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漫画(まんが) ・電子書籍のコミックシーモアTOP少女・女性マンガ女性マンガ BBコミック BBコミック 妊娠したら死にたくなった~産褥期精神病~妊娠したら死にたくなった~産褥期精神病~ 1巻
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妊娠したら死にたくなった~産褥期精神病~ 1巻

500pt/550円(税込)

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150pt/165円(税込)

作品内容

最愛の人と結ばれ、ふたりの愛の結晶を授かる。それはとてもステキなことで、幸せの象徴であり憧れの対象だった。そして努力の甲斐あって念願の妊娠。自分も家庭を持ちこれから親子3人の幸せな生活が待っている――――はずだったのに。どうして私は精神病院に入院しているんだろう…? 勝手に動き出す足、突然やってくるナゾの恐怖感、死への衝動…、妊娠を契機に始まる数々の体の不調。マタニティーブルーではとても説明できない原因不明の症状に翻弄された作者が、実体験を元に描く驚愕のストーリー!!

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レビュー

妊娠したら死にたくなった~産褥期精神病~のレビュー

平均評価:4.4 205件のレビューをみる

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高評価レビュー

リアル
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 私の知人の奥様も出産後に急に様子が変わり、包丁を持ち出す様な事態にもなってしまい、奥様の親御さんに乞われて離婚した方がいました。その事がずっと忘れられなかったので読んでみました。単行本、単話ともに低評価レビューも見た上で読みましたが、言われるほど主人公の言動に不快感を感じず、甘えたでひどいとも思いませんでした。しかも、最後まで読むと、精神科の主治医にも太鼓判をもらった上での妊活という事が分かります。主人公の陥った状態に対しても、きちんとした原因があった事が判明します。作者様の体験談という事もあって誤解が解けたらいいなと思いました。更に、精神科病棟に入院している時の描写も、酷評する程とは思えませんでした。色々な考えや接遇スキルの医療職の方がいるのは事実ですし(同じ医療職として信じられないと思う様な事も日々あり。)、過酷な現場に勤めていると余裕が無くなって気持ちに寄り添えなくなったり、或いはこれが当たり前の日常になってしまってしまったりという事もままあります。(そうならない様に皆さん努めていますが。)ずーっと呼び掛けられている事に対して、その都度対応ができないのも事実です。だって仕事が回らないんです。それに対して患者様がどう思うかは、判断力が低下していたり、感情が抑えられなかったりしている状態の時と、通常の時とでは乖離があるのは当然だと思います。又、しっかりされている方でも、職員の雰囲気や一言で気の持ち様は変わります。身体拘束に関しても、やむを得ない場合に行い、慎重な対応が求められる行為です。自分の状態が分からない、受容ができていない時だと、必死になるのは当たり前だと思います。(蹴って破壊とかあります。)勿論、一生懸命してくれている職員に対してヒドイと思う気持ちも分かります。でも、これは当事者の目線で描かれていますので、特段非難する事ではないと思います。職員の対応が例え適切であったとしても、それに対してどう感じるかはやはり本人様次第。その方にとって、その見え方、感じ方がある意味その時の真実と言えると思います。認知の歪みがあったとしても、病気によって引き起こされた事を誰が責められるのでしょうか。気持ちの変遷や治療経過もリアルで、私は良作だと思いました。最後は、子どもさんとも過ごせる様になって、良かったと思います。今も未来も、家族みんなで健やかに過ごされていてほしいです。
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70件
2025年8月15日
最後まで読んでから感想を書き直してほしい
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 途中まで読んで酷評つけてる方には全部読んでほしい。

私はどの表現も過剰とは思わなかったし主人公が特別悪いとも思わなかったけど、あまりに途中のレビューが酷評ばかりで辛く、暫く途中で止めていました。すべて読み終わった今となっては、その酷評こそが理解されていない病気の縮図だと思いました。

自分ではどうにもならない衝動、効かない薬、繰り返される絶望と恐怖、そして希望。
何よりもこんな素敵な旦那様、こんな素敵なご家族がいるのはもともとの主人公の人柄だと思います。元々頑張りすぎる、素直すぎる、物語の途中からも見え隠れするいろんな角度から物事を考えようとする聡明さの片鱗……こんなに綺麗な絵を描く繊細さ。
そんな作者様が、ホルモンの過ぎた悪戯に負けることなく、こうして世にこの作品を出してくださった。

私は出産経験はありませんが、学生の頃はずいぶんPMSに悩まされました。どうしてこんなに過食や破壊衝動が起きるのか、地球が滅びればいいのに、いや何もかも嫌いで嫌な自分が消えたほうが早いと毎月思い詰め、大事な人に異常だと言わせてしまったこともありました。
雑誌だったかネットだったか…「PMS」の存在を知ったときの安堵は計り知れなかったです。これだ!私を苦しめていたものの正体がやっと分かった。と思いました。
漫画の中にもあった「何と戦っているのか」が判明したとき、本当に目の前に光が差したようでした。

