遺作集『天の川縁起』では、日本の七夕伝説を関連する和歌と共に美しく紹介し、東洋人の銀河へのロマンを描く。一方『支那怪談』は、来日前にアメリカで出版された八雲の原点ともいえる作品で、中国の古典的怪異譚をベースに、彼特有の流麗な文体で再話している。八雲が来日前から東洋文化に惹かれ、生涯その魅力を探求し続けたことを証明する貴重な一冊。ハーンの教え子たちによる現代語訳で復刻。
●目次
『天の河縁起そのほか』
天の河縁起
化け物の歌
究極の問題
鏡の少女
伊藤則助の話
小説よりも奇
日本からの手紙
訳者あとがき
『支那怪談』
序
大鐘の霊
Ming-Y秀才の話
織姫の伝説
Yen-Tchin-Kingの帰還
茶樹の縁起
窯神譚
著者解説
訳者あとがき