画柄が読者を選ぶ作品だと思う。主役キャラの表情や仕草が鼻についてしまう人は苦手意識を持ってしまいそう。LV250程度で伝説となれる世界の住人でありながら、若くしてLV999のチート能力を手にしていて勇者たちパーティを一蹴し、魔王とも顔見知り
、そして「世界の仕組みを知っているから争わない」と云う、俺ツエー、俺最強とスカした我惚れキャラが主人公。作者の設定によって得られただけの能力を当たり前のようにひけらかしてしまう主人公の天然っぷりには引いてしまうけど、作者が投げかけるナゾに興味を惹かれる読者には充分に応えてくれる倫理や道徳、哲学に挑戦させてくれる作品。
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