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今月(5月1日~5月31日)
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シーモア島
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エロス控えめな菊地秀行




2026年4月24日異能バトルものの中では呪術や魔人などの道具立てやグロ描写好みなところなど、ほかの有名作に似たものがあるが、画力が群を抜いて高いので類似作のように分かりにくいところもなくスラスラ読める。そしてお色気(死語)がプラスされているのが特徴。あっこれでお色気がハードになったら、バイオレンス&エロスで鳴らした懐かしの(といっては失礼か)菊地秀行の世界じゃありませんか…!彼も映画好きだったよなあ。
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野生の天才




2026年4月17日寅雄は天才なんだな。野生の天才だ。漫画らしいむちゃくちゃさがいっそすがすがしい。
それはともかく、ジャズピアニストの福居良は18歳でアコーディオンを、22歳でピアノを弾き始めたそうだから、18でピアノを始めた寅雄のようなケースも、ありえないとは言い切れないのかもしれない。もちろん、車にふっとばされてんのにピアノ弾くとかはありえんけどw
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手頃な長さでためになる




2026年4月3日首都直下型大地震が起きたらどうなるかを描いたフィクション。余震、液状化、火災旋風など物理的なものから、パニック、暴動、レ◯プ、宗教団体の暗躍などの社会心理的なものなど、地震発生以降起こりうるさまざま悪影響を、専門家の監修のもと描いていてためになる。守る方法が51あったかは数えていない。
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大事な謎が残念




2026年4月1日有名企業のただ1人の内定者を決めるディスカッションで、優秀で善良だったはずのみんなの裏の顔が暴かれていくーー。就活ではないけど、自分もディスカッションさせられて人事に録音されたことがあるから身につまされた。就活の理不尽さ、全人格を問われてるかのような居心地の悪さとか、一面だけ見て人を評価することの危うさとか描かれてて、かなりおもしろかった。
ただ、大事な謎の解が不自然で、「いやそれはヘンでしょ」って心の中でつっこんじゃった。ミステリーって読者の予想を外さないといけないから無理が出るね。ラストもちょっと分かりにくかった。減点して⭐️4で
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人をてっとりばやく結びつけるには




2026年3月30日なりゆきで人を殺してしまい、それを隠すためにさらに殺人を重ねるという話の大枠が『マイホームヒーロー』と同じだけど、あちらは動機に同情すべき点があるのにくらべ、こちらはただの身勝手。
殺さなかった場合の結末まで描くのは、むかし流行ったアドベンチャーゲームブックみたいだなあ。あのときこっちじゃなくてあっちを選んでいたら…って。近年、複数ラストを描く作品が増えてきてる気がする。作家の責任としてどちらかを選んで出してほしい。あやふやにしてどっちとも取れるようにするのも潔くない
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不思議な味わい




2026年3月20日それぞれ事情があって山暮らしを始めた人たち。彼らの共通点は、祭りの屋台で買った生き物たちが奇妙な成長を遂げたことーー。もっとドタバタが起きてもよさそうな設定だけど、屋台の生き物たちの成長の謎に飼い主たちが関わっていることがほのめかされるだけで、はっきりしたことはわからないまま、山村で起こるささいなトラブルへの対処が淡々と描かれる。そのゆるさに不思議な味わいがあって、読まされてしまう。飼い主たちの心の傷もこのゆるさに静かに癒やされているんだろう。特にユマがかわいい。
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まあまあ




2026年3月20日途中、同じことを繰り返したりでやや整理できてないと感じられる所もあったが、教養として、つまり一通り知っておきたいというニーズに応える本としては、まあ及第点という感じだ。
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現代のプラトンかな?




