続きが気になって、読み進めてく内に最終巻まで来てしまった。ほんとに作品の雰囲気が素晴らしい。共通の悩みを持つ2人が、織り成す穏やかな空気感と、自然豊かな能登の風景がとてもマッチしている。綺麗な夜空や夜の海に眠れない高校生2人という、その時、
そこでしかない特別な時間を過ごしている2人が、読んでいてとても尊く思えた。
また敢えてセリフは多くせず、登場人物達の表情だけでコマが進む箇所が多く、読み手に理解させる心理描写が個人的にとても好みだった。
一見するとゆっくりと、淡々と進むように勘違いしそうだが、それぞれの成長や変化が丁寧に描いてあるので、最後まで読んで欲しい。
もっとみる▼