ただ、こういう、リアルと異世界を行き来する物語はそこにどれだけリアリティを持たせられるか、が鍵になると思う。1巻で微妙だったのは異世界で売るモノに割れ物の食器とかを選んだところ。つうか、現代の高級品が異世界の高級品とは限らないし、いきなり食
器って。陶磁器はかなり昔からある産業だし、リサーチもなく選ばないでしょ。なんか物語では成功してるけど。けど、そこまではまあまあと思えたし、1巻で微妙と思ったのはそのくらい。でも、そのあと、貴族の家に、確たる理由もなく忍び込むとか、あり得ないでしょ。マトモな思考してたら。リアルなら政治家の家に忍び込む、自分が他の政治家に雇われてる立場で、だよ。しかもそこまでそんなバカキャラじゃなかったのに。個人的にはこういうジャンルでそれはやったら台無しだと思った。文章とかは読めるし、1巻までならかなり面白かったんだけど。
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