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今月(7月1日~7月31日)
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シーモア島
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投稿レビュー
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歪だけど




2026年7月6日今私が一番注目しているBL誌、Re;zz COMICS。『あのね、みっちゃん』、『愛より青く』、『平平 凡凡 猫と藤』…すご、全部私が気になってる作品だわと思いながらチェックしていた時、異質なオーラを放ちながらこちらを見つめていたのがこの作品でした。
大学生モデルをしている甲斐崎と、何度ふられても彼に告白しつづける乙野の物語――。
二区井先生のデビュー作、すごかった。
心理描写が上手い。貧乏学生・乙野のキャラがもうほんと罪な男で…彼を受け入れられるか否かで作品の評価が分かれるかも。
最初は「ケンカップルの話かな?」と思いながら読んでいたのですが、予想を突き抜けてとんでもない方向に…んええ!?
歪だけどまっすぐな恋でした。驚くほど爽快な読後感。
この作品はあらすじを見ずに読むほうが楽しめると思う。ストーリー重視派の人にお勧め。表紙のインパクトそのままの、かなり個性的な作品。えちもよかった。この作品すごく好き。好みは分かれると思う!w
王道ではない、癖のあるBLを探している人にオススメです -
闇の中から見つめる眼




2026年7月5日江戸中期。親をなくした平八は転びキリシタンを収容する施設「切支丹屋敷」で従僕として平穏に暮らしていた。ある日謎の罪人が屋敷に連れてこられ――
1巻まで読了。あらすじと作画に一目惚れ。シンプルな線だけど滅茶苦茶上手い
終始不穏な空気。読む前は辛い話かも?と警戒していたのですが、とても読みやすい。サクサク読んでいたらいつの間にか四方を闇に包み込まれていた
すごい没入感…読後しばらく現代に戻れなかった。しっかりエンタメしてる中で、信仰や信条についてもいろいろ考えさせられる。
巻末の設定集とラフが素敵だった。このタッチの庵藤如さんも読んでみたかったな…
「次に来るマンガ大賞2026 Webマンガ部門」ノミネート作品。1巻、素晴らしかった。ダークファンタジーが好きな人にオススメです -
神々しい世界




2026年7月3日その土地で信仰されている神々の由緒を調べるため、各地を旅する巫覡の巳夜刀(みやと)と弟の狗喰(クジキ)の物語――。
作画がとんでもなく美しい。
絵の上手さだけでなく、構成も演出も上手い。特にアラハバキの描写…色がなくても純白の艶やかさとフカフカの毛並みを感じる。動きも表情も生き生きしていてすごく可愛い。ずっと眺めていたい
物語も第一話から心を鷲掴みにされた。恐ろしいけれど美しい。
弟は訳あり人外、兄は非凡な才能を持つ巫覡…って、思わず鋼の兄弟のアレを思い出したのだけど、これから二人の過去が分かってくるのかな
巻末のおまけが身悶えするほど可愛いかった。大きくて白くてモフモフが好きな人は是非読んでみて。
独創的で美麗な和風ファンタジー。さすが1巻の発売前から「次に来るマンガ大賞2026」にノミネートされた作品。2巻も楽しみにしています -
戦慄のクライムサスペンス




2026年6月30日家族から虐げられ、高校を卒業したら家を出ようと決めているコウと、その兄の物語――。
闇BLの名作『HEARTLESS』の作者様。数年ぶりの新刊、楽しみにしていました。
読む前は禁断の兄弟BLかと思っていたのですが…。ハートレスが洋画系のホラーとすると、こちらは邦画的なじっとりしたホラー。この世で一番怖いのは幽霊でも悪魔でもなく人間、ていう…
衝撃でした。今もまだ心のザワザワが収まりません
第一話からぶっ飛んでる。とくに親…何言ってるのかわかんないレベルでおかしい。
序盤は物語の展開も感情の流れも唐突で、違和感しかない。なんだこれは??
…と思っていたら、後半すごいことになっていました。
驚愕の展開に絶句した。まるで猛毒。ここまで徹底的に突き抜けてる作品、久しぶりに読みました。この作品はネタバレなしで…
全体的にドライでハードな世界観。BLではあるけれど、どちらかというとサスペンス。怖いけど一度読み始めたら止まらない。残酷な描写が入るので苦手な人は要注意。
パワーアップしたニシンマスミ先生の世界。前作『HEARTLESS』が好きな人なら多分ハマるんじゃないかな…。ダークでハードな闇好きな人におススメです -
不器用なヒーローに幸あれ




