孝史さんと佑樹くんの間に流れる穏やかな空気感がとても心地良くて好きです。歳の差がかなり離れているふたりだからでしょうか? 穏やかだからといっても馴れ合いになってるとかではなく、お互いにしっかり欲情しあっていて孝史オジサマが“毎朝(エッチして
汚しちゃうから)パンツ洗う事になるかも”な発言をしちゃうほどラブラブ溺愛しているのです。お互いに過去の恋愛があまり上手くいかなかったこと、それと佑樹くんは元彼に“母親みたいでうざい”と振られてしまうほど世話焼き体質で逆に孝史さんは家事スキルゼロなところが、お互いの凸と凹がピッタリ填まった相性抜群なカップルです。
それから過去はノン気の孝史さんでしたが、恋人が男性ということを後ろめたく思ったり隠そうとしたりせず、当たり前かの如く自然に同僚の石野さんに報告している姿が素敵だなって思いました。
恋人が男って会社にバレたらマズいことになるんじゃ?って心配する佑樹くんに対しても「そんな事でクビになるような仕事はしてきてませんし、辞めるとなれば止めてくれる同僚もいますから」と男気あふれることを言ってくれて佑樹くんを安心させてくれるシーンにキュンとなりました。
この作品の続き『恋が満ちたら』まで一気に読んでしまいました!
ふたりの仕事柄、生活時間がほぼ真逆なのですがお互いを想い合い出来る限り時間を作って一緒にいるのが読み手の心をほんわか温かくしてくれます。でもやはり生活時間が真逆だとどちらかが仕事が忙しくなると大変になるのですね…お互いを想いやっての気遣いが逆にふたりをギクシャクさせてしまってもどかしい。このふたりはずっとずっと末永く仲良く暮らしていくのだろうなぁと思わせてくれる終わり方で良かったです。何度も読み返しているほど気に入りました。
孝史さんはかなり品の良いイケオジですが、佑樹くんのお顔はアッサリ顔で現実世界でも居そうなとこがまた好きなポイントです(あ、でもスタイルは抜群ですよ〜足が長い(笑)) ふたり並んで歩いてる姿は本当にお似合いだと思います!
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