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昭和精神史 戦後編
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昭和精神史 戦後編

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作品内容

「菊」と「刀」の聯関は断ち切られて、毒にも薬にもならぬ文化主義は、占領がをはつた後も大衆の意識に瀰漫し、浸透した。

敗戦後の占領下での生活、東京裁判、共産主義勢力の伸長、安保闘争、三島由紀夫の自決、昭和天皇崩御ーー 激動の時代に日本人は何を考え、いかに生きたか。
超克の軌跡を描く名著、復刊!

<解説「:昭和の精神」への挽歌 新保祐司(文芸評論家)>

平成も終わり、今、我々日本人は、令和のはじめに生きている。それも、新型コロナウイルス禍という苦難の中で、生きているのである。このウイルス禍の影響は、長く続くに違いない。そして、コロナ以前の世界に戻ることは、もうない。やがて、このコロナ禍が収束したとしても、その後の世界は、社会の在り方や人間の生活が大きく変わることになるであろう。もう「昭和」は、はるかに遠くなっていくに違いない。こういう文明史的な激変の中にいて、本書を二十年ぶりに読み返してみると、その中に鳴り響いている「昭和の精神」への「挽歌」が一層心に沁みて来るようである。――解説より

【目次】
第 一 章 占領下二年目
第 二 章 市ケ谷台の晩春初夏
第 三 章 憲法とかなづかひ
第 四 章 戦後文学と敗戦文学(上)
第 五 章 戦後文学と敗戦文学(下)
第 六 章 東条英機と広田弘毅(上)
第 七 章 東条英機と広田弘毅(下)
第 八 章 占領後半期の精神状況
第 九 章 コミンフォルム・日本共産党・朝鮮戦争
第 十 章 占領終る
第十一章 「近代の超克」論
第十二章 戦後と三島由紀夫
第十一章 六〇年反安保闘争
第十二章 高度経済成長下の文学
第十三章 記憶の復活
第十四章 三島由紀夫の死
第十五章 昭和天皇

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  • 昭和精神史 戦後編

    2,200pt/2,420円(税込)

    「菊」と「刀」の聯関は断ち切られて、毒にも薬にもならぬ文化主義は、占領がをはつた後も大衆の意識に瀰漫し、浸透した。

    敗戦後の占領下での生活、東京裁判、共産主義勢力の伸長、安保闘争、三島由紀夫の自決、昭和天皇崩御ーー 激動の時代に日本人は何を考え、いかに生きたか。
    超克の軌跡を描く名著、復刊!

    <解説「:昭和の精神」への挽歌 新保祐司(文芸評論家)>

    平成も終わり、今、我々日本人は、令和のはじめに生きている。それも、新型コロナウイルス禍という苦難の中で、生きているのである。このウイルス禍の影響は、長く続くに違いない。そして、コロナ以前の世界に戻ることは、もうない。やがて、このコロナ禍が収束したとしても、その後の世界は、社会の在り方や人間の生活が大きく変わることになるであろう。もう「昭和」は、はるかに遠くなっていくに違いない。こういう文明史的な激変の中にいて、本書を二十年ぶりに読み返してみると、その中に鳴り響いている「昭和の精神」への「挽歌」が一層心に沁みて来るようである。――解説より

    【目次】
    第 一 章 占領下二年目
    第 二 章 市ケ谷台の晩春初夏
    第 三 章 憲法とかなづかひ
    第 四 章 戦後文学と敗戦文学(上)
    第 五 章 戦後文学と敗戦文学(下)
    第 六 章 東条英機と広田弘毅(上)
    第 七 章 東条英機と広田弘毅(下)
    第 八 章 占領後半期の精神状況
    第 九 章 コミンフォルム・日本共産党・朝鮮戦争
    第 十 章 占領終る
    第十一章 「近代の超克」論
    第十二章 戦後と三島由紀夫
    第十一章 六〇年反安保闘争
    第十二章 高度経済成長下の文学
    第十三章 記憶の復活
    第十四章 三島由紀夫の死
    第十五章 昭和天皇

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