2026年6月27日初読み作家様。前作「ご契約に先立ちまして」から気になっていた作家さん。今月新刊が出ると知って、こちらから読みました。
居酒屋で働き始めた新人バイト・旭森と先輩店員・北澤の物語――。
ページが華やか。絵が上手くてテンポが良い。
主人公は居酒屋でいつもお皿を割ってるドジ店員さんで、怖い先輩は黒髪の強面イケメン。キャラも世界も身近な話で、思わず引き込まれる。
このまま王道的展開なのかな?と思っていたら、少しひねりが入ってるところが面白かった。可愛い絵で可愛い展開なのに、ごく僅かに毒が入ってる。好き…
描き下ろしの最後のコマに笑った。一生そのままでいてほしい
カラッと明るく、気軽に読めるラブコメ。面白かった!二区井先生の世界好きだな…前作「ご契約に先立ちまして」も読もうと思います -
最高に可愛くて楽しい中華ファンタジー




2026年6月27日謀略により左遷させられた美貌の文官・烏堂と、第四皇子の護衛・兎太の物語――。
待ちに待ったtacocasi先生の新刊。
豊かな世界観。美しい作画。衣装もキャラデザも最高…
ストーリーも見事。
正反対の二人が長い旅を通じてお互いに惹かれ合ってゆくのですが、二人の魅力が丁寧に描かれているのでとても説得力がある。
怒涛の展開の中にもきっちり伏線が引かれ、最終盤で伏線が綺麗に回収されてゆく。そして胸をすくようなラスト…最高でした。
長い年月、いろんなことを乗り越えて完結した作品。連載のときから大好きでした。物語の最後まで読めて今感無量です。生きててよかった…
ワクワクどきどきハラハラの冒険活劇。ファンタジー好きな人、黒髪美人が好きなら迷わず買って大丈夫。この作品は多分来年のアワードに来ると思う。本当に素敵な作品でした。超おススメです -
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終戦直後に始まった戦争




2026年6月22日うわぉ…この作品、びっくりするほど面白かった。
1945年8月17日。北海道北東端・占守島。
日本が敗戦し国民全員が動揺している真っ最中、ソ連軍がいきなり日本に攻め込んで来た。
「ちょっ、ま、戦争終わったんじゃないんかーい!!」と。
突如侵攻してきたソ連軍を、最前線(占守島)で迎え撃つことになった少年兵たちの物語――。
一応フィクションですが、太平洋戦争直後に実際にあった「占守島の戦い」をもとに描かれた作品。
ストーリーと作画に気迫をビシバシ感じる。
リアルで迫力のある作画。綿密な取材をベースに練られた構成。読む前は重くてしんどそうかも?と思っていたのですが、きっちりエンタメもしてて滅茶苦茶面白い。そしてキャラの配置が本当に上手い。
主に3人の少年兵が出てきます。
堅物(17歳)と、メガネ(17歳)と、チャラ男(19歳)…三人の若さに慄く。三人共とても大人びているところが切ないけれど魅力的で。
彼らの運命が知りたくて、思わず「占守島の戦い」でググったのですが……うあぁぁぁ!!
まだ1巻しか読んでないけど、戦争漫画としてもエンタメとしてもすごい読み応えでした。
硬派な内容なので連載大変だと思うけど、どうか最後まで走り抜いて欲しい…この作品はもっとたくさんの人に読まれてほしいな……正座して2巻を待ちます -
美麗な歴史ファンタジー




2026年6月20日16世紀。オスマントルコ帝国支配下のブルガリア。
孤児のリュカは義兄のレフに支えられながら逞しく生きていたが――
1巻まで読了。
とにかく絵が美しい。特に衣装。ブルガリアの民族衣装がこれでもかというほど美しく描かれています。当時の暮らしもリアルに再現されていて、多分『乙嫁語り』が好きな人ならぶっ刺さるんじゃないかな
そしてこの作品が他のハイファンタジーと違うのは、16世紀の史実を基にしてること。異世界転生ゆるふわファンタジーとは一線を画す、リアルで容赦ない世界観。
ちょっと主人公が強運すぎない?と思わなくもないのですが、賢くひたむきなヒロインに自然と応援したくなる。巻末おまけもとても興味深かった。
これから彼女にどんな運命が待ち受けるのか…(…ていうかリュカ、あなたのすぐ横にめっちゃ似てる人いるんですけど…気になりすぎるんですけど……)続きが楽しみです。 -
泥中の花




2026年6月18日時は大正。大学を中退し作家を志すも全く売れず、借金取りに追われている烏丸と、人気沸騰中の若手作家・柳楽の物語――
「あなたのオススメ」で出てきた作品。作者を見て驚きました。『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』の作者様!?
非BL作品。チェリまほとは真逆のシリアスさ。しかも結構ヘビー。チェリまほのイメージで読むとびっくりするかも。
でもさすが豊田先生、絵がすごく綺麗で読みやすい。
二巻が圧巻だった。タイトルの「奈落」と「星」に込められた意味。天と地。陰と陽。天国と地獄――
ある章で泥中の花が出てきます。着物の柄にも使われていて、その着ていた時期とエピソードに胸が痛くなった。
滅茶苦茶面白くなってきたところで2巻終了。
主人公の視点が切り替わりながら進んでゆく構成。2巻まで読み終わった後もう一度最初から読み返すと、別の物語が見えてくるところが好きでした。
性格も境遇も正反対の二人が、激動の時代の中で作家を目指す。
願わくばいつか二人が心穏やかに笑い会える日が来ますように――でも時が大正十年の東京なんだよなぁ……
次巻を心して待ちたいと思います -
見えない部分を読み取る力