私なんかよりも産褥期精神病はきっともっともっと辛く、自分だけでなく周囲までも苦しめ、かけがえのない子供に危害を及ぼしてしまうかもしれないことだと思います。でも、私まで救われた気になりました。本当に良かった。

赤裸々にリアルな作品を読ませてくださってありがとうございました。この漫画を通じた追体験のことを忘れませんし、もし周りにこれかもってことで困ってる人がいたら絶対に教えます。
苦しむ本人だけでなく、支える周囲にも希望や可能性を信じさせてくれる物語だと思います。
なんとかしてみんなに読んでほしい。小説版もあったら漫画に馴染みがない人(偉い人や大人や活字が好きな人)にも読みやすいと思いました。

途中で、作者様ご本人の体験だよね?こんなに長く漫画かいて大丈夫かな……?と心配になりました。
どうかご無理なさらず、ずっと幸せでいてほしいです。
指定図書にしてほしい!
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67件
2025年8月18日
この本がもっとより多くの人の手に
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 私は22歳 女性です。
この漫画を通して気づいたことを拙い文章ではありますが綴らせていただきます。

自分の命をかけ子供を産み、母親の愛というもので我が子を包み込み、大事に大事に育てていく。それが私の思う「母親」で、また世の中の人達の思う「母親」で。
それが母親のあるべき姿であり、そうあることが当たり前ならば、世の中のお母さん達はどうやってお母さんになるという結論まで導き出したのか、私はいつも不思議でした。

今の世の中では理想の母親像を「あるべき姿」というような風潮がまだまだ根強くあるように思います。
作中の成海先生が言っていたように、その理想の母親像が「当たり前」だとされる風潮が、母親になった多くの女性を悩ませ、追い詰め、時には自ら命を絶ってしまう状況を作り出すのだと、この本を通して強く感じました。

子供を産んだからといって、スイッチが切り替わるように理想の母親になれるわけではないし、胎動だって自分一人だった体の中にもう1つ命が宿り、それが予想外の動きをするのだから、気味悪く感じてしまうこともあるだろうし、産まれたばかりの子を全て愛おしいと思えないことだってあると思います。
けれどそれを吐露することは今の世の中ではなかなか厳しい。

また、女性ホルモンの作用がどれほど多岐にわたるのか、個人差があるのか、その事についてもなかなか知られていないように思いました。現に私も、PMSとPMDDに罹っているので女性ホルモンがメンタルや体調に影響することは知っていましたが、作者様が経験した産褥期精神病のように、人を狂わせ普通を奪い、死が救済だと思ってしまうほどの影響があることは知りませんでした。

私はこの本がより多くの人の手にわたり、産褥期精神病について、女性ホルモンの影響について世の中にもっともっと周知されて欲しいです。そして世間が抱く母親像になれなくてもいい、それが全てではないともっと世の中に「母親」に対する認識が変わって欲しい。
そして世のお母さん達がこれ以上苦しみ自分の命を絶つことがないよう心から願いますし、私も出来ることを探そうと思います。
最後になりますが、思い出すのも苦しいような経験をこのように本にしてくださって本当にありがとうございます。きっと作者様の本が、同じ悩みをもつお母さん達に救いの手を差し伸べてくれると思います。
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37件
2025年8月18日
私も産後直ぐに母性は湧かなかった
母性神話に私も陥り産後悩みました。初産、悪阻もひどくお産も30時間越え、生まれた時はそう言うのが正しいのだと思い『ヤットアエタネー』と言葉をかけた長女。母子同室で我が子を見ても愛おしいよりも『コレが入ってたのかー…』と。
泣いて抱き上げれば簡単に泣き止むと思っていたのに泣き止まない。当たり前に出きると信じていた授乳は、母乳を上手くのませられず乳首に亀裂が入り激痛。(それでも16年前は母乳育児最高!!と雑誌がもてはやし、産院でも『母乳の足らずは砂糖水で補いましょう。腹持ちが悪いので泣く度にお乳を含ませて』との指導だった。)退院後も千切れた乳首で繰り返さなければいけない授乳。なんでこんな辛い思いばかりして…でも、可愛いと思えないなんて、口が裂けても言えない。コレは可愛い!コレは可愛いと、自分に言い聞かすようにしていた当時を思い出しました。「お母さんは沢山お乳出てたのになぁ?お母さんの子やのにおかしいなぁ…」という、実父の何気ない言葉にも傷つき追い詰められました。
そんな私の辛さを軽減させたのは、おおらかな?実母が私の了承を待たずに与えたミルク(笑)『あんたは先にその乳首治し!あんたも妹もミルク飲んでた!母乳となんもかわらん!ミルク飲ませれる時はミルクあげとき!』有無を言わさぬミルク(笑)一瞬のモヤモヤと怒りのあと、『私じゃない。母がやっちゃったから仕方ない』と、母のせいにできたことで、スーッと心がかるくなったのでした。あの時、私の押し潰されそうな母性の責任の一部をもいで背負ってくれた母には感謝しかありません。もちろんその後長女は可愛くて仕方なくなりました。2人目3人目を産み、産後直後から可愛いー!!!と思えた時、1人目の時の余裕のなさを痛感もしました。
作者様の過ごした数ヵ月とは比べ物にもなりませんが、息子さんへ向ける感情の変化、眼差しの変化に心を揺さぶられました。素晴らしい作品です。
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13件
2025年8月30日
とても良かった、多くの人に届きますように
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 最後まで読みました。
本当に回復に向かって良かった。
わたしは精神疾患を持つ人間ですが、共感できる苦しみがたくさんあって、本当に苦しかったのだろうと痛切に感じる漫画でした。
作者さんの体験談とのことですので、優しい人に囲まれて、幸せに生活してほしいと思います。

