「公民」、それは、政治・経済・現代社会の基本的なしくみを学び、諸問題をどのように解決していったらよいかを考える教科。一人一人が自分自身で考え、行動し、互いに働きかけながらこの社会を動かしている。そして私たちは、その責任を自覚しなければならない。そのことを学ぶのが、公民という教科本来の姿。本書では、公民なんてよくわからなかったという人はもとより、もう1度入り口程度から学んでみようと思う人のために、基本的なことからわかりやすく解説していきます。【目次】【第1章:市民の社会】 :「市民」って何? :近代の市民 :現代の市民 :市民の政治 :市民社会を支える原理 :市民社会と平等 :市民社会を支える公共性 他【第2章:政治のしくみ】 :日本国 憲法の制定 :憲法制定をめぐる問題点 :日本国憲法の基本原則 :人権の分類 :人権保障と公共の福祉 :さまざまな自由権 :立憲政治と権力の分立 :現代の法治国家 他【第3章:経済のしくみ】 :経済って何? :経済システムの歴史 :日本の各産業の特徴 :経済学の歴史 :市場のメカニズム :お金の機能と歴史 :金融のメカニズム 他【第4章:国際社会】 :国際社会の枠組 :冷戦の終わりと新たな国際秩序 :国際連合のしくみ :9条と平和 :国際経済のうごき :貿易と国際分業 :国際収支と各国経済 :外国為替相場のしくみ :国際交流のあり方 他【第5章:自然の中の人間社会】 :文明生活と経済活動 :地球温暖化 :化学物質の拡散 :揺らぐ食の安全 :水問題のゆくえ 他【第6章:現代の社会と私たちの暮らし】 :情報化社会 :大衆社会 :少子高齢化社会 :格差社会 他