小説、読み切り。
く〜〜!
久々に読みました、MM小説のモノクロームロマンス文庫!
めちゃ良かったよ〜、読み応え有りました!
初の作者さん。
とりあえず1巻ものを手に取りましたが、大正解!
イングランドの田舎のお屋敷
を舞台に、招かれた上流社会の人たちの集う社交と遊びの場。
主人公は家柄の良い堅物な元軍人。
その中で一人毛色の違う、肌の色も信仰も違うなよっとした男。。
明らかに侮蔑を受けやすい印象の持ち主だが、社交の場に招待されるだけはある。。
楽しい時間を過ごすために集ったのに、、、!?
戦後の時代背景に、ミステリアスや危険も含む進展。
背景ストーリーがメインで、そこに2人の関係も織り交ぜながら進みます。
だんだんとそれぞれのキャラの魅力が見えてきて、読み進めるごとに楽しくなってくる!
後半チャーミングな女性たちが素敵でした。
日本のBoysラブと違い、現実社会を仮定した等身大のMensラブのお話。
また旧約聖書を共有する一神教(ユダヤ・キリスト・イスラム)は本来同性愛は禁忌であり、政治と宗教の繋がりが強い時代は周囲からの反感は大きい。
リアリティーが高く、非常に惹きつけられます。
うわ〜今後の彼らも気になる!
次の仕事?のお話も読みたい。。
翻訳されているのは3作品だけのようなので、思わず読了直後に作者さん名と原題で検索(こういう時ネットはほんと便利ですね!)
パッと見た感じでは、無さそうな…(泣)。。
作者さん代表作であるらしい「A Charm of Magpies」は(シリーズ表示)があるけど、本作の原題「Think of England」にはそんな表示はない。。
書いて欲しい、そして翻訳して欲しい!
ちなみにその代表作は邦題「カササギの魔法シリーズ」で電子である!
翻訳者さんは一緒。
作者さん買いは間違いない、読みますともっ!
〈余談&意味〉
検索中にたまたま見つけた記事で、原作を読んだ方の詳しい解説がありました。
非常に興味深く、翻訳(本作)を読んだだけではわからない裏の意味もわかりました。
#Think of England:イギリスの格言。夜の営みに気乗りしない妻への言葉、≒子供を産んで祖国へ貢献しろ。本作中の訳では、英国のためだと思って(我慢しろ)。→タイトルが絶妙(笑)。。
#作中の女性達は主人公のFF小説が有り。
「Proper English」。→翻訳して欲しい(泣)!
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