褐色アンソロジーを読んで、凄く絵の上手い作家さんだなぁと思い、こちらを購入。
表題作、とにかく受けが美人で可愛いです!
エロ重視で、美人のお兄さん受けの傑作。
痩せ型の受けと、攻めのマッチョおじさまとの体格差もハッキリしてて萌えます。
痩せ型もマッチョも、身体を描くのがとにかく上手いです。もちろん顔もお上手で、特に受けのトロ顔はほんとに可愛いです。
ただ、表題作はかなりキャッチーな絵で、なおかつかなり上手いんですが、収録されている他の作品が、別の人が描いたのかと思うくらい絵の雰囲気が違う。いや、他の作品の絵も上手いのは上手いけど、顔の描き方とかが違う。
表題作の絵は本当に綺麗で可愛いのですが、他の作品は、だいぶ前の絵ではないかと思って見てみたら、7年程離れてますね。
ただ、絵が表題作程万人受けする可愛さではないというだけで、以前の絵も上手いのは上手いです。
しかし、これだけ絵が進化して上手くなる作家さんているんだなーと思いました。最後の方の鬼の漫画は、絵の成長の過渡期といった絵柄で、昔の絵と今の絵の中間点で、絵柄の移り変わりを感じました。それはそれで素晴らしいし、表題作がすごくよかったので星5つです。
表題作、じっくりコミックス一冊分かけて描いていたら、もっと多くの読者に愛される一冊になったと思います。
絵も上手いしエロいし、凄くいい設定とキャラなのに、勿体ない。
俺様キャラの綺麗な子がおじさまに躾られてしまう話、大好きだし続編ほしいです。
あと、現在の絵が凄く好きなので新作も期待しています。色々試し読みしてみたら、マッチョを描くのも相当達者でいらっしゃるので、たぶん筋肉の需要も高い作家さんだと思いますが、個人的には、この作家さんの描く線の細い美人な男子が大変ツボに入ったので、そういうの読みたいです。
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