表題作は 夏生先生だからこそ成り立った作品だと思います。そして、そこには フィクションの力がありました。もちろん、現実には なかなか 信じがたい関係だし、自分なら 足を踏み入れない関係だけど、そこは フィクションの世界です。妄想の世界です。
夏生先生の世界です。お見事です。2作目は まぁ、普通で、3作目はDVを取り扱った作品でした。こちらは 女性が 酷く心身ともに傷ついて、可哀そうだなと思いましたが、夏生先生の男性が スーパーマンとなって 助けに来たので、ハピエンになって良かったと思います。夏生先生のお描きになる男性達は 共通して、好きな女性には まっしぐらで一途で そういう男性達だからこそ、例え、どんなにあり得ない設定でも、女性をきっと幸せにしてくれるという安心感で読めるんだと思っています。
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