フォロー

15

フォロワー

17

総レビュー数

337

いいねGET

1383

いいね

1186

レビュー

今月(3月1日~3月31日)

レビュー数7

いいねGET51

シーモア島
ベストアンサー0
いいね0
投稿レビュー
  • 竜王様のお気に入り!

    野羊まひろ/螢子

    主役以外が気になって仕方ない(特に弟)
    ネタバレ
    2026年3月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 八界を管理する龍王(リューイ)と、容姿のせいで散々虐げられていた陸のお話。

    陸の育った環境が酷すぎて引くレベル。
    容姿云々BLでも挿絵ではそこそこレベルに収まっている作品が多い中、今作はかなり現実に即しているところが斬新でした。

    この容姿をリューイがしきりに褒めます。
    陸を可愛いと思う理由がリューイ視点でしっかり記されていますが、かなり納得できる理由(竜仲間的な美しさ)で面白かったかな。

    ただ、褒めてくれるのはリューイのみで、異世界でも序盤は酷い扱いを受けます。
    リュティビーアで大勢から詰られるシーンは精神的にも辛そうでかなり可哀そうでした。

    こんな辛い思いをしているのに、陸の素直さ気持ちの綺麗さ、リューイを思いやる気持ちに泣けます。
    そりゃリューイやカエルだけでなく、神殿の人たちも惹かれるよ…。
    人間顔じゃない(涙)

    2巻では前巻でもそこはかとなく病んでる感を出していた弟・海斗が告白シーンでより病み(闇)を感じさせてくれました。
    元の世界(主に学校)での孤立状態を海斗がわざと作り出していたり、卒業後は閉じ込める気満々だったとか…何がここまで彼を病ませてしまったのか…。

    陸は何気ない一言をずっと後悔していますが、これは海斗の闇思考が原因なので、そこまで気にし続けなくてもなぁ、と。
    が、他者に寄り添い気味の陸にしては、海斗に対して行く末を感じるよりも嫌悪が勝っている感じが少々違和感がありました。
    もう少し心配してあげても良かったかな。後悔はしても心配はしないんだ…って(笑)
    海斗が元の世界に戻った後の描写が一切ないため、余計にそう感じました。

    あまりにも海斗の闇が深過ぎて(主役級w)、竜王様の寿命発生シーンが少々フワッとしてしまった感があります。
    陸の目覚めを待つリューイ視点や、魂だけの存在となった陸など、程よくラブい展開もありましたが、サラリと流されたかな、と。

    待望のリュティビーアでの再会も途中気絶退場で物足りない。
    完全失恋してしまったwエルミアの今後など気になることが多すぎるのに。

    主役2人に焦点を当てるのが普通で、その他を描写し過ぎるのは評価を下げるポイントになりがちですが、今作に限ってはもう少し2人のエチシーンなどを控えめにして(多すぎた)、他の人たちのその後を追って欲しかったかな。
    主役以外で気になる点が多すぎました。残念。
  • 悪役神官の俺が騎士団長に囚われるまで

    二三/緋いろ

    埼玉ネタが豊富過ぎる…でもちゃんとBL
    ネタバレ
    2026年3月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 国教会の主教でここがBLゲームの世界で自分が悪役だと物語直前に気付いたイヴォンと、彼を嫌っている討伐騎士団長のオウギュストのお話。

    異世界転生+悪役(令息)との相性がすこぶる悪い私ですが、この作品はかなり良かったのではないでしょうか?

    とりあえずBLゲームの世界観が面白い。
    サイタマンダラ王国…名前通り各街も埼玉の地名をもじっているのですが、絶妙にダサいところがなんとも言えません。
    王都ウラーワはまだしも、トゥコ・ロザワってw(※所沢をディスっているわけではありません)
    そして検索すると、物語通り名物にうどんが!
    凄いぞ! ネタにもちゃんと根拠がある(笑)
    そして王国だけでなく、隣国にもちゃんと埼玉の隣県をあしらっているのが素晴らしい。
    苺の大量生産に心血を注いでいる国って…栃木?(笑)

    地名や敵が埴輪だったり、ネタで攻めてくる作風かと思いきや、BL方面ではしっかり恋愛要素も堪能できます。

    前世社畜で恋愛と縁遠かったイヴォンの恋愛音痴っぷりが可愛いやらけしからんやら(笑)
    普通なら絶対狙ってるよね? としか言えない無自覚な煽りセリフや仕草の数々。
    とくに討伐の旅初日の宿での水浴シーン。
    何も知らない人からしたらお色気で誘惑しているとしか思えない。
    オウギュスト含めて討伐騎士団には被害者が多そう(笑)

    自分が悪役にならないように、攻略対象が主人公に恋をしないよう画策する一環として、自らが団長を頑張って誘惑したりしていますが、正直無自覚に煽っている方がお上手なのかもしれません。
    経験ゼロなのに頑張って○○までしたのに、この世界に存在しない技だったとは(笑)
    色々苦労しつつ両想いになっていく様は自然でとても良かったです。

    無事埴輪を倒し切り悪役フラグを断ち切ったかと思いきや、新たな試練が登場したりしつつも、最後は攻めが一枚上手で頑張ってくれました!
    頑張る受けが諦めかけたその時…! 的な。
    ラストはあっさり終了と言った感じで少々物足りなさもありましたが、概ね楽しめました。

    書き下ろしでは登場人物何人かのその後が書かれていましたが、団長が妄想族過ぎて…。
    ムッツリ過ぎる(笑)
    最初とのギャップと相まってかなり面白かったので、もうちょっと団長視点で続きを読みたかったなあ~。
  • 恋をするなら二度目が上等

    木下けい子

    ぜひ最終巻まで読んで欲しい!!
    ネタバレ
    2026年3月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 学生時代好きになり駆け落ちまでしそうだった過去を封印したい宮田と、そのお相手だった岩永のお話。

    全編を通して過去の描写は少ないのに、結構何度も過去の話に言及しています。
    宮田にとっては黒歴史と連呼しなければ耐えられないくらいまだ過去にし切れていない出来事なのかな、と思ってしまいました。

    1巻ではくっ付かず(新鮮w)、2巻では往生際が悪い宮田。
    ただ、一度付き合うと覚悟を決めたら肝が据わっているのが良かったです。
    個人的にエッチ突入前の情緒台無しなところが気に入りました。
    パンツを洗うのが面倒なのは真理(笑)

    3巻は前巻でくっ付いた後の蛇足的な話かと思いきや、作品中一番重い話で良い意味で驚かされました。

    愛していると言うのが怖いと思う宮田の心情がリアル。
    年齢を重ねたからこその悩み。重い。だがそれが良い。

    その後の岩永のお母さんにお断りするシーンも良かったです。
    自分が嫌だからではなく、恋人に不誠実な真似をさせたくない。
    お母さんもそう思うでしょ、ってセリフが凄くすんなり入ってきました。

    ただ、新キャラ椙本がとってもウザい!
    ワザとだとしたら作者さんは天才!(笑)
    とりあえず喋り方が無理…。最後は何だか良いキャラ風になっていましたが、もう少しアクの弱い人であって欲しかった(それはもう椙本ではないw)

    ラスト、マンションを見に行こうというのは他のBLでもよく見ますが、権利関係にまで言及されているのがこの作品らしいと感じました。
    ちゃっかり宮田。
    最初は彼がここまで成長するとは思ってもいませんでした。思わぬ誤算。良い誤算でした。
    最後まで読んで初めて良かったと思える作品。楽しく読めました。
    積読しまくっていましたが、今読んだからこその面白さだったと思えば積読も意味があったはず(笑)
  • さんかく窓の外側は夜

    ヤマシタトモコ

    一人だけ救済されないのが心残りでした
    ネタバレ
    2026年3月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 霊が見えてしまう書店員三角と、除霊師の冷川のお話。

    怖いのであまりお化け系は読まないのですが、除霊が気持ちいいって斬新ですね(笑)

    最初のうちは色々な除霊の依頼をこなしていくスタイル。
    段々三角の冷川に対する態度に遠慮が無くなっていく様子が良かったです。
    BLのようにはあからさまではない、絶妙な雰囲気が楽しめました。

    が、冷川がまさかの三角に遠隔憑依したシーンは別。
    冷川のセリフがいちいちエロ…。これ狙ってるよね?
    腐女子じゃなくてもこれはエロいよね?(確認)
    怖いのとか吹っ飛んだわ(笑)

    後半は三角父との対決、冷川の過去と救済が描かれます。
    正直得体が知れなすぎますが、父も冷川も呪いから離れられないのが悲しかったなー。
    もう死体とか霊とか怖いという感覚も消え失せ、ただただ父と冷川の結末を知りたくてページをめくりました。

    最終巻(10巻)は特に冷川の救済がメインとなっている感じでした。
    自分で自分を閉じ込めているのに、本当はここに居たくないと訴える冷川の叫びが心に来る。
    三角との最初の出会いで冷川が言った「私と一緒にいたら怖くなくなりますよ」のセリフがそっくりそのまま自身に返ってくる展開は胸熱でしたね。

    半澤の優しさに触れ、自覚が無いままに既に憎しみの呪いの核が消え去っていた事実が良かった。
    辛い過去の中で唯一の救いだったのかな、と。
    冷川自身が過去と決別し、三角たちと新しい関係を構築していく前向きなラスト。
    とても良かったし納得できました。

    ただ、三角父の結末が後日談でも語られず、ぼんやりしていたのが残念でなりません。
    彼の再生は無理で、救いが用意されないくらい悪行を重ねてしまったということなのでしょうか?
    三角父が三角母のもとを去るエピソードがグッと来たので、彼にもせめて一縷の望み的なものを残して欲しかったかな。
    分かり合えずとも母と再会するシーンとかがあっても良かった気がします。
    ここはかなり心残りとなる結末でした。

    最初は得体の知れない存在だった(概念かと思ってたw)英莉可が最後は作品中一番胸熱な存在に成長したのが意外でしたが、とても良かったです。
    逆木とのコンビも良かったなぁ。
    正直、ここだけ違うマンガっぽかったです(笑)
    いや、こっちの方がジャンル通りだったのかもしれません。
  • シークレット×××【電子限定おまけ付き】

    日ノ原巡

    三兎さんの設定モリモリ過ぎでは?
    ネタバレ
    2026年3月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ウサギ専門店の店長三兎とウサギ大好き大学生翔平のお話。

    ウサギが可愛い。癒されます♡

    が、展開早っっ!!
    ウサギもビックリのスピード展開。
    三兎さん…手が早すぎる。というか、あまりの早さに両想いになったと言われても、何の感慨も湧きませんでした。

    最初は読み切りの予定だったのでしょうか?
    短編で決着をつける必要があったのかもしれませんが、苦し過ぎる。
    BLだけじゃなく、他のジャンルでも同様だと思いますが、1話完結って難しいなぁと思わされました。

    その後好評だったのか、続編として前後編が2本。
    三兎さんの弟登場話と、翔平の母の話。
    どちらも前後編なのでサクッと。
    お母さんとの対立の話はもう少しガッツリやってくれても良かったのかもしれませんが、あまり長くても飽きるかもしれないので、この辺で区切ってくれて良かったのかも。

    逆に三兎さんの弟登場編は、弟より三兎さんの前職(?)が気になり過ぎました。
    翔平母編では三兎さんの両親の回想シーンがありますが、こちらもサクッと語るには重すぎる過去。
    三兎さん…設定モリモリ過ぎやしませんか?? こんなに色々設定詰め込む必要ある?
    彼を語るのに1冊では全く足りていません。
    色々風呂敷を広げるだけ広げてそのまま終了という感じでモヤモヤ。
    ただ、彼らの続きが読みたいかと言われれば、別にいいかなという感じでした(笑)

    エチは最初が読み切りということもあるのか、結構序盤からしっかりガッツリ。
    バリエーションも豊富(笑)
    でも修正で魅力は半減といったところでしょうか?
    残念ですが仕方ないですね。
  • カスタマスカレード(蜜愛篇!)

    瀬戸うみこ

    シリーズ3作目
    ネタバレ
    2026年3月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 2作目で謳われていたBL続編の試練、親との確執が描かれています。
    なお、モブレは無かった模様(良かったw)

    冒頭いきなり辛…。
    江藤さんのお母さんとの再会シーン。
    付き合っている相手を紹介する前にラブラブしているところを見られるだけでも恥ずかしいのに…、これは考え得る限り最高に痛いシチュエーション。
    フィクションだからこそ笑えるエピソードでした。現実だったらとてもじゃないけれど笑えない。私なら乗り越えられない(笑)
    この悲劇をたった1話でハッピーに持って行けた作者さんの力量にただただ拍手しかありません。

    その後、親との確執その②岸本父の交際妨害。

    途中までこの親父~!! と思って読んでいましたが、最後に父の本心を知ってちょっと感動してしまいました。
    さすが社長にまで上り詰めた男でした。
    本編はまだCSとしてラブラブハッピーエンドを迎えていましたが、私としては新会社設立、秘書として頑張る江藤さんの姿が見たかったかなぁ。
    これは続編への布石なのでしょうか?(願望)

    本編後描き下ろしがかなり充実しており、小っちゃいウサギ姿になった「えとうさぎ」さんの話がたくさんありました。
    これ…大好評だったのでしょうか?
    あまりにもちびっ子過ぎて、どういう目で見ていいのか判断に困ってしまいました(笑)
    私はちょっと苦手だったので、これを収録するなら前述した将来の2人の話を入れて欲しかったかな。
  • カスタマスカレード(恋愛中!)

    瀬戸うみこ

    シリーズ2作目…前作を上回る面白さに!
    ネタバレ
    2026年3月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ CSシリーズ第2弾。

    BLの続編には障害が付き物と言っていた通りの障害が発生(笑)
    今回はとりあえず当て馬と遠距離恋愛。残りの親との確執、モブレはあるのか…。

    障害は(2人の愛の絆が深すぎて)結構アッサリと解決した印象でした。
    ただ、前作もギャグ部分がかなり面白い作品でしたが、2作目は前作を上回る面白さでした!!
    江藤さんの乙女化、子供化が止まらない(笑)

    まぁ、行き過ぎるとBLではなくなってしまう可能性があるので(ただでさえ江藤さんの線が細く、部屋着のタンクトップ姿だとあまり男に見えない)今くらいの塩梅で抑えて欲しいところではありますが…。

    キャラクターの面白さもさることながら、選択するワードのパワーも凄い。
    とりあえずツッコミたい…。泳げ○液くんって(笑)

    引きこもりだった江藤さんが岸本を追いかけて北海道まで行くほどのバイタリティーを得られたのは感慨深かったです。

    次回で完結とのことですが、BL続編の障害でまだ残っているもの(上記記載済み)もあるので、2人で力を合わせて乗り越えて欲しい。
  • カスタマスカレード!

    瀬戸うみこ

    重いテーマがありつつ笑わせる手腕が凄い
    ネタバレ
    2026年2月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ カスタマーサービスの聖母(笑)の江藤と、彼の電話対応に感動し憧れてわざわざ転職してきた岸本のお話。

    聖母か…バブバブ展開とかあるのかな? などと思って読み始めましたが、全然違いました(笑)

    高校時代にいじめられた経験からコミュ障となった江藤さん。
    彼が電話でなら他人と話せると社会復帰できたエピソードが良かったです。
    辛い経験を糧に強くなるキャラは大好き。が、彼の過去の傷が完全に払拭できたわけではありませんでした。
    聖母という偽りの仮面を被らないと人と話せない江藤さんが悲しい…。

    結構重いテーマだと思うのですが、江藤さんが思った以上に表裏があり、裏の顔が思った以上に可愛かったー。
    最初は裏の性格が悪い程度だったのに、話が進むごとにどんどん可愛さが増し増し。
    最後には良い意味でネタ化するほど(笑)

    エチは最後まで無かったものの、自分から絆され受けと豪語するだけあって準備万端しっかりガッツリ。
    最初の印象では軽いエッチを想像していたので、思わぬ展開でした。ビックリ。でもありがたい(笑)

    BLとしても十分面白かったですが、江藤さんと岸本の掛け合いだけでもかなり面白かったです。
    会話だけでも読んでいられる2人。
    岸本が江藤さんの想像通り過ぎるリア充なの笑ってしまった。
    そしてボルダリング=BLは新解釈www

    この後まだ続編が控えているということなので、読むのが楽しみです。
    これ以上どんな面白展開が待っているのか…期待が高まりまくります。
  • BlueMoon,Blue~between the sheets~【電子限定おまけ付き】

    橋本あおい

    シリーズ2作目
    ネタバレ
    2026年2月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ between the sheets(この名前で検索するとエロそうな画像がわんさか出てきましたw)シリーズ第2弾。

    晴れて両想いとなった2人。
    ラブラブかと思いきや、結構モダモダしていました。
    2人の仲を引き裂くような事件や、強力な当て馬などは存在せず(宏大は?w)、2人の気持ちに焦点が当てられていました。

    前回はガツガツエロエロ激しめでしたが、今回はストーリーに合わせて控えめ(と言っても多いですが…)
    エロよりもすれ違いをきっかけに、2人の価値観のすり合わせが多少行われたかな、と言った感じでした。
    どうしても生まれ育ちが違うので価値観の完全一致とはいきませんでしたが、それなりに相互理解が深まったのではないでしょうか?
    個人的には前回のストーリーより今回の方が好きでした。
    作者さんがこれでラストとおっしゃっていたので、今後の2人には会えないことが確定しているのはちょっと寂しいかな。

    巻末にはドラマCD化ということでアフレコ風景のマンガ付き。
    このドラマCD…絶対音漏れしない最強のイヤホンだかヘッドホンだかが必須でしょう。
    聴いてみたい気もしますが、いたたまれなくなりそう(笑)
  • between the sheets~ビトウィーン・ザ・シーツ~【電子限定おまけ付き】

    橋本あおい

    振り切った作品
    ネタバレ
    2026年2月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ バーテンダーの高史と、ホテル社長の一瀬のお話。

    シリーズ作品となっていますが、こちらの作品のみオトナ作品扱いとなっています。
    別に普通でしたが…と思う私はダメなヤツでしょうか?(笑)

    1話1エロ縛り疑惑が浮上するほどエロ多し。
    しかもガッツリ。
    うーん。確かにエロいことはエロいのですが、手練れ同士であることから照れや羞恥表現などが無いため、愛の行為(笑)というよりも取っ組み合いみたいな印象が強かったです。
    うわー凄いなーという感想は出てきますが、ドキドキとかキュンキュンという気分にはなれませんでした。
    そして毎回○出しなのが気になって気になって…(笑)

    エロ以外では、一瀬のバブル時代も斯くやと思われるセレブ生活が現実味が無く逆に面白かったです。
    本気の恋をしたことが無かった一瀬の奮闘が、(読者からすると)明後日の方向に突っ走っている感じでクスッとさせられます。
    これを高史の方から見たら確かにセ○レ扱いと思われても仕方ないのかも。

    ただ、別にゲイバーとかでもないはずなのに、普通に男同士の恋愛ありきで話がスタートしたのは違和感しかありませんでした。
    まだ男同士の恋愛が男女の恋愛と同列に並べるほどメジャー化した感触はないのですが…。
    しかもこの本は10年以上前の刊行。
    そこだけもう少し解説とかあってくれても良かった気がしました。
  • 跪いて愛を問う

    山田ノノノ

    試し読みは痛そうだけど是非読んでほしい!
    ネタバレ
    2026年2月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 好きな作品はぼちぼちあるものの、いまだに慣れないDom/Sub。
    が、ここで素晴らしい作品に出会ってしまいました!!!

    Sub専用クラブで働く正己と、転校生の悠生のお話。

    Dom/Subだからというよりも、主人公の正己がクラブで働いているため、冒頭から結構痛い描写が続きます。
    同じ作者さんのSMものを読んだ際も思いましたが、この作者さんは本当に痛そうな表現がお上手。
    後々思えば正己のSubへの誤解や心身の不調もあったのでしょうが、試し読みがこのあたりのシーンなので、購入を避ける人も多そう。
    この作品の本質は決してSM風Dom/Subではないのに。
    冒頭が試し読み部分なのはスタンダードなのかもしれませんが、この作品は違う部分が試し読みだったら良かったなぁと思ってしまいました。

    ただ!
    正己がどんどん悠生に惹かれていくあたりからは、正己が可愛いやら何だか切ないやら…。
    次々と色んな感情が波のように迫ってきます。
    悠生にちょっと距離を置かれてしまったと正己が誤解するシーンはしんみりしてしまいます。
    そして実は小学生の頃から正己は悠生に守られていた衝撃の事実にある意味打ちのめされます。

    クライマックスでのエチはガツガツ激しいようで、実は優しい感じがキュンときます。
    悠生がガブっと噛んだシーンは、お? 珍しいなと印象に残りますが、実は嚙んだ部分が左の薬指だと気づいたときにはもうダメでした…。
    萌えで殺されました。メッタ刺しで瀕死…。だが、悔いはない(笑)
    ラストに一番盛り上がる魅せ方も最高の作品でした。

    めちゃくちゃ良かったのに、1点気になるのが正己の母の所業。
    子供が貯めたお金を持って行くなんて、親の風上にも置けない。
    数年後に返却って遅すぎるし、さすがに通帳当時のままってことはないよね?
    もちろん残高倍増くらいさせて返しているよね?(圧)
    正己の進学資金だったはずですが、その後彼はどうしたのでしょうか?
    Subが安心して通えるお店を作る未来は語られていましたが、進学したか否かは不明なのがモヤモヤ。
    唯一ここだけが残念でした。
  • 物言わずとも愛語る

    伊達きよ/北沢きょう

    もの言わずとも…いや、少しは言って欲しい
    ネタバレ
    2026年2月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 過去のトラウマからより一層人と話すことを避けるようになった莉央と、異世界の獣人の国の獅子王アルヴァロのお話。

    作者買いです。
    この作者さんの作品の主人公は結構前向きな性格が多い傾向でしたが、今回の主人公莉央はかなり後ろ向きな性格。
    読んでいて彼の性格にイライラしないで済むか否かが評価の分かれ目のような気がしました。

    前半は異なる世界の同一人物である魔法使いの王子リォルによって、獣人の国の花嫁として嫁いだ王子(リォル)と入れ替わる莉央の様子が描かれています。
    普段の異世界転生ものだと言葉が通じるのがセオリーですが、この作品は徹頭徹尾通じません。

    言葉が通じないことで最初は色々な誤解が生じるのですが、莉央からリアクションすることがほとんど無いことが気になりました。
    言葉が通じないため食事が用意されず、お腹が空いていてもそのまま。
    ウサギの侍従たちが気付かなければ、改善されることもなく莉央は飢えるつもりだったのでしょうか?

    その他のシーンでも、身振り手振りで伝えられることはあるはずなのに、莉央が頑張って色々伝えていると言及されていません。
    過去の出来事で、言葉が通じていても分かり合えないことがあり得ることを痛感しているからこその反応なのでしょうが、自分から何も言わずしてもらうまで待つ姿勢や、いつまでも同じような後ろ向き思考の繰り返しが、とてもじゃないけれど成人して働いている大人のものとは思えませんでした。
    これで莉央が高校生設定とかであれば、まだ成長途中だからな、と納得もできるのですが。
    いい大人がいつまでもグジグジウダウダしているのを延々と読まされるのは結構苦痛でした。

    だから後半、魔法の思わぬ反応で元の世界に戻った莉央が、今まで逃げていた人間関係に一歩踏み込んでいったのは良かったと思います。
    ただ、初回はいきなり連れていかれたせいなので仕方ありませんが、2回目の入れ替わりで戻る際はちゃんと職場に退職届を出してからにして欲しかったかなぁ。
    リォル任せにしてしまったのがモヤモヤしました。

    イラストは体格差萌えで素晴らしかったですが、莉央が本当に高校生くらいにしか見えなかったので、もう開き直って子供設定にしたら良かったのに、と思ってしまったのは秘密(笑)

    評価がとても良かった作品だったので期待して読んだのですが、かなり物足りなく感じてしまいました。残念。
  • 気難しい王子に捧げる寓話

    小中大豆/笠井あゆみ

    受けが可哀そうなのが好きな人におススメ
    ネタバレ
    2026年2月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 英雄王の生まれ変わりの証である薔薇の聖痕を持っているにもかかわらず怠惰で暴君な王子エセルと、宰相の地位を狙う元小姓のオズワルドのお話。

    正直めちゃくちゃ癖にぶっ刺さりました。
    受けが(あくまで)精神的にガツンとやられてハチャメチャに傷つく話…めっちゃ好き(笑)
    もちろん最終的にハピエンが待ち構えている前提だからこそ楽しめるのですが。

    この作品も私が好きな要素満載でした。
    エセルがいけ好かない暴君シーンは、暴君であればあるほど後々ガツンと来る効果があったと思います。
    誰からも嫌われ、一番大好きな人には軽蔑されている残酷な事実に、これでもかと傷つくことへの布石だったのでしょう。
    絶妙な加減で嫌な王子でした。
    そして彼が嫌な王子であればあるほど、後の頑張りが光りました。

    もちろん出来るところから頑張り始めたエセルもすごく良かったですが、オズワルドに対する恋情が忘れられないのに、軽蔑レベルで嫌われていることを知っているため、彼に対してとても臆病になってしまうエセルがね。もう切なくて切なくて…。
    ティッシュ何枚も必要になるくらい泣けました。良かった!!