2026年3月13日著者が悩める社会人のアキホちゃんの話し相手になる対話篇方式でニーチェの思想を解説していく。永劫回帰、超人といったニーチェのおどろおどろしげなキーワードを、アキホちゃんの誰もが抱きそうな悩みに引きつけて説明してくれるのでとっつきやすく、語り口も普段の会話で使うようなやさしい言葉遣いなのでとても分かりやすい。ニーチェ理解としてどの程度当たっているのかは分からないけれど、生きづらさを抱えていた著者に生きる力をニーチェが与えてくれたことも伝わってきて、胸を打つ。
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毒虫たちのバトルロイヤル




2026年2月26日出てくる人間のほとんどがイカれたモンスターで、そいつらが欲望の赴くままに人を殺していく。5歳児なのに大人顔負けの殺人鬼が複数出てくるなど、ツッコミどころは満載だけど、野暮なことは言いっこなし、このテンポのいい毒虫たちのバトルロイヤルを楽しもうじゃありませんか。
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BL千夜一夜




2026年2月23日同居させてもらう代わりに毎日猥談を聞かせるというアオイ君は言わば現代のシェヘラザード。千夜一夜物語と同じ古典的な枠組みだけど、漫画でやった人はすぐには思いつかない。漫画としては斬新と言っていいんじゃないか。異世界転生だの冒険者だの悪役令嬢だの、同じ枠組みを共有する作品があふれかえってて食傷気味ないま、個性的な枠組みはポイント高い。しかもゲイがBL猥談を腐女子にというのがひねりがきいてる。これでどこまでおもしろい話をやれるかだが、とりあえず期待を込めて星4。
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下ネタは永遠に




2026年2月21日毎回毎回下ネタで、よく続くなと思う。岩谷テンホーを思い出した。まあ若い頃ってそっち方面で頭いっぱいだったりするしね。女友達にドキドキしたりムラムラしたりして、ワンチャンあるかもと思っては肩すかしってのも、青春の一ページ。男は多かれ少なかれ思い当たる節があるのでは。きらいじゃない。
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生煮えのおかずを詰め込んだような




2026年2月19日当て馬や親友の掘り下げがあまくて、中途半端。特に親友の方は何かまだ語られてないことがある感をぷんぷんにおわせていたのに、明らかにならないまま完結してしまった。打ち切りなの?
メインの彼氏の気持ちの移り変わりもなんだかぎこちなくて、話にのっていけない。
高齢処女と遊び人とか、イケメン御曹司とか、よくある萌えそうなネタを生煮えのまま詰め込んだ感じ。
夏の季節感が画面から全く伝わってこないのも残念だった。
よかったのは、主人公のコンプレックスのスレンダーぶりを彼氏が「折れそうで興奮する」って思うところ。生々しくてリアルだし、主人公にとって救いになる。 -
おもしろい麻雀漫画と思うんだけど…




2026年2月18日麻雀漫画は配牌からツモから全部作者の思うがままなので、読んでて興ざめなことが多い。けどこの作品は、ネット麻雀とリアル麻雀の違いとかなるほどと思わされる点があったり、子どもの顔を思い浮かべて冷静になったり子どもに赤ウーピン弁当を作ったりといった主人公のズレた子煩悩ぶりなどキャラの生きがよかったりでおもしろい。主人公に限らず子を思う父親の気持ちがやたらリアルなのは、そういう年代の男性をターゲットにしているんだろうなあ。
ただ、全く回収されずに終わってしまった予告やほのめかしがある点は不完全燃焼。続編でどうにかなるのかな?
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恋をするのも楽じゃない




2026年2月3日妻は夫の心変わりを押し留めようと奮戦するが果たせず消えない傷を負う。不倫相手は男がクズだとアタマではわかってもどうしても思い切ることができない。男も好きで変わったわけでなく世のために働く中で深手を負い続けた結果だし、長年思い続けても振り向いてもらえない男もいる。女にとっても男にとっても生きること恋することはしんどい。
ザマァとかでいっときスカッとさせるのも、成長とか前向きとかのお行儀のいい話で希望を与えるのもそれぞれ漫画の大事な役割の一つだが、現実さながらの苦さを味わうことを求めてくるこんな作品もあっていい。
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虚構を生きる




2026年2月2日タイトルが秀逸。退廃的で胸をざわつかせる。リアリティーショーの登場人物となって虚構の恋を生きる主人公に本物のカノジョはできるのか? うまくやればおもしろくなりそう。
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最後が惜しかった




2026年2月2日原作を読んでないからか、別にテンポが悪いとは思わず。シャーロットの祝福が単純な魅了でないこと、その効力から破り方まで、一工夫あって好感が持てたし、総じて途中までおもしろかった。けど、セリアンからポエムが聞こえない理由など、大事なことがラストで一気に説明されて、とってつけたようになってしまって残念。もう少し伏線の形で仕込んで置けたらよかったと思う。
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説教くさい




