今の漫画業界では当たり前で作品数が氾濫しているけれど、絵師で漫画を描いた事がなかったり、やはり自分の作品ではないからか、作画をする情熱が今一感じられないのが割とある。
    しかし、ちゃんとした漫画家が、原作を表現しようと真剣に取り組んだものは時として原作を真に輝かせる、素晴らしいの一言に尽きる作品になる。
    残念ながらそれは非常に少ないんだけれど。
    この作品はその少ないうちの、一つだと思う。

    依存と歪んだ愛を描いた怖いお話でした。
    漫画家さんに拍手を送りたい。
    いいね
    0件
  • 英傑のドM

    御之字巧

    笑える異世界転生
    2026年3月28日
    主人公は元社畜の日本人でいわゆる異世界転生もの。
    生家に恵まれ、イケメンで、悠々自適なはずだが満たされない……
    何故なら彼はドMの人だから!!
    なんやかんやでドM道を邁進します。

    ゴメン、ワタシもMだから。なんか刺さるうぅ
    こんなに笑った異世界転生ものはないし、羨ましいと思った異世界転生もない(チート!!)
    メロア様のむっちりボディに私の中の親父心が刺激されるし。
    あっと…ストーリーも割としっかりありマス。
    Mの人もそうじゃない人も(多分)気楽に読めて、笑える作品です。
    3巻完結
    いいね
    0件
  • 黄泉のツガイ

    荒川弘

    豊富で魅力的なキャラクター達
    2026年3月20日
    しょっぱなからグイグイ引き付けられました。こういうのにハズレはない。うん。
    そしてやっぱり面白かった!!
    これぞ少年漫画という感じです。

    キャラの魅力を端的に打ち出すのが巧いと感じました。つがい含めて登場人物が多いんだけどみんな個性があるし、全キャラいい。中でもユルの容赦のなさと、情のある所が好きです。そして、仕事のできる目付きの悪い男が好みなのでジンがツボった。
    ストーリー展開も巧みだし、さすがは『ハガレン』の作者というところか。少年漫画が好きな方なら安心しておすすめできる作品です。

    追記 うわ~アニメ化か~。だよね~。アニメ化にふさわしい作品だもの。楽しみです。
  • 魔もりびと

    東裏友希

    伝承モンスターの豆知識が得られる
    2026年3月19日
    モランに拾われて、魔物の子守りをする仕事を手伝うことになったハーフエルフのアリアリスが主人公のお話。

    この作品の特徴は、魔物が伝承系のモンスターであること。
    マンティコア、ゴーレム、ケルベロスなどなど。
    ヨーロッパや中東の伝承に基づいた生態が描かれていて、へえ知らんかったわあ、な豆知識が得られます。
    例えばケルベロスは甘いお菓子が好きとか。
    独自設定もあるので、検索で確認しながら読むと面白いです。
    3巻末のノームの回が何気に深い話で良かった。

    他の方のレビューにもある通り、ダンジョン飯と似てる…というか同じ世界観ではあるけれど、魔物に対するアプローチが全然違うし、伝承系とゲーム系のダンジョンモンスターの違いなどもあって、似ているとは思いませんでした。
    日々の出来事系が好きな方はおすすめです。
  • ふしぎの国のバード

    佐々大河

    イザベラ・バード『日本奥地紀行』
    2026年3月14日
    世界中を旅行し、数多くの旅行記を著作に遺した旅行家イザベラ・バードが、明治11年に、東京から蝦夷までを旅した『日本奥地紀行』の旅程の物語。

    ただし、実際にバードが日本を旅行したのは彼女が47才の時。漫画のバードは若々しく、美化・脚色されていて、バード自身の著作から伺える人物とは違っています。伊藤との関係性ほか、かなりフィクション強め。『日本奥地紀行』は原案であって、原作ではありません。
    けれど、イザベラ・バードという人がいたという認知を広めるにはいい作品だし、漫画として面白かったです。

    興味があれば、原著の方も是非ぜひ。150年前の作品とは思えないほど読みやすく、面白いです。『朝鮮紀行』とかもおすすめ。李氏朝鮮時代の末期でこちらにも日本が出てきます。
  • 異世界おじさん

    殆ど死んでいる

    笑顔が可愛い異世界おじさん
    2026年3月6日
    セガに人生と概念を色々持っていかれちゃっているおじさんの、異世界での輝やかしくも残念な日々の記憶。
    あの概念を持ってればもしくは……なんだけどなあ…。
    …ま、今のおじさんのあの笑顔があるから、まあいっか。たかふみはガンバれ。

    セガのゲーム機は兄が持ってました。
    この漫画を読んでいるとMEGAーCDの、敵と戦うよりも、買い物をするのに命を懸けなきゃならん「ダンジョンマスター2」を思い出して無性にやりたくなる。
  • 一変世界

    明治カナ子

    例えて言うなら諸星大二郎
    2026年3月6日
    『坂の上の魔法使い』がとても良かったので、こちらも読んでみました。
    ちょっぴり怖いお話・・例えて言うならば、諸星大二郎先生の日本物を読んだ時の様な怖さがありました。
    されども暗いわけではなく。可愛いキャラと、毒と、ダークさがいいバランスで面白かったです。
    やはり一味違うものを描かれる作家さんという事で、他の作品も追いかけて行こうと思いました。
  • セシルの女王

    こざき亜衣

    本格歴史漫画 16世紀イングランド
    2026年3月4日
    後にエリザベス一世の重臣となるウィリアム・セシルの、少年時代から始まる本格派歴史漫画。面白い!!

    この時代の私の知識は本や映画で少々噛った程度。
    本では簡潔に知識を得られるけど味気なく、
    映画では宮廷の権力闘争に焦点が当てられて、その時代の全体像はつかみにくい。
    そんなあやふや~な私でも、この作品では、広い視野と内側の視点から描かれていて、歴史の流れが非常に分かりやすかったです。
    カトリックとプロテスタントの部分とか特に。フィクションながらも本では得られない現実みがありました。
    高校時代にこの作品に出会いたかったな(世界史)。

    トマス・クロムウェル。覚えたよ、この名前。
    ジョン・フィッシャー、このお爺さんのセリフが何気にいいんだよ。
    この漫画を取っ掛かりにして、色々調べたくなりました。
  • ランチユーインザスカイ

    伊藤九

    青く光る生の煌めき
    ネタバレ
    2026年2月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 表現力の塊のような作品でした。
    教室の雰囲気や、花火会場の雑踏や、花火が打ち上がった時の光の加減に、空気が描かれているというか。
    人物にも背景にも描かれている不思議なもじゃもじゃ。このもじゃもじゃがなかったら、もしトーンだったら、この作品の、中に引き込まれるような画面力、特別感はなかっただろうな。
    風の匂いを感じ、自分も花火の光に照らされた。色濃い無の闇の中で明滅する、青い煌めき

    何か生きた証を残したいではなく、自分を憶えていて欲しいでもなく、
    喜多くんの、刹那に光って消える花火に自分を託したいというのは、分かる気がする。

    空に輝く星に比べれば、享年17才だろうが100才だろうが、命は一瞬の花火の様なもの。

    過去は曖昧だし、未来の事は分からない
    人が鮮やかに、確かに生きていると感じられるのは「今」という瞬間にしかない。
    喜びも悲しみも、淋しさも虚しさも、不安も恐れも、その瞬間に明滅し、過ぎ去るもの
    だったら喜びが多い方がいい

    あいつは花火の様なやつだった
    そして花火(星)になった

    最高だ。

    読み終えてから、すぐに2回目を読み直した。
    冒頭シーン、ランチユーインザスカイのタイトルが描かれている一枚絵を見て、
    悲しみとも喜びともつかない涙が出た。
  • 軍人婿さんと大根嫁さん

    コマkoma

    男前の誉さん
    2026年2月27日
    この作品の何がいいかって、役者中尉など、男前の名を欲しいままにする誉さんの作画がちゃんと、昔基準のイケメンな所。昔はこんな顔が美男子だったんだね。今基準だとちょっとゴツすぎ…る…?
    でも、落ち着いた物言いに、誠実さに、包容力に
    優しい誉さんはやっぱり男前。
    花さんは元気で愛らしいし。これはもう、惚れるしかないでしょ。
    純朴な夫婦のお話に、心がほっこり温まります。
  • フラワー=デストロイヤー

    那州雪絵

    思春期ものとして良作 SF
    2026年2月23日
    いわゆる超能力もの。
    サマーファングとダークエイジが最高に面白い。仕掛けとか、アクション内容とか、カッコいいです。
    主人公、智恵の性格が那州雪江ならではという感じ。智恵の持つ思春期の苛立ちや正義感、強さが好きです。特にダークエイジは10代の読者へ、力強いメッセージが打ち出されていて、思春期ものとして良作。
    姉の話も、世界観が拡がる感じで私は好きです。
    いいね
    0件
  • 月光

    那州雪絵

    テーマを十二分に表現した良作
    2026年2月22日
    うーん、なんか評価低い? 主人公があまりに普通でパッとしないので、主人公の活躍に自分を託したり、キラキラ展開を望む人には合わないのかもしれません。でも、この普通でパッとしない所がテーマ的に重要だったりします。

    この作品では様々な年齢、個性、立場の人物が登場し、それぞれの信念や迷い、行動によって、物語が動いていきます。世界は個人の行動、想いによって、いい方向にも悪い方向にも変わり得るんだというテーマに説得力を持たせています。これできるのは凄い力量です。

    主人公は異世界に放りこまれた状況や、大きな世界の流れの中で、無力な存在です。
    普通の女子高生であり、等身大の普通の女の子です。
    だからこそ、この世界の一部として、世界を破壊しようとする悪を跳ね返す所に、意味と意義と、感動が生まれる。
    分断された2つの世界という設定は、現代社会を表しており、現実の問題や私達へのメッセージになっています。

    テーマに対してよく設計され、過不足なく表現された、完成度の高い良作。
    個人的には名作。カイトと藤美の関係が好きだし、悪役含めて全キャラ好き。様々なシーン、エピソード、ほんと大好きです。しみじみといい作品だなあと思います。

    那州雪江先生は、初読あんま好きじゃない…と思っても、あとからジワジワ来る、不思議な作家さん。天才系なんじゃないかとひそかに思っているけど、言い切れるほど作品数を読んでいない…スミマセン→反省してまほつか買いました(未読
    いいね
    0件
  • ニセモノの錬金術師

    杉浦次郎/うめ丸

    異世界転生物の緩さ+ダークファンタジー
    2026年2月22日
    お話の入りは異世界転生物のよくあるやつなんだけど、そこからの展開が全然違いました。
    設定がしっかりしていて、厚みがある。主人公以外のキャラが一見普通に見えて、実に個性的。そこからくる展開が、何か、新しいものを見ている感じでした。1巻は序の口です。
    ジャンルは多分ダークファンタジー。でも、主人公がお人好しというか、チョロいというか。異世界転生物で有りがちな緩さと、奴隷ノアの出自からくるダークさが、いい塩梅で面白さに繋がっていると思う。

    3巻ノアちゃん最高。
    読むのが止められずに既刊5巻読了。
    少しハードなのが読める人ならおすすめです。
  • 動物人間

    岡田卓也

    「食」には思想が必要 これは只のゲテグロ
    ネタバレ
    2026年2月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 第一話、有りがちな展開ながらも、リーダーの鹿を人間に見立てた様が見事だったので、食うとは何か、テーマ性のあるものを見せてくれるのかと期待したのですが、2巻まで読んだ範囲では、グロテスクな描写が売りの、只のゲテモノ漫画でした。

    鹿が仲間に言っている事は現在の日本の食育、特に子供に言い聞かせる類いの話です。思想教育と言ってもいい。私達人間は、飼育された家畜種を日々食べていますが、食べられる方は、自分を残さず美味しく食べて欲しいとは思っていない。それはもう絶対に。しかし、食育を只の嘘、建前だと考えるのは浅はかだと思います。

