なろう系の話の中にびっくりするくらいおもしろいものがあるので買うのをやめられないのですが、久々にやっちまったと数行読んで悟りました。よくあるゲームの中に入る設定で、主人公のシアは「総受け」の役割。この懐かしい「総受け」という単語に、「みんな
から愛されるキャラってことか」と勝手に勘違いしてポチってしまいました。実際はそのようなキャラではなく、ただ単に設定上の「穴」という身も蓋もない子でした。よって特にシアの魅力が表現される場面もないまま、ひたすら出会った男たちに致されるという遠い目になるシーンの連続でした。これをおもしろいと思えるつて、これはこれとして楽しむ心のある上級者だけでしょうね。「キュンはどこ」「魅力が語られていない」に拘泥している私のような人間の楽しめる本では到底あろうはずもなく、ラストの夢オチに至っては「小説の禁じ手だろー!」と拳を握りしめました。購入前の試し読み、大事。
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