CANISシリーズ、新章。
前作「CANIS-Dear Mr.Rain」と「CANIS-Dear Hatter」で登場する、闇の男たちの物語。
ノブ、ハル、サム。
幼いころ孤児院の同室だった仲良しの三人組が、引き裂かれ 再びひとつにな
る物語。
前の作品のスピンオフっていうか…多分、こちらが本編じゃないかな。
この作品を描くために「Dear Mr.Rain」や「Dear Hatter」が描かれているのだと思う。
壮絶です。容赦ないです。
私にとっては地雷のオンパレードでした。地雷原大爆発。
私は紙版を取り寄せて読んだのですが、紙版の一巻を読み終えたところ(Chapter5.5)で心が折れそうになりました。
なんとか2巻(Chapter11.5)まで読了。
読んでいて本当にきつかった。過去最高レベル。
でもやっぱりすごい。
スピンオフじゃない、こちらが本編なんだろうと思った理由は、この「SPEAKER」で「Dear Mr.Rain」から散りばめられていた伏線が、見事に回収されてゆきます。
しかもその伏線の回収が、新たな伏線になってる。
さらっと流されてる会話の一言、ワンシーン、最初からすべて計算して描かれてたんだ……。
現在電子版ではChapter18まで出ているけど……。
お願いです、合本版を出してください。合本版で三巻を出してくれるのならなんでもします。死ぬ直前に悪魔が三巻を目の前でヒラヒラしていたら、悪魔に魂売りそうです。
完結を見届けるまでは死ねない作品がまたひとつ増えました。
とりあえず路地裏ブラザーズを読みながら完結を待ってます
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