    野菜を育てるにしても、虫をたくさん殺します。
    食べるという事は、命を奪うという事と同義です。
    そして生きる事は、食べる事と同義です。
    人間は食なくして生きる事はできませんが、命を奪う事に罪悪感を感じる。もしくは自然に対して自分が強者だという錯覚を持つ人もいるでしょう。(傲慢は個人も国も破滅させる毒)
    生きる事に色んな意味をくっつける。それが知能を持つ事の弊害であり、食べる事に思想が必要なのです。
    食べ物を粗末にする事は自分の首を絞める事です。食・食材に敬意を持つ事は、作品内容にある「寝ぼけた倫理観」ではありません。生きる為の人間の知恵です。

    テーマを弱肉強食としても、深みも面白みもありません。
    話をする=知能の高い獣人を動物とみなすのは無理があり、ましてや動物人間と人間が共生している世界観ならば、動物人間の意味がない。
    見た目を動物にして、より人間を醜悪に見せただけの、カニバリズム(食人)漫画ではないでしょうか。

    暫定で☆1にさせていただきます。もし、今後の展開で見るべきものがあるならば、☆を見直します。
  • とんがり帽子のアトリエ

    白浜鴎

    ハイファンタジー 背景フェチにはたまらん
    2026年2月20日
    絵が凄い! 絵による世界観の表現、作り込みの凄さに、宮崎駿の漫画原作・風の谷のナウシカを読んだ時の事を思い出しました。
    階段や天井、家の構造が分かる背景が多くて、背景フェチの私にはたまらん~。屋根や梁の材質感~。高低差のある背景には特にハアハアします。作品の世界へ小旅行した気分になる。(6巻~!!ハアハア)
    これだけ画力があれば、頭の中の絵や映像を思う存分、表現できるんだろうな。作者のスケッチブックが見たいです。

    魔法が体系的、具体的で、発想が形になる面白さ。
    とんがり帽子の在り方に対して、つば有帽の言う事も分からなくもない。人間が自然を超えた技術というものを手に入れてからの、倫理と誘惑が描かれているような気がします。それに対応する子供達の成長がもう、頼もしくて眩しくて✨

    世界に惹き込まれて7巻まで一気読みしてしまった。勿体ないのでこの先は少しずつ読んでいきたい。キーフリー先生に私もついていきます!!
  • 螺旋じかけの海

    永田礼路

    読み放題 前向きな力をもらえる作品
    2026年2月19日
    これは凄い。名作。
    一話目は文系にはちょっと難しい面もあるけれど、世界観は大体分かるし、分からんなりにも先を読ませる魅力があります。世界や登場人物が作者の中で確立されていて、断片でもセリフに、登場人物の人生に裏打ちされた説得力、生きた言葉が感じられる…という、名作に見られるアレです。
    そして、この作品それだけじゃない。
    はっとするような名セリフのある作品は世に沢山あるけれど、それがワンシーンの中に連発して、連携してくるんです。これにはビックリしました。作者の思索の深さが伺えます。

    人間の根本を考えさせられる重いテーマ。だけど、
    自分の中の大事なものを見失わないために生きる主人公や登場人物達から、前向きな力を分けてもらえる。そんな作品でした。
    これをヨミホで読めるとは…
  • 召喚獣士の学校

    秦和生

    良質なファンタジー◎ 読み放題
    2026年2月18日
    これぞファンタジーと、多くの方がレビューに書いておられるのに賛同します。絵が安定していて読みやすく、お話も必要なエピソードを過不足なく表現できる、実力のしっかりした漫画家さんだと思います。
    謎をまとった魅力的なキャラクター達。主人公との関係性など少女漫画としての見所も、程よく描かれていて良い(キュン)。

    ヨミホで読んだんだけど、5巻めっちゃいい所で終わってる~。新刊出たら買います!待ってます!!既刊もセールがあれば揃えたい。
    先が楽しみな物語に出会えました。
  • 坂の上の魔法使い

    明治カナ子

    王の夢・究極の愛
    ネタバレ
    2026年2月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ マイベストにされている方を見て気になって試し読み→肛門から生まれたラベル笑
    発想が素敵とポチリ。

    一冊の内容が濃い~。マイベス入は納得でした。
    リーの無表情ながらもその言葉に、ふとした表情に、ラベルへの愛情が漂ってる。
    いや、慈愛? 慈しんでいるのがたまに洩れてるよ。

    理想家の王の治世は数年しかもたなかったし、国を滅ぼした愚かな王だといえるだろう。
    なんせ動機は一人の魔法使いへの愛なんだから。
    傾国の美女ならぬ、傾国の魔法使いリー(実は美形)。
    けれど別の見方をすれば、かつて迫害から逃れて魔法使いの国を建て、その後自らの王に使役化された魔法使い達の、不幸な歴史を終わらせた賢王。

    彼の地で王が、息子ラベルから生活ぶりを聞いた時、
    彼はリーが、幸せに暮らしている事を知っただろう。
    それはきっと、王の愛と夢が、昇華された瞬間だったに違いない。

    これってある意味究極の愛。
    リーとラベルが、平和に健やかに過ごせることを、私も願わずにはいられない。
  • 坂の上の魔法使い

    明治カナ子

    本編がより深まりました
    2026年2月17日
    ラベルとリーのその後の暮らしが見たくてポチリ。
    ラベルの使役くんが、相変わらずいい仕事していて笑いましたw
    外伝ではなく、『坂の上の魔法使い』の4巻では?
    と思うくらいの内容。本編がより深まったので本当に読んで良かった。
    大満足の一冊でした。
    いいね
    0件
  • 夢みる惑星【愛蔵版】

    佐藤史生

    今の日本の状況と通ずるものがある
    ネタバレ
    2026年2月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ この作品を思い出す時 真っ先に思い浮かぶのはイリスがとても魅力的な主人公だったという事。
    繊細で大胆、大人で少年、見た目の美しさに反する現実主義な内面、そして聡くて切り替えの早いイリス。その切り替えの早さが発揮されたラストがとても好きでした。

    科学技術や先見によって人類が滅亡する様が見えていても、人心・人身を動かすのは難しい。そんな世の中というものを、この漫画で学びました。
    必ず来るとされる大地震や、温暖化の影響による自然の変化。イリス達の置かれた状況と、今の日本の状況とわりかし近いものがあるのでは。王(政治)・信仰・アイドル 人を動かす3つの力が描かれていたけれど、現代では最も力を持つ政治がどうなのかなあ…だからなあ。
    アスカンタの人民とは違い、人々が無知ではないのだから、イリス(カリスマ)に頼らず自分達でしっかり考えなきゃならないのかもしれませんね。
  • 銀の三角

    萩尾望都

    作中に流れる音(楽)が美しいSF
    2026年2月15日
    萩尾望都先生のSFで、有名なの好きなの沢山あるのですが、最も推したいのはこの作品。

    この作品の素晴らしいのは、音・無音・歌などが、物語の核として表現されている所です。
    ファンタジーかと思われるような導入部分ですがSFです。
    時間と空間に、未来と過去に、壮大なスケールで時間軸が揺れ動く、本格派SFです。
    不思議な吟遊詩人、ラグトーリンによってつま弾かれる美しい音楽(物語世界)に一度耳をそばたててみて欲しい。

    三角というタイトルもまた素晴らしい…
    どこからこの発想が来るのかな。もうホントに。
    一度でいいから萩尾先生の海(精神内部)に潜って見てみたい。
    素人・常人には想像する事ができない、一つの世界の創造です。
  • メッシュ

    萩尾望都

    成長物語の傑作 ラストシーンが秀逸
    2026年2月14日
    金髪に、一束の銀髪がメッシュのように入っているから、名前はメッシュ。
    中性的で美形で、何か、雰囲気を持った少年。
    荒れていたメッシュが贋作画家のミロンに拾われ、様々な経験を経て大人へと成長する物語。変な言い方かもしれませんが、ガチの成長物語です。
    成長の糧とも言える各話エピソードが名作揃い。珠玉のエピソード群で構成されています。

    最終回ラストシーンが、この物語のラストに相応しすぎて秀逸過ぎる。
    漫画のマイベストは沢山あって選べないけれど、ラストシーンに限って言えばこれが私のマイベストです。
  • トーマの心臓

    萩尾望都

    人が聖なる者になる瞬間
    ネタバレ
    2026年2月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ユーリが僕を愛さねばならないと、トーマは鉄橋から身を投げ出した。
    恋という一時の感情の為に命を捧げるのは大変愚かだし、そんな事されても困るよね。
    アルテの話や、作中の描写から伺えるトーマは美化されてはいても、我欲のある、血肉の通うちゃんとした人間に私には見えた。だけど・・
     翼…あげる
     ぼくはいらない
    ユーリがトーマの心(臓)を受け取った瞬間に、トーマが聖なる者、無償の愛(アガペー)を体現した者になったのには、初読は本当にびっくりした。
    トーマはまさしく天使になった
    天才の仕事って本当に、感動を突き抜けてびっくりする。

    禁忌である自さつと同性愛でこんな素晴らしい聖なる物語を描いちゃう萩尾先生って・・・
    漫画で、何をどこまで表現できるのか。漫画の無限の可能性を見せてくれる作品だと思います。

    低評価レビューを見るに、この作品を読むにはキリスト教の知識が少々必要だと思ったので蛇足ですが…↓
    今はどうか知りませんが、キリスト教的には男色は罪であり、悪魔崇拝は言うまでもありません。
    サイフリートは人間を誘惑する悪魔の役割を担っています。ユーリは心の隙間を突かれて「宗教的な意味で罪人(とがびと)」になりました。ここ重要。ユーリの苦悩は宗教的な深刻さがあります。
    その後のユーリの解放も、キリスト教の思想をベースに描かれています。分からない所があれば、そちらを調べてみるのもいいかもしれません。(私は信者ではなく、勧誘ではないよ)
    知っておけば、キリスト教圏の海外映画を見る時にも役立ちます。

    蛇足すみません。
    日本人には?な所もあるかもですが、様々な愛の形を描き、多くの人に感動を与える傑作だと思います。
  • 訪問者

    萩尾望都

    絶望するほど完璧な短編集
    2026年2月13日
    ・表題作は『トーマの心臓』のスピンオフ。オスカーの懐の深さ、ユーリへの眼差しは、この経験があってこそなんだろうな。この作品の素晴らしさを語りたいけど、字数が足りなくなるから我慢。
    ・『城』このテーマを、このページ数で、誰がこれ以上のものを書けるだろうか。
    ・『エッグスタンド』 戦争というものを一人の少年に表象させて描いた傑作。頭に焼き付く名セリフ名シーン多数。
    ・『天使の擬態』 日本の現代物。山場へのもっていきかた、山場、〆が、お見事・・って全部か。全部だな。時々思い出す作品。

    絵も話も、完璧な作品が揃った短編集。
    完璧過ぎて、本気で漫画家を目指している人は多分絶望するので読むのに注意です。
  • 違国日記

    ヤマシタトモコ

    物語を読む醍醐味
    ネタバレ
    2026年2月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 2巻までは読むのが辛かった。というのは、過去に何があろうとも、死んだ人を嫌い続けるのは理解できないから。だけど、これは入念な下準備なんだろうと我慢して読み進め、3巻から、読むのが辛いから、何これ凄いに跳ね上がった。

    「でも勝手に死んじゃった人が悪いんじゃん」
    こういうの15才だなあと。15才ってめちゃくちゃ子供なんだよね…そしてそれから数年で変化する脅威の生物(なまもの)。
    23話、母親の日記を読む朝のシーン。心をえぐられ、そこからしばらく読み進める事が出来なかった。
    事故から、現実を受け止めきれない朝の、表面には出てこない怒りや悲しみや混乱。私が15才の朝に共感し、その感性で読んでいる。やたらと雄弁な余白と無言、モノローグやリフレインやフラッシュバック、作者の構成力でもって読まされていた。

