業務提携している結婚相談所に出向させられている雨引と結婚相談所の社長・鶴代。お互い親の愛情をまっとうに受けられず、それでも本物の愛情を信じる鶴代と、愛なんて信じない雨引のお話。コメディ感も強くコミカルに進むけど、それぞれが抱える問題は結構重
め。愛を信じられない雨引をひたすらまっすぐに愛し続ける鶴代が頼もしいなあ。秘書の安塚やその恋人・田彦の恋模様も気になりつつ、主役二人のラストがとても幸せでいい読後感。しっかり結ばれた翌朝に鶴代が安塚に言った言葉と、二人の左薬指に刻まれた痕にじんわりきました。
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