今回は気になっていた基也のバックヤードや過去が明らかになります。
津田財閥唯一の跡取りである為、総帥(祖父)が見合いを断った原因を潰すよう叔父である若宮に命じ、二人を引き離す為偵察に来た若宮ですが、朋貴に会い真剣に自分の物にしたくなって
いきます。そして若宮の言葉が二人の奥底に有る水面に小さな不安という石となって落とされ、それがどん大きな波となり二人を容赦無く飲み込んでいきます。お互いを深く想う余り、気持ちとは逆にすれ違っては身動きが出来ず、不安ばかり募らせてゆく二人…基也のあんなに余裕も無く、不安と焦りで自信さえ無くした表情が、締め付けられるように切なかったです…。
本当に最後までどうなるか不安で、こちらまで切なく、辛く、苦しみ、恋い焦がれる気分でしたが、最後はこちらまで幸せな気分にさせられました。ちなみに12話までが基也・朋貴の話で、19話が番外編です。番外編は基也視点で、普段見せない感情や表情、何より朋貴への強い愛情が見えて溜め息物でした
13〜18話は若宮と同病院の理学療法士・新人岡の話。事故で入院した若宮のリハビリを担当する岡に、最初は躾られて無い野良猫に面白がって暇つぶしに悪戯する若宮と逆毛を立てるように反抗する岡(笑)商談で無理をした若宮を気遣い、真剣に心配した岡をからかう若宮に対し「頑張った奴に敬意を払っただけだ!」とマジギレする岡に呆然と目を丸める若宮(必見!笑)そんな時、朋貴に対し自分相手とは違い、心から嬉しげで、でも真剣で切なげな顔と言葉を口にする若宮にショックを受ける岡。一時は色々な意味でどうなるかと思いましたが、やはり家系傲慢で強引だけど激しい情熱で最後は躾た猫のように反応する岡君が可愛かった本編で真剣に朋貴を想いながら、最後は朋貴の気持ちを優先させ、潔く引き下がる若宮に好感を持っていたので、幸せそうな若宮も見えて二重に嬉しい話でした。
パック買いお薦め作品ですね
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