    エセルが良すぎたため、ちょっとオズワルドのゲスさが際立ってしまった感がありますが、まぁ…それまでのエセルがダメ過ぎたので仕方ない。
    それでも咄嗟に自分の身体を盾にしてエセルを守り、大ケガを負ったシーンはキュンとしました。

    エチは最後に1回だけ。
    それまでの道のりが長く険しかったからこそ、より一層愛を感じられました。

    ラストまで読んで、英雄王と宰相は生まれ変わりとかではなく、その人の心持ち、覚悟が生まれることで証が生まれるのかなぁ、と。
    素晴らしい王の資質が生まれた時点で痣ができる、王を守るしっかりした覚悟が生まれた時点で痣ができる、みたいな。
    2人の頑張りで国の将来が変わったのがとても嬉しかったです。
    そして王なのに子をもうけることなく、愛を貫いた2人が素晴らしかった。

    しっかり将来まで書き切ったラスト。
    読む方も満ち足りた気持ちで読了できました。
  • 巣箱の王子様

    秋平しろ

    表紙のほんわかさに騙されてはいけない良作
    ネタバレ
    2026年2月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 同性愛者でいつもセ○レにお金を払って性欲を満たしている青柳と、同じ会社のエリート王子様浅桐のお話。

    かわいらしくほんわかした絵柄で誤魔化されていますが、あらすじだけ追うと結構精神的に来るストーリーとなっています。
    いや、この話にはこの絵じゃなければ正直私は耐えられなかったかもしれません(笑)

    青柳くん、モノローグでものんびり穏やかな部分が多かったし、実際の展開も最初は穏やかだったから騙されそうになりましたが、事実だけ見てみると結構悲し過ぎる人生を歩んできています。
    心がとても強いのか、もう何もかも諦めているのか…。

    恋なんて夢物語で、出社時にビルの入り口からエレベーターの降り口までの浅桐との束の間の逢瀬(待ち伏せ?)を楽しみにしているレベル。
    可愛く軽く描かれているけれどね。後の青柳くんの話を読んでからもう一度このシーンを読むと一転。
    本当に切なくて泣けてしまいます。

    上巻では正直恋愛の「れ」の字もほとんどないレベルで癒しの場面が多い作品でしたが、下巻は一気にシリアスモードへ。

    結果的に浅桐さんを襲ってしまった形になってしまったことを後悔する青柳くん…。
    即座に謝罪、慰謝料という思考に至ってしまう今までの経験に思いを馳せてしまいます。
    作中には登場していませんでしたが、こういうことが今までにもあったのかな? と思うと切ない。
    半額の栗のテリーヌではなく、和栗のテリーヌ(1万円!)を選ぶところが地味に心に来ました。

    一方の浅桐さん。
    彼の方もモノローグである程度予想していた通りではありましたが、辛い過去が…。

    2人のすれ違いを見事にまとめてくれた超ファインプレーの兄が、キャラクターの面白さ含めて良かったです!
    彼がいなければ、拗れに拗れて話が終わらなくなるところでした(笑)
    登場シーンは短かったし、ちょっとご都合主義気味ではありましたが爪痕しっかり。
    兄に貸したTシャツの柄(イカ)まで最高でした。後ろでは料理されているのを見て、めちゃくちゃ欲しくなったわw

    兄のおかげで無事両想いとなり、退職届も返却され(されるものなんだ…)、ラブラブ円満エンドかと思いきや、最後にまたまた部屋が汚部屋化しつつあったところでひと笑い。
    テーマだけ見ると本当に重いものでしたが、ホッコリ明るく軽やかに仕上げてくれたのが素晴らしかったです。
    読んで良かった作品。おすすめです。
  • 溺愛王子、無垢なる神子を娶る【特別版】(イラスト付き)

    小中大豆/石田惠美

    白き石の女神のご神託最高(笑)
    ネタバレ
    2026年2月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 宗教上の伝統的な習わしによって隣国に輿入れした神子のシャウーリャと、彼を娶った隣国の第四王子ヴィハーンのお話。

    こういう政略結婚的な話だと政権闘争に巻き込まれたり、「君を愛することはない」と王子から冷遇されるパターンが王道ですが、この作品はどちらかと言えば後者かな。
    ただし扱いはちゃんと妃として敬ったものだったので、2人のちょっとしたすれ違いを愛でる感じでしょうか。

    シャウーリャが見た目通りの深窓のお姫様ではなく、結構アクティブな人物だったのが良かったです(体力が伴っていないのが残念でしたがw)
    個人的に泣きながら羊の肉に食らいつくシーンが好き(笑)
    表紙の美麗さとのギャップが楽しかったです。

    一方のヴィハーン。
    彼のモノローグがあることによって、義弟の死から急に男の神子を娶らなければいけなくなった「急さ」がよく伝わります。
    第五王子はシャウーリャが幼い頃から交流し心構えもあったでしょうが、彼が亡くなったことにより急にお鉢が回ってきた格好のヴィハーンは結構大変だっただろうなぁ…と、少々彼にも同情してしまいました。

    が、ヴィハーンの心の推移がとても自然だったのが良かったです!

    シャウーリャの美貌に衝撃→心根も良い子と知って好感(弟のよう?)→いやいや、やっぱり好き!

    これらが結構手に取るように伝わってきて、シャウーリャは自分だけが好きなんだ…としょんぼりしていましたが、読者的にはいやいや、君たちすでに両想いだよ! と突っ込みたかったです(笑)

    王子の元カノの暴挙という結構安易な事件が話が大きく動くきっかけになったのは少々残念でしたが、終わり良ければ総て良し。
    しっかりラブラブ、ケガしているのにイチャついて、結局キズが開いてお付きの人に叱られるまでの様式美も楽しめました。

    それにしてもあとがき。
    陥没○首! パ○パン!! …これらが白き石の女神のご神託ってwww
    ここが一番笑えました。
  • 本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集

    香月美夜/椎名優

    短編集ですが内容盛りだくさん!
    ネタバレ
    2026年2月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 本好きの下剋上短編集です。

    ウェブのみ公開している単行本未収録の閑話や、単行本発売時の特典など個人的に既読未読が入り乱れた仕様となっていました。

    ウェブも本編単行本も読了しているので、結構読んでいた短編もありましたが知らないものもあり、「貴族院1年生」同様楽しめました。
    とくに特典系に手を出せなかった身としては大変ありがたい短編集でした。

    1から3まで色々な人物視点の話がありますが、本当にどの視点からでも矛盾がないのが凄すぎます。
    これだけ多くの人物が登場する作品なのに、全ての人物のその当時の状況を設定されているのがとんでもないです。
    この作者さんの頭の中はどうなっているのか…非常に気になります。天才過ぎます。

    既出分ではマインの姉トゥーリや親友ルッツ視点が良かったです。
    ローゼマイン視点では下町部分はどうしても「いつの間に?」な展開が多かったし、本編の書き下ろしにも無かったので、彼らのあれこれは興味深かったです。
    とくに短編集3のトゥーリ視点はキュンキュンしました。

    短編集3の最後の2作はなんと書き下ろし!
    大変興味深く読ませていただきました。
    とくにダームエル視点の作品。あの婚約式を本人たちがいないところで完全再現!
    お母さまグッジョブ!!
    が、フェルディナンド様のお言葉…全然分かりません。1ミリも理解できません。神様表現難解過ぎます。
    おそらく本好きプロの方々は理解できるのでしょうが、私はまだ修行が足りていない模様です(笑)

    どの短編も楽しく読めましたが、最後の方は本編時間軸でもラスト付近だったため、どうしても皆を応援しがちに(笑)
    やはり本好きの下剋上は短編ももれなく楽しめる作品でした。最高です!
    今は3冊しか出ていませんが、今後ももっと出て欲しいです(切実)

    そしてここに収録されていない短編ももれなく読みたくなってしまう罠にはまってしまいそうです。
    ドラマCDやコミカライズ…。買うしかないのか(笑)
  • 割れたカップを戻すには【単行本版】

    ヲリコリコ

    長い付き合いだからこそ
    ネタバレ
    2026年2月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 付き合って10年半経つ圭太と桔平のお話。

    付き合って10年以上も経つと、付き合い始めた当時のときめきとか恥ずかしさとか…消えるよね。
    むしろ家族と化してしまい、そういう雰囲気を出すこと自体が恥ずかしくなってしまう。
    そんなまだラブラブな恋人同士ではあるものの、倦怠期とは違うかもしれないけれど、ある意味「慣れ」が色々と邪魔してしまう微妙な時期を迎えたカップルのお話となっています。

    BLは付き合うまでのモダモダや、くっ付くまでのドキドキなどを楽しむものが多く、付き合って10年という年季の入ったカップルを取り扱うことは少ないです。というか、ほとんど見ません。
    が、この作品は付き合ってきた10年がとても活きた作品でした。

    思い出のマグカップを割ってしまうことで(これが原因かは不明ですが)、圭太は10年前の自分と入れ替わってしまいます。
    正直、圭太は10年前との違いが分かりづらかったですが、桔平は分かりやすい。
    髪色もそうですが、醸し出す雰囲気がまるで違いました。
    最後まで読むと、どれもこれもが少しでも長く圭太と一緒にいられるように頑張った証なのだと思うと感慨深かったです。

    10年前に戻った方も、10年後にやって来た方もどちらもエチしちゃうのはさすがBL。
    普通はそんな場合じゃないだろ!! って必死になりそうなのに。
    まぁ、10年前の桔平が年相応にガツガツしているのは良かったですが(笑)

    ただ、エチしたことによって、お互いの本音を聞き出すことが出来たのが良かったです。
    10年も一緒にいると、改めて自分の気持ちを言葉にするのはかなり勇気が必要なのではないでしょうか?
    照れというのは正直、変な当て馬なんかよりも強敵だから…(笑)
    この機会にどちらも言いたかったこと、知りたかったことを共有できて、今の彼らにはとても必要な体験だったと思います。

    良い意味で踏ん切りも付いたことでプロポーズも果たせ、ホッコリ幸せな気持ちで終わりを迎えられました。

    ただね…。ラストのエチにてソファが汚れてしまったのが異様に気になってしまった…。掃除!
    BLあるあるシーンなのに気になってしまったのは、それだけこの作品が生活感がある血の通った作品だったからかもしれません。
    良いことなんだけれどもね。気になりました(笑)
  • 3月22日、花束を捧げよ

    小中大豆/笠井あゆみ

    タイムリープもの…ラストはただただ驚愕!
    ネタバレ
    2026年2月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ どちらかと言えば陰キャな高校生海路と、彼の同級生で目立つ存在だった蓮のお話。

    上下巻からなっており、上巻は物語のほんの序盤といったところでしょうか。
    光一の死を回避するため、終わりも救いもないタイムリープが延々と続きます。

    最初は私も海路と同様ワクワクとした気分で読んでいましたが、次第にこれ、無理ゲーでは? と絶望しかありませんでした。
    3回目(?)の海路が自暴自棄になってしまったのは仕方がないのかもしれません。
    読んでいて辛い描写が続きますが、作者さんの文章がお上手なためスルスルと読めました。

    下巻は上巻の辛く停滞した空気を払いのけるようなワクワク展開の連続で、読み進める手が止まりません。
    シレっとBL展開も上手く入れ込んであって、そういえばこれはBL小説だった! と思い出す始末(笑)
    高校3年生同士の恋愛…めちゃくちゃ可愛い。
    状況はなかなか厳しい中ではありましたが、2人のラブラブは清涼剤のようで緊張感を和ませてくれました。

    それにしても何度も繰り返す光一の死の真相。
    まさか○○がトリガーだったなんて!(さすがに伏せます)
    0回目の合図(これも伏せますね)は見抜けましたが、まさかまさかの…。
    あの出来事がすべての始まりだったとは。
    やたらと蓮は元落語部だと強調していた理由が分かって驚愕。
    ただ、正直私はオチを聞いてもこの結末にたどり着けませんでした…。
    察しの悪すぎる読者…せっかくの作品が台無しでした。本当に申し訳ない。
    海路でさえすぐ気付いたのに←失礼w

    最後の海に落ちるシーンのゴタゴタまで意味があったとは。
    BL小説でしたが、普通にファンタジーというかサスペンスというか、ストーリーに没頭できました。
    下巻は上巻よりかなり長かったはずですが、一瞬で読んでしまいました。

    それにしても、読み終わってから上巻と下巻の表紙を並べて見比べると、下巻の2人の表情が穏やかになっています。
    作者さんもあとがきで触れられていましたが、この表紙がストーリーのすべてを物語っていると言えるのではないでしょうか。
    イラストも含めて一つの作品。本当に素晴らしい作品でした。

    ただ、欲を言えば大学生になった後の2人のラブラブが見たかったかな。
    何の憂いもなく2人が単にラブラブしているだけの話。きっと癒しになったはず。
  • オッサンの異世界は、何故かハードモード。

    画狼/北沢きょう

    タイトル通りハードモードでした
    2026年2月5日
    突然異世界に転移したものの奴隷となってしまったタカユキと、同じく奴隷となった少年シルトのお話。

    1冊のボリュームが結構あり読み応えバッチリの作品でしたが、文章が読みづらく読了までかなり時間がかかってしまいました。
    文章自体はタカユキの一人称となっており、タカユキの独り言のような砕けた文体でしたが、結構クセがあるのかスルッと読めません。
    そして、タカユキが転移してしまった異世界の世界観があまり好きになれなかったことも読みづらかった原因かもしれません。

    良く言えば分量のわりにストーリーはスッキリしていました。
    逆に言えばこれだけページがあったのに、事件というか出来事はこれだけなの? と思ってしまっても仕方ないのかな…という感じでもありました。
    とくに奴隷のタカユキが転生して王城生活になってからが、結構ダラダラグダグダしていて読んでいて飽きてきます。
    ストーリー的にも、BLとしては全く成立していないはずの奴隷時代の方が好きだったせいか、正直どうしても比較してしまいました。

    あと、タカにもシルトにも感情移入できなかったので、応援スタンスで読むこともできませんでした。
    マンガだったらこういう場合でも力技で読めてしまうのですが、小説でこれは結構厳しかったかな。

    別にストーリーも破綻していないし悪くなかったはずなのですが、ただただ読むのに時間がかかり、時間がかかったゆえに最初の頃の設定や人物を忘れてしまっていたりして、この作品本来の楽しみ方ができなかったのが残念。
    ただ、もう一度一気読みしようという気になれるかというと、残念ながらノーとしか言えませんでした。
  • 野田家の教えにより

    碗島子

    表題作が最高に面白かったです
    ネタバレ
    2026年2月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 大きく分けて2作品収録されています。どちらもとても面白かったです。

    表題作「野田家の教えにより」他1編。
    何事もすぐに諦めてしまう高校生航太(元サッカー部)と、サッカー部の聡のお話。

    野田父の教えは親として人としてとても正しいと思います。
    が、やってもみずに諦めるな→男との交際に挑むとは思ってもいなかったでしょうw
    想像の斜め上を目指す航太がめちゃくちゃ可愛かったです。

    その後、お付き合いの段階が上がっていくに従って、どんどん要求されるレベルも上昇していきますが、負けずに頑張る航太。
    読んでいて心配になるレベルのチョロさでしたが、可愛くて全力で応援したくなりました。

    とりあえず父の葛藤が大変そう。
    子供に教えたことは決して間違いではないので、自分に自信を持ってほしい(笑)

    この作者さんは作中色々小ネタをぶち込むのがお得意ですが、今回はカニパンwww
    ごちそうになったメニューと言われ、サラリと投入されていて笑ってしまいました。

    「あふれる言葉を君に添えて」他2編。
    作家のとうと(先生)と、学生バイトの涼馬のお話。

    最初思ってたのと受け攻め逆でした!
    が、よく読むと逆に思っていたことが信じられないくらい固定されていましたw

    野田家が面白過ぎて彼らの話だけで1冊読みたかったので、こちらの話の方が分量的に多かったのが残念。
    そして、対談した先生が唐突に変態化する展開だけが少々疑問でした。
    あの猟奇的展開必要…?
    異常にパン好きな大学の友人とか、先生の本を読むと秒で寝ちゃうとか和めるネタが多めだったので、最後まで同じ感じで進んで欲しかったかな。
  • 別れる理由

    安西リカ/暮田マキネ

    舞台は地味だけれど、じんわり良い作品
    ネタバレ
    2026年2月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 小さい頃から親の都合で引っ越しが多かった影響で人にも物にも執着がない園田と、本社から出向してきた上司だがすぐに自分の気持ちが顔に出てしまう藤木のお話。

    片田舎、中小企業の営業という最近あまり見ることがなくなった地味な舞台設定にもかかわらず(失礼)、めちゃくちゃ面白かったです!

    園田の淡々とした感じが凄く良かった。
    小さい頃の積もり積もった早すぎる出会いと別れが、彼の去る者は追わず来る者は拒まずな人となりを形成しているのがよく分かる描写がそこかしこに点在しており、その部分を読むたびにしんみりさせられました。

    そんな彼が藤木の情熱にどんどん押されて浸食されていく様が楽しい。

    個人的に車のBGMが最初は自前の音楽(藤木)と地元のラジオ放送(園田)半々だったのが、藤木の好きな番組だからとラジオに権利を譲ってあげるシーンが印象的でした。2人の人となりが垣間見えます。

    猫が来なくなってしまったシーンは猫と藤木が重なってちょっと切なくなってしまいましたが、ラジオで猫が無事にどこかで保護されていることを知り、その情報を園田だけでなく藤木もしっかり聴いていたのが2人の関係を語っているような感じでとても良かったです。
    猫とラジオで繋がっている2人…。

    もう園田は我慢しなくても、会いたいときは自分からいつでも会いに行けるのだ、と気づくシーンも良かったです。
    もう子供じゃないからね。子供の時の辛い思いはいつまでも心にへばりついているかもしれないけれど、自分で引っ剥がすことができるんだね(しみじみ)

    なんだか良いところの箇条書きみたいになってしまっていますが、どのシーンも印象的だけれども強く主張し過ぎることもなく、心にしみる感じが何とも言えない作品でした。

    続編&おまけ短編にて、園田のスパダリぶりが遺憾なく発揮されているところも好き。
    受けの方がスパダリ…。最高やん。
    作者買いして大成功な作品でした。また機会があれば読み返したいです。
  • この世界にはレベル30の俺と、レベル5以下のその他。そして、レベル100の魔王しか居ない!

    はいじ/高山しのぶ

    世話焼き主人公が好印象
    ネタバレ
    2026年2月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ RPGゲームシリーズの最新作発売日に事故で死に、その世界の勇者として召喚されたキトリスと、見習い勇者の称号を持つ真の勇者シモンのお話。

    前作と同じく「レジェンド・オブ・ソードクエスト」というゲームの世界のお話です。
    セリフも何もなかったけれど、最初に登場したレベル100の魔王はきっと前作の初代様だったはず。

    今作は前作の主人公(犬)が通り魔に刺されて亡くなった10年後の世界から召喚された剣士のお話。
    前作は魔王にコテンパンにやられていましたが、曲がりなりにも勇者として転生していたのに、今作は勇者ですらありません。
    勇者でないのに勇者として召喚され、勇者として散々崇められつつ旅に出たのに、魔王に出会って自分は勇者ではないと確信するというある意味地獄からのスタート。

    今作の主人公キトリスの前向きな性格が作中随所で光ります。
    本当に彼の頑張りが無ければ、勇者闇落ちエンドで終了だったはず。
    前世での弟思いなところがそのまま今世でも世話焼き体質として残り、勇者であるシモン他孤児たちを一生懸命育てる様子が本当に良かったです。
    もちろんシモンが唯一で一番の弟子なのは不変でしょうが、他の子供たちのお世話をするシーンが印象的。
    一番のちびっ子が風邪を引いた際、吐しゃ物もしっかり世話してあげるのが凄い。
    赤の他人をここまで面倒見てあげられるのは、創作上の人物だけれど本当に尊敬できました。

    そんな頑張り屋さんのキトリスだったので、プロローグ「あの世界には、」での弟との会話は泣けました。
    彼の頑張りが報われて本当に良かった。
    このシーンがシモン視点も読んでいくと事後の出来事だったことが判明しますが、その後のあれこれが読みたかったなぁと切実に思わされました。
    ここが無かったのが少々残念。

    あと、エチ中の「ん」に「゛」を付けるのだけが気になりました。
    これ、ウェブ版のように横書きだと大丈夫なんだろうけれど、縦書きで読むと違和感が…。
    もう少し縦書きになることを考慮して欲しかったかな。そこだけ残念でした。
  • キスは捜査のあとで【ペーパー付】【電子限定ペーパー付】

    すう

    こんな可愛い38歳が存在するとは…
    ネタバレ
    2026年1月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 同じ田舎の警察署に勤める刑事課の多古井(ノンキャリ)と、生活安全課の塩野(準キャリア)のお話。

    フォローさせていただいている方々が高評価されていた作品。
    いつもなら買わない傾向の作品でしたが、お試し気分で購入。

    は? カワ…。可愛すぎる。
    こんな可愛い38歳…世の中におったんかー!!
    叫ぶしかない。そして拝むしかない。ありがたやありがたや(笑)

    とにかく多古井の魅力が溢れる作品。
    お人好しで近所の小学生やお年寄り、さらには人妻にまで好かれてしまう人たらしぶり。
    人たらし過ぎて変なストーカー気質の女性まで寄ってくる始末。
    こんなのずっと片想いしている塩野からしたら、イライラしてしまうよね。
    でも、それが彼の魅力でもあるから、もどかしいよね。
    はー辛い(ニヤニヤし過ぎて)

    そんな多古井が恋愛に前向きになった途端、更に! より一層可愛くなります。
    塩野にドキドキしたり、そのドキドキしている自分を恥ずかしがって思っていないようなことまで言ってしまったり。
    もう一度言いますが、可愛い。しつこいくらい言いますが可愛いんです。

    こんな可愛い生き物がエチになると更に可愛さ倍増で、私を萌え殺そうとしてきます。
    そりゃあ、塩野もね。やらかしちゃうよね。これは仕方ない。事故だよ事故(笑)
    リベンジエッチも最高に可愛く、大満足のまま読了できました。
    続編が始まっているので、そちらもとても楽しみです。

    あ、この作品の癒し、かめきちもしっかり可愛いですよ。
    塩野が毎日かめきちの水槽の水の入れ替えをしてあげているのに和みました。
    カメの水槽は汚れるらしいので、こまめな水の入れ替えと掃除は必須ですよね。
  • 乙女ゲームの悪役が、隠しキャラを恋人になんかするもんじゃない

    森キヨウ/村井なお

    小柄な攻めに心撃ち抜かれました
    ネタバレ
    2026年1月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 乙女ゲームの悪役として転生したディスグランドと、彼の恋人で隠れ攻略対象のエンダーリヒのお話。

    1話無料で読んだ際とても面白く、そのままウェブ小説を読破。
    単行本化を楽しみにしていた作品です。

    乙女ゲームの悪役に転生+BLは個人的にめちゃくちゃ相性が悪いのですが(今までこれ! という作品に出会っていない)、この作品はとても良かったです。
    出会いからくっ付くまでを描いた作品ではなく、最初から既に付き合っている話だからでしょうか? 今までになく面白かったです。

