70年代から現在にかけてBL(少年愛期〜)の定形は変化してきたと言われている。→ホモフォビアからの脱出など
しかし、現代のBLにおいてもどちらもノンケだったり片方だけがゲイという形が多い。また、ゲイとしてのアイデンティティを持たず男が好き
なんじゃなくてその人だけが好き!といった作品もある。でも全然それが悪いということではなくて、私も腐としてワクワクムラムラで前述の作品を拝読している。
今回この作品を読んでなぜ発展を見たと言ったのか。それは、このカップルどちらもがゲイとしてのアイデンティティを持っている、ゲイ×ゲイのカップルだからである。ハッテン場に行き男と知り合ったり、元彼をもっていたり、ゲイとしての生活を営んでいる描写が描かれている。二人が出会った時点で二人ともゲイとしてであい、よくある俺はゲイなのか?的な思考を乗り越え、自分がゲイだと自認したそのさきの物語である。この物語はそういった点において非常に新鮮で(私が知らいないだけの可能性も大いにあるが…)BLがまた広がった感じそんな気持ちになった。まだまだ現実のゲイとは乖離があるだろうが、こういった作品のようにどんどんいろんな性自認、性的指向を持った人々の物語が見たいなと思った。BLは日々進化しているんだなあ、BL好きになってよかったと本当に思ふ、だいすき
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