一冊丸々表題話。子供社長(カイ)×美青年秘書(ユキ)の切ない恋愛話。ライバル社のスパイとして秘書になったユキ。そんなユキをスパイだと知っていながらも好きだから側に置くカイ。お互い気付いていながらも偽りの日々を送って行く。ユキはライバル社の社
長、バスカヴィルの愛人なので、時には服で見えてない所にキズがあったりと扱いが酷かったり。ユキは過去も悲惨で見ていてもどかしいですが、子供時代だけはバスカヴィルに買われて良かったと思う。人を痛めつける事を何とも思わない非情人かと思いきや、ユキが熱を出した時にはずっと看病していたので、愛情を知らない不器用な狂愛なのかなと。表向き奥様が居てもユキを手放さずに愛人にしてるって事はバイ?奥様も黙認してるみたいだからゲイ?この時代、法令化で男同士の恋愛は禁止だったんですね。即死刑ってコワイ。当時の万博といい、作者様は相当お調べになったんでしょうね。一冊に6年も歳月がかかる訳です。まだ未完結なので続刊も気長に待つことにします。カイもユキの為に会社を大きくしたんだから、大好きなユキと幸せになって欲しいですね
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