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作品内容

──早川の3年間 ちゃんと見ときゃよかった
旧校舎屋上の扉を開くと、気持ちよさそうに歌を口ずさむ早川がいた。
屋上以外では会う事のない奇妙な関係だった。
だけど、「あの日」から早川が屋上に来ることはなくなった。
今でも時々、最後に見た早川の顔を思い出す。
偶然か必然か、止まっていた時間が動きだす──…!
3年の空白、めぐりあい、合わさる時間、新鋭・苑生が描くモラトリアムラブ

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詳細  
簡単
1巻から|最新刊から

作品ラインナップ  全2巻完結

  • 被写界深度 上

    700pt/770円(税込)

    490pt/539円(税込)
    6/3まで

    …ねぇ紺ちゃん”セックス”しようか
    何となく帰りたくない放課後、秘密の屋上で紺野と出会った。
    「話しかけづらい」「威圧感があって怖い」と言う人もいるけど、
    カメラを被写体に向ける紺野は、いつも楽しそうな顔をしていた。
    尊敬 羨望 嫉妬 劣等感──…
    欲しかったすべてを持つ紺野に、複雑な感情が募っていく……
    高校時代、折り重なる日常、掛け違う焦点、新鋭・苑生が描くモラトリアムラブ
  • 被写界深度 下

    600pt/660円(税込)

    ──早川の3年間 ちゃんと見ときゃよかった
    旧校舎屋上の扉を開くと、気持ちよさそうに歌を口ずさむ早川がいた。
    屋上以外では会う事のない奇妙な関係だった。
    だけど、「あの日」から早川が屋上に来ることはなくなった。
    今でも時々、最後に見た早川の顔を思い出す。
    偶然か必然か、止まっていた時間が動きだす──…!
    3年の空白、めぐりあい、合わさる時間、新鋭・苑生が描くモラトリアムラブ

レビュー

被写界深度のレビュー

平均評価:4.7 709件のレビューをみる

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高評価レビュー

いやーん!作者さん天才…?!?!
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ これから、作者さん買いしそーーー!!!!!ㅠ ̫ㅠ

素晴らしい。何が素晴らしいのかというと、個人的にクィア問題に強い関心があって、BLもただの「ファンタジー」では終わらせたくないと思っています。つまり、そこにはやっぱり、性的少数者の葛藤もあるし、葛藤はなくてもダイヴァーシティーの中には梅ちゃんみたいにgender-fluidity─両性有具─を自覚している人もいます
(そもそも“ジェンダー”とは社会がつくるもの、だから両性有具が特異なのではなくジェンダーという概念そのものが特異なのだ、と思いますが)。そこら辺を描かれていたのは、やっぱりこの作者さんがクィアの問題に意識があるからだと思います。エンターテイメントとしてBLを消費する、そういう作家さんではないと思います。

BL漫画の中で描かれる同性を好きになることの葛藤って、なんかいつの間にか「BLで描かれる同性を好きになることの“当たり前の”葛藤」として普遍化されちゃってると個人的に感じるのですが、同性を好きになることの苦さや歯痒さ、どこまで“良い展開”を願っても現実的な踏み込めなさ、とかがすごーく複雑に混在すると思うんです。アホエロ漫画はそりゃそれはそれで好きな時ももちろんありますが、現実問題、そんな簡単に思いを明けられもしないし、明けたとしても双方が恋愛的に好きだとは限りません。当たり前ですが。ファンタナイズしすぎずに、時間の経過に伴うふたりの機微を描いていて、ああこの作者さんは同性を好きになっても越えられない透明な壁(心理的なもの、社会的なもの)をよく描こうとしてくれていると思いました。

文字数が迫っているのですが!あと重要なところが。早川くんのトラウマ的体験のあとに性活動で自分を守ろうとするのは、本当に心痛かったんですが、これもまたお見事と思いました。まさに心理的な防衛によるものだと思いますし、じわじわと山下くんを蝕んでいく、経済格差による羨望や嫌悪感の描写など、この作者様の背景描写が本当に現実的で、社会的で政治的で、漫画にそういう要素を入れようと思ってくださったことが個人的にとんでもないほど嬉しいのですが、入れるだけでなくこんなに感情移入できる作品に仕上がっているのが、作者様の力量だなと思いました。1000字フルで書いたの初めてかもしれない・・・笑
本当に本当に、すごく良い作品です。読み返します。
いいね
9件
2024年10月12日
上・下巻揃えてからの読書をおすすめします
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ (上巻)

過去のトラウマにより好きなものを捨てる決心をし、ひたすらそれから意識を逸らすために取り繕った笑顔でクズな人生を歩んできた早川が見ていてすごく痛々しかったです。本当は誰よりも純粋で繊細な心の持ち主なのに〜😭
そんな彼が紺ちゃんに秘密の屋上で巡り会えたのは偶然のようで必然だったのではないかな〜?だって、あの出会いがなかったら早川はず〜っと一生鬱屈を抱えたままろくでもないクズ人生を送っていたはずですものね・・・🤔