    私は槙生寄り(もしくは父かも)の人間なので、砂漠を孤独と感じない。けれど、52話、朝の「さみしい・・」や、48話の母や姉の寂しいに打ちのめされた。感情として、本当の意味で理解できない所を感覚で分からされたという感じ・・・うーんなんか、スミマセン。。。

    現実の人間は、この作品で繰り返されている通り、一人一人まったく違っていて理解する事はできない。相手の膨大な人生に対して、限られた情報、そして自分というフィルターを通した偏った情報しか持てないから。
    (自己申告で)空っぽなのかもしれないが、愛すべき性質を持った朝。私とはかなり遠い国に住んでいて、理解できるはずもない人。けれど、物語という形で、現実には不可能なラインまで彼女を知ることが出来た。
    自分と違う人間の感性や考え方を、作者が練り上げたキャラクター(おそらくはご自身の一部、分身)を通して知る事ができる。
    それが、物語を読む一つの醍醐味だと思う。そして、この作品でそれを存分に味わった。

    はあああ 凄いモン読んだ
    父母(姉)の描き方も凄かった
    私の語彙は凄いしかないのか
    ガツンガツンえぐられた
    最終回良かった 船の詩も
    感動で背中がゾクゾクする感じは久しぶりだった
    出会いに感謝

    ヤマシタトモコ先生 この作品を描いてくださり、本当に有り難うございます。
  • 透明男と人間女~そのうち夫婦になるふたり~

    岩飛猫

    一人一人違うっていうこと 人外多様性社会
    2026年2月11日
    透明人間、獣人、エルフなどなど、様々な人外種族が共生する世界観。人外と書いたけど、人間もその世界の中のただの一種族です。
    透明人間の透乃眼と、人間で全盲の夜香の、じれキュンな恋模様に温かな気持ちになれる…だけでなく。異種族カプ・同性カプ・視覚障がい等々、多様性社会がキャラに託されて、さりげなく深い話になっています。いや、ホントにさりげなく。
    ふんわりほっこり、クスりと笑えて、さりげなく深い。

    それぞれの種族と個人の 価値観 感性 コンプレックス こだわり
    話を聞けば、なるほどなと納得します。
    透明人間の透乃眼さんは紳士で、大人で、とっっても素敵な男性。
    彼が彼なのは、透明人間ゆえの訳があり、夜香が夜香なのは、盲目ゆえの訳がある。

    一人一人みんな違ってる。
    そこから幸せが生まれてる。
  • だったら俺に惚れてしまえ

    おやぬ

    視線が「流」れる先に愛(亜似)がある
    ネタバレ
    2026年2月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 視線にこだわって描かれているなあって思う。Hシーンでは特に。
    流が単独のコマでも、亜似を見ているっていうのが分かるように描かれている。もちろん亜似も、流を見ているし、見つめあっているコマも多い。

    親の愛に触れられなかった流は、意地を張りながらも人一倍 愛に飢えている。
    単行本5巻で「俺以外を見ないで」と独占欲をかますシーンがあるけど、ひっくり返せば「俺だけを見て」になる。
    見て欲しいは、すなわち、愛して欲しいっていうこと。
    「見る」=「愛」
    肉欲タップリなHシーン。そんな中でも、じ~~っと、感じている亜似を見つめる顔・描写に、流さんの亜似への深い愛と、高い精神性の伴った、愛ある交合を感じる。

    恋愛・コメディ・TL、3つの要素がいずれもハイレベル。イチ推しのTLだし、名作として後世に残ってほしい作品です。
  • 絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男

    紺吉

    絶対的モブ感 爆笑しました
    2026年2月8日
    これ絶対BL読者向けだしジャンルも絶対BLでいいと思うんだけど、作品のタイトル的に絶対BLタグはつけらんないっていうジレンマを感じる笑

    自分はモブですよと絶対的モブ感を出しながら主人公が、頭の中で冷静にBLカプのシチュや傾向を分析・解説していくのに毎回声を出して笑う。見た目はモブでも、頭脳は生態を知りつくしたBL博士。
    弟の綾人くんは好みのタイプなので、状況が非常に気になっていたらスピンオフ本出てた笑 商売上手か
    主人公も堕ちたら存外幸せかもなのにと思いつつ、そうしたら漫画が終わる(BLタグが付く?)ので、主人公にはこのまま頑張っていただきたい。
  • か「」く「」し「」ご「」と「

    住野よる/二駅ずい

    設定が斬新で革新的 だけど
    2026年2月7日
    作画の方の漫画の描きかたが凄い好みで良かった。
    巻を読み進めるうちに分かってくる趣向・設定が斬新で面白かったし、推測したり考える事、紙面の情報量が増えていくので革新的だと思った、、、んだけど…

    最終回で、ここまで親切丁寧に、一から十までテーマ(メッセージ)を語っちゃう、説明しちゃうのはヤボではないかと。かくしごとのネタバレはいいけれど、テーマは内容で表現して、読者に考えさせるものではないかな。
    革新的で、名作・良作になる芽があったのに、勿体ないと感じた作品でした。
    いいね
    0件
  • 岩館真理子 読み切り傑作選

    岩館真理子

    解釈を読者に委ねるミステリー 名作です
    ネタバレ
    2026年2月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 岩館真理子が好きだったわけではなく。昔、古本屋で安かったから買ったら大当たりだったこの作品。女子の複雑な友情・友人関係を見事に表現し、想像を掻き立て、解釈を読者に委ねる名作だと思います。
    タイトルにミステリーって書いたけど、ジャンルが合っているか分からない。ごめんなさい。

    17才の女子高生、アリスと美名子。
    5年前、小学生の女子グループが土砂崩れに巻き込まれて死亡するという事故の、生き残りの二人。気のおけない友人同士に見えるが、物語の進行につれて、単純な関係ではないことが徐々に明らかになってくる。

    (↓以降、私の無責任な解釈、駄文です)
    アリスと言えば小説・不思議の国のアリス。鍵・女王というモチーフが、作品の中で重要な要素として出てくる。物語の随所に嘘が描かれ、何が真実か分からない所も。

    小屋の横穴は、小説の冒頭を連想させる。
    横穴を抜けた時アリスは、美名子が女王で、アリスの生殺与奪を握る世界へと迷い混んだ。
     生・美名子が鍵をかけなければアリスは死んでいた。
     殺・信は、アリスと美名子、どちらの言う事を信じるだろうか?

    美名子が鍵をかけた。それをさせたのは遅刻の罰として小屋に閉じ込め(イジメ)ていた自分であり、女の子達の死と無関係ではない。山小屋を遊び場に指定したのもアリスだろう。アリスは自分の罪を隠すために、美名子の罪を隠した。罪は秘密として、二人の少女を結びつける。
    また、鍵の一件がなければ生き残りは江梨子と美名子。江梨子の死は、美名子と江梨子のすり替わりだけではなく、江梨子とアリスのすり替わりでもある。(構造的な物語)

    アリスは取り巻きを無くし、自分を女王として見るのは美名子だけになった。
    そしてアリスは美名子を、女王として見ている。

    アリスが何を考え、何故死んだか、ハッキリとしたことは分からない。
    ただ、アリスは、美名子より、秘密が露呈した先が見えていたのだろうと思う。

    メリーゴーランドに象徴される、子供時代の終わりと世界の崩壊の予感。
    秘密で綴じつけられた、対称的で同一的な二人の少女の奇妙な関係。
    不安、妬み、罪の意識。見るに堪えられない本当の自分。
    暗いドロドロとした負の感情が美しさに包まれて、言語化しにくい複雑さが心に余韻を残す。

    古本屋で出会ったこの幸運。
    この世の中に、まだ読んでない、埋もれた名作がどれだけあるだろう。
  • どうも、好きな人に惚れ薬を依頼された魔女です。

    釜田/六つ花えいこ/vient

    アニメ化決定おめでとうございます🎉
    2026年2月6日
    ラノベの定型タイトルなんだけど、そのタイトルを最大限に活かしたお話を書かれる六つ花えいこ先生原作のこの作品。タイトルからして切なきゅんすること間違い無し☆

    アニメ化されるとの事、おめでとうございます!!
    あのシーン(切なきゅん)とか、あの名シーンとか、アニメでどう表現されるのか今から楽しみです。

    6巻、始終にまにましながら読ませて頂きました。
    顔がゆるむのは、私この二人、ロゼとハリージュが大好きだからなんだよね。
    二人とも頑張れっ。ハリージュもっと頑張れっ♡ てなりました笑
  • 死に戻りの魔法学校生活を、元恋人とプロローグから

    白川蟻ん/六つ花えいこ/秋鹿ユギリ

    珠玉エピソードが連なって 7巻最高
    ネタバレ
    2026年2月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 待ってました7巻!! そろそろかな?と思ってたシーンがついに来た!!
    7巻は最初から最後まで、一分の隙なく最高でした。
    最大の山場、東の談話室での出来事をmaxにするための、緊張感を出す演出、ヴィンセントのオリアナへの気持ちの高まり。特に談話室でのシーンは全コマの構図が素晴らしい。

    君が 君が 君が と繰り返すシーンは、本当にもう、言葉になりません。
    珠玉のようなエピソード、というのは言い回しだけど、ここにくるまでに、宝石のようなエピソードを積み上げて来たからこそのシーンだと思います。
    温かく、切なく、甘く、時に羞恥(6巻ヴィンセント笑) 様々な感情、オリアナとヴィンセントの想いを、印象的なエピソードで連ねたものがこの山場に繋がっている。
    個人的なイメージですが、この作品は、様々な色と形でキラキラと光る珠玉が連なって、二重(ふたえ)三重(みえ)に巻かれたネックレスのような感じがします。

    ヴィンセントの攻めターンに、意味深なミゲルの描写に、謎の手掛かりに、次巻から更に面白くなりそうで楽しみしかありません。

    素晴らしい原作を、表現力を持った素晴らしい漫画家が、本気の全力で良いものを創ろうとされている。
    そう改めて感じた7巻でした。

    白川蟻ん先生、六つ花えいこ先生、素敵な物語を描いて下さり有難うございます!!
  • 光が死んだ夏

    モクモクれん

    哲学の思考実験 沼男の発展系
    ネタバレ
    2026年2月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 怖がりで、生活に支障が出るので幽霊ものは読まないようにしているんだけど、好みの絵と、方言の心地よさと、第一話の鮮烈さに、うっかり読み進めてしまった。
    「く」がマジヤバイ。
    夜道とか、夜トイレに行く時「く」が頭の中をよぎって心臓が縮む。

    怖い恐い、そして切ない。

    光の肉体で、光の記憶を持っている。
    作中に出てきた哲学の思考実験、沼男(スワンプマン)のような状態かと言えば、沼男はあくまで複製であって、肉体の連続性は途切れている。
    それに対してヒカルは光の体に憑依した。そして、光じゃないという自己認識があるので、間違いなくヒカルは光ではない。

    光とは微妙に違う。けれど、人間の嗜好や考え方は変化するものだし、態度も、出来事や気分の反映で変化する。周りから見たら、中身が違うなんて絶対に分からない。
    光の肉体で、光の記憶を持ち、思い出を自分の事として語るなら、他者にとって、ヒカルは、光と何が違うのだろうか。

    沼男は「私」とは何かを問う問題だけど、
    この作品は「他者」とは何かを問う作品だと思う。

    ヒカルは魂を基準に見るけれど、
    人間はガワ(肉体)にどうしても引きずられてしまう。
    我々は他人の何を見て、その人だと認識するのだろうか。
    我々はその人の、何を、愛しているのだろうか。
    魂か。肉体か。記憶か。連続性か。
    それとも・・・・