    兎にも角にもディスグランドとエンダーリヒの関係性が好きなんです。
    付き合って7年の恋人同士。遠慮のない関係性といい、なんだかんだ言ってラブラブなところといい最高でした。
    個人的に心を撃ち抜かれたのが、エンダーリヒの方が小柄なところ。
    なのに力はエンダーリヒの方が強くてディスグランドは敵わない。
    これを萌えと言わずして何と言う。
    攻めの方が高身長な作品ももちろん好きですが、同体格や逆体格差作品がもっとあっても良いはず。
    これも男女にはあまりないBLの醍醐味ではないでしょうか?
    逆体格差なのに、頑張っている体/位があったのも良き。しっかり萌えさせていただきました。

    原作ウェブ小説はちょうど1巻と同じところで終わっていたと思うのですが(読んだ当時なので続編が更新されているかは分かりません)、なんと続編があるとのこと。
    どんな展開になるのか不明ですが、個人的に付き合い始めの頃の話とかが読みたいなぁ。
    あと、ディスグランドの同僚の恋の行方も気になるところ。
    楽しみです。
  • 楽園までもう少しだけ

    安西リカ/七瀬

    世界観に浸れるか否かで評価が変わります
    ネタバレ
    2026年1月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ セクサロイドの本田と、彼の恋人になった晴のお話。

    レビュー評価が良かったのと、好きな作家さんだったので購入しましたが、最後まで世界観に乗り切れないまま終了してしまいました。

    人とは相容れないセクサロイドである本田視点で読む前半は、心がないはずなのに恋をした喜び、恋が成就した幸福感、その一方で晴に自分の正体がバレることに対する恐怖等がひしひしと伝わってきて、何とも言えない切なさがありとても良かったです。
    とくに晴の病気を治す費用のため、自分を売る決断をしてしまう本田にはちょっと泣いてしまいました…。

    が、前半では結構年月が経っても本田の下の名前が全く出てこないことで、セクサロイドは苗字しかないの? という妙なところが気になって仕方なくなってしまいました(笑)
    敢えての演出だったのかもしれませんが、私は途中で晴が本田の名前を呼ぶようにしてくれても良かった気がしました。

    後半は病気を克服した晴と、データが書き換わってしまった本田のお話へ。

    晴と記憶がないはずの本田の交流は良かったのですが、正直晴が本田と逃避行しようと連れ出す展開は微妙。
    え? ただの窃盗では? 独りよがりで全然共感できない行動は読んでいて苦痛でした。
    まぁ、そんなに長くもありませんでしたが(すぐに失敗w)、もう少しやりようがあるだろう、と。

    お金とかも結局どうしたのか、説明不足感が否めません。

    とりあえず今後鈴木と高橋はどうなるのか…。
    おもちの短編とか別にいいから、彼らの行く末が分かるような何かが欲しかったかな。

    全体的に悪くはないけれど残念感も満載で、少々期待し過ぎていたのかもしれません。
  • ホワイトナイトビターポルノ

    野花さおり

    2巻まで読んでこそ良さが分かります
    ネタバレ
    2026年1月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 恋を諦め快楽に忠実に生きる薬剤師の泪と、童貞で恋がしたいけれど女の子が怖い小鳥遊のお話。

    今作は他作品のスピンオフとのこと。
    前作を読んでいないのですが全く問題なく読めたので気にはなりませんでした。

    1巻を一言で表すならば、童貞が遊び人お兄さんに遊ばれて夢中になり、遊び人の方もミイラ取りがミイラになった典型的な話かと。
    話の流れはテンプレート過ぎて目新しい展開は無く最後までほぼ予想通りに進んでしまうので、こういう話が好きな人には安心できる仕様となっています。

    私も嫌いではないので愛すべきテンプレをしっかり楽しめたのですが、欲を言えばもう少し2人のバックグラウンドが欲しかった。
    エチが修正の力もあって大変エッチで眼福ではありましたが、ここは思い切って何回か削って泪がなぜ恋愛を敬遠するようになったのかのエピソードを入れてくれた方が良かったです。
    そしたらもっと2人に感情移入できたかな、勿体ない。

    2巻では無事恋人同士となった2人の約1年後のお話。

    1巻で2人のバックグラウンドの無さに物足りなさを感じていましたが、2巻では泪の先輩藤守のおかげで少し泪の大学時代が垣間見られました。
    当時の泪の男を見る目が無かったということかもしれませんが、たしかに藤守が心配したくなるエピソードでした。
    個人的には既に取っ替え引っ替えだった彼より、最初に恋愛を諦めた時代の泪が知りたかったかな。
    きっかけ的なものがあったのかは不明ですが、まだピュアな時代(笑)が見たかったなぁ。

    紆余曲折というほどの大事件があったわけではありませんが、一連の出来事を通じて間違いなく2人の絆が深まったのが見ていてよく伝わってきました。
    正直になった泪は可愛い。可愛いのにしっかりエッチ…最高の恋人やん。
    まだ修正が甘くて助かりました(笑)

    書き下ろしまでラブラブで楽しく読み終えることができました。
    2巻まで読んで過不足なし文句なしのラストでしたが、まだ続編があるとのこと。
    蛇足にならないことを祈ります。
  • 限界メイキングラブ【コミックス版】

    羽毛

    面白ネタ満載の楽しい一冊
    ネタバレ
    2026年1月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 同じ女子高の教師松浦と真田のお話。

    試し読みが面白過ぎて購入。
    名器がどれだけ凄いのか気になり過ぎました(笑)

    とりあえず1話1笑いどころか、3個も4個も面白ネタが詰まっていて、最後まで全く飽きさせない構成となっています。
    プロテインバー(実はビスコッティ)のプレゼント、ケ○穴コンクリで埋まってる、ア○ルのモチベが低い、お尻がバーサーカー、ア○ルからスキスキビーム出とる等々(お尻関係多いなw)
    書ききれないくらい破壊力抜群なワードの数々。
    本編だけでなく、特典マンガでも3つ目の乳首錬成しちゃったりしています。
    もう私を笑い殺そうとしているとしか思えません。殺意が明確過ぎました(笑)

    笑ってばかりなのに、気付けばキュンとしているという不思議現象。
    ラブ要素もしっかり。

    絵は粗いですが、逆にそれが良い味を出していて、この作品にはこの絵しかないと思わせてくれます。

    そして、なんとこの作品は名器四天王のうちの一人にしか過ぎないらしいですよ。
    まだ一人目なのに存在感が凄すぎます(笑)
    残りの尻ーズはいつ登場するのでしょうか? 楽しみでしかありません。
    いつか出版されたら、是非読んでみたいです。
    (あれ、作品の内容のレビューじゃない…?)
  • 愛の刺青

    赤色マッシュ

    幻想的なタトゥーに惹かれて
    ネタバレ
    2026年1月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ バツも付かないうちに結婚予定だった女性に振られた尚紀と、彼がふらりと訪れたタトゥースタジオの彫り師愛助のお話。

    試し読みの凄く美しく幻想的なタトゥーに惹かれて購入。
    とくに尚紀の身体に愛助が腕を回してタトゥーが入った自分をイメージさせるシーンが眼福。
    うっとりするほど美しかったです。
    普段の私ならタトゥー関係の話を読むことはないのですが、これは結末が知りたかった。

    お話はタトゥーを通じた相互救済といった感じでしょうか?

    師匠であり恋人でもあった人と別れてから、抱く相手に悉く師匠と同じタトゥーのイメージが見え続け壊れてしまった愛助。
    尚紀の体に同じタトゥーが見えた時キレイだと思ったのに、いざというときになって何のイメージも見えなくなってしまった。
    尚紀にどう伝えるべきなのか絶望しつつも、彫り師としてではなく、一人の男として側にいたいと願う愛助が本当に愛おしい。

    一方愛助の師匠の代わりにも、最高傑作にもなれない自分に嘆き、もう誰かの代わりは嫌だと告白する尚紀。
    彼のタトゥーを入れようと思い立つまでを思うと、ぐっと来ました。

    タトゥーを通じて出会った2人だけれど、2人の間にはタトゥーは不要だったのだな、と。
    これだけ作中でタトゥーが所狭しと描かれていたのに、不思議とその結末が自然に感じられました。

    現実的なことを考えると、安易にタトゥーを入れてしまうのは絶対後悔案件なので、今の時点で入れない結末には満足していますが、いつか尚紀の体に再びタトゥーのイメージが見える日が来るのでしょうか? もうタトゥーは必要ないのでしょうか? その後の2人が気になりました。

    ただ、作品自体はとても良かったと思うのですが、尚紀が最初から抱かれる気満々で積極的過ぎたのは少々違和感を感じてしまいました。
    キャラ設定と相違があり過ぎました。
    つまらないと言われ続けていた男でしたが、実は隠れた才能の持ち主だったということなのでしょうか?
  • 社内恋愛の相手は俺ですけど?

    ニクヤ乾

    思ってたのと違う
    ネタバレ
    2026年1月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 同じ会社の営業綾川(シュウ)と制作山岸(ヒデ)のお話。

    試し読みでの甘えん坊将軍が可愛くて購入したものの、何年も積読しておりました。
    今回販売終了の報を機に読んでみましたが(積読解消!w)、作品の感想を一言でいうと、思ってたのと違う…かな。

    確かに甘えん坊将軍は可愛かったのですが、ちょっと攻めに甘え過ぎなのと、エッチに盛り上がるのが時と場合を考えない感じがして、うーんという感じ。
    隠し事したり不安になったりしたらエッチしたくなるというシュウの習性は可愛いとは思うのですが、夜のオフィスはまだしも(え?)、社員旅行中の露天風呂や他の人と同室の部屋で…というのはちょっと印象が悪かったです。
    いや、同じような場面で萌える作品もあるので、やはりこの作品のキャラクターたちの問題なのかな。

    あと、エッチが絶妙に萌えない(笑)
    めちゃくちゃ積極的な受けも嫌いじゃない(むしろ好きな部類)、ことごとく私の思っていた甘えん坊将軍とは違いました。
    最後にちょこっと2人の馴れ初めが披露されていましたが、むしろこっちをメインに据えて欲しかった。
    まぁ、今回は好みでなかった、それをぶち壊すほどの萌えも無かったということでしょう。
    ちょっと残念でした。
    ただ、腋毛が描かれているシーンが1か所あって、そこだけ萌えたかも(笑)

    最後に、冒頭のヒデの指が5本以上あるように見えるのは私だけでしょうか?
    そこだけ異様に気になりました。
  • 吸血鬼と愉快な仲間たち

    羅川真里茂/木原音瀬

    展開から目が離せません
    ネタバレ
    2026年1月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 無料で読める期間中に読んでめちゃくちゃ面白く、そのままお買い上げさせていただいた作品です。

    原作は木原音瀬先生。
    昔から知っている作家さんでしたが、1冊も読んだことがありませんでした。
    まさかお初がコミカライズとは…色々感慨深い。

    作画は羅川真里茂先生…懐かしい。私的に「赤ちゃんと僕」以来。
    当時からかなり時が経っているのに、絵柄が当時と変わらない印象だったのが嬉しかったです。いや、むしろ進化しているのでは?

    そして内容もとても良かったです!
    大枠の内容としては、中途半端な吸血鬼となってしまったアルが氷漬けになって来日。
    飼い主(?)でエンバーマーの暁、暁の友人の刑事忽滑谷らとともに活躍するストーリーとなっています。

    アルが日本語を喋れなくて、上手く会話が成り立たないのが逆に良いんです。
    ギャグパートはしっかり面白く、吸血鬼になってしまったアルの悲哀などシリアスパートはしんみりさせてくれるメリハリも良かった。
    そしてアル(人間)が可愛いです。コウモリバージョンの時と同化しているのでは? と思うほどシンクロ率が半端ないのですが(笑)

    途中、連続殺人事件では痛々しい描写もありました。
    こういう容赦のない描写もこの作品の魅力だと言えるのでしょうが、いくら吸血鬼だからといってもハラハラしてしまいます。

    一転してBLジャンルではないのに、急にBLしだす彼ら。
    展開の温度差が物凄いのですが、急すぎるという印象はありません。ものすごく自然なんです。いつの間にか芽生えた感情的な?
    アル的に放っておけない感じなのかな? 正直恋愛というより親愛に近い感じがしました。

    5巻からはなんとアメリカ編になります。

    アメリカでも色々と事件に巻き込まれます。
    ハイジャック事件では人間に戻ったアルが大活躍するのですが、裸のままなのに神がかり的な作画でカムフラージュが天才的でした(笑)

    現在7巻まで読んでいますが、まだアメリカ編は終わっていません。
    色々と事件は起こるものの、肝心のアルが本物の吸血鬼になるか否か問題や、暁のアイス食べ過ぎ問題など、人物に関する問題が何一つ解決しないまま事件だけが次々に起こる展開が少しだけモヤモヤします。
    これらが解決した時、あの展開は必要だったんだと思わせてくれれば良いのですが。
    最新刊ではどうなっているのか、非常に気になっています。
  • 今度は死んでも死なせません!

    海野幸/十月

    皆が幸せになるタイムリープ
    ネタバレ
    2026年1月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 大学時代恋人同士だった貴文と湯峰のお話。

    タイムリープものです。
    こういうファンタジーな時間設定ものは舞台もファンタジーなことが多いイメージでしたが、この作品は現代ものとなっています。

    正直めちゃくちゃ面白かったです!!
    始まりが始まりなだけにどうなることかと思っていましたが、最後は収まるべきところに収まったのかな、と。
    湯峰が良い人過ぎて逆に信じられないことも多かったのですが、彼も成長していたと(神様的にはダメかもしれませんが、人間社会で生きるには成長と言えるはず)実感できて安心しました。
    そして、過去に遡ることで結果的に湯峰の命を助けるだけでなく、貴文自身をも救うことができたのが良かった。
    最初と最後では依頼人(たぶん同じ人)に対する接し方が全く異なっているのがなんとも言えません。

    内容はもちろん文章も読みやすく、スルスルと作品に没頭できたのも良かったです。

    今後貴文のおじさんおばさんにカミングアウトできるのか、湯峰父との真の和解はあるのか気になるところ。
    個人的には昔気質な湯峰父が結構好きなんですよね。
    BL作品は結構広い視野を持っている人物が多いのですが、実際問題湯峰父みたいな人の方がまだまだ圧倒的に多いと思います。こういう人物が登場するほうがリアリティーがあって良かったです。
  • 聖女の魔力は万能です

    藤小豆/橘由華/珠梨やすゆき

    タイトル通り万能すぎる
    ネタバレ
    2026年1月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 家に帰ってきた途端、異世界召喚されてしまった小鳥遊聖(セイ)のお話。

    アニメ化もされた有名な作品。
    レビューも多く高評価なのでお試しに購入していたもののずっと積読していたのですが、全巻無料キャンペーンに便乗して購入済分と残りを無料で読ませていただきました。

    1巻ではセイが異世界召喚され、王子にじゃない方として扱われるも、薬用植物研究所で仕事をするように。
    魔法を使ったポーション作りに没頭したり、第三騎士団のホークを助けたり色々ありましたが、最初の巻以降ほとんどやっていることに差がないのが気になりました。

    その後王様から褒賞をもらう展開になるのですが、欲が無さ過ぎました。
    面倒ごとは困ると言いながら困った人を見過ごせない性格の良さも相まって、正直主人公としてはアクが無さ過ぎました。
    無色透明。無味無臭。
    聖女としては正解なのもしれませんが、物語のヒロインとしてはちょっと物足りないかな。

    もう一人の聖女がちょっと病んだ感じで登場したり、第一王子が(生ぬるい)ザマァされたり色々あって新章に突入したりするのですが、物語はやっぱりあまり進みません。
    最終10巻まで読んでも同じような感じで続いています。山なし谷なし。
    まぁ、この作品初かもしれないセイのちょっとしたピンチが訪れたことくらいはありましたが、すぐに救出される程度のぬるさなので、ドキドキすることもなく。
    まさに聖女の魔力は万能。盤石過ぎる。異世界成功譚過ぎる。

    ストーリーにあまり起伏がないので恋愛は…というと、主人公は成人女性ですが、これだけ巻数を重ねても恋愛要素が最初のうちの街デートくらいしかない悲しさ。
    聖女の術の発動要件にもなっているので、これが判明した際はもう少し何か進展があるのかと期待していましたが、まだまだセイが覚醒するのは先の模様。
    最新刊まで読んで、読んだからこそ正直どこまで追えば良いのか悩む結果となりました。
  • 本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~貴族院外伝 一年生

    香月美夜/椎名優

    貴族院1年生特化型短編集
    ネタバレ
    2026年1月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 「本好きの下剋上」四部から登場する司書ソランジュがローゼマインの貴族院1年生時を回想していく…という形式の短編集です。
    ローゼマイン視点以外からの貴族院1年生時期がよく分かる楽しい1冊となっています。

    コミカライズで読んだダンケルフェルガーの短編もありました。
    やはりダンケルフェルガー視点は面白い! 皆良いキャラ過ぎます。

    ハンネローレの間の悪さも面白かったです。
    全てが裏目に出る事態に、ローゼマインとの相性の悪さを感じてしまいました(笑)
    負けるなハンネローレ!

    ヴィルフリートが出ることになった女性のお茶会も楽しかったです。
    叔父上より怖くないって呪文が…(笑)
    ただ、ローゼマインの側近たちとの温度差に気付いていない点が気になりました。
    空気が読めないヴィルフリート…。

    ハルトムートが他領の文官たちにもローゼマイン賛美でドン引きされているのにも笑ってしまいました。
    クラリッサが求婚の課題を出してもらう際、積極的過ぎる行動にビックリ。
    貴族女性では考えられない積極性…。破廉恥案件では?(笑)
    さすがダンケルフェルガー。

    今回一番嬉しかった短編がトラウゴット視点。
    側近辞任後の彼が見たかったので満足。完全なるザマァをいただきました。
    本編でのモヤモヤがスッキリ。
    ユストクスがカッコ良すぎました~。なんだかんだ言ってリヒャルダのことを尊敬しているの素敵。

    ドレヴァンヒェルの姉弟の話も面白かったです。
    お姉さま強い。
    ただ、この短編でアドルフィーネが今後する行動の裏事情が見られた気がしました。
    アウブを目指すような努力家なのに、政略の残り物で相手は金粉王子…。同情しかありません。

    あとがきによると18本中10本が書き下ろしとのこと。
    どれが新規なのか区別はついていませんが(笑)、どれもこれも本当に楽しめました。
    誰を主役にしても、本編と比較して話が破綻していないのが凄いと思います。
    それだけ基本の設定がしっかりしているのでしょう。
    安心して読めました。

    個人的には1年生だけでなく、学年ごとにこのような短編集が読みたいなぁ。
    どれだけ読んでも飽きないのが凄い!
    本好きの下剋上は本編を読んだ後にもまだまだ楽しめるのが素晴らしいですね。
  • 【全1-7セット】夢見るオメガに白花を【イラスト付】

    伊達きよ/柳ゆと

    好きな要素満載な作品でしたが
    ネタバレ
    2026年1月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 孤児院育ちで花屋だったオメガのティガと、彼が嫁いだ男の息子でアルファのナウファルのお話。

    褐色金髪で何だかアラビアン風味なアルファ、しかも年下。
    相手をめちゃくちゃ嫌っていたところからの両片思い等々…好きな要素満載の作品でしたが、何故かそこまで大ハマりしませんでした。

    ティガの生い立ちや大恋愛からの失恋は結構な悲劇だと思いますが、彼の持ち前の明るさや前向きさであまり暗くなり過ぎないのは良かったです。
    ナウファルを守ろうと結構な大怪我を負っても引かない強さは素晴らしかったけれど、あまりにも彼が前向きだったので、その境遇に同情したり共感する余地が無かったのは少し残念。
    もう少し切ない展開とかがあっても良かった気がします。

    ナウファルは特に言及することは無いかな(笑)
    ラストでは年下片思い青年らしい可愛らしさを披露してくれていましたが、正直最後の方までアプローチが少なすぎました。
    オメガの地位向上の根回しや法律改正など、ティガ視点では気付かなかっただけで結構な執着を見せていたのかもしれませんが、ティガにも私にも通じていませんでした。
    もう少し事前に好き好きアピールと絡みが欲しかったなぁ。
    おかげで見目の割りに印象が薄くなってしまった気が…(笑)

    そんなことより一番残念だったのが、アーズィム(ナウファルの父上)がティガに最後まで変に粘着していた点。
    このせいで急速に失速してしまった気がするくらい残念でした。
    今まで彼に関する描写を読んでいて、来る者拒まず去る者追わず、金持ち喧嘩せずな気質の人だと思っていたので、ティガが家を出た時点でもう忘れちゃうんじゃないか、と思っていたんです。
    だから意外にも息子の事業を妨害したりする自らの株を下げる行為にはがっかり。
    これだけ失望してしまうのは、実はこの作品で彼が一番好きなキャラだったからかもしれませんね。本当にショック(笑)
    最後は外国に行っていないで、パーティーに来て何らかのリアクションが欲しかったなぁ。
  • これは報われない恋だ。

    朝陽天満/高山しのぶ

    ゲームの世界観がリアル過ぎる
    ネタバレ
    2026年1月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ゲームのいちプレイヤーであるマック(健吾)と、街の門番NPCのヴィデロのお話。

    最近ゲームの世界に転生やら、今作と同様のフルダイブ型ゲームのプレイヤーとNPCの作品を何作か読んでいて、個人的にこの系統の話は外れがないので期待して購入。

    元々この作品はウェブ小説なのですが、めちゃくちゃ長編!
    全部が書籍化されるのか謎ですが、もしされなくても書籍化されていない部分はウェブで読めるので、とりあえずお試しで。

    とにかくゲームの設定がしっかりしています。
    まだ序盤なので細かいところは分かりませんが、今のところ齟齬もなく、ただただ楽しい。
    BL小説ですが、Lが無くても普通に楽しめるレベル。
    まぁ、ヴィデロさんが思った以上に手が早かったので、L部分もガッツリ楽しめたのですが(笑)、2巻の途中くらいはもはやBLではなくADOの世界を堪能するだけの小説となっています。
    ですが、全く気になりません。むしろ、もっともっと読みたくなります。本当に魅力的な世界でした。
    プレイヤーもNPCもみんな好き♡
    すっかり私もADOの虜です(笑)

    古代魔道語とか魔法陣とか蘇生薬とか、ワクワクアイテムが満載。
    ヴィデロさんの生い立ちや幸運スキルの謎も気になります。
    そして! 現実世界で出会ったヴィルさん。今後彼はどう関係してくるのか…。
    何気に現実世界での雄太や増田たちとのやり取りも楽しく、どちらの世界も楽しめる一粒で二度おいしい仕様なのも良かったです。

    あまりにもゲームの世界が自然に存在しているので、異世界転生と錯覚するほど。
    ログアウトしたときに健吾も読者も我に返る感じなのかもしれません。
    こんなゲームが本当にあったら四六時中ゲーム漬けの人々が続出しちゃうのでは? 危険危険…。

    それにしてもマック(健吾)は全然勉強していませんが、これで良いのでしょうか?
    学校以外ゲームに全振りはちょっと心配レベル。試験とかどうしているんでしょう?
    今後彼は勉強するようになるのか、そこも気になるところです(笑)

    1,2巻はたて続けに刊行されましたが、3巻はいつ出るのでしょうか…。
    勢いのまま続きをウェブで読んでしまうか、本が出るまで待つか非常に悩みどころです。
  • 恋という字を読み解けば

    安西リカ/二宮悦巳

    鈍感攻めがとんでもなく良い
    ネタバレ
    2026年1月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 社長秘書の土屋と、社長の従兄弟でテレビなどでも活躍する書道家頼人のお話。

    攻め視点。
    結構珍しいのと、表紙を見ても微妙に分からないこともあって、最初は土屋がどっちなのか気になって話に集中できなかったのは秘密(笑)

    とにかく土屋が可愛い。鈍感攻め…私的に新ジャンルかもしれません。
    自分の気持ちにも頼人の気持ちに気付くのも遅すぎました!
    まぁ、ちょっとモダモダした分しっかり萌えでお返ししてもらったので大満足でしたが。
    土屋が自分の事をほぼ童貞と告白するのがとても可愛かったです。
    ほぼ童貞が恋をすると、ちょっと強引かと思いきやすぐ引いちゃったり…駆け引きがド下手。だが、そこが良い(笑)

    頼人が書道家らしく自分の思いの丈をぶつける先が書というところにもキュンとしました。
    たくさん土屋の名前を書く頼人の姿を想像してニッコリ。

    小説では珍しいエッチの前準備があったのも萌えました。
    そして慣れないエッチに雰囲気台無しなところも逆に萌えました。
    お互いゴムを持っておらず、これからは常に携帯しておいてと言われて、即かつ短く「了解」と返すのも萌え散らかしました。

