あの夜の記憶は失っても、
あなたへの恋心は消えない――。
アヴァは16歳のときから、少し頑固だけれどたくましくハンサムな
親友の義兄、ヴィートに恋い焦がれていた。
ヴィートと初めてキスをした夜、喜びもつかのま、車で事故に遭い、
残酷にも運命の歯車が狂いだす――
アヴァはその夜の記憶を失ったばかりか、
同乗していた親友を亡くしてしまったのだ。
事故の顛末を何ひとつ思い出せないのに、アヴァのせいだと
ヴィートに冷たく見られ、3年の月日が過ぎ……
働くことになった会社での初日、
会議室に入ったアヴァは凍りついた。
その場を取り仕切るボスは、ほかならぬヴィートだったのだ。
*本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。