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ライトノベル
天空の翼 地上の星
7巻配信中

天空の翼 地上の星

650pt/715円(税込)

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作品内容

天に選ばれたのは、放浪の王。元王族の飛牙は、長く厳しい逃亡生活の末、仲間も理想も失い、詐欺すれすれの放浪者になっていた。ところが故国の政変に巻き込まれ……。疾風怒濤の中華ファンタジー開幕!


 天下四国(てんげしこく)――この世は、峻厳たる山々に囲まれた四つの国に分かれている。南の王国「徐」の王太子・寿白は、革命の混乱のさなかに天令から王の証「王玉」を授かったが、徐国は倒れ、国名も「庚」と改められてしまう。
 それから十年。かつて輝くほど聡明な少年王だった男は、飛牙と名乗るすれっからしに成り果てていた。天令の那兪は、飛牙の胸に眠る王玉を天へ返すよう迫るが、故国の荒廃に王の自覚を取り戻しつつある飛牙にいつしか寄り添っていく……。

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作品ラインナップ  7巻まで配信中!

  • 天空の翼 地上の星

    650pt/715円(税込)

    天に選ばれたのは、放浪の王。元王族の飛牙は、長く厳しい逃亡生活の末、仲間も理想も失い、詐欺すれすれの放浪者になっていた。ところが故国の政変に巻き込まれ……。疾風怒濤の中華ファンタジー開幕!


     天下四国(てんげしこく)――この世は、峻厳たる山々に囲まれた四つの国に分かれている。南の王国「徐」の王太子・寿白は、革命の混乱のさなかに天令から王の証「王玉」を授かったが、徐国は倒れ、国名も「庚」と改められてしまう。
     それから十年。かつて輝くほど聡明な少年王だった男は、飛牙と名乗るすれっからしに成り果てていた。天令の那兪は、飛牙の胸に眠る王玉を天へ返すよう迫るが、故国の荒廃に王の自覚を取り戻しつつある飛牙にいつしか寄り添っていく……。
  • 砂の城 風の姫

    650pt/715円(税込)

    天下四国――それは、天から授かりし四つの国。
     西の国、燕では、始祖王灰歌から代々女王が国を治めてきた。燕王はあらゆる祭事を司る神女でもあった。そのため、燕はもっとも天に近い国といわれる。
     徐国の元王太子で、今やすっかり風来坊の飛牙は、天令の那兪を連れ、代々女王が治める燕国へ。そこで偶然お忍び外出中の名跡姫・甜湘と知り合った飛牙は、いきなり「胤」候補にされてしまう。胤は未来の女王たる甜湘に、子を産ませるための制度上の夫のこと。しかも飛牙の前にいたという胤ふたりは、すでに怪死を遂げているらしく……。胸躍るシリーズ第2弾!……。
  • 月の都 海の果て

    650pt/715円(税込)

    天下四国は、天が王を定める東西南北の四つの国。
     南方に位置する「徐」の元王様・飛牙は、天に帰れなくなった天令の那兪を連れて東国の「越」へ。正王后の立場にある自らの大伯母を頼っての入国だったが、現在の王家は瀕死の王のもと、同い年の王子ふたりが跡目争いの真っ最中で、飛牙はまんまと巻き込まれてしまう。さらに折悪しく「屍蛾」と呼ばれる暗魅の大発生が重なり、越は未曾有の危機を迎えていた……。シリーズ第三弾!
  • 雪の王 光の剣

    650pt/715円(税込)

    天下四国は、天が王を定める東西南北の四つの国。元は南方徐国の王だった放浪者の飛牙は、最北の駕国へ足を踏み入れた。ところが鎖国状態を貫く駕では宰相の汀柳簡が権勢を誇っており、国王は傀儡と化し、国の守り手である天令・思思は鎖に繋がれていた。飛牙の相棒で落ちこぼれの天令・那兪は、同胞を救うために王城へ忍び込む。一方、宰相に目をつけられた飛牙も国難に巻き込まれ……。シリーズ第四弾!
  • 永遠の旅人 天地の理