それと同時に、低評価のレビューを読んで、これが現代日本の精神疾患への無理解の表れなのだと強く感じました。
客観的に見たら「いやいや、ありえないでしょ」と思わせるような看護師さんたちの冷たい対応に関しても、特に心が弱っている時、相手にとっては何気ない言葉でも全てが自分を攻撃するようなものに感じられるものです。この人たちは自分を蔑み、嫌い、消えてしまえばいいと思っていると感じるものです。
そしてそれらは、往々にして本人が自分自身に対して強く思っていることでもあります。自分は自分に消えろと思っているのだから、ほかの人だってそうに決まっていると考えてしまうんです。
考えが甘いだとか、家族が可哀想だとか、そんなことは他人に言われるまでもなく、自分自身が一番思っています。作中でも描かれていたように、普通になりたい、まともな人間になりたいと苦しんでいます。だからこそ、病名がつくと安心するものなのです。
この漫画で描かれている心情の描写は非常にリアリティがあるので、だからこそ「精神病の患者はこんな風に考えているんだな」と理解の足掛かりになればいいなと思います。
当事者でない限り全てを理解するのは難しいと思いますし、寄り添うことを強要することも不可能ですが、「こう考えているのかもな」と否定的な見方をする人が減ると良いですね。
自分も苦しんだ過去があるので、とても勇気づけられました。少しでも多くの人にこの作品が届くと良いなと思います。
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9件
2025年9月2日

最新のレビュー

私もそうだったんではないかと思いました。
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 当時、私も子供達の事が可愛く見えなくて母親なのに…ととっても悩みました。母親からは「お前がしっかりしないから」等言われ、旦那からは「精神が病むのは弱いからだ」「つわりは病気じゃないのに」と責められ…私自身姉から暴力を受けて育った事もあり、そのせいで精神が弱いだけなのか?とか色々考えてしまいましたが今は子供達も育ち1番上は21歳になりました。

当時のことは本当に申し訳無かったなとずっと思っていたのですが、最後の女医さんの言葉を思い出すシーンの「子供にとって良い母親じゃない」って悩んでいる時点でその女性はすでに真剣に赤ちゃんのことを考えているという言葉に涙腺が崩壊したのかと思う程泣きじゃくってしまいました。

現在は当時の旦那さんとは別れ他の方と結婚し、子供達と一緒に笑いあえる家庭になり、幼少期から望んでいた「幸せ」を手に入れました。

私の場合病院にも行きましたが、とても複雑な家庭環境で育った事や、旦那からのDVにトラウマと重なった事もあり、複雑すぎると病院から言われ、未だに認知の歪みや落ち込む事等も特に生理前になると出やすい状態なのは何となく理解していましたが、子宮外妊娠をして卵巣を片方取っているのもあり、人よりも女性ホルモンの乱れがもしかしたら関係しているかもしれないなとこちらの作品を見て思いました。

産褥期精神病という名前は初めて聞きましたが、生理の度にと言うPMSの存在は知っていました。

ですが、どちらも女性ホルモンだけでそこまで酷い状態になるのは知らなかったので一度病院で相談してみます。

本当にこちらの作品に出会えて良かったです!!
辛い体験なのに描いて頂き本当に感謝致します。
いいね
3件
2025年9月25日

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

産後うつから復帰できるのか!
設計:人参次郎(シーモアスタッフ)
少女漫画家で生真面目な性格の千夏。友人の紹介がきっかけで薬剤師であり優しく穏やかな性格の橘涼太に知り合うことになる。交際中も千夏を支え、ついに結婚に至る。だがある日、幸せな生活の中であったが、昼夜忘れて仕事に没頭していた千夏は突然、途切れない悩みと身体の不調を訴え、医者からうつと診断される。そんな中、アンバランスなメンタルである中でも、愛する涼太との子供を授かりたい夢を諦めきれず、妊活をはじめる。妊活から半年後に小さな命を授かり、その後無事に出産。橘ちなつ先生の体験談を基にしたリアルな心の悲鳴や、生きたいと強く願うリアルな描写が印象的。女性で産後うつに悩む方以外に、多くの人が共感できるシーンがいくつもあり、悩みがない日を探し足?いている全ての方に読んでもらいたいです。

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