殺人現場を目撃してしまったばっかりに命を狙われ、法廷で証言をするために目的地を目指すヒロインと、護衛をするヒーロー。追手から逃れるなかでお互いに惹かれ合い、結ばれるストーリーでした。獣人や竜人が出てきますが、お話を彩るためのスパイスで、そこ
に重きを置いている感じではありませんでした。出逢った当初から『番の匂い』をお互いに感じてはいたけれども、ヒロインはそれを知らなかったし、『番だから盲目的に好きだ』というのではなく、旅をする中でお互いの気質を知って、より好きになっていくというタイプだったので、とても好ましかったです。追手から逃げているという緊迫した旅路だけれども、文章が軽快でクスッと笑えたりしたので、重い気持ちにならずするする読めました。事件も解決、さぁこれから!で終わるので、もう少しだけでも続きがあると満足度はもっと出たのになと思います。そんなわけで、☆−1です。
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