2026年2月1日主人公の考えがきれいごとにすぎ、漫画として浅く説教くさく感じられて、どうにも入り込めない。ギャグもそんなにおもしろいわけでもなく、絵もやや古い気がするなど、特にいいところを見つけることができなかった……すまん。
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医療マンガ入門編




2026年1月28日医学の素人は知らないかもしれないような子供の病気のあれこれを題材に、手際よく短めの物語にまとめている。病院経営のなまぐさい話もあったりしてなるほどと思う。行動力のある主人公がひと暴れして問題を突破していくのがみどころだが、さほど大きなドラマもなく、また荒唐無稽なところもなく、バランスがいい。
それはそうと、タイトルの意味ってどこかに描いてありましたっけ? P.は小児科医pediatricianのことかな
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喜びも苦しみも性とともに




2026年1月25日悲しかったり苦しかったり、うれしかったり楽しかったり、性と心の関わりのいろんなありかたを描く短編集。榎本ナリコが孤独で痛々しく、少年期中心で文学的とすれば、こちらはもう少し散文的というか日常的で親しみやすく、年齢層も幅広い。
2巻の後書きが、性の抑圧や隠蔽がかえって性への関心を高める機微を描いていて、やっぱそうだよなあと思わされる。
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理想の家族を求めて




2026年1月20日黒見は超優秀な家政婦で凄腕の暗殺者。しかも理想の家族を作り守るためならその一員を殺すことも厭わない。崇高な目的と凶悪な手段とのギャップがおもしろい。作者はクズな欲望を描くのがうまい人で、そんな欲望を抱いた連中を冷徹に始末していく黒見の手際にスカッとする。どうしてこんな暗殺家政婦ができあがったのか、話が進むにつれて少しずつ明らかになっていくのも楽しみだ。
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知恩さんが魅力的




2026年1月15日知恩さんはおとなしくしていれば楚々とした美人だけど、実は小さかった頃のままの、ちゃめっけもたっぷり残している。それでいてまだ二十歳になるかならずなのにいろんなものを守り支えようと静かに耐えている。境遇から性格、表情、笑い方に至るまで、すごくよく練られている感じで、作者にとっても会心のキャラなんじゃないかな。それに比べると源は彫りが浅い気がするけど、知恩さんを際立たせるにはこのくらいがちょうどいいかもしれない。
昼間はツンデレの素質十分で、特に源の手を取った場面がよかった。
二次元でしかない女の子から生身を感じさせる、作者の柔らかい線はお見事。田舎の四季の風景や動物もうまくて、セリフや擬音がなくても絵だけでなりたってる。
作品紹介では知恩さんは三つ年上となってるけど、源の高一の2月に知恩さんは二十歳になり、源は翌3月の誕生日で16歳だから、四つですね。
あと、知恩さんについて、源は大おばさんの孫とし、おばあさんは源とは従兄弟の従兄弟で血のつながりはないと言ってて、文字通り取るとかなりややこしい関係を想定しないといけなくなるけど、それはこの作品に合わない気がする。これは本当は、親がいとこ同士の源と知恩さんはいとこよりも血のつながりが薄い(だから結婚に支障はない)、くらいのことが言いたいんじゃないかと思うけど、どうだろう。
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嫌われ令嬢は銀の王子に甘やかされる~復讐から溺愛までお任せください~
細かいこと気にせず楽しむべし



2026年1月12日銀髪碧眼の美青年シリウスはなんと性◯隷!それを没落貴族令嬢が買い取るところから物語は始まる。絵がそれほどでもとか、話の細かい部分のリアリティとか、細かいこと気にせず、つらい状況にある美男美女の山あり谷ありの恋物語を楽しめばよろしい。一途に思い合う二人が尊いですよ。
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想いは時を超えて