    光ではない事を承知でニセモノでもいい、共にいることをエゴだと言うよしきが切ない。

    8巻読了、10巻待ち
    人間の理解が及ばないものを、人間である作者がどう描くかというテーマが大好きで、そこもグッドでした。
    この作品の哲学部分がお好きな方は、映画『月に囚われた男』おすすめです。
  • マッドメン

    諸星大二郎

    文化人類学が好きになった、きっかけ本
    2026年2月3日
    唯一無二の世界観を持った作品を描く諸星大二郎先生。
    主人公はパプアニューギニアの少数民族の少年コドワ。呪術的パワーを持つ不思議な男の子から、物語は神話の世界へと拡がっていきます。先生には珍しく、ラブ要素強め。(大二郎比)

    これを読んで文化人類学が好きになり、それ系の本を読みあさりました。細野晴臣監修・民族音楽のCDを買ったり、私に影響を与えた作品です。
    大阪の国立民俗学博物館で、マッドメンの仮面の実物を見て感激したのはいい思い出。また行きたいなあ

    今回レビューを書くにあたって作品内容を見るに、現地専門員や研究者からの評価も高いらしい。この作品をきっかけとした私のような人、結構いるのかもしれませんね。
  • ゴールデンカムイ

    野田サトル

    アイヌの豊かな知恵に敬意を
    2026年2月3日
    本当の所を言うと、ギャグに走らず真っ向から描いた物が読みたかった。
    ギャグは文句無しに面白い。けれど、アイヌと倭人の負の歴史の部分を書かずにいいものかとモヤモヤ。

    でも、真面目に描いたら、囚人に、日露戦争帰りに…洒落にならん話になるよな。
    ならん所を変態さん達に昇華させたのかな。知らんけど。
    剥製師の江渡貝さんが一番のお気に入り。ファッションショーがぶっ飛び過ぎて逆に好き。

    惜しみ無くアイヌ文化を教えてくれるアシリパちゃん、有り難う。
    アイヌの信仰って、人間に都合のいい自然解釈ではあるけれど、自然も人も生かす、豊かな知恵だと思う。
    料理や言葉、狩猟方法や道具の使い方、アイヌ文化のあれこれを漫画で沢山見れたのが良かった。厳しい北の大地を生き抜く、アイヌの知恵に敬意を表したい。
  • クマ撃ちの女

    安島薮太

    問題提起・熊撃ち・ドラマ全てが素晴らしい
    ネタバレ
    2026年2月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 序盤はなんか、モヤモヤした。
    チアキのキャラクターというか、熊撃ちにかける情熱がよく分からなくて。復讐といっても、姉さんは生きてるわけだし…なんでこのしゃべり方なんだとか…
    けれど、牙かけにこだわる理由を伊藤に話すシーン、
    「気が狂いそうなほどの 敗北感を・・!!」
    このセリフで、あっなるほど、と。チアキを受け入れる事ができた。そこからはもう、面白いのなんのって・・

    正直、頭がおかしい。気が狂ってると思う。けれどそれは、作中に出てきた通り、
    熊を撃つことに自分の全てを集中させることができる人、なんだなと。
    山に入って自ら危険に飛び込まなくても…と言うのは、よくある意見だけど、チアキのような人材が必要なのは、酪農や農業の害獣被害や、熊被害で分かること。町に住んでいようと、直接的・間接的に、山の生き物と無関係ではいられない。

    安全第一の法律と、猟銃免許と命を守る現実の兼ね合い。
    様々な猟師とその考え方、人間と熊の変化、等々、問題提起がされていて色々考えさせられる。
    熊との対決シーンは勿論のこと、伊藤やワン、様々な人との関わりによるチアキの人間的な変化と、熊撃ちとしての揺らぎのドラマ部分も素晴らしい。
    素晴らしい作品、漫画家だと、他のも見たくなってチェックしたけどこれしかない。
    これが初作品?! う~ん凄い。

    次巻、楽しみにしています!!

    追記
    主人公の喋り方がアレなのは、この主人公を格好いいと思われてはならないからだと思います。伊藤の本のチアキがカッコ良すぎて考えの浅い中野を引き寄せてしまった展開があります。漫画のキャラクターへの憧れから熊撃ちを目指されては困るでしょう。読者数を減らしてでも、主人公の魅力を落とす必要があったのではないでしょうか。
  • 泥濘の食卓

    伊奈子

    ラストシーンが蛇足では
    ネタバレ
    2026年2月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 深愛が自立して、一人飯を幸せそうに(?)食べているラストシーン。蛇足だと思います。

    ハルキと、ホテルの部屋にいる時に窓を見るシーンと、成長したハルキが駅で深愛らしき人物を見かける事によって、深愛には自さつと生存の可能性が示されていました。これだけで良かったんじゃないかと。

    店長との復縁を狙って相手の家庭に入り込む。ゾッとする話です。深愛が将来を考える時、店長と自分の子供の3人の生活を思い描き、ふみこやハルキのことを全く考えない。そこには店長の意思もない。
    深愛は本質的に、ちふゆと変わりません。

    店長と女性達。深愛とふみこ・ハルキの関係も同じです。
    店長も深愛も優しさで相手に接しますが、それは不倫という裏切り行為が裏にあり、駄目な優しさです。

    ハルキは深愛にすがり、店長やちふゆを憎みますが、深愛は先に述べた通り、店長やちふゆと変わりません。
    深愛はハルキに寄り添いますが、本当の救いにはなっていない。

    ちふゆにハルキが切りつけられ、払った拍子にちふゆが階段から落ちた事件。ハルキの手の傷と、深愛の証言があれば、ちふゆ問題に対処する事ができた。少なくとも深愛は店長にハルキの抱えている問題を話すべきだった。
    店長がどういう対応をしたかは分かりませんが、情報がなければ対処も出来ないわけで。
    深愛が父親の暴力、母親の精神的支配によって発達が未成熟だとはいえ、大人として、するべきをしなかった罪はあまりに大きい。

    深く信頼していた相手が夫の浮気相手と知ったふみこが、あそこまで綺麗に対処できるでしょうか。深愛のピュアさもそうですが、トイレシーンを入れるなど、リアリティのある漫画を目指したにしては、リアリティがない。
    自立して一人で生きていく。いい結末です。しかし、そうなるには、母親の支配だけではなく、彼女はピュアさ、いい子から脱却する必要があるのではないでしょうか。悪を、ちふゆに乗せすぎている。ちふゆを陳腐なモンスターにする事によって、深愛の人間としての深掘りがおざなりになっている気がします。

    最終話、ハルキが駅で泣き崩れるシーン。テーマが明確になってとても良かったからこそ、深愛のその後の描写が蛇足に思えてなりませんでした。
    いいね
    0件
  • 自転車屋さんの高橋くん

    松虫あられ

    高橋くん最強
    2026年2月1日
    高橋くんが可愛くて母性本能をそそられる、、だけじゃなく!
    男っぽくて頼りになる上に不器用で優しくて可愛いって高橋くん最強では?!!?
    映画館のエピソードで、主人公にめっちゃ共感して彼女も好きになった。
    個人的に、現代の恋愛もので久々のヒット作品です。
    いいね
    0件
  • 詐騎士

    麻菜摘/かいとーこ

    このヒロインまさに詐(欺)騎士!!
    2025年12月28日
    女の子が男装して騎士団に潜り込むのは良くあるパターン。だけどこのヒロイン一味違います。
    性別、年齢、身分全て詐称。しかし持ち前の機転と、己の身体の不遇を補うため得た傀儡術という能力で立ち回り、嘘がバレないかとビクつくことは一切なし。頭と口を回して、自分の望む所と成す所を突き通す。
    このヒロインまさに詐(欺)騎士。

    タイトル詐欺も多いこのご時世、主人公がタイトルを体現している本物です😊

    性格がサバサバーっとしているので、ポンポンとお話が進む。設定を、新しい情報として出してくるタイミングがまた絶妙で。展開にグイグイっと引き込まれます。恋愛要素が極薄だけどそこがいい。ストーリー重視のお話を読みたい方におすすめの作品です。
    いいね
    0件
  • 荒野の天使ども

    ひかわきょうこ

    西部劇・少女漫画仕立て
    2025年12月27日
    はぐれ者のダグラス、カード、ジョエル。8才の少女ミリアム。牧場主のグレース。
    それぞれ天涯孤独の身の彼らが出会い、絆を深めていく物語。
    ならず者やガンアクションなど、西部劇の要素をふんだんに取り入れながらも、口と頭の回る、おしゃまで元気なミリアムを中心に、コメディかつハートフルな少女漫画になっています。

    ダグラスのモミアゲなど絵は少々古くさいけど、ひかわきょうこ先生ならではの画力の高さや、ストーリー性の高さが炸裂していて非常に面白い。
    9年後、ミリアム17才の続編「時間を止めて待っていて」とセットでおすすめの作品です。
    いいね
    0件
  • くまぐらし

    野田宏/若松卓宏

    世の中何が起きるか分からない
    2025年12月26日
    リスク管理を徹底し、「君子危うきに近寄らず」を地で行くリーマン熊田。
    ある日会社から帰宅すると家の中に熊がいて・・・?

    現実離れした設定だけど、家の中に熊が入ってあれやこれやするのは、今年は現実離れでもなんでもなく・・・いや、現実の熊さんは、この漫画の熊さんみたいな事はしないけど。
    2025年、今年の漢字が「熊」に。
    半年前には熊騒動なんて予想だにしなかった。
    作者もまさかこの漫画が、「不謹慎」という理由で☆1を喰らうとは思わなかったろうな。
    現実と漫画が交差する。世の中何が起きるか分からないという事を体現してしまった作品です。
    ・・いや、ごめんなさい。普通に面白いコメディです😊

    何が起きているのか深く考えたら負けな漫画。熊田と熊の暮らしをただ、楽しむべし。
  • コールドゲーム

    和泉かねよし

    詩的でリズムのあるセリフ う~ん好き♥️
    ネタバレ
    2025年12月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 和泉先生の作品を読むのはこれが初めてです。
    セリフが詩的でリズムがあり、演劇っぽいなという印象。

    スミレとアーサーの初顔合わせシーン
     無感情を冷静さと勘違いしている空っぽの人形
     だが喜べ この国は魔界だ
     ありとあらゆる魔物をおまえは見るだろう
     踏みつけられ 振り回され
     嫌でも生きようとあがく地獄が待っているぞ
    う~ん好き♥️

    舞台はE国との事だけど、読んでいると昔見た映画、『ブーリン家の姉妹』や、『ブレイブハート』(スコットランドの英雄の話)や、シェークスピアものを思い出す。6人の王妃、アーサーという名前、騎士、ドラゴンなどなど、中世イングランドの歴史と文学の要素が盛り込まれたファンタジー作品。
    映画では権力闘争ものは血やら色やら生臭くなるものだが、この作品は少女漫画らしい明るさと救いあって読みやすく、面白い。

    糞女アンが可愛くて(語弊)いい。愚かだけど、アルナを守ろうとしたカミラの話、クリスティナの結婚の話も良かった。中でも一番好きなのはアーサーの子供時代、僕のドラゴン ヴァリーの話。

    優しかった兄の豹変にアーサーは驚くが、兄の立場から言えば、異母の弟。王位継承権を持つアーサーは敵対勢力と結び付き、将来の政敵に成り得る存在。
    敵か味方か。生まれ落ちた場所、国・家・立場でそれらはすでに決まっていて、個人の想いだけでは埋められない溝がある。
    そんな時代、世の中で、立場を越えて溝の上で手をつないだヴァリーとアーサーの友愛はあまりに尊く、感動的だった。

    歴史に残る偉大な王の物語。そしてその恋の話を、今後も期待して読んでいきたい。
  • シンママのメンズエステ奮闘記~えっそんなことまで!?

