「声色に染まる」のスピンオフで登場したトヨと神林の続編と、トヨの後輩のお話。
好きと言ってもらいたい神林とそういうのが恥ずかしいトヨの攻防戦が楽しいです。この二人を見ていると年を取ると偏屈になるし、素直に気持ちを伝えることが若い時よりも難
しいなと感じます。それでも諦めずに追いかける神林は可愛いし、素直になったトヨの好きの威力はすごいなと思いました。
和真と先輩のお話も、素直になれず拗らせた二人のお話。嫌われるのが怖いと二人とも向き合うことを避けますが、実は両片思いなだけで、端からみればただのいちゃいちゃ話。トヨは大和の時も和真の時も最後の押しの一手となるきっかけを与えていて、自分のことは拗らせながらも周りのことは良く見えているキューピッドだなと思いました。3CPとも良く似ていますが、それぞれに味があってこの「染まる」シリーズ大好きです。もっと続きが読みたいです。
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