197ページ。
短篇11作、イラストつきエッセイ2つ、エッセイ漫画1つ。
この作者さん、ずっと気になってはいたもののなんとなく手が出ず、この度ようやく読みました。
読んでみて、なんとなく手が出なかったのは相性がずれているからだったんだ
な、と納得。
お説教っぽいとまではいかないものの、どことなく常に背後から作者さんの意識の圧を感じてしまう。私は、「当たり前のように隣にある不思議」が好きなのですが、この作者さんの世界は、不思議との境界線があるように思いました。
巻末作品の『今宵楽しや』はそういった感覚が少なく、これが一番好みでした。雪の降る日、酒屋のおじいさんの思いついた楽しいことのお話で、星4つ。
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