    後半は頼人視点。
    頼人もめっちゃ可愛い。
    好き好きモード全開も可愛かったけれど、疑心暗鬼になってしまうのも可愛かったです。
    嫉妬モードになってもちゃんと自分で反省できるところが良かったかな。
    やっぱり書にしたためて自分の気持ちを整理するのが可愛かった~。これは私も見習いたいかも(可愛さではなくw)
    前半で土屋が書の勉強をしなければ、と考えていたことがいい感じに伏線回収しているのも良かった。
    読めないだろうと高を括っていた頼人…残念(笑)

    そして!!
    後半のエロが本当にエロくて、目が点になってしまいました。
    土屋のポテンシャル…とんでもなかったんだな、と驚愕(笑)
    これは実際に読んで楽しんでいただければ。とにかく凄かったです(笑)
    ただ、ゴムを装着する描写が無かったのは残念かな。前半で常備しておくって言っていたので、期待していました。

    あとがき後のおまけ小説では、とうとう同居!
    後半出番がなかった土屋妹が良い仕事してました。
    いつまでもお幸せに。ニッコリ笑顔で読了できた素晴らしい作品でした。良い出会いに感謝。
  • 屋根裏部屋の公爵夫人

    林マキ/もり/アオイ冬子

    3巻の展開が早すぎてビックリ
    ネタバレ
    2026年1月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ふしだらな女性と嘘のレッテルを貼られ、まともな縁談が来ない伯爵令嬢オパールのお話。

    お金のために彼女を娶った公爵家が酷過ぎました。
    公爵も愛人も酷いのは勿論、公爵家の使用人というプロ意識を持つべき人がバカ過ぎます。

    そんな公爵家でギスギス暮らすことになるのかとウンザリしていましたが、まさかの序盤に屋敷を飛び出す展開。
    タイトルに偽りありでした(笑)

    実家の信用する部下を引き連れ、公爵家の不正を暴きに出かける。めっちゃアグレッシブ。
    しっかり問題解決までもっていく手腕はカッコよかったです。

    ただ、自分のポケマネで問題解決するのはちょっと違うんじゃないかな、と。
    それはあなたの旦那の仕事です。
    正直公爵の人間性が信用できないので、この展開は何だかなぁと。

    2巻では、1巻から続く問題点を突き付ける展開に。
    冒頭から公爵がイカれ過ぎていて、もう没落エンドしかないと思っていましたが、後半に見事なザマァ。
    前巻からのイライラを爽快に解決してくれました。
    が、挽回チャンスを与えるのは…別に要らなかったかな(笑)
    まだオパールが自分に愛して欲しがっていると思い込んでいるのも痛い。個人的にはもう再起不能で良かったのですが(笑)

    3巻では、今現在7巻まででているのでこの時点ではまだ最終回付近でもないはずなのに、まるで打ち切りが決定したかのような巻き巻き展開。

    3年経ったかと思ったら、気づけば更に4年。急ぎ足過ぎました。
    2巻までは丁寧な描写で話の展開も無理なく面白かったのに、急に何を言い出したのか分からないくらい展開が雑!!
    2倍速の動画を見ているかのような速さ。理解が追いつきません。
    謎の隣国侯爵がデ○ノートのジェ○ンニのような万能っぷり。一晩で難攻不落の土地開発をやってくれました(笑)
    …って笑えません。
    もう少し丁寧に開発話をやってくれても良かったはず。

    最後はまさかの公爵からの告白。
    これもここまでの描写を丁寧にやってくれていれば、公爵よくぞここまで頑張ったな、とか言えたのかもしれませんが、サラッとし過ぎてバカ公爵のイメージが油汚れのごとく頑固にこびりついて剝がれてくれません。故に無理。
    何言ってんだ、寝言は寝て言え。

    今後の展開が気になることは気になるのですが、今回のような突然のスピード展開だとちょっと購入を躊躇ってしまうかな。
    完結まで様子を見たい。
  • バニラの甘さを証明せよ【コミックス版/シーモア限定おまけ付き】

    峠本

    可愛いとしか言えない
    ネタバレ
    2026年1月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ナルシストな祐樹と弟の友人でザ・平凡な陽太のお話。

    陽太が可愛い…!!
    こんなイノセントな高校生…絶滅危惧種なんじゃないかと思うのですが、とにかく可愛い。
    私服がの○太なところはもちろん、差し出されたパック飲料をチューって吸う様子が小動物過ぎて…悶えましたw

    陽太を傷つけたかもしれないと落ち込んでいたのに、可愛い陽太とのやりとりで即刻ポジティブナルモードに復活する祐樹も可愛かったです。

    2人のやり取りがキャラに似合わず結構エロ度が高めなのに、なかなか自分の気持ちに気付かないピュアなところも可愛い…。
    気持ちに気付いて告白するシーンも良かった。
    訥々と自分の気持ちを真摯に伝え合う様子が2人らしくてキュンとしつつホッコリさせられました。

    とにかくどこを読んでも可愛いしか出てきません。
    この作品を読んでいると語彙力が消滅しそうです。

    それだけに、突然のエロ本番展開だけが恐ろしく唐突過ぎた気がしました。
    もう少し時間をかけてくれた方が萌えたかなぁ。
    ページ数の問題もあったのでしょうが、この作品ではむしろエロは無い方が満足度が高かったような気がしました。
    (が、無ければ無いで文句言いそうな自分もいるw)

    ラスト付き合うことになっても、弟も一緒にデート行っちゃうのは、めちゃくちゃ推せました!
    弟がビックリするほど大きくなっていて、夏休み後クラスメイトの奥野さんが悶えるだろうなぁと妄想してしまいました(笑)
  • 君と暮らせば

    安西リカ/古澤エノ

    日常を切り取ったかのようなストーリー
    ネタバレ
    2026年1月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ クラフト作家の小糸と、学生時代から同じシェアハウスに住む八木のお話。

    作者買いです。
    何と言うこともない日常を切り取ったようなストーリー。
    大きな事件もほとんどなく、全体的にゆったりとした雰囲気でした。
    悪くはなかったのですが、作品の雰囲気通り全然ストーリーが進みません(笑)
    小糸の性格上仕方がないと思う部分はあるものの、途中はちょっと停滞感が強めでダラダラしてしまった印象でした。
    ただ、覚悟を決めて告白したシーンは可愛らしかったかな。
    八木が実はバイという事実はちょっと唐突でご都合主義っぽくもありましたが、話としてはスッキリ纏まっていて良かったです。

    途中のダラダラは事あるごとに過去話が出てきたので、それだけ初恋(と思っていた)相手からの拒絶が尾を引いていたということなのでしょう。
    この点は後半八木視点の話で多少溜飲が下がったかな。
    兄は引きずりそう(笑)
    八木は兄や家族の事が嫌いみたいでしたが、正直同族嫌悪なのかな? と考えてみたり。
    読んでいて同じ俗物の匂いがしました。
    そんな自分が嫌いだからこそ、小糸に惹かれるのかもしれません。

    この作品で一番ぐっと来たのは、初エッチにひと月時間をかけたこと。
    その初エッチが無いとは何事だ!! と声を大にして言いたいのですが(笑)、その後の雰囲気だけでも結構楽しめました。
    小糸がエッチ好きになっているのちょっと笑ってしまいました。

    あとがきの後にショートストーリーが入っていたのですが、何気にこれがじんわり秀逸でした。
    ずっと疎遠だった家族からの胡蝶蘭…。
    小糸自身のモノローグはありませんでしたが、嬉しかったんだろうなぁとホッコリ。
    スッキリした気持ちで読み終えることができました。

    それにしても、八木視点の話の表紙にいた羊毛フェルトのシマエナガがめちゃくちゃ可愛いくて、実物をネット検索したら悶えるほど可愛い…。
    販売していたら絶対買っちゃうけれど、小糸はアーティストとして成功しちゃったから、もう売らないんだろうな。残念(笑)
  • 啼かせてやるよヤンキーくん

    柊のぞむ

    歯が凶器(笑)
    ネタバレ
    2026年1月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 幼馴染の男子高校生ヤンキー幸雨とマキのお話。

    マキの見た目があまり好みでなかったものの(すみません。歯が怖かったんです)作者買い。

    ヤンキー+子猫!
    この組み合わせは個人的に優勝なんです!!
    猫可愛い…。非常に眼福でした(笑)

    ただ、この作品は猫メインではなく(当たり前)BL。
    幼いころからマキへの想いを我慢してきた幸雨がなんだかとっても可愛くて…。
    我慢し過ぎてEDになるとかどういう状況?! とは思いましたが、見た目に似合わない湿度の高そうな想い(重い)が良かったです。

    そして、そんな幸雨に想われ続けて絆されてしまったマキのセリフがまた良かった。
    結婚が一生一緒にいるって意味ならオレは幸雨と一緒にいたいって…。
    ヤンキーマンガかと思いきや、しっかりラブ。そして意外にも(失礼)泣ける展開。最高でした。

    初めて致すシーンがトイレだったのはどうかと思いましたが、あとがきで作者さんご自身でトイレ好きすぎじゃないか疑惑に言及してくれていたのが良かったかな。本当にそうだな、と(笑)
    私が読んだ同作者のトイレは「どっちもどっち!!」くらいですが、個人的にあのトイレは作品を象徴するものでした。豪華すぎたので、今作くらいの方がリアリティがあったかもしれません。

    それにしてもこの作品で一番面白かったのは、幸雨に手でしてあげると言っているシーン。
    口は自信ねぇよって言う際のマキの歯がキラキラしている…。
    あの歯は凶器だよね(笑)
  • 恋するメロウミルク【コミックス版】

    ほっかむり

    由美子ー!
    ネタバレ
    2026年1月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 大学の同級生の須磨と藤野のお話。

    牧場が舞台の作品。
    最初は牛と戯れつつ恋を育んでいく青春ストーリーかと思いきや、ただのあほエロでした(笑)
    まさかの牛の由美子の摩訶不思議パワー。これぞ、BLファンタジー。

    とりあえず藤野の順応能力が高すぎます。
    牛(獣人?)になっている同級生に動じることなく、その窮地を救うために行動する…いや、褒められるべき立派なことだと思いますよ?
    でもさ…一言くらいツッコミ入れても良くない?
    そして由美子の存在をアッサリ信じる藤野。素直! 私は藤野が詐欺被害に遭いやしないか心配だよ。

    さらにまさかの(読んでいる間何回まさかのって言わされるのか)藤野両親も牛化経験者!!
    何回やってるねん由美子!!(いや、当時は由美子じゃなかったのかも)

    そしてまさかの(3回目)遭難事件!
    喉が渇いた…そうだ! お乳がある! って超展開過ぎて(笑)
    さすがの藤野も一応軽くツッコミを入れていましたが、結局飲むんかーい。しかも味にまで言及。甘いらしいよ(笑)
    ツッコミどころが多すぎてなかなか読むスピードが上がりません。

    が、肝心の恋愛の方は思った以上に普通でした。
    藤野が須磨を好きになる過程がもう少し丁寧に描かれてくれた方が、萌えあがったかもしれません。
    牛ネタが面白さ満点だったため、恋愛の方でも同じレベルの盛り上がりを期待し過ぎてしまいました。
    エッチ本番よりむしろ搾乳の方がエロかったまである(笑)
  • 太郎 DON’T ESCAPE!

    mememe

    冒頭の掴みが上手すぎる
    ネタバレ
    2026年1月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 内気な高校生太郎と、SNSで出会ったアイくんのお話。

    発売から1か月で既にレビューが大変なことになっている作品。
    正直絵は好みではないので普段なら購入することはない作品でしたが(すみません)、試し読みでのまさかの展開が面白く(試し読みでネタバレしてくるスタイル珍しい)、思わず私も購入してしまいました。

    とりあえず掴みが上手すぎました。

    生まれて初めて出来た親友が高校デビューし、寂しい気持ちをSNSにぶつけてアイくんと出会った太郎。
    この太郎が心を許した相手に対して警戒心が無さすぎるので、読者はまず彼を心配する立場になってしまうのではないでしょうか?
    親友だからといって自分の性的指向を安易に告白しちゃったり、SNSで出会った人と初めて会うのに密室であるホテルの部屋に行っちゃったり。

    アイくんがいい人で本当に良かった…とホッとするのも束の間、ホテルから帰ってSNSを見るとアイくんのアカウントが消えている…!
    そこからアイくんの正体がまさかの…!(正体分かるの早っ!)

    これがたった1話の中で起こっているという衝撃の事実。
    いやはや、太郎も私の感情もジェットコースターですよ。

    そこから語られるアイくん(鉄)側の話。
    鉄~! お前~!!
    太郎に負けず劣らずお前も可愛すぎるんかーい!
    太郎を可愛がりたい衝動を治めるためにやったアレコレ…。自覚無かったんかーい!
    太郎も鉄も可愛すぎて、読んでいてニコニコが止まりません。

    続編もさらに可愛さ倍増。
    とくに鉄が可愛すぎました。
    太郎を巡って太郎には見えないところで潤と攻防を繰り広げたり、家に帰るって言う太郎にここに住みぃやって駄々捏ねたり。
    ただのピュアっ子やん! 一軍のピュアっ子萌えました。ありがとうございます。

    2人だけでなく、めちゃくちゃ太郎のことを心配する潤も良かったです。
    高校デビューした子って大抵それまでの付き合いを蔑ろにしがちなのに、今まで培ってきた友情も大切にできる良い子。

    悪い人がいないただただ幸せな気持ちになれた1冊でした。
    もし続編があるならスケベな太郎のためにも(笑)、もう少し先に進んでほしいなぁ。
  • 初代様には仲間が居ない!

    はいじ/高山しのぶ

    「ツレ」という言葉に萌える日がくるとは
    ネタバレ
    2025年5月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 前世で引きこもりだった飯沼結(犬)とRPGゲームシリーズの最初の作品の勇者(初代様)のお話。

    ウェブ小説で読んでいた作品でしたが、書籍化していたので購入。
    私的にウェブ小説は玉石混交で当たりはずれが激しいイメージですが、この作品は大当たりだったと思います。

    とにもかくにも文章がお上手。
    普段軽妙で読みやすい文章にもかかわらず、シリアスな場面ではシーンに合わせたテンションで読ませてくれます。
    番外編を含めると結構分量多めだったと思いますが、スルスルサクサクと1日半ほどで読めてしまいました。

    物語は最近よくある転生系。
    引きこもりゲーマーだった結が、好きなゲームの最新作を買いに行く途中で通り魔に遭い刺されて死亡。
    そのまま最新作の勇者として転生します。

    普通は転生したら陰キャな自分を治そうとか、旅の仲間とのコミュニケーションを頑張ろう! とかなりそうなのに、徹頭徹尾陰キャでコミュ障。
    ただ、その性格が「犬」になると、ただただ理想的なものとなります。

    普通、結構初代様の性格って嫌われポジションになりがちなのに、犬にとっては理想のご主人さま(笑)
    まさに割れ鍋に綴じ蓋な感じで相性バッチリ。
    犬が健気に初代様を慕う様子が本当に可愛らしいし面白い。
    初代様の無理難題で一晩でエクスカリバー用の石を取りに行くイベントでは、あまりの健気さに涙まで誘われてしまいました。

    そんな健気な犬に初代様が絆されないわけがないわけで。
    ツンデレのツンが99%を占めている初代様なので、最大限の譲歩が「ツレ」という言葉に集約されていたのかな、と推察。
    普段「ツレ」というワードに萌えるなんてことはないのに、この作品に限っては一番萌えるワードでした。

    書き下ろしの初代様に名前を付ける話も良かったです。
    実際の世界とは異なるのかもしれませんが、お母さんに今までの感謝を伝えられたのが良かったな。
    これが本当のお母さんにも伝わっていると良いな…。

    登場する人物はほぼ犬と初代様だけなのに、これだけ色々思いを馳せられる作品。
    結構奥が深いな、と思わされました。
    読んでよかった良作。とても読みやすかったのでまた読み返したいです。
    登場人物は異なりますが同じ世界観のシリーズがもう1冊あるので、こちらも読むのが楽しみになりました。
  • おおかみルゥと過保護な冒険者【シーモア限定特典付き】(イラスト付き)

    伊達きよ/犬居葉菜

    色んな愛に溢れる作品
    ネタバレ
    2025年5月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 特級冒険者の戦闘に巻き込まれ亡くなった冒険者で、一緒に死んでしまった仔人狼に魂が転移してしまったルーシィと、彼が死んだ際戦闘をしていた冒険者リカルドのお話。

    長い長いお話です。最終的に作中で20年ほどの年月が過ぎます。
    最初は仔オオカミとしてリカルドに拾われるところからのスタート。

    仔オオカミのルーシィがハチャメチャに可愛いです。リカルドが過保護になるのも仕方ありません。
    遊び場で一生懸命遊んでいるところ…。元人間とは思えないほどオオカミ(笑)

    年齢差がえげつないので、ルーシィが大きくなった頃リカルドはどうなっているのか問題が早々に解決してくれたのは良かったです。
    そして、最初ルーシィが小さい頃は恋愛要素の「れ」の字も無いくらい親子であり師弟なのも良かった。
    リカルドが愛を知らないからこその展開だったのかもしれませんが、この作品のテーマ(?)である愛の形はひとつじゃないことを体現してくれていました。
    ルーシィの成長に応じて、親子、師弟、恋人と愛の形が変わっていくのではなく、一人の人に対して色んな愛の形が増えていくというのが凄く自然で素敵でした。

    また、ルーシィたちの寝るときのおまじない「また明日」も良い。
    ほんわか温かい気持ちになれるシーンがあったり、切なく響くシーンもあったり。
    一つの言葉の有無で色々な意味に取れる。これも愛の形そのものなのかもしれないなぁ、と思わされました。

    あと、地味にリカルドが実は料理をしたことがなく、ルーシィのために料理を覚えたという事実に萌え散らかしました。
    すごく可愛い!
    そしてその事実をルーシィが知らないのがまた良い!
    これを知った時のルーシィが見てみたいなぁ。

    とにかく全編を通して色んな愛に溢れる作品でした。
    主人公たちはもちろん、ルーシィの兄の愛、母人狼の愛。
    形は違えど皆素敵な愛。読んだ後ホッコリ温かい気持ちになれる素敵な作品でした。
    出会えてよかった。また読み返したい。おススメです。
  • 最終電車の恋人たち

    ダヨオ

    世代によってはめちゃくちゃ刺さります
    ネタバレ
    2025年5月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 41歳で年齢=恋人いない歴な春江と、マッチングアプリで出会った藤嶋のお話。

    これ、アラフォー以上の世代の読者にはめちゃくちゃ刺さる話だと思います。

    ずっと恋していなくて、したことがなくて初めての恋。
    年齢関係なく幾つになってもドキドキするのは変わらないよね。
    でもアグレッシブに自分から行動できるほど若くもない。
    一歩踏み出す勇気がない。

    はーーー共感しかありませんでした。

    もう春江が可愛すぎました。
    こんな愛すべき41歳存在しない…と思ったけれど、世の中にはこういう人結構たくさんいるのかも。
    年を取ると恋愛以外でも出会いなんて本当に無いからね…。
    日々の生活がルーティーン化してしまって、そこから抜け出すきっかけも無い。

    春江と藤嶋、全然違ってそうな2人なのに、悩みは同じような感じ。そこが良かったです。
    本当にアラフォー以上に刺さります。刺さり過ぎて若干ケガします(笑)

    自社開発のアプリ、本当に良い仕事したわー。
    この年からの出会い、大事に大事にして欲しい。

    冒頭、春江が寝ている藤嶋の横で「心変わりすんな」「ずっとここにいろ」と念じているのが、本当に可愛いし切ないし、この作品の全てを物語っている気がしました。

    エロはありませんでしたが、心に沁みた作品。
    こういう作品をもっと読みたい。これは私自身が年を取った証拠なのでしょうか(笑)
    ちょっと現実逃避したくなりますが、たまには現実を見つめられるこういう作品も良いと思わされました。
  • シュガードッグライフ

    依子

    スムーズ過ぎて物足りない
    ネタバレ
    2025年5月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 低身長で童顔がコンプレックスだけれど料理上手な大学生唯純と、彼に年齢確認したお巡りさん天沢のお話。

    お巡りさんの天沢が良い人過ぎて人間味が少々物足りない気がしました。
    そのため、彼にあまり魅力を感じませんでした。
    なんなら最初の印象は胡散臭いくらい(笑)

    確かに可愛いカプではありましたが、普通の男女でもこうスムーズにはいかんだろ、というくらいスムーズな恋愛で物足りませんでした。
    もう少し山あり谷ありでも良かったかな。残念。
    正直唯純の友人2人の方がそれぞれ魅力的で、彼らとのルートの方が面白かったような気がします。
    普通の友達のようで残念でした(笑)

    ただ、唯純が天沢のことを「恭丞くん」と、くん呼びするのは良かったかな。
    これはちょっと新鮮でした。可愛い。

    番外編は付き合って何ヶ月か経った2人。
    同棲しようと言い出すまでのラブラブ話。

    前作からかなり時間が経っているので、絵柄がかなり違います。
    個人的には輪郭強めな今の絵の方が好きかな。
    恭丞に一緒に住まない? と言われて涙ぐむの可愛かったです。
  • 婚約破棄された悪辣オメガは義兄公爵に執着される

    滝沢晴/奈良千春

    ティモが可愛すぎます
    ネタバレ
    2025年5月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 公爵家の次男でオメガのユリウスと、血のつながらない義兄でアルファのラファエルのお話。

    異世界転生もの。オメガバース。
    嫌いな要素無しなお話。切なさ(私の好きな要素)とかはありませんでしたが、とても楽しく読むことができました。

    とくに夜に話し合いがしたいと言い出したユリウスをエッチな意味で誤解してしまったラファエルが可愛かった(笑)

    ただ、オメガの発情期は抑制剤を飲むより身分の低いアルファ男性を雇って相手をさせる世界観だけが好きではありませんでした。
    これは治療行為的なもので貞節には関係ないとのことでしたが、読者側にその常識は通じないわけで。
    まぁ、この常識がなくても性悪奔放な性格だったユリウスが22歳にもなって身綺麗ではないでしょうが。
    そこだけが少々残念でした。

    上記以外はとても良かったと思います。
    とくに仔ジャガー獣人のティモ! 可愛すぎる…。
    彼の存在だけで読む価値ありです。ラファエルの口調を真似するのが可愛すぎました。
    ちゃんと公爵家の長男として扱われていたのも良かったです。
  • BUDDIES

    倫敦巴里子

    1本の映画を観終えたような満足感
    ネタバレ
    2025年5月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 父子家庭で父親が亡くなり弟を養うため中卒で働く虹郎と、彼をスカウトし時給1万円で雇うゼネコンの部長梶のお話。

    初めての作家さん。
    試し読みがとても面白く、レビューも好評だったので購入。

    タイトル通りバディもの。
    恋愛関係主体の話も大好きですが、こういうお仕事メインのバディもの。とても良かったです。
    バディ…もう言葉自体が良いよね。唯一無二という感じがして萌しかない。

    とにかくストーリーがめちゃくちゃ練られていて、正直上巻ではBL要素はほぼありませんでしたが、普通に不正を暴くバディものとして大変楽しめました。
    この作品全体的に言えることですが、作者さん…読者をワザとミスリードさせる天才だわ。
    上巻ではまさかあの人が…ああだとは。全然気付きませんでした。
    セリフも最初読んだときと、別の視点からの回想では全く意味が異なる。読み返して唸らされましたよ。

    下巻では上巻とは打って変わって、作品の一番の肝、ゼネコン告発事件が主体となります。
    私的には色んな事件を解決していく様子とかもっと見たかったけれど、最終目的ではないので仕方ないですね。

    とにかく下巻は全編にわたって兄弟愛!
    どちらの兄弟も互いに互いを思い合う素晴らしい関係性。
    特に梶と社長は異母兄弟。しかも高校卒業前までは認知しただけのほぼ他人のような関係だったのに。
    回想があったことで2人の関係性がリアルに見られたため、本当に感慨深いです。

    そしてゼネコン告発事件も最後の最後まで飽きさせない構成。
    どんでん返しからのどんでん返し返し。
    本当にミスリードがお上手過ぎる…。私は毎回毎回騙される理想的な読者でした(笑)

    作中虹郎はかなりのチートでしたが(受けの方がハイスペなのキュンとします)、ラストもやっぱりチート。
    顧問弁護士と会計士掛け持ちできるってwww
    天才過ぎて辛い。
    こんな彼がエチの時は可愛くなるの本当に反則!
    カッコ良カワイイとか一口で二度美味しやつ。頭脳もチートなのにエロ方面でもチートだなんて…。
    憎い存在だわ虹郎…。好き(笑)

    2冊読み終えた際の満足感が半端ありません。読んでいる間本当に充実した時間を過ごせました。
    1本の映画を観終えたようなじんわりした余韻が読んだ翌日(今)も残っています。
    ほぅ…と息をつきたくなるくらい素晴らしい作品でした。本当に読んでよかった。大満足、おススメです!
  • エロ神様のえろ結び【電子限定おまけ付き】

    露久ふみ

    面白すぎました
    ネタバレ
    2025年5月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 広告代理店社員の悟と、人気俳優慎也のお話。

    この作者さん、「后宮のオメガ」の作者さんでしたよね?
    作品の振り幅が凄過ぎるwww

    ストーリーはあらすじ通り。
    世界一○ックスが下手くそ(笑)な悟を助けるために現れたエロ神様のえっちゃんが主役2人を振り回し、良い感じに両想いにさせます。

    いやはや…バカバカしくて(注:誉めてます)最高に面白かったです!
    エロ神様などという訳の分からない存在が登場するにもかかわらず、自然なストーリー運び。
    自然だけど強引なえっちゃんが引き起こすドタバタ劇がクセになります(笑)

    そしてさすがエロ神様が登場するだけあって、エロもガッツリ。
    ちょっとコメディに寄り過ぎているため、ラブラブとかキュンキュンを感じるほどではありませんでしたが、十分楽しめました。
    ラスト、別の人の元に降り立ったえっちゃん。
    続編を期待してもいいのでしょうか?(笑)

    描きおろしまでしっかり楽しめた作品でした。これは読み返すと思います。

    表題作と一緒に読み切りが1作。

    こちらはえ? ここで終わり? な感じでちょっと物足りませんでした。
    続編があれば良かったのにと思わされましたが、表題作の描きおろしとどちらが重要かと聞かれれば、もちろん表題作なので仕方ない(笑)
  • お前、俺のもんになれ!

