ネタバレ・感想ありリバーズエンドのレビュー

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【販売終了のお知らせ】

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相変わらずの試練の連続
ネタバレ
2018年12月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ キャッスルマンゴーの続編。ミステリアスな十亀の過去が書かれており、木原先生の作品未読の方にとっては辛すぎて読むのを断念しそうなくらいの試練の連続。キャッスルマンゴーでは、いまいちよくわからないキャラとして見ていた十亀に一気に魅力を感じられるようになったのは、さすが木原先生だなぁと思った。過去編だけでなく、万と付き合ってからの二人も書かれており、過去のことから何事からも一定の距離を置くように生きてきた十亀にもようやく執着できるモノが見つかり、そんな二人の幸せを願わずにはいられない。
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泣けます
ネタバレ
2018年2月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 本当に良かったです!木原先生の作品はどれも内容が奥深く心に刺さる作品ばかりですが、この作品は特に印象深い作品です。『キャッスルマンゴー』と言うお話に出てくる十亀の過去が描かれています。その過酷な生い立ちと悲しみの深さには読んでいて胸が締め付けられました。しかし悲しさだけじゃない人の暖かさ優しさもしっかり描かれていて、痛みの中にちゃんと救いもあります。貧困家庭の子供たちについてもいろいろ考えさせられました。
悲しみを背負いながら世間を呪う事なく優しさを持ち続けられる十亀の強さ、人としての情の深さに感動しました。
『キャッスルマンゴー』はとても可愛いお話なので一緒に是非是非読んで欲しい作品です!
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ドラマを見ているような作品です
ネタバレ
2018年1月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ キャッスルマンゴーのコラボレーションでこちらはノベルズになります。

こちらは十亀目線でお話が進んでいきます。

粗筋にあるように十亀の高校時代。
すごーく貧乏だったけど、姉弟で肩を寄せ合って生きてたこと。
キャッスルマンゴーにちらっと出てきた二宮との出会い。(彼は初恋だったんですね)
交通事故で、突然家族を失い、一人ぼっちになり
逃げるように東京に出てきたこと。

そして万と出会い
映像で生活をしている様子が描かれています。

十亀は高校時代に家族を突然失ったことで、
「執着」がないんですね。
と言うより、最初から、いつ、失ってもいいように準備しているといったほうがいいかも。

そんな心の深淵にある「恐れ」がうま〜く書かれています。
さすが木原さんです。

長い間、「仕方ない」と何事にも「執着」しなかった十亀ですが、
万には執着することになりそうですね。

一応BLですが、LOVEシーンはおまけのような感じで、
ほとんどが、撮影シーンです。
そして、そこに携わる人間模様が丁寧に描かれています。
普通の小説を読んでいるような、ストーリー重視の作品です。

木原さんの作品と言えば、痛いというか病みBLが多いですが
この作品はまともです。安心して読めました。

ぜひ、コミック版のキャッスルマンゴー コミック と併せてお読みくださ。

もっといちゃいちゃとしたシーンも欲しかったです。
大好きな作者さんです
2017年6月21日
大好きな作者さんです。とくにこの小説は切なくて切なくて切なくて、ほんとに切なくて読んだら中々忘れられない世界観でした。何度も読み返す小説です
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キャッスルマンゴーの過去・未来。続刊希望
2017年1月23日
1/3強が表題作(十亀の重い過去)+半分以上がGod bless you(表題作とキャッスルマンゴーのその後、書き下ろし)、計2タイトル。

漫画のキャッスルと同じ方が挿絵なので、同じ雰囲気で読めます。
(しかも間にあるプロローグはおまけ漫画です!)

はぁ~、読み終わってしまった。。
(もっと読んでいたかった!)
余韻残りまくりの読後感。。

もう、作者さん素晴らしすぎる!
美しいこと・ローズガーデンに続いてこれで3本小説読みましたが、どれも大当たり!

共通しているのは、ストーリー背景が詳細で深みがあり、人間ドラマが面白い。
年齢や性格、社会人経験に応じ、登場人物一人一人が等身大の魅力がある。
仕事状況の描写もしっかりしてるので読んでてウソ臭さやわざとらしさがなく、話に強く惹きこまれる。

その分、いかにもBLなイチャラブの比重は少ない傾向な気がします。
ラストもその後をほのめかすけど、ハピエンの未来がたっぷりとはないので若干物足りなく感じる部分もある。

だいぶ前に原作者さんが同じで本作とコラボの漫画キャッスルマンゴーを読んでましたが、その十亀の過去編ということで手にとりました。

うわぁーー。。
十亀の生い立ちが重い!重すぎる。。
もう切ないです。
二宮がイイヤツ!

