はっきり言ってこれほどBL臭のない作品も珍しい(笑、なんでBLカテゴリ?)
それほど恋愛の話を期待して読んではいけません。
でもそれでも読んで正解!!!
と思うほどストーリー自体が面白い話です。
私は好きでした。
シーモアでは
ほとんどレビューのない(あっても低い)方ですが、他社サイトですごく良い感想が沢山ついてた作者さん(広く浅くではなく固定ファンがいそう)。
恋愛抜きの基本ストーリーにちゃんと魅力と面白さがあり、ゆえにBLぽくなくても面白い!
でもあえていうならこれが少女誌やひかるの碁のように少年誌で受けるかというとピンとこない。
キャラ的魅力(萌え?)でいうとたぶんBLを読む人に受けそうな気はした。
恋(までは?)ないけど師弟の想いやキスとかあるし。
というわけでいかにもBLらぶじゃなくてもOKな長編好きな方には超オススメしておきます。
ひかるの碁の将棋バージョンのような話。
(でも本作のほうがひかるの碁より古い作品だとか)
主人公や周囲のキャラの将棋にかける想いや勝負のストーリー。
でもたとえば麻雀漫画のように細かいルールはガチで出ないので、将棋を知らない人が読んでも楽しめます。
私はヘボだけど昔好きだったのでさらに面白かった。
まだ学生だけどプロ棋士昇進の主人公。
ライバルは幼馴染。
進学や学生でありながら棋士が優先で普通の学生と違う価値観ですが彼らの葛藤があります。
ただラストが残念。
駆け足だったのかな?
もんのすごく面白く読んでただけにいきなり急な展開&エンドでもっともっと先の話まで欲しかった(泣)
番外編の短編が収録された2冊がほかにありますが、それでも物足りない。
これで終わりが本当に残念!
でもそれでも6+2冊購入に後悔はない。
それほど読んでて面白かったです。
<以下余談ですが>
登場人物たちがやたら頭良い人たちばかりでかっこいいすが、それも納得。
本当に強い棋士は何十手先も読めるそうなのでつまり頭が良くないと強くなれないのが将棋。
ゲーム類が好きですが、将棋ほど頭を使うゲームを知らない。
麻雀も捨て牌読んだり頭使うけど引きの良さなど運も半分。カードも同様。
けど将棋は100%実力。
チェスは西洋版将棋だけどコマの使い回しがないので将棋のほうがもっと複雑。
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