    かけたま

    スピード感についていけない
    ネタバレ
    2025年5月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 一目惚れしたと迫ってくる凛久(α)と、断る樹望(未確定→Ω)のお話。

    うーーーーーん。
    作品の感想を一言で言うなら、駆け足過ぎました。

    今までバース性が分からなかった樹望が、強いα性の凛久と出会ったことでΩ化するのですが、Ωになったことへの困惑やら葛藤が全くないのが疑問でした。
    大体のオメガバースではΩは差別される性というイメージでしたが、この世界ではまったくの平等なのでしょうか?
    世界観的なところから説明があれば、もっとすんなり話にすんなり入っていけた気がします。

    まぁ、樹望の性格的に切り替えが早くてΩとなっても落ち込まないとかかもしれませんが、今まで未確定でも恋愛対象は女性だったでしょうに、Ωになったからと言って急に男性を恋愛対象にできるのかも疑問でした。
    これも切り替えの早さで解決したのでしょうか? それとも恋愛に男女の別がない世界?
    私的にはこちらももう少し葛藤が欲しかったところ。

    加えて今まで邪険にしていた凛久のことを好きになる過程も物足りません。
    好きになるまでが1ページくらいだったのでは? もう少しドキドキしたりして欲しかったなぁ。
    初回読んだ際は、気が付いたら好きになっていて、どのあたりで好きになったのか分からず困惑してしまいました。

    凛久もバース性で恋したくないと言っていましたが、バース性でなく一目惚れならタイトルのような言い寄り方をしていいのか疑問。
    初恋の相手との会話も物足りませんでした。女性はその後どうなったの?

    正直、主役2人に共感できないままラストまで突っ走ってしまった感が満載です。
    試し読み1話は面白そうだったのに、その後のスピード感についていけないまま終わってしまっていました。ちょっと残念でした。
  • 宅配お兄さんとデキるかな

    野田のんだ

    痛恨の続きもの…!
    ネタバレ
    2025年5月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 若手人気俳優の佐久真と彼の家に配達に来た業者奥田のお話。

    タイトルにナンバリングが無かったので読み切りだと思って購入したのですが…、思いっきり続く感じで終わっています!!
    好きな作家さんの作品だったので、さらりとレビューを流してしまったのは痛恨のミス。
    悪いのは自分ですが、これは続きが出なかったら恨みたくなるようなところで終わっていました。
    是非とも続編が出て欲しい。頼む…出てくれ(笑)

    ストーリーはタイトル通り。
    特撮ヒーローの身体を見て以来筋肉に目がない佐久真は、雄っぱい好きが高じて俳優になるほど。
    そんな彼の家に訪れた宅配業者の奥田。彼の雄っぱいがドストライクで…。という感じ。

    あらすじだけ追うと、ただの変態野郎のストーカー話になりそうなものですが、実際のストーリーは至極ノーマル。
    むしろ可愛らしい感じでした。
    この作者さんのちびキャラめっちゃ好き。可愛くて何度も見たくなってしまいます。
    今回もたくさん堪能できて満足。

    2人が「お友達」になり、ちょーっとだけ先に進もうとしたところで終了。
    はぁ…蛇の生殺し過ぎます。
    私はまだ大胸筋のフカフカ具合も陥没乳首の恥ずかしがり屋感も堪能していないぞ!(笑)

    近いうちに続編が出ることを祈りつつ読了です。
  • 当て馬執事は悪役令息に忠愛を捧ぐ

    小中大豆/カワイチハル

    異世界転生&悪役令息のコラボ
    ネタバレ
    2025年5月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ BL小説の悪役令息に転生してしまったフィンと、主人公たちと一緒にフィンを断罪する当て馬騎士になる予定だったユエンのお話。

    作者買いです。

    異世界転生、悪役令息転生。
    何番煎じか分からない程手垢の付いたテーマの作品でしたが、作者さんの手腕で読みやすい文章で楽しく読むことが出来ました。

    通常このような転生ものは周囲、とくに両親などには転生した事実を隠す傾向にありますが、この作品の主人公フィンは真っ先に父に相談します。
    そして父と一緒に断罪回避するべく、領地運営と飢饉回避のための農業改革を頑張ります。フィンの頑張る姿が好印象。
    7歳の子供が領地運営とか、普通に考えて誰も任せてくれるはずがありません。
    このあたりを親を巻き込むことで、現実的に可能な路線に持っていってくれていたのが良かったです。

    主人公のフィンは成人男性(恐らく)から子供に転生したことで多少おっさん臭くなっている様子でしたがw、基本的に素直で一生懸命で可愛い。素直に応援したくなる性格でした。
    ただ、常に断罪回避を念頭に行動している感じだったのに、いつの間にユエンのことを好きになっていたのかちょっと不明だったのは残念でした。
    読んでいてユエンのことをとても頼りにしているし、信頼していることが伝わってはきていましたが、もう少し恋愛的にドキドキしてるよ~と分かるシーンが欲しかったかな。

    一方ユエンは完全無欠のスパダリモード全開過ぎて本編中あまり好印象になるシーンは無かったかな。
    が、書き下ろしにて童貞だったことをフィンにちょっと揶揄われるシーンは、彼を年相応の青年らしくしてくれていた気がします。
    このシーンは結構好きでした。

    BL小説上の主人公カップルもどうなることやら…な感じでしたがとりあえず良い感じに纏まり、子爵家の跡取り問題も上手い事収まりそうな感じでラストを迎えられたことも良かったなぁ。
    とりあえずめでたしめでたしなラストでしたが、正直作者買いでなければ読まなかった作品かもしれません。
    個人的にBLと異世界転生&悪役令息のコラボは相性が悪いです。大成功した作品を見たためしがありません。
    いつか大成功した作品を読んでみたいです。
  • 弱気なきみと永いしあわせ

    木丈ですく

    この設定必要?
    ネタバレ
    2025年5月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ○ックスサークルに参加しようとしたものの怖気付いた諒と、サークル運営をしている同じ大学生の慎士のお話。

    とにかくほんわか可愛い全体的なストーリーとぶっ飛んだ設定に乖離がある話でした。

    これ、○ックスサークルのくだり必要?
    男が好きなのかも→○ックスサークルって短絡的過ぎでは?
    もっと別の出会いでも十分成立したと思うのですが。

    そしてサークルの代表。彼が慎士の兄って設定も必要性を感じませんでした。
    さらに自分たちの恋愛対象が女性じゃないのも当然だった――みたいなモノローグが入った回想がありましたが、詳しい説明は無し。説明を省くならこのモノローグも不要では?
    変に深読みしてしまいそうになるのですが。

    なんだかインパクトのある作品にしようと変わった設定をぶち込みまくったけれど、全然活かせなかったよ感が凄いです。
    せっかく絵も大まかなストーリーも良かったのに、変なところで損しています。

    別に奇をてらった作品でなくてもストーリーが良ければいいと思うのですが、初コミックスだと難しかったのでしょうか?
    何だか勿体ない気しかしない作品。残念。
  • 呪われた黒獅子王の小さな花嫁

    月東湊/円陣闇丸

    BL小説として読むと少々残念でした
    ネタバレ
    2025年4月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 呪術師の呪いによって黒獅子頭を持って生まれた王子ダルガートと、小人族族長の息子リラのお話。

    舞台となった王国では忌むべきものとされている黒獅子の頭を持って生まれてきてしまったダルガート。
    幼少期から現在まで彼を取り巻く環境が酷すぎて、彼がまともな王子として育ったこと自体が奇跡のようでした。
    正直ダルガートが懸命に、それこそ自分の呪いを敢えて解かないという選択をするまでの献身をもって守るような国ではない、としか言いようがありません。
    国自体があまり好きになれなかったので、2人で愛の逃走劇を繰り広げてくれても全然良かったのですが(笑)、ダルガートとリラは守っちゃうんだよね。健気…。
    彼らの心持ちはとても尊く素晴らしかったです。

    ただ、ライトノベルやら国の英雄譚としてなら良い作品だったと思えますが、BLとして読んでいると結構残念な感じでした。
    2人は結構早めに両想いになるし絆もとても強いので、ストーリーは彼らの恋の行方を見守るものではなく、呪われた獅子頭の王としてどのように国を纏めていくか、が中心にあったせいで、BL感があまり感じられず。
    メインになってしまった政治面も、戦争2連発は少々飽きてしまいました。
    とくに郭国の戦争は領主の独断での侵攻とのことでしたが、侵攻理由が分からずモヤモヤ。
    国に戻ったら急に弟がダルガート派に寝返るのもご都合主義が強めに感じました。

    そして一番重要なのが、結局2人がラブラブできるのは今後も奇跡の実を食べた時だけなのか…ということ!!
    これまでの話の流れて予想はできていましたし、2人が納得していることなのであれこれ言う資格も無いのですが、ダルガートの人間バージョンの挿絵を見てしまうとね…。
    これが奇跡の実を食べた時限定となってしまうことが残念で仕方ありません。
    出来れば本来の姿のままでも皆に受け入れてもらえる情勢になって欲しかったな。残念。
  • 南くんはその声に焦らされたい【コミックス版(電子限定20P有償小冊子付)】

    相野ココ

    1巻のみ
    ネタバレ
    2025年4月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ シチュエーションボイス配信をしている烏丸と、彼の配信のリスナーで同じ大学の南のお話。

    この作者さんの作品はいくつか購入して読んでいるのですが、毎回最初のつかみの部分は好きなのにその後右肩下がりなことが多くて最初は購入していなかったのですが、あまりのレビューの多さと評価の良さにつられて購入。

    シチュエーションボイス配信やらASMRなど、マンガから情報を仕入れることはよくあるけれど、自分では全く未知の世界の話。
    みんな音に癒しや萌えを求めているのねー。
    私はBLCDさえも聞かないくらいなのですが、読んでみると、なるほど共感できるところもありました。
    とりあえず烏丸の効果音職人なところが面白かったです。縁の下的な地味な作業…結構好き(笑)

    そして「声」で繋がった2人が、段々と気持ちまで近づいていく様子がすごく良かったです。
    もちろんエロも素晴らしかった! いやー、驚くほどエロがエロくて萌え散らかしてしまいましたよ。
    確かに耳元で素敵な声で囁かれたらヤバイな…(笑)
    南の気持ちが凄く分かりました。
    本編ももちろん良かったのですが、有償小冊子がヤバかった…。
    かゆいところに手が届く的心遣いの烏丸。その心遣い…悶絶ものでしょ(笑)

    あと、南の友達の烏丸と根っこの部分が似た子(明虎)が結構好きでした。
    彼の話とかでないのかなぁ~とちょっと期待していたり。

    さすが人気作。期待を裏切らない面白さでした。
    これは続編に手を出すしかありませんね。
  • 史郎くんのいちばんめ。(単行本版)

    田中森よこた

    1巻まで
    ネタバレ
    2025年4月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 「ところで今は何番目でしょうか。」の続編。

    特に大きな事件なども無く、れんげと史郎のラブラブ劇場となっております。
    れんげが史郎と付き合っていることにちょっと慣れてきて、少々説教かますようになったのが可愛い。
    そしてすぐに「あんなこと言っちゃってどうしよう…」とビクビクしているところまでセットで可愛い。

    1話1エロ縛りなのか、エロがふんだんに盛り込まれていたところも良かったです。
    相変わらずれんげのムチムチボディが堪能できて満足。
    ちょっとエチの内容が男性向けっぽい気がしないでもありませんでしたが、楽しめました。
    ただ、電話エッチ後に手を洗ったのかどうかは、のえる同様私も気になったかな(笑)

    弟ののえるが登場して新たなツッコミ係が生まれたことで、より一層話が面白くなっていました。
    乳首は穴開けるためのもんじゃねぇだろって…おっしゃる通り(笑)
    ただ、乳首のピアスはれんげ自身で開けたので、史郎は無実のはず。

    弟の他、バイトの渡橋先輩の動向も気になるところ。

    この作品とっても気になるところで終わったくせに、4年くらい続編がでなかったことが非常に気になりました。
    2巻で無事完結しているのでしょうか?
    また気になるところで終わっていたら困るのでまだ購入していません。
    完結しているのなら、即購入したいです。
  • ところで今は何番目でしょうか。【特典付き】

    田中森よこた

    むちむちを愛でる作品
    ネタバレ
    2025年4月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 遊び人の史郎と、高校の頃から史郎のことが好きで彼に近づくために大学デビューしたれんげのお話。

    作者買いです。

    この作者さんの描く受けのムチムチ感…めちゃくちゃ好き。
    その中でも特にれんげはムチムチ具合が素晴らしく、お尻がエロ~。眼福でした(笑)

    れんげのムチムチを愛でる以外では、クズ男子の代表格みたいな史郎が無自覚のうちにれんげにずぶずぶとハマっていく様が良かったです。
    無自覚な独占欲…好き(笑)

    内容はそこまで深くもありませんが、私の性癖がぎっしり詰まった作品。
    何度読んでも飽きません。最高。
    また思い出したころに読み返したいです。
  • 明日、きみのものにして

    美山薫子

    うーん
    ネタバレ
    2025年4月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 人見知りの由希と、人気者の隼人のお話。

    「パーフェクトアディクション」が良かったので作者買いです。

    受けの由希が女子!
    思考も行動も女子!(あざと女子感さえあります)

    え? これ少女マンガ? という感想しか出てきません。
    両者ともに男同士という垣根無し! 葛藤無し!!
    元々ゲイとか、男子にしか興味がなかったということもないのにもかかわらず。
    馴れ初めエピソードは可愛らしいものではありましたが、性別を超越して恋愛に至るようなものでもなく。
    1冊を通じて感情を揺さぶられる出来事なども無く。

    確かにピュアなのかもしれませんが、物足りないという言葉では言い表せられない。何も満たしてくれていません。
    私としては無い無い尽くしにしか感じられず、BLとしてはイマイチだったかな。残念。
    続編読んだら感想も変わるかもしれませんが、今のところ別に良いかな(笑)

    あと、隼人は5人兄弟で自分の部屋も無いと言っていましたが、一人部屋ありそうな雰囲気のリビングだったのが気になりました。
    勝手にアパートとかイメージしてました。。。
  • 真夜中の俺を見て【単行本版】

    Luria

    うわー良い!(語彙力は消失しました)
    ネタバレ
    2025年4月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 人気VTuber「まひる」として活躍する真夜と、彼のマネージャーを務める荻野のお話。

    こ…これは…18/禁版を買うべき作品でした!!
    やらかしたー。
    絵が美麗過ぎます。特にエロがけしからん!!
    お尻にゴム残したマヨくんがいやらし可愛すぎました。

    と、まぁ色々爛れている(笑)私はまずエロ目線で語ってしまいましたが、もちろんそれ以外の要素もとても良かったです。
    自分に自信が持てない真夜の後ろ向き思考…。VTuber作品はこれで2作目ですが、どちらも同じような傾向でした。
    VTuber界隈は結構病み系の人が多いのでしょうか?
    全く見たことがない業界なのでよく分かりませんが、本質的な悩みは普通の芸能人等と似たように感じました。
    人間誰しも多少はあるのでしょうが、人に見られているときの自分と、見られていないときの自分に特別大きな乖離があるのはストレスが大変そうです。

    そんな真夜が荻野と一緒にいるために色々頑張ったり(部屋の掃除とか、仕事の幅を広げたりとか)している姿は健気そのもの。

    ただ、私は荻野側の事情に絆されてしまいました。
    前職で搾取され疲弊していた心を癒してくれた「まひる」のために色々頑張る荻野。
    言葉が足りなかっただけで既に十分しっかり両想い!
    2人が離れないためにめちゃくちゃ画策しているのがとても良かったです。
    会社にもまひるにも荻野にも利益しかなく、Win-Winの関係がしっかり成り立つところが良かった~。

    いやはや、購入当時そこまで期待しておらず通常版でいいかと思っていた自分を殴りたい。
    重複になるけれど、これは大人版を買おう。買うしかない(笑)
  • 乙女ゲーの悪役令嬢なのに王子とエロ展開になるんですが!?【コミックス版】

    いなさく

    乙女ゲームのヒロインが凄過ぎる
    ネタバレ
    2025年4月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 乙女ゲームの世界に悪役令嬢として生まれ変わったルネと、彼女の許嫁であるジャン王子のお話。

    正直絵は好みではないしTLだし…と食わず嫌いしていましたが、読んでビックリ!
    これは…ギャグマンガでした(笑)

    とにかく破綻しそうでしない絶妙なバランスでエロとコメディが入り混じっています。
    ゲームのヒロインが男になってしまうという離れ技が最高過ぎました。
    男になったら羞恥心が消えてしまったのでしょうか…下半身丸出しをみんなに見られても平気なのが怖いw

    2巻でもヒロインの暴走が止まらず。
    雌雄同体の神様になりきりっぷりが素晴らしかったですw
    元々ヒロインはノリノリな性格なのでしょうか?
    男になったらはっちゃけてしまうのでしょうか?

    1巻は結構じっくり展開を描いてくれている印象でしたが、2巻3巻はかなり盛沢山な印象。
    隣国編が終わったと思ったら、間髪入れずに瘴気編。
    ちょっと展開についていけなくなりそうだったので、正直ワンクッション欲しい気がしました。

    ただ、面白さは相変わらず。
    2巻の途中途中に挿入される人物紹介が秀逸でした。
    何故かち○ちんの大きさも一緒に紹介してくれるのが謎過ぎましたwww

    まだまだ続く様子ですが、とりあえずもう少しスピードダウンして欲しい…私もまだついて行きたいので(笑)
  • はじめて、はじめました。

    暮田マキネ

    ピュア!
    ネタバレ
    2025年4月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 5人兄弟の長男として父亡き後家族を支えてきた鴇(とき)と、母親が出しゃばるせいで仕事を干されがちな俳優尭良(たから)のお話。

    作者さんの巻末イラスト付き解説の中で表紙に大変苦労された話をされていましたが、ストーリー通りの素敵な表紙を眺めてからのスタート。

    今どきのBLでは珍しくピュアピュアな作品。
    メインカップルの年齢(27歳と19歳)を考えるともう少しアダルティーな話も可能ではありましたが、この2人にはちょうど良い歩み具合だったのでしょう。

    ピュアで可愛くて読んでいて幸せになること間違いなし! と太鼓判を押せるのですが…。
    BLとしての満足度で言えば、ちょっと物足りないかな。すみません、私が爛れているのです(笑)
    このまま終わってしまっても完成度的には全く問題ありませんが、続編を出してもう少し進んでくれても嬉しいかな。

    続編があれば心因性○Dとかの問題も深掘りされるのかな?
    結構深い問題だったのに、サラリと流されていたのでちょっと気になりました。
  • 無能な皇子と呼ばれてますが中身は敵国の宰相です

    夜光花/サマミヤアカザ

    BL?
    ネタバレ
    2025年4月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 雷に打たれて敵国である帝国の皇子と身体が入れ替わってしまった王国の宰相リドリーと、帝国の元騎士団長で入れ替わる前の皇子によって牢に入れられ処刑を待つ身だったシュルツのお話。

    めちゃくちゃ面白いし文章が読みやすいので、サクサク読み進められます。
    4巻時点でも正直BLとは言い難いレベルではありますが、恋愛以外の面が楽しすぎます。
    今まで引きこもり豚皇子とバカにしていた帝国有力貴族たちがリドリーの言動に唸らされ、次第に皇子側に回っていく様子が痛快です。

    とくにリドリーのものの考え方がとても合理的で良いのです。
    そしてその合理的な自分の考えを実現しようと、幼い頃から努力を欠かさなかった点も素晴らしい。
    さすがは宰相にまで上り詰めた男! と手放しで褒められるような人物ではありますが、そんなリドリーが皇子と同じ20歳設定であることには違和感しかありませんでした。
    この年齢にしては、あらゆる経験値が高すぎます(恋愛以外)
    宰相として盤石の地位を保ち、しっかり部下を育てていたり。
    30代くらいでもおかしくない、というかそれくらいじゃないとどれだけ生き急いでるねんって勢いです。神童過ぎます。
    ここは素直にもう少し年齢が上でも良かった気がしました。
    ただ、今後の展開で20歳設定が生きてくるのかもしれないので、今の段階ではあまり色々言えることではないのですが。

    肝心かなめのBL要素は正直厳しいというか…崖っぷち(笑)
    私は普通にリドリーの成功譚として楽しんでいるので何の問題もないのですが、もうBLという枠で語る話ではなくなってしまっている気がします。
    リドリー一強、その他大勢という感じで、攻めがその他大勢に埋没してしまっています!!
    4巻前半はかろうじてキスしたり、どうせ奴隷だから生まれる感情なんだ…とか、ちょっと切な風味のシーンが入っていたりしましたが、後半はBLどころではなかったせいか、そんな雰囲気も皆無となってしまいました。
    この作品がBLとして再生するには、シュルツが生まれ変わる以外の方法は無いのかもしれません(笑)

    この作品の唯一の恋愛要素はアーロンとスザンヌ夫婦かも。
    彼らのやり取りは結構好き。

    それにしても…。
    リドリーの脂肪燃焼魔法!! 羨ましすぎます! 私もやりたい!
    とりあえずこの作品で一番言いたかったのはコレです(笑)
  • 美しい彼

    凪良ゆう/葛西リカコ

    4巻の感想
    ネタバレ
    2025年3月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 長編3作、短編集1作の後の待望の長編4作目。
    新刊で購入した割に読むのが遅かったのは、期待値が高すぎて読むのが怖くなるという謎現象に襲われていたからですw

    ただ、読み終わって一言。
    ただでさえ上がりまくった期待値以上、いや、それさえも大幅に上回る作品でした。

    前回は清居が役者として一段上に行くための試練の回でしたが、今回は平良。
    平良と清居の才能の在り方を見ていると、毎回「ガ○スの仮面」の○ヤと○弓さんを思い浮かべてしまいます。
    美しく輝き誰からも羨望のまなざしで見られる立場であるにもかかわらず、常に陰では気合で地道な努力を続ける清居=亜○さん。
    一方で地味で目立たないと自らも周囲からも思われていたが、実は煌めく天性の才能の持ち主平良=マ○。
    どちらも得難い才能で、どちらも相手の才能に憧れつつも恐れている(あ、平良は清居の才能を崇拝しているのか)

    そんな2人の才能の磨き合いの様子が見られたのではないでしょうか。
    今回、いつもはじっと黙って見守るのが苦手な清居が、平良自身のことだからとむやみやたらと口を出さないところが本当に良かったです。お互いを尊重し合っている感じが素晴らしい。
    こんな出来た恋人いないよ…本当に。
    周囲の人が揶揄って言ったりしていますが、清居の姿勢に一瞬昭和の芸人の妻の姿を重ね合わせてしまいました。
    ただ、清居は令和の人なので、最終的にはしっかり発破かけたりもできてしまうのです。最高の恋人やん!!