後半の書き下ろしは、その十亀を主人公にして表題作とキャッスル2作の後日談、という感じでした。
キャッスルの主人公・万も出てきますが、恋愛シーン自体少ないので、本作より先に漫画の方を読んでたほうが、微妙な2人の関係がわかってより面白いです。

十亀の撮影現場を中心にすすみますが、その人間関係や仕事の状況がすごく詳細。
十亀の人生ドラマ小説として、読み応えがあります。

2人の未来もですが、今後の十亀の仕事の活躍も気になり、その先の話も読みたくエンドでした。
あとがきによると、いつか十亀の仕事を書きたいとのこと。
ぜひぜひ書いて欲しい!
すっごく読みたいです!
よかった
2017年1月4日
リバーズエンドは、ちょっと重い印象だったけど、本当によかった。
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胸がしめつけられます
2016年12月31日
キャッスルマンゴーの二人の話が読める!とウキウキ読み始めたのですが、十亀の過去の話がつらくて・・・。でもその後には、万とのラブラブなところも読むことができて、嬉しくて何度も読み返しました。映画製作の話もとても面白かったです。
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映画
2016年12月27日
映像が脳内で美しく流れる本当に大好きな作品。橋と電車のシーンは目がボヤけてまともに読めなくなるほど苦しくなりました。スポーツバックとかもう言葉にならない。ともかく読んでとしか言えない。
BLを超えた内容のある作品です!
2016年5月15日
木原先生の作品はどれをとっても、「人」をえぐる内容ですっごく好きです!
「リバースエンド」では十亀の少年時期を書いてあるのですが、モォ切なくってT_Tきっと実際にこんな人を見た事があるんじゃないかって思うくらいの表現です。どの作品もそうなんですけど!
「プロローグ」は漫画の「キャッスルマンゴー」とリンクさせています。私はキャッスルマンゴーを先に読んでその後リバースエンドを読みました。小椋ムク先生の絵が素敵です。十亀がちょーかっこいい!
「God bless you」ココが最高に面白かったです!ガッツリ読み込んでしまいました!嗚呼!人生は不公平なんです。でも自分自身の価値を見出して生きてゆくことで、「不運」かもしれないけれど、決して「不幸」ではないと感じれる事が大切で、そして死んではダメだ!という深いお話でした。
実際に映像にしても遜色ない重厚感だと思います。
流れ着く先は
2015年10月25日
屋根があればいい、生きていればいいと言っていた十亀の壮絶な過去と言葉の真意が分かります。過去編は十亀と姉、十亀と二宮を中心に展開します。二宮は本当に良い子で、高校生だった十亀の心には確実に住み付いており、最後あんな別れ方をしたのに笑顔で向かい入れたり、たまに顔を合わせたりする等、二宮なりに適度な距離で十亀を支えている様子がよく分かります。借金返済に追われ極貧な生活を送ってきた十亀と姉弟ですが、一緒にいた時間は楽しく不幸では無かったという言葉が印象的でした。後半は本編のその後となっています。万のエロスが小説の方がビシバシと伝わってきます。短いですが2人の時はイチャイチャ度が高いです。執着心の無かった十亀が万にこまめに連絡するようになったり、人に対して素直になれない万が十亀に対しては想いをぶつける等、少しだけ成長した二人のやり取りが楽しかったです。ただ映画の制作や編集が話に入っているため、途中から何を読んでいるのか分からなくなるほどでした。
できる男
2017年2月26日
十亀さん仕事が出来て頼れるいい男ですね。でも恋愛には臆病で弱みを見せられない孤独な17才のまま大人になってしまいました。高校時代の話は心が痛くなるような逃げ場のない閉塞感、社会人の十亀さんは年下の恋人との関係に悩む可愛さもあり、絶対に幸せになって欲しいです。この後、コラボコミック『キャッスルマンゴー』をよみます。
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さすが木原音瀬さん
2017年1月21日
「キャッスルマンゴー」が人気作であることは知っていましたが未読で、こちらはそれに関係があると知らずに読みました。が、とても感動しました!軽い気持ちでは読めませんが、今後も何度も読み返したくなるだろう作品です。しっかりした小説が読みたい方は購入して絶対に後悔しないと思います。
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つらい
2017年1月12日
十亀の過去のお話は、小説だからこそ悲しみや重苦しいつらさが濃くて、こんなに背負っていたんだ…と苦しくなることも。でもキャッスルマンゴーを読んだ方には読んでもらいたいです。
後半の現代のお話は、映画撮影の現場の場面が長くて長くて、くっついたカップルの関わりがもっと読みたかった…!
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生きていくことの初心を思い出す。
2016年3月7日
普段、BL小説は読まないのですが「キャッスルマンゴー」が好きで、購入しました。

「キャッスルマンゴー」の主役のうち、攻めの十亀さんの過去と現在のお話です。エッチシーンもありますがBL要素は少なく、そもそもの生い立ちや仕事に向かう姿勢など「十亀とは」というお話でした。
BL小説をよく読む方は分かりませんが、BL小説を普段読まない自分には十亀さんの人生そのもののお話がまとまっていて、生きていくことの基本を考えさせられる良い作品だと思います。
ただ…エッチシーンが官能小説みたいで読み慣れていないので用語が理解できなかったりしましたので☆-1です。
コミックと一緒に
2015年10月12日
小椋ムクさんのコミック『キャッスルマンゴー』の後日談や十亀の壮絶な過去談が描かれてます!十亀目線で映画の仕事エピソードが少し多かったかな…万と十亀のラブラブエピソードがもっと読みたかったです!
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作家名: 木原音瀬 / 小椋ムク
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: スコラマガジン
雑誌: Holly NOVELS