    こころ/甘味ソーダ/双葉あおい

    セラピストとはなんぞや
    2025年12月22日
    メンズエステは健全か風俗(グレー)か?
    主人公が何も分からない所からお話が始まる、漫画特有の「入り」かと思ったら、そうではなく、本当に分からない人だった。
    マッサージを提供する「セラピスト」と名乗っていても、修行したわけでもない。素人のマッサージに支払う、2万前後という金額をどう見るかだよね。

    勿論、ルールを守るお客が望ましい。しかし、ワンチャン狙おうとする客が沸くのは自明なことで…
    サセテ→ダメですよ~^^(ピシャリ)は料金のうち。客をさばいてNG行為をさせない様にコントロールするのが、こういう店での「セラピスト」じゃないかなあ。簡単な事じゃないけど。

    ルールを盾に、客や店側の心理を考えないので、この先も成長が見込めず、先行きは暗そう。
    ただ、シンママが愚痴を吐いてる漫画。残念ながら、共感や同情は出来なかった。
  • 妖精国の騎士(アルフヘイムの騎士)

    中山星香

    控えめに言っても最高
    2025年12月21日
    重い宿命の元に生まれた主人公ローゼリィが、運命と出会い、人生を切り開いていく物語。
    ロード・オブ・ザ・リングのように、エルフや魔法が存在する世界観のハイファンタジー。

    序盤から中盤は控えめに言っても最高。
    後半にいくにつれ、似たような展開になり、中弛みもあるのが少し難だけど、戦う少女の物語が好きなら引きこまれる事、間違い無し。無料分だけでも読んでみてほしい作品です。
  • 囀る鳥は羽ばたかない

    ヨネダコウ

    恋しい 寂しい
    ネタバレ
    2025年12月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公の矢代がすんごく魅力的で。
    会話に臨場感がある上に、何気ないコマに矢代という人間が表現されているので、さら読みは出来ず、むさぼるように読みました。充足感があってページ数が倍に感じる。

    矢代は、被加虐性嗜好を性的嗜好に持つ人物。 いわゆるマゾの人。

     俺は全部受け入れてきた
     何の憂いもない 誰のせいにもしていない
     俺の人生は誰かのせいであってはならない

    と言う彼は、幼い自分の身に起きた悲劇を悲劇として捉えない。
    マゾでいん乱の性癖を自らの正常とするので、
    影山に恋をする自分を歪んでいる、異常だと捉える。

    彼の自己認識がどうであれ、
    彼ではない者から見れば、悲しい、可哀想と哀れむしかない。
    もしくは爛れている、汚れていると蔑むか。

    矢代の痴態を見てもなお、綺麗な人だと言う道目鬼。
    口説き文句でもなく。なんの含みもなく。
    ありのままの矢代を綺麗だと言う彼が、矢代の心の内側に入っていく。

    誰かを求めるのが恋であり、
    それに気づいてしまえば己の矛盾を認めるより他にない。
    孤独とは、他者を欲する心があるということ。
    一人で生き、それで満ち足りるなら寂しいなどと感じはしない。

    恋しい 寂しい
    あの日夕暮れ時のアパートで、受け入れがたい感情に慟哭したように、
    道目鬼に愛し愛されたいと、涙を流す回があればいいなと思う。

    3巻読了 感じたことを忘れないうちにレビュー。
    購入ボタンをポチりたいのを我慢してセールを待つ😖
  • 機動警察パトレイバー

    ゆうきまさみ

    社会を浮き彫りにするロボットバトル漫画
    2025年12月19日
    30年前(!)の作品だけど、今でも、老若男女、誰が読んでも面白く読める思う。
    様々な年齢・性格・立場の個人、組織の考え方など、多角的な視点がさらりと描かれているので、面白い!は同じでも、読者の年齢によって、読み取るものが違うんじゃないかな。

    子供の頃は、主人公・泉野明を通して大人の世界(あれな意味ではなく)を垣間見ている気分だった。年を経るにつれ、後島隊長や南雲隊長の理解度が上がったっけ。
    今レビューを書くにあたって思い返してみて、新たに、この漫画のダークな面で思う事が多々あり、改めて、広がりと奥のある、凄い作品だなと感じる。

    子供の時にはピンとこなかった、一話の後島隊長のこのセリフ。
    「みんなで幸せになろうよ」は、けだし名言だと思っております(^o^ゞ
    いいね
    0件
  • COBRA ラグボール

    寺沢武一

    読み放題 いい男っていうのは顔じゃない
    2025年12月18日
    コブラシリーズがヨミホで読めるとは!!
    父が単行本を持ってた&再放送アニメを見てました。

    宇宙海賊コブラが宇宙を駆け巡って活躍する、アメコミ的な雰囲気のあるSF漫画。
    コブラは団子鼻で全然イケメンではないけれど、ウィットに富んでいて、チャーミング。自信に溢れていて余裕のある大人の男。なにより、自由で、人生を楽しんでいる所がいいんだよね。
    いい男っていうのは顔じゃないんだぜ😎

    女性キャラは、ボンキュッボーンのグラマラス美女ばかり。どう考えても大人の男性向けコミックだけど、子供で女の私でも楽しく読めたのは、エンターテイメントに徹したストーリー性の高さにあると思う。
    とにかく面白いので、ヨミホに入ったら是非!!
  • シャドーハウス

    ソウマトウ

    この屋敷のドールハウスが欲しい
    2025年12月16日
    アンティークな雰囲気のお屋敷が物語の舞台。そこには顔や色彩のない、「シャドー」と呼ばれる一族と、彼らを世話する「生き人形」が住んでいる。
    シャドーであるケイトと、人形であるエミリコ。
    顔がない方が「主」であり、顔のある方は「従」。
    屋敷にはルールがあり、不思議な主従関係を保っている。エミリコは、人形と見るには余りに生き生きしているが…?

    不思議系のお話なのだけど、しっかりしていて、お話が進むうちに印象がどんどん変わっていきます。
    謎が解けるごとに世界がガコン!と広がる感覚があって、そのガコン!に驚くし面白い。

    この屋敷の構造を把握するためにゲームが欲しい。
    それかドールハウスが作りたい。(技術ないけど)
    舞台がきちんと作り込まれているからこそ、この世界をもっとしっかり捉えたい。入り込みたい。そんな気持ちにさせる作品です。
    いいね
    0件
  • 殺し愛

    Fe

    ソン・リャンハという男
    ネタバレ
    2025年12月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ その男は本心を見せない
    張り付けた笑顔に生い立ちを隠し多くを語らない

    わりと雑に作られていると思う。(アンチじゃないよ)
    タイトルの割に恋愛要素は皆無に近いし
    中ボスとも言うべきドニーは、大きいバックグラウンドがあるよと臭わせるだけ臭わせておいて、あっさり途中退場しちゃうし(アンチじゃ・・?)
    なにより、リッツランサポートの社員は不死身属性持ってるし笑

    けれど、ソン・リャンハという一人の男。
    いや。ソン・リャンハと名乗る、暗い生い立ちの、存在の虚しい名無しの男の物語を描いた点において、これ以上はないと思う。

    殺し屋カップルと言うけれど、私はこの二人に男女の愛を感じない。
    しかし、名無しのリャンハがシャトーに執着し、シャトーの為に命を賭けるのはよく分かる。

    シャトーが、二人のリャンハに守られる存在であること、そして、リャンハを殺した記憶を持つ事。
    その事が、虚しい名無しのリャンハを、「ソン・リャンハ」たらしめる。
     「何もなかった」わけじゃなかった
    暴力ではなく、誰かを助けたり、誰かを心配する世界がそこにはあった。
    ソバカスのリャンハと、シャトーと過ごした数日間の記憶が、一人の男の魂の拠り所となる…

    うーん、ちょっと感傷的で大げさ?
    けれど、読者に解釈を委ねる幅がこの作品にはある。
    例えばドニー。名無しのリャンハを助けたソバカスのリャンハの善性の起源はドニーにあり、ある意味物語の核心の起点でもある。シャトーの父親リストとの関係など、緻密に描くことはできただろうが、解釈を読者に委ねている。(さっきは雑だと言ったけれど)

    「お前 今 何をさせられているのか分かっているのか?」 (7巻車の中でソバカスに)
    このセリフに含まれている情報量は少なくない。読者の心に作用し、様々な事を推察させる。

    ソバカスのリャンハが、リャンハにとってどんな位置付けなのか。リャンハの気持ちを推測したり、ドニーの人生を想像したり。恋愛要素をどこまで感じるかも、読者によって様々だろう。読者が作品の中で遊ぶ事ができる作品。
    こういう漫画が結局の所、一番面白い。

    色々と、私の好みを狙い撃ちされた感じで最高でした!!
    いいね
    0件
  • 高橋留美子傑作短編集

    高橋留美子

    女性にお勧め 一話が単行本一冊にも値する
    2025年12月11日
    1巻 ギャグ漫画
    2巻 シリアス多め こちらがおすすめ
    女性だから描ける少年漫画で、男女の恋のスパイスが少量ながらも絶妙です。

    短編一話で、単行本一冊以上のストーリーと満足が得られる、そんな濃縮短編が数多く収録されています。
    昔「るーみっくわーるど」 という本で所持していて、何回読んだことか・・・
  • ELDEN RING 黄金樹への道

    飛田ニキイチ/ELDENRING(株式会社フロム・ソフトウェア)

    最初のステータスは知力に振るべし!!
    2025年12月11日
    美麗な劇画風タッチで、洋ゲーのような趣があります。
    調べてみたら2022年発売の、オープンワールドアクションRPGが元ネタらしい。
    表紙はシリアスに見えるけど、ギャグ漫画。美しく緻密な絵で、おバカをやるのがとても贅沢。

    ゲームをやってて悩むのがステータスの割り振り。
    最初の主人公のステータスを知力に全振りしたメリナ。それはないわーと思ったが、読み進めるうちに、知力は大事だと理解しましたw
    このゲームをやっていたらかなり面白いのだろうと思う。やってなくても面白い。絵を見るだけでも価値のある、楽しめる作品です。
    いいね
    0件
  • 売られた辺境伯令嬢は隣国の王太子に溺愛される【コミックス版】

    小椋あん/COMIC ROOM

    イデオロギー漫画? 溺愛は釣り
    ネタバレ
    2025年12月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 序盤はカッコ良かった王子ケネス。もう好みでした。
    特に2巻末。アンナと剣を交える王子は水ならぬ、鼻血も滴るいい男。
    惚れた女を保護対象とせず、一緒に戦って欲しいって何それ最高😍
    理想の溺愛漫画キターーって喜んで課金しましたが、2巻がこの、いい男の頂上でした。
    その後は落ちる一方・・

    結局の所、溺愛漫画ではなく、ベルサイユのばらのような、革命漫画だったわけで。
    アンナ=オスカル ケネス=アントワネット レイヴン=アンドレ
    と考えれば、ケネスが、魅力的ではあるが無能で、周りから孤立し、窮地に陥いる展開なのも理解できる。できるが、読者の期待を裏切る展開だと思う。
    溺愛とタイトルにつけて、読者を釣るのは詐欺ではないかなあと、7巻まで買ってしまった私としては文句を言いたい。

    存在感のある悪役やアクションが魅力で、この作品の良さは作画担当の力が大きい。
    タイトル詐欺商法に抗議で星2にしたいけど、それなりに面白いので星3。
  • ホットロード

    紡木たく

    尾崎豊とホットロード 唯一無二の表現者
    2025年12月7日
    ハマった時期が同じだからか、ホットロードと尾崎豊は私の中でリンクしている。両者は似てると思うのだ。
    テーマは思春期。
    尾崎豊は歌詞だけではなく、絞り出すような声や、間奏や、全身でひとつのドラマを創りだした。それは映画のワンシーンのようであり、聴けば脳裏に映像が浮かんでくる。
    ホットロードは紙面に感情が漂い、読めば冬の夜の冷気を感じ、様々な音や、声が聞こえて来る。
    歌であること。漫画であること。媒体を超えたイマジネーションを受け取った側に喚起させる。両者はそういう力を持っている。
    何より、誰にも真似できない、唯一無二の表現者であることは間違いない。