    紆余曲折ありつつ、最初の試練を乗り切った2人。
    ただ、今回読んでいてこの2人はもうBLではないな、とも感じました。
    BLという言葉では括り切れない、もっとでっかい絆で結ばれている2人だな、と。
    とくに今回は恋人というより盟友という方がしっくりくる感じがしました。
    キスシーンはあったけれど、エチシーンとかも無かったしね。
    いや、もう逆に致してるシーンとかある方が違和感があるのかもしれませんw

    それでもまだまだ彼らの行く末を見守りたい!!
    凪良先生…続き…続きを…、いつまでも待ち続けるのでどうぞよろしくお願いします。

    あ、脇キャラも抜かりなく良かったです!
    もう脇と言っていいのか不明なくらい大きな存在の野口。
    彼の短編があって嬉しかったー。
    そして平良のお母さん。登場シーンは一瞬でしたが、平良のあしらい方が年の功という感じでさすがでした(笑)
  • 傭兵の男が女神と呼ばれる世界

    野原耳子/ビリー・バリバリー

    ifストーリーは必見です!
    ネタバレ
    2025年3月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 傭兵として働いていた最中に異世界に「女神」として召喚された雄一郎と、「正しき王」ノア、「仕え捧げる者」テメレアのお話。

    お察しの通り3P。37歳おっさん受け。18歳だけれど見た目は完全子供のノア、顔面が美しく嫋やかなテメレアが攻め。
    アルファポリスの小説のため、表紙と人物紹介ページ以外挿絵が無いのですが、これはあって欲しかったです(笑)
    元の世界に戻る為には王の子を産まなければならないため、とりあえず子宮を作るためなのか盛っているだけなのか不明でしたが、絡みシーンは多め。そして濃厚。非常に良かったです(笑)

    それ以外は異世界に行く前も行った後もかなりの割合で戦っています。
    戦闘シーンがなんちゃって戦争などではなくしっかり描写されているので、登場人物の生死などドキドキさせられるシーンが多かったです。グロさも多少あったので苦手な方はご注意ください。

    あと、戦闘部分以外では雄一郎の妻子への後悔が多く描かれています。
    最終巻にて焦らしに焦らしていた雄一郎の妻子の死の真相が明らかに。
    雄一郎の後悔が辛いです。雄一郎が日本に戻り、もう一度家族と向き合い、最後にお別れを伝えられたのは良かったです。
    元部下が良い人過ぎてちょっとご都合主義もありましたが、改めて雄一郎が自身の気持ちと向き合えたり、色々振り返る機会となったのが良かった。

    ラストは戴冠式、無事子供も生まれ、なんの憂いも無く終わりを迎え、長い間読んできた読者側もスッキリ出来たと思います。
    これ以上ない良いラストでした。

    ただ、この作品の真骨頂は本編終了後の短編集後半。ifストーリーとして書かれたゴート×雄一郎。
    正直ここに全部持っていかれました。
    本編がむしろこの短編のための布石だったのでは? と疑いたくなるくらい良かったです。
    ゴートの執着…萌え散らかしました!!
    ifなんて甘っちょろいこと言わずに、公式ストーリーでお願いします。

    最後の最後に最大の萌え投下…本当にありがたかったです。
    それにしても雄一郎…最初は男とエッチなんて吐きそうになっていたのに、すっかり快楽に弱くなっちゃって…いい意味で何だか感慨深いものがありました。
  • アンチアルファアナザー

    奥田枠

    前作「アンチアルファ」の続編
    ネタバレ
    2025年3月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 前作で世界観に謎が多すぎると思っていましたが、今作は完全に解決編でした。
    もやもやがスッキリ!
    作者さんに続編を描いてくださり本当にありがとうございましたと伝えたいです。

    運命の番にはうなじ噛み不要!
    うなじを噛まないと番になれない2人は運命の番ではない。なるほどなるほど!!
    気持ち良いくらい痒い所に手が届く仕様でこの上なく満足でした。

    表題作は前作上代のおじさんとΩへの傷害罪で捕まったαの大学生のお話。

    こっちは私的にはイマイチでした。
    おじさんがオメガ全開過ぎてちょっと…。
    攻めが彼を好きになる理由は分かる(人間的尊敬からの愛情)し、ラストのオチも素敵でしたが、おじさんが最後まで好きになれず。

    後半は前作描きおろしからの続き(ちょっと設定変わっていましたが)

    こちらは本当に良かったです。
    前述したとおり解決編のため、この作品を読んで初めて前作も完成する気がしました。

    前作でモヤモヤしていた瀬名のおじさんや、上代の家族にもザマァ出来たので更に満足度が高かったです。

    今まで購入していたものの、表紙が怖くてちょっと積読していた作品でしたが(笑)、今回読んで本当に良かったです。
  • アンチアルファ

    奥田枠

    続編も一緒に読むことをお勧めします
    ネタバレ
    2025年3月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 優秀なαのみが通う学校の上代と瀬名のお話。

    正直、この1冊だけでは最後まで読んでも世界観はよく分かりませんでした。

    未分化だった上代が瀬名のフェロモンでオメガ化したということなのでしょうか?
    オメガになったのに番になれないと何度も記述があったのは何故なのか?
    運命の番じゃないと断言しているのは何故なのか?
    瀬名の運命の番は上代の友人Ωというのは、書類上ではなく決定的なのでしょうか? 会ったこともないのに分かるの?

    パッと思いつくだけでも結構疑問点ばかり思い浮かびます。
    独自オメガバースなのでしょうか?
    もしそうであるならもう少し説明が欲しかったです。
    世界観に浸らせて堪るかと言わんばかりの疑問点の多さがネックでした。

    ただ、そんな疑問点を蹴り飛ばす勢いで畳みかけるような萌え!
    上代の性に抗う強さがカッコ良すぎます。これだけで読む価値がありました。

    正直、高校時代より卒業後の2人が見たかったです(別に上代だけで構わない…瀬名不要論w)
    弁護士になった上代の色気!
    瀬名のおじさんの強つよフェロモンに毅然と抵抗しちゃう上代カッコいい。
    本来ならαのカリスマ的存在のはずのおじさんが、逆にすごくダサく見えました(笑)

    この作品は上代の強さ、カッコ良さ、プライドだけで十分成立していましたが、もう少し設定が明確だともっと萌えられたと思うと惜しくて仕方ありません。
    あと、攻めが何だか偉そうなだけで魅力的でないのが痛かった。
    勢いだけで話が進んだ印象が強かったので、もう少し立ち止まる部分が欲しかったかな。
    でも走り出した勢いを削いでしまうと面白さは半減していたかも。
    一長一短。すべてに満足するのは難しいと思わされた作品でした。

    ただ、続編を読むことでこれらの疑問が全てクリアになります。
    本作だけではもやもやーっとした場合、続編を読むことをお勧めします。
  • ダブルウルフ【電子限定特典付き】

    中田アキラ

    良かった!
    ネタバレ
    2025年3月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 高校の同級生だった白丘と黒谷の大学生になってからのお話。
    ちなみに黒髪が白丘で白髪が黒谷(ややこしいw)

    見た目的に逆かと思いきや、まさかの黒谷受け!!
    これは萌え散らかしました。最高でした!

    とくにエチシーン。
    結構多かったのですが、男前な黒谷のおかげで全てが最高なシーンとなっています。
    男前受けが本当に良い仕事してます。
    経験が無さそうな白丘に突っ込ませてあげよう…ってなる黒谷の優しさが光ります。輝いています。
    最高でした。

    ビジュアルも良いのです。
    黒谷の色気ダダ洩れなビジュアルが最高に好みでした。
    とくにラストおまけで蕎麦を食べる際、髪を結うシーンが好き。首に噛み痕があるところまで完璧(笑)

    ストーリー的には2人の間にはとくに大きな事件などもなく、ラブラブカップルの日常話という感じです。
    事件はそこに少々両方の親(とくに父親)が出てくるくらいでしょうか。
    どちらの親も子に対する愛情が分かりづらいけれど確かにあって、ホッコリさせられる場面も。
    とくに黒谷の父はキャラクターが立っていて面白かった。

    ラストでは黒谷の幼馴染もシレっと幸せになっていて満足な1冊でした。
    続編があっても嬉しいなーと思わせる余韻で終わるのも良かったです。
    いつもの日常で〆ると、この先もこの調子で幸せが続くんだろうなぁと想像しやすいですね。
    いつまでもお幸せに!
  • プレミアムフライデーセックス 【電子限定特典付き】

    赤根晴

    プレミアムフライデー覚えてますか?
    ネタバレ
    2025年3月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 会社の先輩新井と後輩稲葉のお話。

    今ではもう誰も覚えていない謎イベント、プレミアムフライデーにガッツリ乗っかった話となっています。
    プレミアムフライデーっていつから始まったんだっけ? と思い調べてみると、2017年2月。
    そんなに昔でもないのに、ここまで記憶に残らないってある意味凄い(笑)

    それにしても先輩…。エ○マ入れて同僚と昼飲みって…。
    変態過ぎて辛い。
    稲葉はとんでもないのに捕まったなぁ。童貞バレしなければ…と思わずにはいられません。
    まぁ、自ら捕まりに行ってるので仕方がない面もありますが。

    続編でもおもちゃが使いたくて稲葉の誘いを断ったとか。
    もうこの先輩は…。
    この作者さんの作品は、登場人物に必ずとんでもない変態が1人は存在しますが(今まで読んだ本では)、彼は5本の指に入るレベルでした。

    正直、家の前で脱ぐプレイはドン引きでした。
    普通に犯罪です。警察に出頭しろ(警察も迷惑w)。

    そんなこんなで行き過ぎた性癖で変態を極めているのに、なぜかほっこりラブラブエンドで収まっている不思議。
    決して終わり良ければ総て良しではありませんが、なぜか許せてしまいます。
    読後感も悪くありません。作者さんの人徳でしょうか?(笑)

    読み切り「劣情チェリー」
    イケメン先輩名月と、拗らせ童貞添島のお話。

    先輩はなぜ流されてエチまで…。読み返しても意味不明でした。
    添島はカバー下でもダメダメ童貞メンタルのまま。
    コイツのどこが良いのかサッパリ分かりません。目を覚ませ、先輩!!!
  • ヤンデレひとつ屋根の下【電子限定特典付き】

    赤根晴

    短編集。続編含む3作品収録です。
    ネタバレ
    2025年3月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作の「いたれりつくして!」他1編。
    大学の同級生だった道哉と貴之のお話。

    これ、貴之が受け入れているから大事になっていませんが、普通は通報案件…。
    怖い…。
    とくに続編で特製ドリンクに唾液を入れていたのが生理的に無理でした!
    ゾワゾワしたー。

    道哉は貴之の懐の深さに感謝すべし。
    ただ、カバー下のマンガで道哉が仕掛けた盗聴器を貴之がうまく利用している様子もあったりしたので、この2人はとってもお似合いなのだな、と(笑)

    「上司が○ッチになったのは断じて俺のせいじゃない」他1編。
    ホテルの支配人の鳴子と新しく赴任した同期の袴田のお話。

    ○-メンがドイツ語だと初めて知りましたw
    エロエロ○ッチなのに、本物は初めてだという鳴子にちょっとだけ萌えました。
    エッチしてどちらも元気いっぱいw

    「かわいくするからもっとちょうだい」
    女装が好きな湊人と会社経営者の甲斐谷のお話。

    いきなり援助交際的なものに発展したのはいかがなものかと思いましたが、この1冊に収録されていた作品の中では一番まともに恋愛していた気がします。

    女装も実は甲斐谷に影響を受けていた…的なエピソードを含めとても良かったです。
    この作品が2話あって欲しかったなぁ。もう少しラブラブが見たかったです。

    総じてどのカップルも割れ鍋に綴じ蓋というか。
    お互いが唯一無二というか。
    いつまでもお幸せに! としか言えません(笑)
    楽しい1冊でした。
  • ドラッグレス・セックス【電子限定特典付き】

    エンゾウ

    短編集でした
    ネタバレ
    2025年3月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作とその他短編2作品が収録されている短編集。

    表題作「ドラッグレス・○ックス」←タイトルなのに書けないとは…(笑)
    「フェロモン症」という原因不明のアレルギーにまつわるオムニバス形式となっており、登場人物が毎回異なります。
    サラリーマンの桧木とオフィスデリの杉野、高校の同級生辰見と戌井、フェロモン症の抑制剤開発者の無良と薬師寺の3本立て。

    正直、最初の桧木と杉野の話はあまり好きではありませんでした。
    ちょっと杉野が酷すぎて好感が持てませんでした。

    フェロモン症の抑制剤開発者の話は面白かったのですが、エロが全面的に押し出され過ぎていて疲れました。
    ドロドロし過ぎていて(ストーリーではなく物理的に)後片付けの方が気になってしまって…(笑)

    一番好きだったのは、やはりその後単独で単行本化されている辰見と戌井かな。
    気持ちいがいいくらいの大逆転劇!
    1話完結でもスッキリ楽しめました。

    読み切り「駄目な男」
    妻から離婚を言い渡された森山と、隣に住むカフェ店員水川のお話。
    森山が本当にダメな男過ぎて…水川の好みを疑ってしまう(笑)
    最後は少々ながらまともに生活できるようになっていましたが、料理は壊滅的な模様。

    前後編「好きにしたいよ」
    真澄を生まれた時から愛している藤生と、4歳年下の真澄のお話。
    藤生の真澄への愛が尋常ではない作品。
    真澄も藤生に対して執着があって良かった。でなけば、この作品はホラーかサスペンスになっていたかもしれません(笑)
    一応コメディとして描かれていましたが、私にはサイコホラー作品でした。
    一歩間違えればというか、間違えなくとも犯罪。怖かったー。

    一番好きだった辰見と戌井の話が単独で出ているので、そちらも近々読む予定です。
    いろいろバラエティーに富んだ一冊だったので、好きなカップルを一組でも探せてよかった!!
  • 一目惚れした人がドMだったもので【電子限定おまけ付き】

    山田ノノノ

    痛そうな表現がお上手
    ネタバレ
    2025年3月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ サラリーマンの翔太と、縄師のミサキのお話。

    この作者さんの作品はまぁまぁ購入しているのに、積読しまくってほとんど読んでいなかったことに今更気付きました。
    いやはや、勿体ないことをしてしまっていました…。

    結構ガッツリSMで大変エッチなお話だったと思いますが、受けのミサキの人生が壮絶過ぎてその後のストーリーが全く頭に入ってこずに苦労しました。

    目玉に○液…。恐ろしいことをサラリとやっちゃうノリが無理!!
    ミサキのスポンサー(?)の息子がクズ過ぎて精神がやられました。
    結果的に未遂だったので、あの息子を罰することができないのが逆に怖い。
    人体に損傷というより、想像可能な痛み表現が恐らく私の地雷なのでしょう。ミサキと違って痛いの嫌いなんだよ。

    何だかんだ怖い展開はありつつ、主役2人のラブラブが揺るぎなかったのは救いでした。
    翔太はイノセントな顔しておきながらSの才能をバリバリに開花させてしまって…。色んな方面に罪な男だよ。
    まさに割れ鍋に綴じ蓋となった2人は今後もラブラブなんだろうな、と安心できたところで読了できたのは良かったです。
  • ヒメにいはおぢさん

    えだちほほ

    ヒメにい構文、クセになります
    ネタバレ
    2025年3月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 大学生の七央(なーくん)と、彼の裏垢に個性的文章を送り続けているヒメにいのお話。

    分冊版1話目無料を読んで面白すぎたので単行本化を心待ちにしていた作品。
    珍しく新刊のうちに購入しました。

    冒頭、ヒメにいのDMが書かれているコマの擬音(効果音?)が良い感じに盛り上げてくれています。
    ゴゴゴ…ってなんやねん(笑)

    ヒメにい…私の感覚だと全然若者なんだけどなぁ。34歳。まぁ、20歳の大学生からしたら十分おじさんか。
    最近はおじさん構文、おばさん構文などと揶揄され中高年に厳しい世の中ですが、おじさん構文の何が悪いの? 普通やん!
    何でもかんでも若者文化が上みたいに言うのも何か違うだろ、などと常々思っていましたが…うん。ヒメにいはダメだわ。

    緊急事態宣言再発令は酷いw
    いや、あなたの存在が緊急事態ですよ。ワードの選択力が強すぎます。
    ただ、気持ち悪いことは悪いのですが、クセになる中毒性があるんですよね。そして作中だけでなく、読了後もヒメにいワールドから抜け出せませんwww
    セリフを脳内でいつものヒメにいワードに変換できてしまうなーくんも凄い。

    こんな感じの2人なのに、エロはとってもエッチで可愛いというか、ガッツリ。濃厚。
    さすがおじさんパワー(笑)
    まぁ、なーくんは途中から最後までするのは拒否していたのに、押し切っちゃうあたりは年上のおじさんとしてどうなのかと言いたいところでしたが、なーくんのヒメにいへの気持ちが反復横跳び並みに右往左往する様は読んでいて面白かったです。
    年上のヒメにいが恋愛関係においては決して優位ではない点も良かった。
    決定権があるのはあくまでもなーくんだったので、いい年したおじさんに良いようにやられてしまう展開には(最初以外は)ならなかったことで、読む方も素直に楽しめた気がします。

    ラストまで勢いは衰えず、エロも笑いもキュンもBLで欲しいもの全部モリモリで楽しく読めました。
    我慢できずになーくんから告白しちゃうところは、図らずもキュンとしました(笑)
    しっかり完結している作品だとは思いますが、続編があれば絶対読みたいです。

    それにしても…クセになるヒメにい構文ですが、人の振り見て我が振り直せ。
    自分のSNSなどの文章を見直すきっかけとなった作品でもありました(笑)←この(笑)もおじさん構文の中に入っているのでしょうか。辛い。
  • 姫野くんはときめきたい

    ハルモト紺

    スピード感がとんでもない
    ネタバレ
    2025年3月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 編集から少女マンガ転向を勧められるも、そもそも少女マンガが分からない姫野と、同じクラスの文字通り王子様的存在の王子のお話。

    最初少女マンガをバカにする姫野の印象がすこぶる悪いです。
    提出物を出すようにお願いする王子に対する態度も、意味不明なレベルで攻撃的で酷い。
    その後可愛くなっていくのですがあまりに酷くて、じっくりツンデレを愛でるとか、キャラの成長を見守るとかもできませんでした。

    王子は亡き父の教え通り人に親切にし、家族を守ろうと奮闘するも、出来ない自分を知られたくない臆病さを抱え、少女マンガに癒されている男の子。
    彼の性指向は描かれていませんが、元々ゲイだったのでしょうか?
    あまりにもアッサリ姫野のことが好きなり過ぎてビックリしてしまいました。

    マンガにスピード感は必要ですが、全てが早過ぎました。
    とくに後半は猛スピードで駆け抜けていってしまいました。
    ちょっと待って待ってと思う間に両想いになるわ、敵対女子と和解するわ、少女マンガ描いて投稿するわ…。
    そして次のページではもう3年後!
    ときめきレッスンどこ行ったレベル。
    私の気持ちが追い付かないまま終了してしまいました。

    正直、この話がBLである意味が見出せませんでした。
    受けが女子でも成り立つ話。残念。
  • コンプレックスフレンドシップ 【電子限定特典付き】

    夏原サイケ

    無理のある冒頭
    ネタバレ
    2025年3月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ サラリーマンの敦人(E○)と整体師の聡(早○)のお話。

    お互いの性に関するコンプレックスがきっかけで抜き合いする関係に。
    このレーベル(レーベルのせいにしていいのか不明ですが)、ちょっと無理のある冒頭多くないでしょうか?
    連続でちょっと現実的でないスタートなのですが…。

    4話からは敦人のターン。冒頭のモノローグ、抜き合いでお互いの友情を再確認ってどういうこと?w って思いましたが、やはり身体に引っ張られるように聡を好きになってしまいます。
    既に聡の方は堕ちていたので(敦人の回想シーンの聡が既に敦人を狙ってるw)、時間の問題だろうと思っていたら割とすぐでしたw
    両想いになるものの、ここではまだ本番はしていません。が、しっかりエロい。

    そして最終話で本番。
    うーん。エロい。エロいんですが、思ったよりアッサリ。
    しかもそのままエンド。
    とりあえず描きおろしがあったのでその後のラブラブも見られましたが、後半にかけて失速してしまった感が否めません。
    待ちに待った分期待し過ぎてしまったのかもしれません。

    後書きを読む限り、恋人になるまで挿入無しでエロくするとのことだったので、その試みは大成功だったと思います。
    が、欲を言えばその後ももう少し描いて欲しかったかな。ちょっと物足りなさを感じました。
  • 黒猫の黄金、狐の夜

    伊達きよ/yoco

    コガネの献身をどう見るか
    ネタバレ
    2025年2月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 父が犯した罪の賠償をし続ける狐のコガネと、目が見えなかった黒猫の少年クロのお話。

    公共の場で読むのがとても危険な作品です。
    うっかりしていると大号泣してしまうので収拾がつかなくなります。

    私はめちゃくちゃ泣いてしまったし、好きな作品でしたが、正直読む人を選ぶ作品だと思われます。
    理由は主人公コガネの行き過ぎた献身。
    コガネの献身が許容できるかできないかで大きく変わってくると思います。

    コガネがクロを思い、クロのために何でもしてあげたいと行動する様子は本当に健気でいじらしく、可愛らしくて涙を誘います。
    が、コガネの生い立ちを考えたとしても、そこまで自分のすべてをクロに捧げる献身は読んでいて辛いし、ちょっと視点を変えると独りよがりで理解しがたいかもしれません。
    コガネはただただクロの幸せを考えて行動していましたが、そこに自分の幸せは存在しないし、クロが考える幸せの在り方も否定しているように思えて悲しかったです。

    クロがコガネに対して語った「俺の幸せと、コガネの幸せを、すり合わせたい」。
    このセリフがこの作品の全てではないでしょうか。

    自分の幸せを押し付けるのではなく、他人の言う幸せを受け入れるのでもない。二人に幸せを見つけたい。
    長い物語の着地点がこのセリフに込められていて、まだこの段階ではラストまで進んではいませんでしたが、ストンと腑に落ち自分の中のモヤモヤも解消できました。

    BLとしては、コガネの気持ちが終始家族愛以上のものに見えなかったので、結婚はまだしもエチがあったのがちょっと意外ではありました。
    それなりに楽しめましたが、この作品では無くても納得したかも。
    そうなると本格的に家族愛の話になってBLではなくなってしまいますがw
  • 会長、イイコはもう終わり【単行本版】

    栗原カナ

    攻めの成長が見たかった
    ネタバレ
    2025年2月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 卒業までに男と経験したい元生徒会長の朝日と、後輩の会計飛騨のお話。

    朝日はとってもいい子だと思います。
    たとえ卒業までに経験したくて出会い系サイトの掲示板を閲覧していたとしても(笑)
    問題は後輩の飛騨。

    恋愛に対してというか、誰に対しても斜に構える、しっかり向き合うことをしない飛騨。
    元々の原因がネコて…。これは歴代彼女たちは怒っても良いと思います。
    大人っぽい態度で学校の友人や読者たちを騙していますが、実は精神レベルは小学生ではないでしょうか。
    結局自分自分で、その行動をしたら他人はどう思うのか全然考えていません。

    卒業式の日、朝日がメッセージをくれなかったらどうしていたんでしょうか?
    そのままお別れルートが最有力ではないでしょうか。
    作者さんは若さゆえの視野の狭さ、衝動的な行動を楽しんでくれ的な作品紹介をしていましたが、これは若さで片付けられる問題なのでしょうか?