    650pt/715円(税込)

    天下四国は天が王を定める東西南北の四つの国。元王様は落ちこぼれの天令と黒翼仙を救えるのか。敗者復活ファンタジー、完結!
  • 大地の宝玉 黒翼の夢

    670pt/737円(税込)

    天下312年暮れ、藩朱可は、故国・越を出て、徐国へ向かう。
    十年前に内戦が起きた徐国は今は国名を庚という。
    彼の地で戦火の中、朱可の父は命を落とした。
    朱可宛ての手紙には、悲劇の王太子・寿白が遺した徐の〈秘宝〉の在処が記されていた。
    旅の途中、危機を救ってくれた超美男子・裏雲と、キュートな少女・宇春と行動をともにすることになるが、
    裏雲にはなにやら思惑がありそうな気配。
    〈秘宝〉をめぐって、庚軍、裏雲、朱可の駆け引きが続く中、庚が滅亡し、英雄王が凱旋する。
    徐国再興前夜を描く外伝!
  • 異邦の使者 南天の神々

    670pt/737円(税込)

    天下320年、安寧のときを迎えた天下四国に南異境から難民が流入する。
    マヤ国から逃げてきたしょうねんが飛牙を見て「お父さん!」と。
    少年時代に南異境に逃れていた飛牙に隠し子が!?
    冷ややかな目を向ける裏雲とともに、飛牙は南異境に調査二行くことに。
    『天空の翼 地上の星』に書かれなかった、飛牙が少年王からすれっからしになりながら生き延びた日々を描く外伝。

レビュー

天下四国のレビュー

平均評価:5.0 1件のレビューをみる

最新のレビュー

  • (5.0) 南異郷で謎解きする飛牙と裏雲の番外編追加
    white猫さん 投稿日:2023/11/23
    【このレビューはネタバレを含みます】 講談社文庫から刊行された天下四国の六冊の物語に新たに番外編として書き下ろされた『異邦の使者、南天の神々』が追加されました。 徐の第十六代王寿白が庚に迫害されて唯独り南羽山脈を越えて辿り着いた異郷の国マニ帝国での日々が寿白改め飛牙となった者の命を繋いで、咄嗟の時に臨機応変に対応できる逞しい漢に育ててくれたのは確かなのです。飛牙の宿した朱雀玉は異郷の地に於いても少なからず彼を助けてくれる大きな力になっていたことが、此の番外編から推察されます。 今回の飛牙と裏雲の異郷への道行は、世話になった村の恩人の苦境に駆け付けて、人生で一番の絶望を抱えてしまっていた時に受けた恩を返す意味合いもあります。 以前にも世話になった不思議人物パールシの手助けもあり、飛牙の推理も冴えて、無事ではないけれども事件も解決します。裏雲の虫の知らせか勘の冴えにより、飛牙は助け出されるのですが、飛牙は危機管理能力が少し落ちてしまったのかと思われました。一歩間違えれば死んでいたのだから用心は肝要です。もしかすると、話を面白くするためにこういう設定にしたのなら其れは止めて欲しいです。王族の夫がある女性が宮殿の地下に呼びつけるというのは、普通に考えても変で何者かに誘い出されているのが分かるので、敏い飛牙が其れに気が付かないはずはないからです。しかし、考えなしの飛牙なので、其れもあり得るかもしれないと思ったりもします。帰国早々に虎に食われそうになったのも、太府の妻と知らずに誘われて身売りしようとしたからでした。飛牙の本質は変わっていないのかもしれません。 パールシも気が付いていますが、裏雲の飛牙に対する想いと、飛牙の裏雲に対する想いは種類が違うものらしく、飛牙は態とはぐらかしているのか、気が付いていないのか、読んでいる此方がじれったくなってきます。裏雲にしてみれば、泥団子の玉を宝物にして持ってくれていたのに、と恨めしい思いになるでしょう。あれは、竹馬の友のような親愛の情でしかなかったのかと。報われない裏雲の愛です。けれども報われてしまうと絶対に甜湘に感づかれてしまいます。 続きを読む▼

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