2026年1月8日色っぽい美人だけど抜けたところがある魔女さんと、魔女さんに育てられる幼い捨て子の男の子の、それぞれのかわいさをまずはめでるべし。年上のきれいな女の人への少年の憧れや、少女の叶わぬ恋、転生によって継がれる想いなど、いろいろと切ないエピソードを巧みに織り上げて、時を超えた想いの成就を無駄なくコンパクトに描き切ったとてもいい作品でした。
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大家の筆は冴えわたる




2026年1月2日大家の筆は衰えを知らず冴えわたっている。アランのピュアさをはじめ、耽美的でミステリアスで最高。ヨーロッパの文化の勉強もかつてより進んでいるらしく、物語の厚みを増している。絵柄がシャープになったぶん、エドガーの顔がちょっときついと感じるのだけが気になるところだが、これはもちろん個人的な好みでしかなく、作品の瑕瑾ではない。
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まさか新作が読めるとは




2026年1月1日言わずと知れた名作の新シリーズ。話の内容ばかりでなく画面からも夢見るような雰囲気を漂わせていたのが旧作だとすれば、新作はそういう雰囲気を残しつつも、絵柄がよりシャープに変わって、話の内容もサスペンス風味を増している感じ。ポー以外の一族も登場し、吸血鬼の謎が明らかにされていくのか?今後の展開が楽しみ。
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独身貴族は異世界を謳歌する ~結婚しない男の優雅なおひとりさまライフ~
ある意味やおい



2025年12月18日読む人を選ぶ作品。おひとりさま生活に強く憧れててそれを見てるだけで楽しいという人向け。そうでない人にとっては、現代日本のそれが異世界で再現されてるだけで話にヤマもオチもないので、読むイミもない。他人と暮らしている人間にはわからない何かを気づかせてくれる物語になっていればおもしろいんだろうけど、冷蔵庫、コーヒーミル、一人焼肉、バー、喫茶店……それがなにか? 前世で孤独◯したのにまたおひとりさまを望むという筋金入りぶりはいいけど、また孤独◯しても他人に迷惑かけない手だけは打っといてほしい。ただの幼児的な自己中心性なのか、成熟した大人として一人を選んだのか、その辺が分かれ目だろうから。
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少年の夢が覚めるとき




2025年12月15日若者らしい根拠のない自信が崩れ、燃え尽きた少年の心理の描写は精緻で侮れない。家族からの自尊心を傷つけるような声かけが遅効性の毒のような影響をもたらすのもうまい。少年が真剣に告白して振られてから完全に冷め切ったモードに移行するのは、『滝口入道』で滝口が横笛の嫁取りを父親に願い出て拒絶されたあと、出家して横笛からの哀願も受け付けなくなるのを思い出させる。
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法医学で真実に迫る




2025年12月15日兄が自分以外の全家族を殺して自裁し、ただ一人生き残った少年が科捜研の研究員になり、事件の真相を探る物語。隠れた意外な真実を法医学で明らかにするという、『きらきらひかる』に犯罪を絡めた感じ。まあまあ面白いが、星が伸びないのは、あまり盛り上がりを感じないので…もっと主人公側が追い詰められるフェーズがあるとよかったかも。たとえばヒロイン(と言えないほど影が薄い)がこ◯されるとか…。
追想という題だけど、語り手が過去を思い出して語る体ではない。
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【合本版】大正もらい婚~10月の花嫁は姉を愛する義兄に嫁ぐ~
葛藤→いい子パワー→解決!



2025年11月17日いい子の主人公が虐げられているが、その善良さで周りを魅了して幸福になるという、王道中の王道を行くお話。それが悪いとは言わないが、他人との葛藤があると主人公がいい子パワーを発揮してあっさり相手が改心して解決! の繰り返しが安易かつ単調で、さすがに曲がなさすぎる。
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まだ展開しきっていない感じ




2025年10月16日そこそこおもしろいのだが、この作者にしては心の掘り下げが甘い感じがして食い足りない。媒体がホラー誌だから? それよりも、後書きによるとまだ描きたいことがいろいろあるらしく、それらを読まなければ作品世界の全貌が明らかにならないと見る方がいいのか。続きを描いてほしい。
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話をまとめることの難しさ