    結局飛騨は痛い目をみることもなく、無事好きな人と両想いになり順風満帆のように見えますが、彼の成長が作品内で感じられなかったのが残念。
    今後の彼の人生のためには、ここで一発ガツンと痛い目に遭っていた方が良かった気がします(笑)
    ちょっと泣かせてやりたい攻めでした。
  • 偏屈なクチュリエのねこ活

    月村奎/野白ぐり

    ねこ活ですが、ねこは登場しません
    ネタバレ
    2025年2月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 無実のスキャンダルで芸能界を干されどこにも行く当てがないリオンと、彼が野次馬に絡まれていたところに現れた洋裁店の店主・大我のお話。

    クチュリエって何? と思って検索してみると「フランス語で男性の裁縫師やデザイナーを意味する言葉」とのこと。

    洋裁店といえば現在ちょうど朝ドラが再放送されているので私的にはタイムリーな感じでした。
    ちょっと違うでしょうが、店先のイメージが完全に朝ドラの舞台になってしまいました。

    おおまかなストーリーとしては、傷ついたリオンの再生物語といったところでしょうか。
    誰かに愛されたい、誰かに必要とされたい欲だけで芸能界に踏み込んだリオンには、本人が自覚している通り覚悟が足りなかったのでしょう。
    もう一度芸能界に戻って頑張るストーリーも好きですが、この作品は戻らず別の道を選んで正解だったと思います。

    ベテラン作家さんだけあって、本文はとても読みやすくストーリーにもスッと入っていけました。
    洋裁店でのリハビリ的な生活、大我の元妻や洋裁店の常連のお婆さんも良い人で、のんびり優しい空気感が本当に良い感じ。
    読んでいる方も微笑ましくなり、いつの間にか癒されていました。

    そんな空気感がとても好きだったので、元彼(と言ってもいいのでしょうか?)木島がストーカー化する展開はイマイチでした。
    これが無ければ2人の距離が縮まる展開になるのはまだまだ先だったかもしれないので必要だったのかもしれませんが、ちょっと雰囲気が壊された気がして残念でした。

    ただ、木島までもが再生するのはさすがだな、と。
    登場人物全員が何かしら得られてラストを迎えられたのではないでしょうか。

    タイトルに「ねこ活」と書いていたので、猫の登場を今か今かと待っていたのですが、最後まで出てくることはありませんでした。
    表紙で何か抱っこしていたのを猫と勘違いしてました。ウサギのぬいぐるみだったのねw
    猫はリオンだったのでしょう(気付くの遅w)
    作中大我が気持ちを言及するシーンは自らが告白するとき以外全くありませんでしたが、ねこ活視点で読んでみると…なるほどそこかしこで愛でてました(笑)
  • たべたいあなた【単行本版特典ペーパー付き】

    七ノ日

    AS
    ネタバレ
    2025年2月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻はASがオオカミの灰瀬とウサギの黒野のお話と、ホワイトライオンのモデル(俳優?)璃音と灰瀬の同僚でネズミの三好のお話。

    ASとは何ぞや?? というところから始めなければならないちょっと変わった世界観。
    本編中にはあまり説明が無く、しっかりとした説明はなんとカバー下のページにあります。
    この作品はカバー下の収録があったので本編を読んだ後にしっかり読めましたが、もし収録されていなかったら結構大変だったかも。
    というか、カバー下ではなく、オメガバースとかでよくある本編が始まる前のページに挿入して欲しかったかな。
    男女だけでなく普通に同性間の婚姻・出産がある世界なので、本編前に読む方がより世界観を理解して本編に入り込めたと思うので少々残念。

    2組の話が入っていましたが、どちらも可愛いカプでした。
    個人的には璃音三好カプが好みだったので、こちらがメインで読みたかった~。

    2巻では更に追加で3組のお話。

    前回璃音にモブ以下の扱いを受けていたかわいそうなモデル仲間TOYのお話が追加されていましたが、正直もう少し長めに尺をとって欲しかったです。
    話についていけないまま終わってしまった感しかありません。
    マネージャーの気持ちも良く理解できず、このカプの話を入れる必要性が感じられませんでした。
    無理に3組入れるより、どれか削って深掘りしてくれた方が作品全体を楽しめたのでは?

    作者さんはこのASシリーズ(?)を長編化したいのでしょうか?
    前回の2組も定着したとは言えないレベルなのに、追加って…。
    個人的にはもう少しメインカプ(どれがメインなのか分かりませんが)の話が落ち着いてから他のカプの話に移ればいいのになぁ、と思ってしまいました。
    結局どのカップルにも思い入れがないまま話が終了してしまいそうな気がしました。

    ただ、三好(あ、もう百目鬼か?)が可愛すぎました!
    服を集めて巣作りが可愛くて、とりあえず彼がたくさん出てくれると満足です(笑)
    エチも2巻では更にトロトロで可愛い。

    色々書きましたが、ただ単に三好と璃音メインでお話が読みたかったんです…。
    3巻はまだ購入していませんが、彼らの子供たちのお話らしいので、彼らが出てくれるのか…心配(笑)
  • ダンジョン飯

    九井諒子

    最初から最後まで抜かりなく面白い作品
    ネタバレ
    2025年2月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ダンジョン奥地でドラゴンに食べられてしまった妹を助けるため、再びダンジョンに挑むライオス達のお話。

    アニメ化した時のOP曲をラジオで聴き、とても良かったので予習がてら原作に手を出したのが最初。
    思いのほか面白く大ハマりしてしまいました!

    ダンジョンで魔物を食べるということに関してこの作品では異端扱いでしたが、他の作品で免疫があったため、私的には結構普通に受け入れられました。
    ただ、このダンジョン飯のメニューが美味しそうで食べたくなるか…と言われればノーとしか言えません(笑)
    完全に飯テロ作品になるのではなく、絶妙に気持ち悪さを残しているところがこの作品の良いところだと思います。
    魔物が食べたくなったら困るので(笑)

    物語の序盤はタイトル通りという感じでいかに食べるかに主眼が置かれていますが、中盤レッドドラゴン撃破以降はダンジョン深層への「旅」が主眼となっています。
    食事は少々二の次的扱いになるものの、シェイプシフター(この話めちゃくちゃ好き)やチェンジリングなどダンジョンの不思議な魔物(植物)が目白押しで読み進める手が止まりません。
    物語終盤近くになると1冊ごとの内容がとんでもなく濃厚となっていきます。
    1冊でずっと同じ舞台での話だったはずなのに、最初と最後では状況が全然違うこともあり、全く目が離せなくなります。

    状況的に段々と料理している場合ではなくなってしまうため、料理シーンは少なめとなっていきますが、個人的に一番美味しそうだったダンジョン飯はカレーでした(普通w)
    飲み物のようにカレーが飲み込まれていく様が気持ちいい!

    クライマックスは料理シーンは無いものの、まさかの○○を食べるという裏技中の裏技が炸裂!
    これこそまさにダンジョン飯…!! と唸ってしまいました。

    一転して最終巻はずっと料理してるしずっと食べてます。
    個人的に全てが大満足の素晴らしいラストで、作者後書き欄に至るまで楽しく世界観に浸ることが出来ました。
    まだまだよもやま話だけで丸々1冊読みたいくらいでしたが、巻数が多い作品にも拘わらずしっかり物語を完結してくれたのは感謝しかありません。
    とても楽しく全巻読み切れました。また近いうちに再読したいです。
  • おじ転生~悪役令嬢の加齢なる生活~

    相葉キョウコ

    異世界→現代日本の転生もの
    ネタバレ
    2025年2月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 処刑される最中に今までの人生を悔いたクロエが、現代日本でおじさんに転生し奮闘するお話。

    異世界ものかと思いきや、逆転生ものです。
    異世界→現代日本は本当に珍しいし、まさかのおじさん主役という異色の作品となっています。

    実はイケオジとかのなんちゃっておじさんではなく、体型髪型顔…全てがガチでおじさん!!
    作者さんの画力の高さがおじさんの造形に遺憾なく発揮されています。
    おじさんの頬にあるホクロから毛が出てるの…リアル(笑)

    おじさんの体臭加齢臭口臭に加え、垢や○毛との闘いが本当に面白かったです。
    前世でメイドたちが自分の○毛を掃除する様を想像し、身もだえてるクロエ…(笑)
    眠りにつこうとしても臭いに耐え切れず家で布団を洗ってその布団で寝ていたようですが、寝る時間までに渇いたのだろうか…と、地味に気になりました。

    そんなおじさんが会社に出勤するようになって、登場する人物も増え始めます。
    この作品、顔の良い登場人物はおじさんに優しい法則がある模様(姫川さん、若林さん)。
    とくに若林さんはおじさんに妙に懐いてるようで面白かったw

    ラストは思いもよらない展開(いや、本当に全然予想もしておらずビックリ)
    次巻も目が離せない展開になりそうです。めちゃくちゃ楽しみにしています。
  • ちょろかわ王子のニセ恋人作戦【コミックス版】

    佐々木ありこ

    キャラクターファイルの「も」が独特すぎる
    ネタバレ
    2025年2月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 順風満帆な人生を送ってきた早坂と、同期入社で早坂が初めて敗北を知った相手・進藤のお話。

    タイトルから想像する通りの話でしたが、早坂が想像以上に可愛くて楽しめました。
    こんなに素直な早坂…今まで平穏無事で過ごせていたのは、単に幸運だっただけでは?

    2人のガタイが結構良く、エチシーンも眼福。
    早坂が可愛すぎて進藤同様私も負けっぱなしでした(笑)

    最後まで楽しく読めて満足。良いお話でした。

    ただ、この作品で1番気になったのはキャラクターファイルの手書き文字。
    「も」の書き方が独特過ぎました。
    文脈で判断して「も」と読みましたが、字が上手い下手の話ではなく、普通に読めませんでした。
    ラストにキャラクターファイルの作者が小林と判明しますが、彼のクセなのでしょうか?
    (本文中の手書き文字は普通でした)
    こんな変なところでキャラ付けしないで欲しかったです。
    良い話だったのに、気になり過ぎてここにほぼ全てを持っていかれました。

    続編はスピンオフで進藤の弟瑞樹のお話でした。

    同人誌ということで短めの話でしたが、よく纏まっており面白かったです。

    受けの恵さん色っぽいし可愛かった~。
    再会時は咥えタバコで結構ワイルドな感じだったのも良かった。

    続編があれば是非読みたい1冊でした。
  • ジェラテリアスーパーノヴァ

    キタハラリイ

    10年前の作品
    ネタバレ
    2025年1月31日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 出会い系で知り合い、セ○レ関係を続けている里谷と政田のお話。

    お互いの名前を知らないので作中名前を呼び合うことはラストまでありません。
    里谷視点で話が進むので、政田の名前は本当に最後まで分からず。

    うーん。
    かなり昔の作品。1冊目は2015年刊行。
    当時の流行りなのか、この作者さんの作風なのかは不明ですが(2015年頃はBL読んでないのでよく分かりません)、無駄にオシャレというかカッコつけな感じがどうも苦手でした。

    攻めがただただカッコいいです。
    カッコいいけれど、それだけというか。
    人物に厚みが無く、ペラペラしてます(物理に非ず)。
    里谷が好きになってしまって葛藤するほどの魅力に私は気付けませんでした。

    ラストもキスがバニラ味とか…冒頭と併せて上手いこと言ってるとは思いますが、響きませんでした。

    エチも何度かしていますが微妙。
    受けの表情がいつも同じ泣きそうな顔で、気持ちよさそうに見えません(笑)

    そして続編は、前作から2年経過し里谷は大学生から社会人に。
    時の経過が感じられない程常に新鮮なラブラブ状態でした。
    いや、時が経過して熟成されたラブラブだったのかも。

    ずっとラブラブで大きな事件などはほぼありません。
    安心してみていられる反面、ちょっと飽きてしまいました。
    とくに途中のおまけマンガ集的なページ。
    最初数ページは楽しく読めていましたが、あまりに続くのでしょっちゅう残りページを確認してしまいました。

    ラストは本人たちにとってこれ以上ないハッピーエンドで〆。
    良かったねーとは思いましたが、ずっと同じテンションでラブラブしているので読んでいて疲れてしまいました。
    周囲に恋人のことを隠していないのは良いのですが、惚気すぎでは?

    2冊とも完成度的には高かったと思いますが、私にはちょっと合いませんでした。
    残念。
  • 官能童話シリーズ

    犬飼のの/笠井あゆみ

    官能童話シリーズ第5弾
    ネタバレ
    2025年1月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 家具職人のミルフェと、100年前魔女によって小さな妖精にされてしまった王子グレインロードのお話。

    官能童話シリーズといえば近○相○(笑)と、明るく爽やかとは言い難いちょっとほの暗い世界観のイメージでしたが、この作品はいい意味で覆されました。
    今までのシリーズとは一線を画す、展開は正反対の方向性と言ってもいいのではないでしょうか。
    ミルフェとグレインロードはただひたすらに一途に想い合っており、純愛ストーリーでした。

    途中、グレインロードは本家おやゆび姫に倣って(?)川に流され強制的に旅に出ることになるのですが、正直妖精王の魅力にハマり1年くらい帰ってこないかと思ってました。本当にごめんなさい。

    旅から戻り2人は再び愛を確認し、改めて魔女に人間に戻してもらうようお願いに向かいます。
    ここでもう一捻りくらいあるのかと思いきや、結構アッサリハッピーエンドだったのがちょっと残念でした。
    他の官能童話シリーズを基準に考えると薄味なんですよね。
    別に話自体が悪いわけではありませんが(むしろこっちの方が精神衛生上良い)、官能童話シリーズだと思って読み始めているものだから、もう少しエグい展開とかを期待していたわけで…(笑)
    理不尽な不満だとは思うのですが、今までの官能童話シリーズのクセが強すぎました。
    シリーズと銘打っていなければ別の見方が出来たかもしれません。

    ところで、今回の作品で一番楽しめたのはドールハウス(好きなんです)。
    小さなお家なのに精密! 家具は本当に使えるクオリティ! 心が躍りました。
    ただ、伯爵邸の1階部分のみとはいえ、普通の家の部屋の中に1/6サイズの模型が入るのでしょうか?
    この辺は私の想像力が乏しいせいで縮尺のイメージがつきづらく、単純に疑問でした。
  • 【電子限定書き下ろし短編付き】転生悪役令息は英雄の義弟アルファに溺愛されています

    滝沢晴/木村タケトキ

    王道ストーリーですが…
    ネタバレ
    2025年1月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 前世では農業を営んでおりファンタジー小説の悪役令息に転生してしまったΩのサミュエルと、彼の義弟でαのセオドアのお話。

    あらすじで想像した内容と本文が95%くらい一致した作品です。
    テンプレにテンプレを重ね掛けした内容なので、安心して読めるという点では良かったです。

    冒頭は現在の時間で始まりますが、その後過去に遡ってストーリーが展開します。
    ただ、途中途中で突然時間が飛ぶため、1章部分は結構読みづらかったです。
    普通の段落分け程度の空きでいきなり何年も時が経っていたりするので一瞬混乱します。

    セオドアが勉強も剣の腕も凄いみたいな表現がありますが、王に対しても(これはワザとかもしれませんが)急な来客に対しても結構態度がよろしくなく、こんなのが将来公爵家の当主になっても大丈夫なのか? と少々不安になってしまいました。
    いくら英雄と言えど、成り上がりの平民でもないのだからもう少し礼儀とかはちゃんとして欲しかったかな。
    こういうちょっとした引っ掛かりが積み重なって、彼に対してあまり良い印象は抱けませんでした。

    一方、主人公のサミュエル。
    転生ものの主人公はこうでないと! と、読者が想像する通りの性格、行動。
    サミュエルの独自性があまり感じられません。お決まりの鈍感設定も私には可愛いと思えず。
    主役2人にあまり好感が抱けないまま物語が終了してしまったのは残念でした。

    ただ、聖なるオメガの中の子が、サミュエルの前世で繋がりがあったような描写は、時系列的にどうなっているのかという疑問はあるものの、ちょっと胸熱展開でした。
    自由に行き来できる系はなかなか見ない設定だったので、戻った後の彼がメインの話があったら読みたかったかもしれません。

    ストーリー自体は可もなく不可もなくな感じだったものの、何点か矛盾としか言えない設定がちらほら。

    ラスト近く、セオドアの「サミュエルが初めて発情した17歳の頃から…」というセリフがありましたが、サミュエルの初発情は20歳だったはず。

    書き下ろし番外編でも。
    彼らの三男視点でしたが、長男5歳次男3歳の表記が。
    本編ラストで長男が4歳で、彼も弟か妹が欲しいという文章があったことから、この時点では一人っ子なわけで。

    ひとつひとつは小さな矛盾ですが、気になってなかなか先に進めませんでした。
  • ショジョ婚 ~小日向夫婦はシてみたい~【単行本版】

    小島きいち/青井千寿

    2巻まで
    ネタバレ
    2025年1月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 植物が好きなくるみと、動物行動学者の敬一郎のお話。

    冒頭2人のお見合いから始まりますが、TLとは思えない程ほのぼのしています。
    くるみのトラウマもあり、なんと結婚して1年も清いまま!
    そんな2人のラブラブエチに至る道のりを見守る作品となっています。

    まず作画が素晴らしいです。
    TL作品のお胸って、大体風船を入れてるみたいに型崩れしないものですが(偏見)、この作品は程よく重力に負けてる感じがエッチで凄く良い…。
    個人的に下から見る角度が一番好きでしたw
    初めてのエチ(結果的に未満)で恥ずかしすぎて蹴りを入れるオチまでしっかり可愛かったです。

    2巻でとうとう本懐を遂げます(なんか感慨深かったw)。
    もう少しモダモダするのかと思いきや、結構スルッと。
    描写がとても丁寧なので、感情移入しやすいです。

    ここで敬一郎さんが動物知識を披露しているのですが、このシーンだけでなく、お話のそこかしこで披露される豆知識がめちゃくちゃ面白いんです!
    ツバメは尾羽がキレイなオスがモテる。セミはオスしか鳴かない。
    …そして、交尾のし過ぎで絶滅危惧種のアンテキヌス!! 思わずググりました(笑)
    この豆知識は最後まで続けて欲しいですね。為にはならないかもしれませんが、めちゃくちゃ好きです。

    お試しで2巻まで購入していましたが4巻で完結とのことなので、是非とも続きを読みたいと思います。
    脇カプも気になりますが、この作品はあくまでも主役2人中心で話が進んで欲しいなぁ。
  • 合コンに行ったら女がいなかった話

    蒼川なな

    6巻まで
    ネタバレ
    2025年1月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ タイトル通りのお話。

    合コンに行ったら女子が全員完成度高すぎる男装でお目見え。
    男子たちが慄く…という展開。

    うーん。
    出オチ感が半端ないです。
    同じ展開ばかりでこの先も続くようなら、結構厳しいと言わざるを得ません。

    主要登場人物が6人いますが、正直なかなか覚えられません(笑)
    何度もこの人の名前何だっけ? と読み直してしまいました。

    巻が進むごとに各カップルの進展が見られます。
    読み進めるとどのカプも可愛らしくて楽しめます。
    早くラブラブになって欲しいのですが、この作品の傾向的に寸止めなのかなぁ、と。
    もう少し先に進んで違う展開が見たい気がします。

    とりあえず6巻まで読み、どの巻も楽しく読めたのですが、ページの割にお高めなのが気になります。
    何の進展も無い話を読み続けるのは結構辛い。1巻から6巻までの歩みの速度を考えると一体何巻まで出るのか…。
    今後も追いかけるには、相当魅力がないと厳しいかなぁ。

    どの巻も面白いことは面白いんです。おススメではあります。
    ただ、もう少し話が展開してくれると嬉しいかな。
  • 后宮のオメガ

    露久ふみ

    電子コミック大賞2025BL部門受賞作品
    ネタバレ
    2025年1月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 小国の王子として同盟国の王に輿入れしたΩのイリヤと、少年ながら王であるαハーリドのお話。

    上巻はイリヤが輿入れし王であるハーリドと少々交流し親しくなるが、ハーリドが行方不明となり、イリヤは王宮から姿を消す。
    ハーリドの兄が王となるも、国は荒廃し8年経過…。

    8年もの時が経過しているにもかかわらず、ハーリド以外の登場人物が全然変わっていないのが気になりました。
    人物が変わらないのなら、もう少し栄華を極めた国と8年後の荒廃した国の様子を丁寧に描写してくれたら、対比で時間経過を感じられたりしたのかも。残念。
    ハーリドを大人にするためだけの8年では? と勘ぐってしまいます。

    下巻では8年ぶりに出会ったイリヤとハーリドが兄王と対決。
    思った以上にアッサリ展開。

    上巻から思わせぶりで策士っぽい言動で物語を煽りまくっていたナタシュウのチェン。
    絶対立場が二転三転すると思っていたのに、アッサリ兄王討伐に手を貸すし、その後の描写は無し。
    彼の今後はハヌ国には関係ないけれど、少しはその後が見たかったです。

    そして兄王。
    因果応報を地で行く典型的な展開。
    個人的には公的にちゃんと断罪されて欲しかったかな。

    最後にイリヤとハーリド。
    こちらもアッサリ。最後は王族話にありがちな後の世で語り継がれている的ラスト。
    エロは本編とおまけに1回ずつ。これもアッサリ。もっとラブラブが見たかったー。

    8年経っても変わらず想い続けるような2人の絆や、その後の2人の仲睦まじさ、ハーリドの王政の様子など読みたいのに読めなかった部分が多すぎました。
    上中下巻とかでも良かったかもしれません。
    余計な展開など無くある意味スッキリと纏められていましたが、王朝大河っぽい作品で完成度とBLの両立は難しいな、と感じました。

    他の方も書いておられるように、絵は確かに話が進むにつれてどんどん雑になっているし、ピアスは付いたり消えたり、はたまた左右反対になっていたり自由過ぎましたが、話に入り込めない程ではありませんでした。
    それより話の薄さの方が気になりました。

    最後にペットのトラ(タルジュ)が、もはや大きなネコとしか思えないくらいおとなしかったのが気になりました。
    トラが大きくなったら、じゃれつく際多少ヤンチャしそうなものなのに。
    最後まで野生の牙を抜かれた状態だったのが残念。
    タルジュよ、野生を取り戻せ!(笑)
  • 契約コハビテーション

    須坂紫那

    1巻のみ
    ネタバレ
    2025年1月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 生命保険の営業マン・早坂と、コンビニバイトの大学生・熊谷のお話。

    とにかく絵がキレイです。2人のキラキラした見目を堪能している間に1冊読み終えてしまいました。

    ストーリーとしては、顔見知りのコンビニバイトの熊谷が雨の中川に流された猫を助けたものの、アパートが動物禁止で住むところが無くなり、猫とともに早坂の家に居候するところから始まります。

    ちょっとどころか、かなり無理がある設定だと思います。
    異世界ものならともかく(異世界ものにどういうイメージ持ってるんだw)、現代日本でこの設定はかなりのお人好しなのか、世間知らずなのか。
    早坂はそういうキャラじゃなさそうだったので、結構違和感がありました。
    まぁ、そんなキャラじゃないのに住まわせた=無意識レベルで好きだったということなのかもしれませんが。

    ただ、一緒に住み始めてからの2人はとても可愛らしかったです。
    猫も可愛く癒されました♡

    猫は幸運にも元の飼い主のもとに帰ることができましたが、最初段ボールで川に流されていたのに、ちゃんと可愛がられていた飼い猫だったのは意外でした。
    どういう経緯であんな捨て方されたのかは気になります。

    2人の恋愛は、描きおろし部分で早坂に「好き」って言われるだけでドキドキしているようなレベルなので、まだまだこれからといったところ。
    熊谷がどうして早坂のことを好きになったのか等ちょこちょこ気になるところがあるので、続編ではこのあたりも解決してくれたら嬉しいかな。
    あと、ちゃんとエチできるのか…。どちらも頑張れ!(笑)
  • 隣の男

    安西リカ/北沢きょう

    「嫌いな男」スピンオフ
    ネタバレ
    2025年1月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 10年以上何だかんだで離れられなかった男と別れたばかり(でも未練たらたら)の伊崎と、フラッと立ち寄った居酒屋で偶然相席したおじさん・安原のお話。

    「嫌いな男」で苦しい恋をしていた伊崎さんメインです!
    彼にも幸せになって欲しかったから、この続編は嬉しかったです。

    安原が良くも悪くも普通の中年っぽい描写だったのが萌えました。
    今まで伊崎が好きになってきた男たちとは全く違う安原に徐々に心を開いていき、距離が縮まっていく様子がとても丁寧で、伊崎が惹かれる理由がよく分かります。

    伊崎が前作の向居と同様、ちょっとしたところに同性同士の部分に引け目を感じていて、無意識なのか怯む様子がちょっと悲しい…。
    今後は2人でゆったりのんびり幸せになって欲しいなぁ。

    あと、元彼の各務が最後はスッと引いてくれたのが良かったです。
    実際の彼自身の描写は少なかったのですが、伊崎の思い出補正上は完璧超人だったので、伊崎の中の彼が悪者にならなくてホッとしました。思い出は汚したくない気持ち…分かります。

    ただ、挿絵の安原がとてもじゃないけど40代に見えず、表紙なんかだとむしろ伊崎より年下に見えたのが残念。
    良い感じに枯れかけた不惑の肉体のはずが、バキバキだったのもなんか違う(笑)
    本文で何度も年相応の老い表現があったので、もう少し本文に寄せて欲しかった気はします。
  • 嫌いな男

    安西リカ/北沢きょう

    ダメな自分と向き合う強さが良い
    ネタバレ
    2025年1月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 同じ部署にキャリア採用で入社してきた向居と、千裕のお話。

    作者買いです。今回も楽しく読ませていただきました!