    尾崎豊の唄は、10代の永遠の代弁者として、後世に継がれるものだと思っていたけど、今の子にはあまり、受け入れられていないようで・・聞けば、
     バイク盗んで走り出すって、それって犯罪ですよ、って
    いや、そういうことと、ちゃうんやけどな。と思いつつ、
    時代が変わるとはこういうことか・・と、ナントナク納得した。

    ホットロードも尾崎豊と同じで、今の子には受け入れられないかもしれない。
    けれど、こういう世界線、ファンタジーだと思って読んでみて欲しい。
    田舎に住んでいた私にとって、暴走族や抗争は、ファンタジーだった。

    時代が変われど、家に居場所がない子供、寂しさを抱えている子供は数多く、家出少年・少女の問題は現在も絶えない。和希のような環境で、アイデンティティーに不安を持つ子供は今も、どこかにいる。
    大人から見れば、和希は甘ったれだ。けれど、甘ったれでいい。
    子供は変に、大人ぶらなくていい。子供は子供のまま、親にぶつかればいい。
    ぶつかり合った和希が、最後に母親に対して出した結論。それは、時代が変われど、子供から大人へ・・反抗期を抜け出すための、不変的な答えだろうから。
  • 十億のアレ。~吉原いちの花魁~

    宇月あい

    読み放題 正統派・遊郭漫画
    2025年12月6日
    現代に、江戸時代の遊郭・吉原を復活させたという設定のお話。
    少女・女性漫画にありがちな、遊郭・娼館なのに主人公は体を売らずに済む、といった話ではなく、ちゃんとした遊郭漫画です。だからこその悩みやドラマがある。

    絵も話も、そつがなく、プロの漫画家の作品といった感じ。
    個人的にはそつがなさすぎて、逆に、心に引っ掛かるものがないのだけど、取り敢えず面白いし、読み放題の中では破格の作品なので、おすすめです。
  • 女王のトランク

    北森サイ

    読み放題 暴力とSM
    2025年11月29日
    父親からのDVに耐える主人公が、SMの世界に触れて成長するお話。
    SMといったら変態カテゴリだけど、単純な変態の話ではない。
    暴力とSMの違いは何なのか。
    真面目に描かれていて、ある種の人々にとってSMは解放であり、必要な理由がよく分かる。
    重めのテーマだけど、女性漫画らしく、舞台が華々しくていい。

    そして、エロい。特に4巻。
    そこらのTLよりよっぽどエロかった😚
    清純かつエロいのは最強の組み合わせ。
    5巻読了、今後の展開が楽しみです。
    いいね
    0件
  • 出戻り(元)王女と一途な騎士【単話売】

    早瀬いつか/イチニ/氷堂れん

    読み放題 ふんわりほっこり
    2025年11月26日
    夢見勝ちな王女、アデルのおしゃべりがとにかく可愛い。
    この絵、この雰囲気、大昔にこんな感じの漫画を描く作家さんがいたような・・・
    どこか懐かしく、読んでふんわりほっこりする作品です。
  • 30歳、覗き女のヒトミさん ~男性のアレを見続けたら、人生が180度変わりました~

    ドルショック竹下

    読み放題 人生色々、変態も色々
    2025年11月26日
    人の影に哀しみあり
    人の陰に性癖あり

    客への対応が難しそうって思った。
    給料がいくらか気になるところ。
    社長の趣味の店(笑)
    いいね
    0件
  • マッチングアプリで処女喪失

    カナメキヌコ

    読み放題 ある種の人の背中を押すかも?
    ネタバレ
    2025年11月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 何事も行動が早いというか、○ッチ化してもそれに溺れるわけでもなく、数ヶ月でやめるあたり、自分の求める所を知っていて、頭のいい人という印象。焦っている人の背中を押す漫画かもしれないが、真似するのは危険かも?

    もんこが何故、主人公を好きになったのか疑問に思う声が多いのだけど、
    もんこが、キヌと居て楽しいというのは十分描かれているので、私は不思議には思わなかった。
    ちょっとメンドクサイ女だろうが、それがなければ只の都合のいい女(○フレ)で終わるだけしね。

    この作家さんの他の作品も面白かった。
    いいね
    0件
  • 陰陽師

    岡野玲子/夢枕獏

    文化人類学が好きな人に 天才肌の作者
    2025年11月24日
    時は平安時代。稀代の陰陽師としての立場を確立する以前の安倍晴明。
    菅原道真や様々な怨霊達が都を闊歩する。
    この時代の貴族達が考えている世界。神、仏、怨霊、、、

    この作品が素晴らしいのは、平安時代の様相がリアルに描かれている所と、陰陽道の思想、理屈、理論を突っ込んで説明してくれる所。知識が得られる。
    多分、文化人類学とかに興味があると、より一層楽しめるんじゃなかろうか。

    原作者の夢枕獏は、第一話の百鬼夜行のシーンで、行列が上に、縦に延びているのを見て、岡野玲子凄い!!と漫画夜話で興奮して話していた。そのシーンに、次元の描写を感じたのだそうだ。
    私は文化人類学が好きで、ポエムが、東南アジアや南米の土着の呪術の呪文と同じ形式のレトリックなのを見て、成る程世界は繋がってるフゥォオオッと興奮した。

    名前を知られ、取られて呪術の力で支配される。たまに漫画に見られる設定だが、
    何故支配されてしまうのか、名とは何なのか。
    その理屈を、安倍晴明が滔々と語って、それが非常に分かりやすい。
    理論で裏打ちされた呪術を、漫画の晴明が展開する。

    九字と異層、宇宙から降ってくる隕鉄の意味、神剣の意味、神楽の意味などなどなど。
    陰陽道、呪術世界の思想・理論を幅広く網羅し、その上で描かれた、
    天から時代の役割を与えられた、鎮守国家としての陰陽師、安倍晴明。
    フィクションながらも説得力があり、晴明の存在が立ちあがっている。

    運命、道筋、歴史に置ける「場」というもの。進撃の巨人が(神)構成で描き出した所を、岡野玲子は感覚でやってしまってる感がある。後半かなりイってしまった精神世界だけど、それでも、ふんわりと分かる。
    何でこんな事が出来るんだろう。
    こういうのって、天才の描く漫画だな、と思うのです。
  • 絢爛たるグランドセーヌ

    Cuvie

    バレリーナになるには
    ネタバレ
    2025年11月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ バレエ漫画も本物のバレエもあまり知らないけれど、バレエが肉体の、究極的な芸術である事は知っている。
    低評価レビューを見るに、バレエがどうこうというよりかは、成長と、専門的な分野に進む子供達の進路の取り方を見る漫画なのかな。
    バレエ界の舞台裏を見る的な。
    今活躍している本物のバレエダンサーも、この道を通ってきたのだろうから。

    金銭問題とか、奨学金問題とか、コロナ禍の話など現実的で、(漫画なので)バレエを続けられると分かっていてもハラハラする。日本編より留学してからの方が面白く、振り付けコンクールや、キーラのコンテの話が特に好き。

    踊るのがひたすら楽しい主人公。
    演技が気持ちに引きずられ、時に解釈違いの失敗をしてしまう奏が面白い。
    舞台は概ね好意的に受け取られるけれど、プロになるのには大きな欠点だよな~。
    恋を知った奏はどういう風になるんだろう。

    今後の展開が楽しみです。
  • 理系が恋に落ちたので証明してみた。

    山本アリフレッド

    バカ人類なので誤解した
    ネタバレ
    2025年11月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 11巻、奏が雪村を好きになるという展開に、
    雪村Loveがこれで3人目?!
    こんなの求めてないわ、雪村がこんなにモテるなんて、所詮は青年マンガかバカ作者め!!
    などと悪態をついていましたが、
    12巻、奏と氷室が想う、雪村への気持ちと、雪村の二人への気持ちの比較研究が始まり、
    やっぱりがっちりクソおもろい理系マンガであることを、理解しました。
    文系バカ人類でごめんなさい。

    リケクマの解説コーナーが大好きです♥️
    いいね
    0件
  • 限界OLさんは悪役令嬢さまに仕えたい【電子単行本】

    ネコ太郎

    愛い~! 新しい扉が開いた
    2025年11月23日
    仕事のし過ぎで派遣切りの目にあった、限界OLの主人公。
    再就職先の悪役令嬢が、別の意味での超ブラックで面白い。

    それにしても召還獣という立ち位置が、なんか、いい・・!
    王子が心の中で愛い~!と、ときめくシーンに共感し
    百合でもなく、宝塚でもなく、私の中で、なんか新しい扉が開いた音がしました。
    (主従関係萌え?? 百合ではないと思いたいけど😅)
  • SANDA

    板垣巴留

    光陰矢のごとし
    2025年11月22日
    この作品で、初めて板垣先生の作品を読みました。
    一話目、凄いクセのある絵と話だけど、なんだか惹き付けられる。
    ヘタウマで、独創的で、この話はこの絵じゃないとダメなのがすぐに分かった。
    突然沸いてくる、様々なサンタ設定が楽しい。

    未来の超少子化社会。子供時代、若さに価値がある世界観で、
    子供の時に読んだらもっと面白かったかも。と思ったが、
    14才から60越えの爺さんに一瞬で変化する。その様に、
    50年なんてあっという間だぜ。
    ピチピチがシワシワに。全く別の生命体のように変化するんだぜ。
    と、何度も見せつけられている気がして、子供にイジワルな作品かもしれん。と思い直しました。
    まあ、50年があっという間という感想が、年を重ねた者の発想かもしれないが・・・・
    光陰矢のごとし。
    いいね
    0件
  • ただの飯フレです

    さのさくら

    机上で人間関係を語られても
    ネタバレ
    2025年11月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 飯を食べながら人間関係について語りあうスタイルだが、人間関係を机上であれこれ言っても深みは生まれない。ゲストキャラの言っている事に特段目新しい事もなく、他の漫画のふんどしを借りているという印象が残る。

    主人公が二人いれば、違うタイプにして読者の受け入れ幅を拡げるものだが二人は同タイプ。
    太郎は裏設定がありそうなので既読部分では何とも言えないが、かわかわは未熟な人間。この作品は、未熟な人間が、楽な所を探している話。それはそれでいい。人それぞれだから。しかし、自分達と合わない人間に対する、否定的な表情やコメントを見ると、なんだかなあと、不快になる。
    作者が読者のターゲットを絞る。これは分かるんだけど、未熟な漫画家が、話を作る上で難しい所を避け、他の漫画の上澄みの部分をすくい、読者を絞って、楽に漫画を書こうという姿勢が透けて見えて、なんだかなあと。

    取り敢えず、男女関係ナシの漫画を描きたいならラぶホ展開とかやめましょうよ。
    二人の関係性を確認するエピソードは過剰で逆効果。
    無地川さんに対して強気な態度のかわかわ。人間関係とは相対的なもんなんである。これを描いておきながら、そこを無視して、自分達の価値観を語られても、底が浅い漫画だなとしか思えない。

    オウムの寿命は50年あり、飼うか否かは30歳までに決めなきゃならない、人生の選択の話は良かった。そういう話と飯がメインで、たまに人間関係といった感じなら、多分面白かった。

    4巻読了
    2026・2/8 大幅改定 いいねくださった方ごめんなさい。
  • 清楚誠実に生きていたら婚約者に裏切られたので、やり直しの世界では悪役令嬢として生きます【単行本版】

    友成ユタ/志波咲良

    無言のコマに心がある
    2025年11月22日
    タイトルから、よくあるやつと期待せずに読んだが違いました。
    第一話で神様から与えられたミッションと、それに対する展開がいい。
    町デートや孤児院展開など、お約束なものも踏まえているけれど、少女漫画に有りがちな上っ面の綺麗事で済まさず、一歩進んだ内容で読みごたえがあります。