2025年9月26日サバトの牡山羊を思わせる獣頭の男と、無邪気な幼女の二人暮らし。男は女の子を大切に守っているが、呪われた身である彼は彼女に触れることができないーー。
古い寓話のような陰りのある物語で、かすれたような絵柄も物語にふさわしく、非常に雰囲気のある作品。途中まではその雰囲気に浸ってとても楽しめたが、終わり近くにそれまでの設定を覆したり、過度にぼかしたラストにしたりして、話の着地点をうまく見つけられなかったように見えるのは大変残念で、星を伸ばすことができなかった。話を終わらせるというのは難しいことなのだなと改めて思った。
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風呂敷をちゃんと畳んでくれ




2025年9月5日30代半ばの青年漫画家の仕事や恋の悩みをリアルに描く日常系の作品かと思ったら、いつのまにかゾンビパニックホラーになっていた!日常の中に少しずつ不穏な気配を混ぜ込んでゆくさじ加減が絶妙で、大きな方向転換も違和感を感じさせない。その後はとにかくゾンビが怖いし、さえない漫画家が趣味の銃でヒーローになっていくさまが痛快で、ページを繰る手が止まらない。これで広げた風呂敷がちゃんと畳まれたら名作だったのに…。
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お取り寄せの品の宣伝




2025年9月2日食品お取り寄せにはまっている主人公が次々と食レポを繰り広げる。結局、お取り寄せの品の宣伝以上のものではないかな。そこに振り切ったことを評価する人にはいい漫画。
一話だけ、主人公が食や料理にこだわる理由に触れた回があり、かろうじてストーリーを伴う漫画にしたてた意味があった。
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熱心なファンなら読んでもよい




2025年9月2日同人作品や初期作品の集成。この作者らしく丁寧な後書きがあって、そこで本人が認めているように、絵、話ともに未熟さは明らかで、作品よりも後書きの自己解説に意味がある。
熱心なファンなら読んでおきたい。
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医師限定の人材紹介業




2025年8月31日感じ悪い主人公がなぜそんなに金を稼ぎたいのか、ただの守銭奴なのか、それともーーという、ブラック・ジャック以来のよくあると言えばよくあるお話。医師限定の転職支援という仕事を知らないので興味深かった。
プロ野球のドラフト候補だったという設定がほとんど生きてないのはもったいない気がした。8年間昏睡状態にあってから目覚めた人が2年後には文章で能力を発揮してるというのも、そんなに簡単にいくものなのかとやや気になった。
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30代夫婦の危機




2025年8月29日専業主婦になって社会から隔絶し経済力をなくした妻の寄る辺なさとか、横暴な父親を見て育った夫の親になることへの不安とか、昇進をほのめかされて果たされない時の失望とか、老いた親への愛情と嫌悪感の入り混じった気持ちとか、きょうだい間の不平等への不満とか、現代人が多かれ少なかれ感じているだろう心情が非常にうまくすくい上げられている。
一回りも年下の若い男にまっすぐな思いを向けられるのは読者に夢を見せようとしているのだろうが、男の性格や主人公にひかれていく過程を丁寧に描くことで無理を感じさせない。荒唐無稽の同義語としてのマンガ的なところがほとんどなく、迫真性で読ませる作品。 -
勢いのある殺戮物語




2025年8月27日女子高生の2人組の殺し屋が明るく仕事を果たしていく。ほかにも多彩な殺し屋たちが登場して、テンポよく人が死んでいく。死に方もとにかくスプラッターで、真っ二つにされたり、強力な銃器で吹き飛ばされたりして、中身をぶちまけがち。
殺し屋たちは街中で対戦車砲をぶっ放したり、ヒーローもののようなコスチュームだったりで、現実感は皆無。超人たちによるバトルものに近い。
テコ入れなのか、途中からエロの回数も嗜虐度も上がっていったけど、絵柄のせいか全くエロくない。スプラッターなのにあまりグロく感じないのも同じ理由だろう。
主な登場人物たちがたどる末路も、この手の物語としてはまあそうなるよなって感じで、グロが苦手でなければ全体としてはまずまずのエンタメだと思う。
死んだはずの妹がモンスター化して出てきたことと、最後のライバルに弾が当たらないことの理由が作品内で明らかにならなかったのは減点要素かと。 -
才能はあると思う




