作者買いです! ご、心の底に何とも表現できない後味が残る作品が多かった…。
表題作は、時代に翻弄された新撰組の土方歳三をメインに激動の中でもがく様子が描かれていて、胸がぎゅーーーって締め付けられた。
個人的に好きなのは3作目の「花人の記
」。村八分の貧乏から花魁、そして金持ちの正妻へと登り詰めたにも関わらず、事業の破産、戦争と数々の困難に見舞われる主人公。でも、そうして中でも常に顔を上げ、前を向いて生きる力強い女性の姿が描かれていて感動した。「銀のヴァルキュリアス」で好きになった作者さんなので、それに通じる芯のある女性の話はやっぱり私の心にキュンときた。
ただ、4作目は後味が悪すぎて個人的にはちょっと合わなかったけど…世界観やテーマ性では共通しているものがあったので、やっぱりさちみりほ先生の作品は好きや〜(〃ω〃)
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