1900年刊行。情念渦巻く「和解」などの怪奇譚から、蝉の生態、日本人女性の名前に隠された民俗学的背景まで多彩なテーマを扱う。日常生活の細部や、目に見えない「影」に潜む日本文化の本質を鋭く分析し、八雲独自の幻想的世界観と、論理的考察が見事に融合した名作。ハーンの教え子たちによる現代語訳で復刻。
●目次
珍しい書物からの話
和解
普賢菩薩の物語
衝立の乙女
屍に乗る人
弁天の同情
鮫人の感謝
日本研究
蝉
日本の女の名
日本の古い歌
幻想
夜光虫
群集の神秘
ゴシック建築の恐怖
夢飛行
夢魔触
夢書の読み物
一対の眼のうち