涙と笑顔の6巻最終話、そこへたどり着くまでひたすら耐える1〜5巻という感じです。実体験ということで、『精神を病んでいる』時の心象描写が秀逸です。辛い記憶を絵に起こして珍しい症状のこの病を周知し、同じ悩みを抱えて苦しんでいる人の力になろうとす
る作者さまの想いに頭が下がります。5巻、自分を苦しめているものの正体に思い当たる瞬間のシーンは、全身の毛穴がブワッと開くような衝撃を受けました。
いやでも脅かす訳じゃないけど、妊娠出産てやっぱ普通のことじゃないのよな!誰でも出来てるんだからとか思っちゃイカンよ!私は産院で「痛みの段階表」という物を見たことがありますが、出産の痛みは右腕切断と同等の痛みって書いてあって(なぜ右限定…?)、産後の身体は全治2〜3ヶ月の交通事故にあったくらいのダメージを負っているんだと教わりました。そんだけでも恐ろしく大変なのに精神的にもホルモンバランスの乱高下という攻撃を受けているという…ホント…妊娠出産は当たり前のことじゃない、生物として大変な事態なんだよ…世の新米パパたち、この作品の旦那さまみたいにはなかなか無理だと思いますが、どうかどうか、満身創痍な妻をMAX労わってあげてください!!
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