この時期に相応しいサクラの題名に惹かれて
買いしました。
表題作は、子沢山、父の倒産、貧乏、母無しの万年主婦高校生さつき&建設会社御曹子、イケメン、秀才、美味しさ満載のPro
Cameraman志望北澤稔が、サクラのEpisode
で綴る自分探しMoratorium純愛物語でした。
全く対称的なこの二人の悩みが、「父親との葛藤による家出」
しかし、葛藤の原因が、「さつきの転校」と「稔のProCameraman志望」という家庭の経済状況で生まれるSeriousさが如実に描かれて、やり切れなさがひしひしと感じました。
見所は、サクラのEpisode
です。
サクラの時期に「出逢い」、「入学式での再会」、「さつきの転校」が、描かれています。
印象的なのが、サクラが散りはじめたサクラ吹雪の下での「二人がそれぞれ家出した時の出逢い」です。
サクラ吹雪の下、家庭の経済状況で、カサカサの手と心になってしまったさつきの手にHandCreamを塗り、懸命にさつきを癒す稔の優しさが、純愛モード全開でした。
サクラの時期にさつきの転校で、再び別れる二人が、お互いの想いを一つにしてのハッピーエンドで、心が和みました。
2話のお話は、登場人物の男子中学生イノケンの身勝手な決断力に呆れ果てました。
ヒロインみどりの立場なら、大どんでん返しで、良いと思いますが、
何の説明無く、突然振られた女の子立場から見ると、イノケンのやり方は、「女の子を敵にまわす」と思います。
評価は、5ですが、表題作のみです。買いは、オススメ出来ません
もっとみる▼