    何より作画担当の方が、漫画が上手く、表現力がある人。
    セリフだけではなく、無言のコマや、間や、流れや、手や、体の傾きで色々なものを表現されています。
    ミアーナを抱きしめる王子の顔の角度とかに王子の心、愛が込められてるんっすよ✨😍

    全話無料で読んだんだけど、単行本が欲しくなって値段を調べたら高かった😢
    でも後半にいくにつれて絵がグレードアップして、緻密になっている。他の漫画と相対的に考えれば致し方ない、むしろお得?ウ~ン😓
    取り敢えずセールを待ちます!!😖
  • 不死と罰

    佐藤健太郎

    漫画の優位性を感じさせる作品
    ネタバレ
    2025年11月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 所謂ゾンビもの。
    ゾンビと言えば海外。映画やドラマで沢山見てきたけど、この作品のゾンビ描写はホント凄い!!
    ゾンビ化シーンの目玉グルグルとか、髪の毛の描き方とか、肌感とか、動きとか、ゾンビが出る度にヒィイッとなりながらも食い入るようにページを眺めてしまった。
    ゾンビが文字通り山になってビルに取りつき、上空のヘリを狙うのって、この作品のオリジナルなんだろうか。
    生きてる人間には出来ない、ゾンビならではという感じがして、ホント好き。

    実写やアニメでは表現出来ない、静止画のインパクト(動きを付ける表現)の素晴らしさ。
    ゾンビ描写に漫画の優位性を感じた。

    ゾンビだけではなく、ドラマ部分も素晴らしかった。
    主人公は、過去に異常殺人を犯した人物。
    子供の頃に虐○を受けた殺人者って、親を殺せないが故の代替殺人みたいなとこあるよな。と、前から考えていたので、罪と罰のソーニャにあたるであろうショウカの取った行動、悪の根元として主人公の母親を○すに、驚いたのと同時に凄く納得した。

    罪と罰の問題は、考えるのが非常に難しい。この作品を読んで、
    人に対して「価値がない」という思想。
    この思想、考え方を持っていると、世界がゾンビ化した時(しなくても)殺人を犯す可能性が高まるので、とりあえずこの思想は捨てておいた方がいいなと思いました。

    あと、みんな大好き、風張の兄貴が私も好きで、癒しでした😚♥️
  • マリエル・クララックの婚約

    アラスカぱん/桃春花/まろ

    漫画の手法を活かしたマリエル 最の高♥️
    2025年11月19日
    令嬢ものの中ではベストだし、なんならマイベストに入れてもいい。それくらい今ハマって長続きしている漫画です。
    すみません。語らせて下さい長くなりますけど!

    何がいいかって、もうとにかく主人公マリエルがいい。魅力的。
    明るく聡明で優しく善良で元気で愉快なオタクなんです。
    マリエル最高。いや、最の高♥️

    あんまり好きなので原作も読んだのですが、マリエルの人柄を表す小エピソードやシーンやセリフ。心情を表した、細かな動きを取り入れたコマ、シーン。他、私が好きな箇所のほとんどが、漫画独自のもので、成る程と思いました。

    原作に忠実であるけれど、漫画の特色がない漫画と、
    原作とちょい違うけれど、漫画の特色を活かした漫画。
    どちらが好みでしょうか。
    私は圧倒的後者です。漫画読みなので。

    小説と漫画は全く別のものです。コミカライズするのなら、漫画の特色、手法を活かした方がいいと思うのです。例えば3巻、

    後半馬に乗る展開があるから、前半に乗馬の練習のシーンを「3コマで」入れる。それをついでに、マリエルの性格を表すシーンにする。それに親を絡ませる。
    たった3コマで、前振りと、性格描写と、家族関係を絡ませた、心温まる、印象深い、小エピソードの出来上がりです。漫画にはこれが出来る。これらを物語の間に挟んでいく。こうすることで、この作品は、小説より善良で、豊かなマリエル像が確立されています。

    漫画は、4コマやシーンの合間に、その他のキャラにスポットを当てるのも容易い。
    団長やオレリア様が生き生きしています。

    これは、小説が悪いと言っているのではありません。小説の強みは字数の多さで、漫画では読者の判断に委ねられる所も知ることができます。
    そして、シメオン様は、小説の方がいい。
    シメオン様はマリエルに対してお小言が多いのですが、小説の方が、好きゆえに苛立ってしまう気持ちがよく分かるし、漫画よりカッコいい。漫画ではコミカル強めですね。

    この作品は、小説と漫画、合わせて読むのがいいです。
    漫画読みとしては、全てのコミカライズがこうであってほしい。

    構成が素晴らしく、9巻で完成されていると思うけど、やっぱりファンとしては続きが読みたい!!
    蜜謀は読みたいな~。銀狐が出ているやつ3作読みたい。
    アラスカぱん先生がどう料理するか読みたいです。お願いします! 出して~😖😂
  • ハッピー・ブラッディ・ウェディング~誓いのキスまであと何周?~【分冊版】

    美園

    よくできた秀作 女性漫画の闇を逆手に
    2025年11月19日
    ちょっとした疑問。オフィスラブ系女性漫画の恋の相手って、何で部長が多いんだろう。
    部長の上を行くスパダリ漫画は、社長などのセレブ層で、顔も性格も良い上に、料理を作ってくれたりする奴もいる。
    何より主人公に一途で他の女に目もくれない。そしてラストは結婚してハッピーエンド。

    顔と地位と収入と、自分を溺愛する男との結婚。
    これがある種の女性漫画における愛。
    これを女性の無邪気な夢だと言ってもいいけれど、結構な闇(欲望)だとも思う。

    この作品は、そんな女性漫画の本質を逆手にとったお話。
    何故、貴成が亜純と結婚しないのかも、最後まで読めば非常に明確でよかった。

    主人公が嫌な女という理由で低評価を付けられるのはもったいない、
    よくできた秀作だと思います。
  • 進撃の巨人

    諫山創

    現代の神話 世界をありのままに描く
    2025年11月19日
    神話=古代の人が考えるありのままの世界。

    自分語りで恐縮ですが、重度の漫画読みがベルセルクで漫画というものに満足し、漫画を卒業したという経歴を持っています。進撃の評価が高い事は知っていても、手を出しませんでした。
    それがたまたまアマプラで進撃のアニメを見てはまり、二次創作が描きたくなって(爆)、上手くかけなくって、軽い気持ちで考察を始めたのですが、思った以上に深い作品である事に気付き、止まらなくなりました。
    15年ぶりに漫画の単行本を買い、約半年、とり憑かれたように分析しました。
    二次創作はいつの間にかどこかにいって、進撃の凄さ、素晴らしさを堪能しました。

    過去、ベルセルク以上のものはもう出ないと思ったが、そうではなかった。
    ベルセルクやナウシカを土台に、この素晴らしい作品、進撃が創り出されたように、進撃を土台にいつか、更に素晴らしい漫画が創られるだろう、、、漫画には未来がある!!・・・との結論を得たかったのですが、考察で得た結論は、これ以上の作品は無理!・・というものでした。

    表面は娯楽漫画でありながら、優れた哲学を呈し、内部を探れば何処までも深く、密度が濃い。もうガッチガチに。んで、非常に構造的な造りになっている。
    神話とは、古代の人が考えるありのままの世界、と先に書きましたが、
    進撃の世界地図が、我々の世界地図の写し鏡になっているように、諌山創先生が、現代の世界をありのままに描こうとしているのが見てとれる。

    ユダヤ・キリスト教と仏教の思想、多種様々な神話の要素、対立する二つの世界、第三の道、表と裏、歴史、時間と空間、俯瞰で見えるもの、描かれていることと、描かれていないもの・・・
    100人いれば100の解釈があり、いずれもが正解である、という造りになっている。
    レビューで抽象的な事を言ってしまって申し訳ないのだけど、進撃を語るには1000文字では全く足りません。
    そして、考察に終わりはありません。

    漫画の無限の可能性を示した作品ではあるけれど、凄すぎて、私の中で、漫画とは別枠のものになってしまいました。
    でも、また、漫画読みを再開しました。
    いい作品との出会いが沢山あり、やはり漫画は素晴らしいと思う日々です。
    進撃と、諌山先生と、編集者と、スタッフの方々に、感謝の念しかありません。
  • ベルセルク

    三浦建太郎

    私はこれで、漫画を読むのを辞めました
    2025年11月14日
    これを超える漫画作品は、もう出ないと思って。

    長期連載された漫画は、絵や話が洗練される代わりに、尖ったモノを失う事があります。
    こちらの心に突き刺さる、大事な何かです。
    魔法使いが出てきた辺りで、雰囲気も変わり、ベルセルクの最盛期は終わったと感じたのです。
    30巻で購入をやめ、他の漫画も止めました。
    本当にスパっと辞めました。重度の漫画読みだった私が、15年程、漫画に全く触れることのない生活をしました。
    私はベルセルクで、本当に、漫画に満足したのです。

    2年前にあるきっかけで復帰して、改めて続きを読ませていただきましたが、自分の判断は間違っていたと、思い知りました。
    グリフィス率いる新鷹の団とクシャーンの合戦、大帝戦が凄まじかった・・!!

    設定の特殊性から、イメージが肥大化する一方の、グリフィスという存在。
    巨大なカリスマ。神々しさを衣に纏い、禍々しい闇を統べる者。言葉で言うのは簡単ですが、表現するのは難しい。
    しかし、クシャーン戦、大帝戦で見たものは、こちらの期待値をはるかに超えた、グリフィス像でした。
    圧倒的表現力。

    魅力的な絵・漫画が描けない人と、描ける人の間に、何か越えられない壁があるように、
    魅力的な絵・漫画が描ける人と、三浦健太郎の間に、何か越えられない壁がある。

    そう感じました。
    若くして亡くなられた事は、本当に、漫画界、表現界の損失です。
    けれど、誤解を怖れずに言うなれば、三浦先生が命を削って描かれたこその高みのような気がします。
    ベルセルクは未完でも、漫画の歴史の一到達点として、永遠の輝きを放つのでしょう。
    (本音を言うと、先生が描いたキャスカ復活が読みたかった涙)

    一時期購読をやめた事を土下座で陳謝し、三浦先生のご冥福を心よりお祈り致します。
  • ダークグリーン

    佐々木淳子

    温暖化・環境問題 私に影響を与えた漫画
    2025年11月11日
    約30年前、テレビでは温暖化問題など取り上げられていなかった時代。私はこの作品を読んで影響を受け、温暖化問題に取り組んできた。・・といっても、クーラーをつけないとか、リサイクルとか、地味に個人的にだけど。
    この作品の連載開始は1983年。という事は40年以上前から温暖化問題は予測されていたわけで。その頃からちゃんと社会全体、世界全体で取り組んでいればなと思う。
    最終回の、人類の具象化の描写は真理。

    10巻で内容盛り沢山。社会派漫画だけど、SF漫画として普通に面白い・・いや、かなり面白いので、読んでみてほしい作品です。
  • みにくい遊郭の子

    狩谷成

    花街で最高位の花魁になれる・・のか??
    ネタバレ
    2025年11月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ かつて相模屋のナンバーワンだった伝説の遊女ルリは、体を売らずに花街で最高位の花魁になったそうな。
    体を売らなくてもいい花魁。それには客を、自由自在に転がす話術、教養、芸事、色んな才能が必要です。客に花街で一番高い座敷料を払わせた上で、花を買う以上の楽しみ、価値を提供しなきゃならんわけです。

    色々エピソードを積み上げているが、善良なだけで、主人公に、そんな存在になれる素質があるとは感じられない。そして、内儀になる展開も、何か違うだろう。

    女にとって地獄の遊郭と、ルリに似ているということで上客に優遇されるエソラ、内儀にも望まれるエソラ。
    この二つの遊郭が噛み合っていなくて、物語が浅いと感じる。
    (8巻読了)