2025年8月12日いろいろ描きたいことがありそうで、それをあるいはエモく、あるいは鋭く描く腕は持っているけど、バラバラな感じ。〈あれっ、前は〇〇って描いてたのに…??〉〈えっこんなに掘り下げといてそれだけ…??〉などと感じることが多い。
人物の心理を丁寧に描いているが、その心理を生んだ状況とマッチしていないので、せっかく細かく描いても宙に浮いた感じがする。登場人物のセリフや内言で心理を説明することが多いのは、少年誌だからというだけでなく、心理と状況が必然としてつながっていないのを作者の理屈で強引に結びつけようとしている面があるだろう。言ってみれば人物が作者の代わりに言い訳をしているのであり、人物が生身の人間ではなく、作者の人形のように感じられてしまう。もっと行動や表情、状況それ自体から読者に読み取らせるようにした方がいい。
絵はかわいいし、個々のエピソードをエモく描く能力は高いので、この人の読み切りや短編を読みたい。
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青春そのもの




2025年8月12日不眠症の少年・中見は高校の天文台で眠る少女・曲に出会う。心臓に欠陥を抱える曲は眠りのうちに命を落とすことへの恐れから、中見は幼いころ寝ているうちに母親に去られた心の傷から、夜に眠れなくなっていたのだ。不眠症の二人は天文部員として行動を共にするうち、心を通わせ、互いをかけがえのない存在としていく。
柔らかな線で描き出される女の子、自然、街並みは情感豊か。説明的なセリフやナレーションに頼らず、擬音すら排した静謐な情景描写によって読者を説得していく。登場人物は脇の一人一人に至るまで血が通っており、それぞれに優しく誠実で、精いっぱい生きている。
傑作。 -
初恋+スケベ=初恋ゾンビ




2025年8月11日多くの男は初恋を実らせることはない。でも忘れ去ることもできない。初恋の相手は理想化されて心の中に住み続ける。ーーそんな男の恋のあるあるをカタチにして心の外に可視化したのが初恋ゾンビで、セクシーに理想化された女の子たちの幻が、憑依霊のように男たちの頭上を漂っているのだ。
主人公の初恋ゾンビであるイヴ、初恋の相手でイヴのモデルの指宿、幼なじみのグラマラス美女・江火野の3人のヒロインがそれぞれ魅力的で、初恋ゾンビが見える特殊能力を持つ主人公・タロウと作る四角関係がどうなっていくのか、先が気になる良作。ただ初恋ゾンビという設定が特殊であっただけに、完全には処理しきれなかった感があるのが惜しい。
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憧れの公爵令嬢と王子に溺愛されています!? 婚約者に裏切られた傷心令嬢は困惑中【単話版】
印象が弱い



2025年8月7日ライトノベルの受賞作のコミカライズ。魅了の呪具を使う令嬢に婚約者がたぶらかされるというよくある話だが、それを5組のカップルに拡大し、それぞれのその後までたどるのが個性か。コンプレックスまみれのヒロインが両親や新しい婚約者である王子の愛を信じられるようになるまでの成長物語……なのだが、読み終えて印象に残った場面やカット、セリフがない。それなりにドラマが起きているはずなのに平板で、淡々と終わったように感じてしまった。
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低山をピクニックするかのよう




2025年8月5日まじめな男女が少しずつ距離を縮めていくさまを描く。普通なら山あり谷ありにしそうなところ、谷はほとんどなく、ただゆっくりゆっくり登っていって、登り詰めたところで終わる。展開のしかたとしては珍しいかも。
ムスブさんはまじめだけどカチコチではなく女性的な柔らかさに満ちていて、少しずれているところがいかにもおぼこっぽくてかわいい。そんなムスブさんを砂上くんがひたすら大切にしているのがいい。
作中のムスブさんの母親や友達と同じように、あたたかく見守りたくなる二人でした。
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生と死と他者と




2025年6月20日生と死と他者。この3項目のさまざまな組み合わせを試した短編集。どの話も手際よくまとめられているし、難しいテーマを扱っていても適度に人物のセリフによって主張が説明されるのでわかりやすい。あとがきに作者自身による丁寧な作品解説がついているのもいい。この作者にしては希望を感じさせるほの明るいラストが多い。
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ERR_MNG