紺ちゃんの早川のどんな態度や行動もフラットにまるっと受け入れる器の大きい感じや、取り繕うことの一切ない真っ直ぐな言葉で早川を深い闇から導き救い出す感じがとても高校生とは思えず「人生何周目なのかしら・・・?」と、ちょっとドキドキした私です🤭好きだな〜、彼みたいなタイプの男の子💗

上巻は紺ちゃんのおかげで大好きな音楽とは向き合えるようになったものの、嫌われる痛みに向き合う勇気はまだない早川が告白するも咄嗟に気持ちを誤魔化す形でのモヤッとする失恋で終了。こんなの続きが気になりすぎて、読者は作者様の巧みな誘惑に乗ってしまうに違いないってもんです。ちなみに私は秒で乗りました!😝

(下巻)

上巻がヒリヒリと痛みを伴う内容だったため同じような重めな雰囲気を覚悟していましたが、いざ読んでみたらお互いに自分のやりたいことを見据えて前向きに過ごしてきた二人の関係が偶然の再会から動き出すとても希望に溢れたポジティブな内容で、なんとも嬉しい誤算でした。

過去の回想なども交えつつ紺ちゃんの早川への想いが変化していくさまや早川の全く断ち切ることのできていなかった紺ちゃんへの変わらぬ想いが丁寧に瑞々しく描かれていて、3年間の空白を埋めながら二人が固く結ばれていく過程を見守りつつ追っていくのは至福の時間でしたね〜☺️

あ、そしてえち中(というか、かなりえち寄りの抜き合いっこ中か)の二人の会話がおもろ可愛くて非常に萌えポイントだったので、これから読む方はお楽しみに〜😉

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セットで一気読みしたほうが感慨と味わい深さ、そして爽快感がかなり増すので
上・下巻揃えてからの読書をおすすめいたします🫡
いいね
2件
2025年5月17日
早川派です<(_ _)>
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 早川と紺ちゃんの物語です。
チャラチャラしていつも笑顔の早川。早川には実は過去のトラウマがあって、紺ちゃんに対して複雑な気持ちを持っています。
この、冒頭!
この部分では、チャラ男の早川が紺ちゃんを良くも悪くも意識する理由がよくわからない。でも読み進めていくと、早川がいつもヘラヘラしてチャラチャラしてる理由が、悲しい過去に繋がってたことがわかり、紺ちゃんへの想いも自然と理解できるようになって⋯⋯。そこまでが1巻。

2巻はふたりの3年後。紺ちゃんパート。間に彼女がいたと言っていたところを見ると、早川との過去は黒歴史なのかなぁと思うんだけど、今まで誰にも理解されず嫌われないように自分を騙してきた早川が、好きな音楽を一生懸命やってるのを見て――。
3年間を見ておけばよかった、というところがじーんと来ました。

レビューを見ると紺ちゃん派の方が多数のようですが、わたしは早川の弱さ、紺ちゃんと出会って、過去を脱ぎ捨てようとがんばる姿勢に惹かれました! でも早川の髪型、高校生の頃の方が好き!
紺ちゃんは優しいというより、まさに一貫して自分に正直なんだと思います。

このままえっちぃ描写はなく、美しく終わっていくのかなぁと思っていたら、非常に現実的ないたし方で、とても好感度高(笑)。するりとヤッちゃうより、現実的な描写、好きです。タオルとかね! 紺ちゃん、ナイス! お道具の方も「買ってきた」という感じにビニール袋に入ってるのもツボです。

どなたかが、一気読みした方がいいと書いてありましたが、映画のように流れていくストーリーなので、その方がいいかも。かく言うわたしも夜中に一気買いして、今、明け方です。一通り読んだので、後は噛みしめるように繰り返し読みたい。

紺ちゃんの漢気で、早川の自己肯定感上がるようにべろべろに甘やかしてあげてほしいなぁと思います!
思いやりのあるやさしい物語だと思いました。続き出たらうれしいなぁ。SSでも⋯⋯。
いいね
2件
2025年5月21日

最新のレビュー

すてきいいいいい泣
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ ほんっとうに良かった泣 最初はチャラそうな雰囲気の早川君が紺ちゃんを好きになってから紺ちゃんのまっすぐなところや言葉に影響されて過去のトラウマを乗り越えて真摯に音楽に向き合ったのがすごく良かったです、、。そして紺ちゃん、、、!!まっすぐすぎる、、!!!酔って早川宅に帰った後のキスシーン本当にリアルで色気えぐすぎてぎゅんぎゅんしました、、。しかも「お前だからした」って!!!!私も早川君みたく紺ちゃんに翻弄されっぱなしでした!もっと2人のイチャイチャが見たいので次あったら買います!!
いいね
0件
2025年5月23日

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

2人の関係に浸れる
設計:人参次郎(シーモアスタッフ)
秀一郎の紺野に対する複雑な、ないまぜの感情が物語のなかでひとつひとつのコマから伝わってくる苑生先生デビュー作です。表紙に違わぬ物語としての美しさ、ただ綺麗な感情の寄せ集めではないからこそ美しい。高校生、卒業後と描かれる2人の関係に浸れます。

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