みずほ銀行、阪急阪神ホテルズ、カネボウ化粧品……
2013年に社会を揺るがした「巨大不祥事」の本質に迫る!
かつてない重大なリスクにさらされる日本企業へ、
コンプライアンスの第一人者による緊急書き下ろし!
<目次>
はじめに
第一章 二〇一三年に起きた「巨大不祥事」
阪急阪神ホテルズ「食材偽装」問題
「大企業のコンプライアンスの論理」の弊害
みずほ銀行「暴力団員向け融資」問題
カネボウ化粧品「白斑被害」問題 ほか
第二章 社会環境の変化と不祥事
「社会の要請に応えること」の困難さ
「隠ぺい企業」批判で危機に瀕した不二家
東日本大震災と九州電力「やらせメール」問題
オリンパス損失隠し問題 ほか
第三章 企業の危機対応の戦略
危機対応における「フォーメーション分析」
パロマ湯沸かし器事故問題をたどる
みずほ銀行問題をフォーメーション的視点で考える
カネボウ化粧品問題をフォーメーション的視点で考える
阪急阪神ホテルズ記者会見の混乱の原因
不二家の「隠ぺい」をめぐる誤解を解く ほか
第四章 企業をとりまく環境の変化をとらえる
環境と社会の要請
野村證券インサイダー取引事件
JR西日本福知山線脱線事故
新日本監査法人インサイダー取引事件 ほか
あとがき