    千裕の絶妙な性格の悪さがストーリーを先に進めるのを結構遮ってきます。
    本人が自覚している程度でこのくらいの性格の悪さは、おそらく誰にでもあると思います。誰にでもあるがゆえに第三者視点で読むと心が痛くなります(自分へのブーメラン的な…)

    が、仕事上のトラブル(決して千裕のせいではありませんでしたが、確認を怠っていたという負い目あり)から、向居が退職する事態になってから状況が一変。
    千裕が向居に指摘された自分の性格。
    自分でもダメだと反省していたところに、畳みかけるように他人からの、しかも明らかに自分よりデキる人間からの指摘。

    これ、普通はめちゃくちゃ凹むし、逃げ出したくなる場面なのに、千裕はちゃんと自分と向き合い、向居とも向き合う努力をします。偉い! 偉すぎるよ…。
    ここがこの作品で一番良かったです。

    再会後、千裕が向居への気持ちを自覚するシーン。
    千裕のまっすぐな気持ちがとても切なくて涙が…。
    展示会場で感極まって千裕から告白するの最高でした。
    両想いになれて本当に良かった…。
    良いBL読んだ―って充実感に満たされました。

    後半は向居視点の続編。
    向居が千裕のことを好き過ぎて、必要以上に憶病になっているのが意外でした。
    千裕視点では常に自信に満ちている感じだったので、意外性に驚きつつ、千裕のことが本当に好きなんだなぁ、とほっこりしました。

    大満足で読了しましたが、唯一の心残りと言えば向居のビジネスパートナー伊崎さん。
    彼も幸せになって欲しいと切実に感じました…。切なすぎる。
  • 兄弟制度のあるヤンキー学園で、今日も契りを迫られてます【電子単行本】

    赤いシラフ

    礼央は今頃どうしているのか…
    ネタバレ
    2025年1月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 兄弟制度がある男子校に入学した黒須と、実は番長より強い3年生の本堂のお話。

    最初、男子校、全寮制ってどこの昔懐かしBL設定だよ(笑)と思いましたが、ヤンキー校なので思っていたのとはかなり違いました。

    ヤンキー&ヤ○ザなので殴り合いどころか、血で血を洗う戦いが繰り広げられるのかと危惧していましたが、痛い描写はほとんど無く、安心して読めるところは良かったです。

    ただ、父親が男同士の夫夫的な感じで、素地が出来上がっていたからかもしれませんが、ちょっと男同士で惚れた云々言い出すのが早過ぎではないでしょうか?
    え? もう好きなの? 早くない? という感じで、あまり共感できないまま終わりまで進んでしまいました。

    エチはとてもエロくて満点でしたが、気持ちの方で納得できないまま突入されてしまったので、あまり萌えられず。
    個人的には本堂の「兄」だった礼央の、無自覚な本堂への恋心の方が萌え要素があったかもしれません。
    黒須には悪いのですがw、こちらを深掘りしてくれた方が萌えられた気がします(個人の感想です)。

    2巻も全く同じ路線でビックリしました。続編にする意味が見出せませんでした。
    あまり好みじゃないのに、このノリを何度も見せつけられるのが辛かったです。
    よく考えたら2人とも20歳超えているのでは? いつまでこのノリなの? と思うと辛かった…。

    ゆえに、3巻でヤ○ザ色控えめで学校行事メインに移行してくれたのは本当に良かったです。
    正直3冊の中で1番面白かったと思います。

    体育祭を通じて兄弟の1、3年生(別に2年生と兄弟でも良いと思うのは私だけ?)、更には卒業したOBまでもが協力していく様子は学生らしく好感が持てました。

    そんな学生らしさが良かったせいか、エロが邪魔だなと感じてしまうまさかの展開(笑)
    この2人のエロは、エロいことは確かなのですが、続けて読むとお腹いっぱいになってしまうのです…。ごめんなさい。

    ところで、夜伴の代わりに新たなる刺客が意味ありげに登場した割に、ビックリするくらい雑魚だったのは残念でした。
    これなら忘れ去られているレベルで出てこない礼央が出てきてくれた方が良かったなぁ。
    1巻から礼央の扱いが酷すぎる気がします。

    今後どのくらいシリーズが続くのか分かりませんが、まだまだ続くようなら様子見かな。
    黒幕の正体も知りたいので、完結したら続きを読みたいと思います。
  • どうも、好きな人に惚れ薬を依頼された魔女です。

    釜田/六つ花えいこ/vient

    4巻まで
    ネタバレ
    2025年1月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 「湖の善き魔女」ロゼと、王宮の近衛騎士ハリージュのお話。

    タイトルが物語のすべてを言い表しています。
    魔女であるロゼが、王都に出た際一目惚れしていたハリージュから惚れ薬の調合を依頼されることから始まります。

    何だかんだで惚れ薬が完成し、効果の確認のためにロゼが少量の惚れ薬を試しに飲んでみるのですが、このシーンがとても素敵。
    ここまで比較的淡々としていたストーリーが急にキュンキュンしだします。

    ロゼが可愛すぎます。
    元々片想いしてるのに、惚れ薬…。
    惚れ薬を言い訳にちょっと自分の気持ちに素直になるところ、可愛いけれど切ないです。

    そして同じシーンのハリージュ視点の小説が収録されているのが、これまた良かった!
    いつも付き合う女性とは違うロゼに戸惑うところが可愛い。

    4巻ではとうとう! とうとう両想いに!

    冒頭ハリージュが自覚したところからキュンキュンきていましたが、惚れ薬事件その2が起こり、薬が切れたところでプロポーズ!
    これが萌えずにいられるでしょうか?(いや、無理w)

    ただ、盛り上がりはここまで。
    ロゼが恥ずかしがり屋過ぎて距離が縮まる速度が遅すぎます。
    好きも言えないし(言ってるようなものですが)手をつなぐのも素直になれない。
    一緒に住むのもウダウダ悩んで、夜だけハリージュのお家にお邪魔する。

    モダモダも過ぎればイライラの素。
    とりあえずこの巻で原作小説1巻部分が終了とのことで、次巻からもこの調子だとちょっと微妙かな。今後の動向が非常に気になります。

    ところで、この作品で一番好きなのが主役カプではなくビッラウラ様。
    こういう王族の矜持を持った王女様…切ないけれど素晴らしいですね。
    異世界ものを読んでいると、色々王族としてあり得ない人物が登場しますが、彼らに彼女の生き様を見て欲しい。
    彼女が幸せになったという描写があって本当に良かったです。
    ロゼも彼女くらい思い切りが良ければなぁ…と思ってしまいました。
  • 愛さないといわれましても ~元魔王の伯爵令嬢は生真面目軍人に餌付けをされて幸せになる~(コミック)

    石野人衣/豆田麦

    とっても読みやすいコミカライズ
    ネタバレ
    2025年1月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 前世が魔王だというアビゲイル(アビー)と、彼女の夫であるジェラルドのお話。

    とにかくアビーが可愛い作品です。
    前世が魔王、今世で家族に蔑ろにされていたせいか、人間というか令嬢っぽさが皆無なのが面白いです。
    「君を愛することはない」というお決まりのセリフを吐いた旦那さまも割とすぐ絆されるのは仕方ないことかと(笑)

    とくに可愛いのが、ご飯を食べているシーン。
    食事の絵はそこまで美味しそうな描写ではありませんが、アビーが食べていると美味しそうに見えます(笑)
    旦那さまがピヨちゃんを思い出して餌付けしてしまうのが分かり過ぎます。

    2巻では可愛い可愛いというだけでなく、宝魔石を見分けたり、将軍の強さとその秘密を見破ったり、カガミニセドリの卵を見つけたり(見つける系ばっかりだな)と、魔王の力で大活躍。

    少しずつですが、旦那さまの実家と関わることによって、人間としての情緒を付け始めてきた様子も良かったです。
    まだまだ子供っぽい仕草が可愛らしいのは可愛らしいのですが、今後は今のままの可愛らしさを失わずにいつつも、もう少ししっかり年相応な感じになって欲しいような…。色気は無いものの、しっかり夫婦にもなったことですし。
    でないと、旦那さまが本格的にロリになってしまう(笑)

    今後はアビーの生家があったロングハースト領の闇が明かされる展開でしょうか?
    実は原作ではこのあたりから意味不明になってしまったので、理解するためにも早く続きが読みたいです。
    期待しています。

    ところで、コミカライズの絵はとても可愛らしいし、原作小説よりアビーがロリロリしていないのが好印象なのですが、旦那さまの顎だけは気になります。
    とんがり過ぎでは? 刺さって痛そうなのですが(笑)
  • 用心棒と逃げた花嫁【単行本版】

    佐倉リコ

    230ページ超の大ボリュームですが…
    ネタバレ
    2025年1月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 政略結婚が嫌で逃げ出した第三皇子アミルと、旅商人サイのお話。

    作者買いでしたが、うーんとしか言えませんでした。
    230ページ超の大ボリュームなハズなのに、全然内容が無いよう。
    無さすぎてアミルとサイの従者ハリルの名前が混同してしまうくらいキャラにも話にも入り込めませんでした(笑)

    正直読んでいて2人が惹かれ合う要素があったのか甚だ疑問でした。
    どのエピソードも薄い。
    特に印象的な出来事が起こったわけでもなく、気付けばなんとなくくっ付く謎展開。

    そもそも皇子が政略結婚を嫌がって逃げ出すとか、皇族としての自覚が無さすぎます。
    娶る側の王が極悪非道とかならともかく、単に好色で妃を集めまくっているだけなら、それだけの力がある王として受け入れるのも皇子では?(この話の前に王族としての矜持が素晴らしい人物がいる話を読んでしまったため、余計にそう感じてしまいました…。)
    アミルは最初から迷惑をかけている印象しかなく、物語を通してあまり好感が抱けませんでした。

    サイはサイでどこかの王族で。
    国に戻って速攻王になり、アミルを娶る…。そしてまぁまぁ皆に祝福されるという…。
    はい、現実感が無さ過ぎました。お伽話過ぎました。
    これで第○王子くらいの地位なら良かったのですが、王だと急に現実に立ち返ってしまうんですよね(私が)。
    オメガバースとかじゃない限り、もう少し説得力のある展開が欲しかったです(次期王は弟に決定しているとか)。

    こういう世継ぎとかの問題が気になってしまう話と全く気にならない話がありますが、たぶんこんな問題が些末に過ぎないと思える面白さがあるか無いかなんだろうなぁ。
    そしてこのお話には無かったということなのでしょう。
    とりあえずすべてが残念過ぎました。

    小冊子は、まぁ小冊子なので内容が無いのは仕方がないですね。
    本編でちょろっと言及していたパンダが見られて良かったね、と(笑)

    評価が良く期待感があっただけに残念でした。
  • ブサ猫に変えられた気弱令嬢ですが、最恐の軍人公爵に拾われて気絶寸前です(コミック)

    オオトリ/岡達英茉/日下コウ

    悪役の妹に考えさせられました
    ネタバレ
    2025年1月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 妹に婚約者を奪われた子爵令嬢のマリーと、冷血無慈悲と噂される公爵のお話。

    まずこの作品、ちょいポチャの表現が素晴らしいです。
    おデブを描くのは簡単ですが、意外とちょいポチャをマンガで表現するのは難しいと思います。
    単独で見るとそれほど太って見えないけれど、他人と比較すると太って見える。
    これ、現実では一番リアルなおデブだと思うんです。

    婚約者を奪った妹が姉を罵るシーン。
    普通は妹最低ってなるのでしょうが、私は一理あると思ってしまいました。
    何でもかんでも後ろ向きなヒロインは見ていてイライラします。
    その後の妹の行動は酷いですが、主張はある程度正当と感じました。

    妹のせいでこの作品のメイン(?)のブサ猫になったマリー。
    実際人間が猫になったら、残飯漁れないし、ネズミ捕って食べるなんて無理中の無理。
    しかもブサ猫だから誰も構ってくれません…。
    この作画家さん本当に絵がお上手。ブサ猫がまごうことなくブサイクwww
    なのに公爵さまにはとてつもなく可愛く見える模様。

    2巻で物語は急展開。
    公爵さまの気持ちが聞けて良かったです!
    島の提督になりたくないからではなく、最初からマリーに惹かれてたの推せます。
    容姿で判断せずマリーの本質を好ましく思っていた公爵さまと元婚約者の王子との対比が印象的でした。

    3巻ではハラハラドキドキ展開などありつつ、大団円のラスト。
    WEB小説原作作品でこれだけ簡潔に纏められているのが本当に良かったです。
    まだ続きが見たいなぁ…という余韻で終わらせるのが素晴らしすぎます。
    物語は完結してナンボですので、その点はかなり評価できました(終わらないWEB小説が多すぎる)。

    原作(WEB版)では妹にカップを贈るシーンは無かったと思いますが、付け加えられたことで妹も今までの人生の振り返りができて良かったんじゃないかな。
    だいたいこの手の悪役は救いようのないクズが多いですが、彼女は違うと私は感じました。
    彼女の幸せに対する貪欲さは悪いことではなかったはず。
    ただ幸せになる方法が悪かった。
    今後牢から出るのは厳しそうですが、これからの人生をただ徒に過ごすのではなく、彼女にとって有意義なものになることを願っています。
  • ゲームの世界に転生した俺が○○になるまで

    藤原チワ子/しまエナガ

    読み応え抜群でした
    ネタバレ
    2025年1月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 前世でプレイしていたゲーム・ゴールデンドーンに酷似した世界に転生した農民カリヤと、第三王子ウォルドのお話。

    冒頭いきなり戦争が始まります。
    BLではなく戦記ものを読んでいるようでしたが、非常に楽しめました。

    文章はほぼ主人公カリヤの一人称ですが、とても読みやすいです。
    ただ、鍵括弧でくくったセリフとセリフの間も、これセリフだよね? という部分が多かったのが気になりました。
    普通に全部セリフとして括ってくれる方が読みやすいと思うのですが。

    1巻の見せ場は、ナダルでしょう。間違いないです。
    これは辛いです。涙腺崩壊してしまいました。この場面を外で読むのは危険です(笑)
    ナダルの男前さにただただ脱帽。合掌。

    怒涛の展開からその後物語は冒険もの(異世界旅もの?)へと変わっていきます。
    作者の軽妙な語り口が読みやすく、どんどんページが進みます。止まれません。寝不足です(笑)

    状況が落ち着くと、(忘れかけていたけれど)BL小説らしく恋愛面が細やかに描写されていきます。
    ウォルド王子が攻めであることに説得力があったのが個人的に良かったです。
    可愛い攻めの成長は好きですが、それだけでなくカリヤの葛藤している様子が彼の気持ちの動きも読み取れて、両想い告白からのエチまでが自然に感じられました。

    その後王族たちの家族愛に泣かされたり、ゴールデンドーンに似たこの世界の真実に震えつつ読み進めることしばし。
    悲劇的な展開が…!!
    本当にクラシエルの転生者が酷いです。
    生きていることを後悔するレベルでザマァして欲しかったのですが、ラストはちょっと物足りなかった感じです。
    もう本当に憎たらしいんですよ! 小説でここまで憎らしく思わせる作者を褒めるべきなのか…。悩ましい(笑)
    途中のエピソードと比べるとやや駆け足感がありましたが、おおむね満足できる結末といえるラストではありましたが、唯一ここだけが不満でした。

    それにしても、カリヤのホームが快適仕様過ぎますww
    オコジョの執事が万能過ぎました。
    汚しても一旦外から戻ると綺麗になっている部屋とか、放り込んだら洗濯乾燥畳んで片付けまでしてくれる洗濯機とか。
    夢が詰まりまくっていました(笑)
  • 妃教育から逃げたい私(コミック)

    菅田うり/沢野いずみ/夢咲ミル

    コメディだと肝に銘じて読むべし!
    ネタバレ
    2025年1月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 本来木登りや魚釣りが大好きで妃教育が嫌でたまらず婚約破棄されたいレティシアと、彼女のことが好きで絶対結婚したいクラークのお話。

    購入当時試し読み部分を読んで面白かったので3巻まで一気に購入したはずでしたが、積読しているうちに私の好みが変わってしまった模様です…。

    この作品はコメディです!
    頭にこの言葉を叩き込んでから読まなければ、結構厳しいと思われます。
    普通にツッコミどころ満載過ぎて、いちいち突っ込んでいたら疲労感しか残りません。

    とりあえず妃教育が嫌なのは分かりますが、あんなに嫌がって逃げ出す令嬢…王妃に相応しくなくない?
    演出上かもしれませんが、嫌がり方が尋常じゃありません。
    クラークが一目惚れして成立した関係かもしれませんが、彼女の為にも彼が諦めるという選択肢もあったのでは?(話が始まらなくなるw)

    王宮に戻ってからの逃走劇も理解に苦しみます。
    ガラス割ったり、壁に穴開けちゃダメでしょ。器物破損…誰も追求しないのはどうかと思います。

    2巻でも引き続きこの作品はコメディだと思っていても、国家としてどうかしているとしか思えない展開。
    お粗末な誘拐事件が無かったことになり、そのまま迷惑をかけた国に居座る誘拐犯の隣国第三王子。

    そしてしれーっと結婚式を挙げて良い感じになったと思った主役カプは、永遠のモダモダスパイラル。
    キス以上に決して進みません。

    新婚旅行も2人きりになるのが恥ずかしくてオールスターでお出かけ。
    馬車も部屋も別々。
    3巻でも引き続き旅行してますが、相変わらずモダモダ。
    この巻で一区切りつくかと期待していましたが、これ以上は一生進まない感じでした。
    この王国…滅びそう(笑)

    4巻からはブリアナとレティシア兄の話になる模様。
    レティシア達よりは面白そうですが、残念ながらこれ以上読もうという気にはなれませんでした。

    どうでもいいのですが、19歳は未成年と言ってお酒を断っていましたが、結婚は適齢期ギリギリ。この世界の年齢設定はどうなっているのでしょうか?
    矛盾しか感じませんでした。
  • 芋くさ令嬢ですが悪役令息を助けたら気に入られました

    七浦なりな/桜あげは/くろでこ

    1巻のみ
    2025年1月8日
    家族の意向で伝統的な衣装と化粧をしているせいで「芋くさ令嬢」と呼ばれているアニエスと、王女殿下から婚約破棄された公爵令息ナゼルバートのお話。

    1巻なのでまだまだ全然話は進んでいません(やっと辺境の領地に到着。まだ何も始まっていません)が、アニエスの芋状態が存分に楽しめます。

    本人には悪いけれど…意外と芋くさ令嬢姿嫌いじゃないです(笑)
    そして通常令嬢姿が普通オブ普通で、芋よりインパクトが無いのがちょっと残念。
    少し垢抜けなさを残しているのがアニエスらしいのかもしれませんが、ちょっと中途半端な印象でした。

    とりあえず1巻でもキリのいいところまでだったのですが、今後の展開には期待したいところ(というか、判断できるほど話が進んでません)。
    ですが、最新刊の絵を見ると微妙に劣化しているのが気になって、続刊の購入に二の足を踏んでいるところです。

    とりあえず完結してから考えたいかな。
    (つまり、今の段階では何が何でも続刊が読みたいというほどではなかったということですかね…)
  • お前のほうからキスしてくれよ【単行本版(電子限定10P有償小冊子付)】

    やまやで

    最高過ぎて言葉にならない(でも長文)
    ネタバレ
    2025年1月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 営業部のエースの神田と、経理部の上野のお話。

    え? え?
    ちょっと語彙力が急低下してしまうほど良かったです!!

    神田が無意識なのか上野のことが気になって、自分が全然彼の好みじゃないのを気にして髪型変えちゃうところ…可愛すぎました。

    最初は何かとイチャイチャしだす(腐った目で見なくてもイチャイチャしていたはず)2人の自然な距離感が堪りません。最高。
    そこから一転して過去の恋愛経験からずっと友達でいたい上野と、彼と恋愛したい神田のすれ違いが始まります。
    切なすぎて泣くしかありません。

    上野から改めて友達でいたいと言われるシーン。
    どちら側の気持ちも読んでからもう一度このシーンを読むと、本当に胸が苦しくなります。
    最初はリビングでテレビ観ながら読んでいたのですが、それどころじゃなくなり翌日の夜に読み直すほど気持ちを持っていかれました。

    すれ違いから2人が疎遠になり、やり直しの告白タイムがまた…涙腺崩壊レベル。
    俺以外の誰かを選ぶお前のそばで笑えないって告白する神田も、怖かったと告白する上野の気持ちも分かり過ぎて辛い。
    読んでいて両想いになれたときの感動は一入でした。

    エチは元々ノンケの神田に配慮して挿入は無し。
    でも挿入の有無なんて神田と上野の嬉しそうな表情を見ていると、大した問題じゃないんです。
    が、続編があるのなら是非是非見たい。正座して待機するレベルです(笑)

    電子限定描き下ろしは、疲れて眠いのにイチャイチャしたい神田が可愛すぎて悶絶します。
    グッと堪えてトイレで処理する上野の気持ちが、分かり過ぎるくらい分かります。

    最後のページまで最高に楽しめた素晴らしい作品でした。
    2025年最初に読んだのがこの作品で良かったです。
  • 悪役令嬢と鬼畜騎士

    生還/猫田/旭炬

    2巻まで
    ネタバレ
    2024年12月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 試し読みがとても色っぽく続きが気になったので購入しました。

    断罪前日に前世の記憶がよみがえり、悪役令嬢に転生したと気付くも回避できず娼婦となったツェツィーリアと、ヒロインの幼馴染で諸々拗らせている(色んな意味で)副騎士団長ルカスのお話。

    連載版では無かった初夜シーンがたっぷりガッツリびっしり描き下ろされた単行本版。
    ビックリするくらい…凄かったです(笑)
    最初からまぁまぁな勢いで、ツェツィーリア大好き自分のものにしてしまいたい執着オーラ満載だったルカスですが、初夜シーンはとんでもなかったです。
    偏執的ともいえる執着…これ、とりあえず顔だけで許されてませんか?
    普通に考えて怖い(笑)

    2巻でも相変わらずエロエロ。
    もはやエロ特化作品と言っても過言ではないと思われます。
    ジャンル間違ってませんか? 大丈夫? 心配するレベルです。
    体/位が凄まじい…。

    とりあえずエロは凄いと思うのですが、話が全然進んでないのが気になるのは私だけでしょうか?
    1巻終わりから全く外出させてもらえず、ルカスの部屋で過ごしているツェツィーリア。
    とくに部屋から出たいとも思わないと言っていますが、今まで頑張っていた治癒魔法を活かす活動とかはもう良いのかな? と思うとちょっとモヤります。
    誓紋を刻むのもエロ視点では良いのかもしれませんが、実際慰問とかするなら障害以外の何物でもないのに。

    作品の設定が悉くエロの為というのが何だかなぁという感じ。
    このあたりは今後どうなっていくのか気になるところですが、今後も今まで同様の展開の遅さ(というかエロの繰り返し)だと続刊を追うのは疲れてしまいそうです。

    ルカス達男子組のやり取り、討伐などは結構楽しく読めたので、こちらを話の中心に持っていって欲しい気がしますが、これはこれで別ジャンルになりそう(笑)
無料会員登録でもっと見る