    相模の面がひたすらカッコいい😍そこだけは見所。
  • ボールアンドチェイン

    南Q太

    サレ妻、ざまあ系の対極にあるお話
    ネタバレ
    2025年11月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ボールアンドチェイン。調べてみたら、しがらみ 束縛 とかいう意味らしい。成る程と納得。
    「普通」はこうだという社会通念の「束縛」から脱却して、「自分の愛せる人生」を探す二人の主人公の物語。
    この作品が優れていると思うのは、タイトルを大きな視点で描いている所。
    主人公サイドだけではなく「ちゃんと」描いている。

    あやも、けいとも、夫、婚約者に対して結構ヒドイ。
    合わないから婚約者と別れるにしても、けいとの態度は誠実なものではない。慰謝料100万で済んで、別れ話が長引かなかったことはラッキーな事。
    あやの新婚時のエピソード。半年同衾拒否で、外に逃げ出されたことは、旦那の心に大きな傷を残しただろう。
    結婚生活がうまくいかなかったことを、旦那のせいだけにする事はできない。
    ネットに吐き出した旦那の本音は、旦那サイドのボールアンドチェイン。

    人は誰もが主観で生きていて、自分の痛みを大きく感じ、相手の痛みに対して鈍感である。
    かといって、相手を思いやって、過度に罪悪感を持ったり、我慢するのもなんだか違うわけで。
    あやが逃げ出すのも、旦那が浮気に走るのも、けいとが浮気して婚約破棄するのも、それぞれの経緯があり、各々感情があるから仕方がない。自分を抑圧すると壊れてしまうし、
    何より不幸なだけだから。

    昨今流行りの?サレ妻や、ざまあ系の対極にある話だなと、ザマア系が苦手な私にクリティカルヒットしました。
    人生そんなに単純じゃない。(不倫を肯定しているわけじゃないよ)
    自分は性的マイノリティではないけれど、けいとに共感する部分は多いし、あやの人生、カウンセラーやゆみこさん、はるかパパなどのセリフに感じ入ったり、色々考えさせられるお話でした。
  • 火祭り村

    猪爪ケイ/enem

    いい原作+実力ある作画=最高に面白い
    2025年11月2日
    登場人物が多いんだけど、ちゃんと書き分けが出て来ているし、エピやシーンで印象づけられているので、「う~んと、この人誰だっけ」がない。本当に沢山の人物が関わって物語が進行するので、これは重要な事だし、地味に凄い事だと思う。
    この展開納得いかんな、好みではないな。と思ってもすぐに追加エピソードや、説得力のある絵の力で納得させられる。

    全100話。散らばめられた、沢山の謎を回収しながらの最後の最後まで息のつかせぬストーリー展開と、漫画家の力量を楽しませていただきました。
    タイプ別にいい男が一杯出てきて、そこも満喫しました😃✨
    女の子もみんな可愛かった。
  • 異世界に召喚された(偽)聖女の私は、王子様と結婚出来ないと死ぬ運命のようです

    ララ

    ちゃんとストーリーがある 読み放題
    2025年11月2日
    ほぼ会話のみで進行し、お話がごく薄な作品も多々ある昨今。この作品は15話の中に、あれこれストーリーがあり、謎もきちんと解明されて面白かった。これだけでヨミホの元が取れた気分。王子とサーガのローテンションな所が好みで、そこも良き。
  • 聖女様は逆ハーレム後宮を築かないといけないらしい

    逢那/久瀬川ノハ

    白泉社の看板を汚す作品
    2025年10月30日
    この漫画の何が駄目かって、4pとかしているのにTL指定じゃないこと。
    の上に、低年齢向けに作られている。
    顔も体もドレスも、小学生が描きそうな絵を、上手くした感じ。
    何より、主人公の頭の出来、理解力が、小学生か中学生並みに低い。
    つまり、もう一度言うけど、低年齢でも読める乱○もの。
    これでいいの?白泉社さん

    子供の頃に聞いた何気ない話、刺激から性癖は定まります。
    この漫画を読んで、子供に○交という性癖が付いてもいいんですか?
    白泉社の社員はご自身の小学生、中学生のお子さんにこれを読ませることが出来ますか?

    白泉社といえば、老舗で、作家性の高い少女漫画を出す出版社、というイメージがあります。
    ネット配信で、雑誌系とは違うもののようですが、それでも白泉社の看板を付けているのだから、編集部は考えて、作品を出すべきではないでしょうか。
    私にとって、白泉社への信頼と、イメージが下がった作品でした。
  • スキップ・ビート!

    仲村佳樹

    エンターテイメント 作者の野心とプロ根性
    2025年10月29日
    顔も体も細長い、等身が10とか11もある細長系少女漫画は避けていたのですが、全話無料で読んでみて、ハマりました。面白かった。

    最初は芸能ものでしたが、序盤の方で役者・演劇漫画に変化。
    「花とゆめ」で演劇漫画。これって結構なチャレンジです。
    何故なら花ゆめは、「ガラスの仮面」の掲載紙。
    誰にも越えられない域に達した不朽の名作、演劇漫画の金字塔が先にあるからです。
    しかし、ガラスの仮面に負けずと劣らない演劇シーンを見せてくれる。
    こうして見ると、第一話の、内に秘めた開かない箱は、ガラスの仮面の、内に秘めた情熱のオマージュのような気がしないでもなく、作者は分かってチャレンジしているのが見て取れます。しかし、ガラスの仮面と同じものを追及しているのではない。

    ガラスの仮面の主軸は演劇論でしたが、この作品はエンターテイメントに徹している。

    常識的に考えてあり得ない展開(ヒール兄妹)も多々あるけれど、読者が楽しめる展開であり、普段は口うるさい私も、面白いからおk、と楽しめます。
    念や生き霊を飛ばしてしまうけど、実はメルヘンチック・・って、どういう事ですかと思わずツッコミを入れたくなる主人公のキャラクター。社長や作画、尚や蓮との絡み、随所に、高いエンターテイメント性を感じます。そしてアクションシーンでよく分かるけど、メチャクチャ作画能力高いんだよね。

    読者に楽しんでもらいたいというエンタメ精神、今までにないオリジナルな物が描きたいというプロ根性、作者の少女漫画家としての意地と誇りで描かれた、ガラスの仮面とは違った角度の演劇漫画でした。
    野心を持つ主人公=作者のような気がしてなりません。
  • 多聞くん今どっち!?

    師走ゆき

    師走ゆきにしか描けないギャグ漫画
    2025年10月29日
    かつてアイドルにハマったことはないし、推し活とかよく分からないんだけど、これはメチャクチャ面白い。
    「たとえ本人でもアンチには屈しません」(一話)
    など、うたげちゃんが、面白おかしくファンの心得?を教えてくれる。
    うたげ語録を作りたい。

    とにかくセリフにリズム感があってテンポが良くて、
    うたげは勿論、多聞君もジメ原君も、周りのキャラ全てが面白い。
    これはもうラブコメではなく、ラブギャグ。
    師走ゆき先生にしか出せない味の、ラブギャグ漫画です。
  • 夏雪ランデブー

    河内遙

    死に別れ センシティブな心情を描いた名作
    ネタバレ
    2025年10月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 愛する人を残して若死にする。
    現実にままあり、どうしようもないことなので、切なく悲しい。

    執着を絶ちきり、成仏するのが、一般的に良いとされる幽霊の振る舞いだけれど、
    鳥尾の場合は死後も含めて一つの人生。
    葉月という稀有な出会いを経て、これはこれでハッピーエンドかもしれない。
    そう思った本編の最終回でした。

    残した側も、残された側も、綺麗事ではすまないセンシティブな問題であると思うのですが、その心情を描ききっていて素晴らしい。
    執着とは、生きるということとは、様々な事を考えさせられる作品です。
  • 吉祥天女

    吉田秋生

    性についての考え方を変えた作品
    ネタバレ
    2025年10月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 涼「卑怯だぞ お前は男の一番弱い所を突いてくる!!」
    といったようなセリフがあって、初読はよく分からなかったのですが、繰り返し読むうちに、これがこの作品を読み解くヒントだなと思いました。

    女の業と、男の業。
    タイプ別に、男の業が深い男達が、
    女の業を凝縮させた存在である小夜子に狂わされ(反撃され)、破滅していく。

    「男の弱さ」とは、男には女が必要だということ。
    女の性の誘惑に、抗うのが難しいこと。
    女性は性被害に合うリスクが高い性だが、男もまた、リスクを抱えた性であること。

    男の下着泥棒はいても、女の下着泥棒はいないでしょう。
    女のパンツが欲しいという衝動を抑えられない性、
    パンツ一枚で人生を失うリスクを抱えた性。
    女からしたら非常に迷惑な話ですが、滑稽であり哀れでもあります。

    男って可哀想だな。と、この作品を読んで、考え方が少し変わったというか、
    少し余裕を持てたのでした。
    (普通の少女、ゆいこの結末もそうでした)

    「桜の園」はまた別角度から描かれていて、完成度が高く、こちらもオススメです。
  • お願いだから、転生先は選ばせてください!!

    あとのすけ/雨宮茉莉/Shabon

    読み放題 猫好き必見
    2025年10月26日
    この手の話の中では充実した内容、完成度の高さで満足できる作品。2巻完結という長さが丁度いい。猫が大活躍するので、猫好きは必見。
    いいね
    0件
  • ミステリと言う勿れ

    田村由美

    やっぱり田村節
    2025年10月26日
    言わずとしれた、有名・人気作。
    一時期漫画から足を洗っていて、復帰してからこれが田村由実の作品だと知らずに読んで、びっくりしました。だって昔読んで来たものとは全然違うから。(BASARA・巴)

    怒りや感情で紙面が爆発するような熱量と、動きの激しいアクション漫画に対して、こちらは無表情で淡々と、延々と、静かに会話劇が続いていく推理もの。
    けど、田村先生は、何書いても田村由実なんだなと。

    田村節とも言える、何か独特なリズムのようなもの、メロディのようなものがあって、そのメロディが、いつも同じだと思うんだけど、飽きがこないんだよねえ。
    何を書いても面白くさせる才能を持った方との認識を、新たにしました。

    この作品を読んで、田村由実の面白さは、田村節と、作者の深い教養から滲み出るものにあるんだなと感じました。
  • ヒル

    今井大輔

    キレッキレの前半
    2025年10月25日
    とにかく前半のキレが凄い。
    セリフがタイト、エッジが効いていて的確で、こちらにストンストンと落ちてくる。
    人はそれぞれの感性で生きていて、噛み合わないものや、誤解釈しながらそれぞれの選択をする。
    登場人物のそれぞれの感性が紙面で展開する中、読者(私)の感性が入り込む余白もあり、作者のテクニックを感じた。

    途中から、物語をラストに納めるために、展開が予定調和に流れて少しがっかりしたけど、これは個人的な期待が外れただけ。真っ直ぐな主人公を見れば、お話の流れは納得できるし、いい結末でした。
    いいね
    0件
  • 愛さないといわれましても ~元魔王の伯爵令嬢は生真面目軍人に餌付けをされて幸せになる~(コミック)

    石野人衣/豆田麦

    このプリン○○です!!🍮🍮
    2025年10月24日
    あなたはプリンにどんな形容詞をつけますか?
    アビーの食レポ見事です。前世は魔王だったというアビーの言うこと、する事、仕草、全て可愛くて面白い。

    愛さないと言っても愛さずにはいられない。
    アビゲイルの愛らしさにヤラレテしまう軍人夫も可愛くて、何度も読み返してしまう作品です。
    取り敢えず1巻・・いや、一話読んでみて。どんな可愛いさか分かるから。

    確認したらジャンルは女性。アビーの可愛いさは男性受けもすると思うけどどうなんだろ。
無料会員登録でもっと見る