王太子の婚約者として身を粉にして働いてきた公爵令嬢のサラは、冤罪をかけられ「娼婦でも生温い!」と、性奴隷として売られてしまう。
そんなサラの前に現れたのは「黒の英雄」と慕われる騎士団長・レゼルだった。
様子がおかしいレゼルはサラを見つけた途端、抱きかかえ、お持ち帰りの馬車の中で貪るように口付けてきて――?
翌日、理性を取り戻したレゼルはサラを解放しようとするが、「いえ、買われたからには務めを果たします!」と責任感からサラは拒否。
務めを果たすべく頑張るサラと、そんなサラにドキドキしつつも固い理性で耐えるレゼルの甘い駆け引きが始まる――!
これは困難を乗り越え、身も心も結ばれて、運命の番になる2人のお話。
【電子書籍限定書き下ろしSS】
「それは贈り物にはなりませんわ」収録