1/3強が表題作(十亀の重い過去)+半分以上がGod bless you(表題作とキャッスルマンゴーのその後、書き下ろし)、計2タイトル。
漫画のキャッスルと同じ方が挿絵なので、同じ雰囲気で読めます。
(しかも間にあるプロローグはお
まけ漫画です!)
はぁ〜、読み終わってしまった。。
(もっと読んでいたかった!)
余韻残りまくりの読後感。。
もう、作者さん素晴らしすぎる!
美しいこと・ローズガーデンに続いてこれで3本小説読みましたが、どれも大当たり!
共通しているのは、ストーリー背景が詳細で深みがあり、人間ドラマが面白い。
年齢や性格、社会人経験に応じ、登場人物一人一人が等身大の魅力がある。
仕事状況の描写もしっかりしてるので読んでてウソ臭さやわざとらしさがなく、話に強く惹きこまれる。
その分、いかにもBLなイチャラブの比重は少ない傾向な気がします。
ラストもその後をほのめかすけど、ハピエンの未来がたっぷりとはないので若干物足りなく感じる部分もある。
だいぶ前に原作者さんが同じで本作とコラボの漫画キャッスルマンゴーを読んでましたが、その十亀の過去編ということで手にとりました。
うわぁーー。。
十亀の生い立ちが重い!重すぎる。。
もう切ないです。
二宮がイイヤツ!
後半の書き下ろしは、その十亀を主人公にして表題作とキャッスル2作の後日談、という感じでした。
キャッスルの主人公・万も出てきますが、恋愛シーン自体少ないので、本作より先に漫画の方を読んでたほうが、微妙な2人の関係がわかってより面白いです。
十亀の撮影現場を中心にすすみますが、その人間関係や仕事の状況がすごく詳細。
十亀の人生ドラマ小説として、読み応えがあります。
2人の未来もですが、今後の十亀の仕事の活躍も気になり、その先の話も読みたくエンドでした。
あとがきによると、いつか十亀の仕事を書きたいとのこと。
ぜひぜひ書いて欲しい!
すっごく読みたいです!
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