「近代大衆社会が末期的な症状を見せる中、
大事なことは、過去の優れた時代に目を向けることである」
うるおいのある生活のためにわれわれはなにをすべきで
なにを避けるべきか?
最も簡単な方法はうるおいのある生活を送った人物に学ぶこと。
彼が何を学び、何を避けたかを知ればよい。そのヒントになるのが、
全西洋の教養が凝縮されている『ゲーテとの対話』だと著者は言う。
『ゲーテとの対話』は、詩人、劇作家、小説家、哲学者、自然科学者、
政治家、法律家として活躍したヨハン・ヴォルガング・フォン・ゲーテとの
言葉を弟子のヨハン・ペーター・エッカーマンがまとめた書。
本書は、『ゲーテとの対話』を読み解きながら、日々の生活に追われ
大事なことを忘れてしまいがちな現代人に必要な教養を解説する。
【目次】
第一章 ゲーテ的思考
第二章 ゲーテに学ぶ知的生活の方法
第三章 ゲーテは教会を嫌った
第四章 ゲーテの勉強法と仕事術
第五章 芸術とゲーテ
第六章 ゲーテに学ぶ人生の本質