2026年6月12日こういう場所でレビューを書いてると、いつも「自分はこの作品を正しく理解しているのかなぁ…」という不安があって。
少しでも作品に対する理解を深めるために手にしたのがこの本でした。
読解力についての本。
読解力とは、文章の意味にとどまらず、書き手の『意図』を汲み取る力のこと。
その大切さと、意図を読み解く方法を、いろんな例をあげながら解説しています。
読み解く対象は小説の他に評論、詩、法律など。
個人的に一番「へー!」と思ったのは、意外なことに第二章の「日本国憲法を読む」でした。
この章の最後のほうに、同性婚についての話が出てきます。
なぜ日本では同性婚が認められていないのか。同性婚に対して法律の壁がいかに高いのかがわかりやすく説明してあって、とても勉強になった。
現代のネット社会では様々な罵詈雑言が飛び交って、それに脊髄反射的に言い合うという不毛な争いが絶えないけれど。
その罵詈雑言の裏に何があるかまで読み取ること。
短い言葉だけを切り取って理解したような気にならず、前後の文脈を読み、その背景を調べ、相手の意図を探ること――その相手を知る努力によって、共感はできなくても、理解はできるかもしれない。
理解できない相手だと切り捨て、自分が共感できる範囲だけで生きるのはとても危険ですよと。
最初はただ本の読み方について学びたいから手に取った本だったけど、日常の中でも意識したほうが良い見識がたくさん詰まった本でした。
冒頭の試し読みの部分、かなり難しく感じるかもしれないけど…その次の序章はもっと読みやすいです大丈夫…多分大丈夫……
かなり難しい部分もあったのでとても全部を理解したとは言い難いのですが、でも本当に読んでよかったなと思った本でした。 -
身分差の恋




2026年6月2日行商の魚売り・平八と、大料亭の若旦那・籐九郎の物語――。
初読み作家様。試し読みで衝撃を受け、新刊衝動買い。第一話まで読了。
版元がヒーローズなので、青年マンガ畑の作家様がBLに転向されてきたのかと思ったら…この作品がデビュー作!?マジですか!?
数ページ見ただけでわかる、卓越した画力の高さ。ほつれた髪、眉間のホクロ…色香のある作画に目を奪われる。構図もカメラワークも完璧。ストーリーもテンポ良く、思わず引き込まれる。
身分差の恋です。舞台は江戸時代。
普通にやってたらどうやっても叶わない恋なのだけど……そうきたか!!うわ~、これは続きも買っちゃうわ…すごいわこの作家さん…この作品がデビュー作だなんて、未だに信じられません。
かなり厳しい恋だと思うのですが、今からどう展開してゆくのか…続きが楽しみです -
将棋がテーマの作品は、十中八九面白い




2026年6月1日フォロー様のレビューに惹かれ、新刊衝動買い。
プロ棋士を目指す行成と、将棋が大好きな高校生・鳴斗の物語。
明るく親しみやすいキャラ、明快なストーリー…ものすごく読みやすい。
かなり本格的な将棋漫画ですが、将棋をしたことがない私でも大丈夫でした。ルールが全然わからなくても、対局の面白さがビシバシ伝わってくる。将棋の指し方で相手のレベルと性格が明らかになってくるところ、本当に面白かった。
運命的な出会いをした二人。
引力のように惹かれ合うけど、それぞれに背負うものがあって……
終始明るいテイストで、サクサク読めます。没入感がすごい。とにかく続きが読みたくて、ページを捲る手が止まらない。
レビューのタイトルは私の座右の銘です。
将棋をテーマにした作品は、間違いなく面白いという印象。将棋ってニッチなテーマなので、もしかしたら桁違いに面白い作品でないと商業ベースに乗らないのかな…なんてちょっと思ったり。
漫画にするのはかなり難しい素材だと思うけど、めっっっちゃくちゃ面白かった。楢崎先生、やっぱすごいな…
2巻がすごく楽しみ。フォロー様、ご紹介ありがとうございます。 -
崖っぷち芸人のイミテーションラブ




2026年5月29日はぁ…よかった……この作品、すっっごくよかった…っ!!
新刊作家買い。発売前から楽しみにしていました。
先生の作品は全部好きだけど、今回の新作はその中でも一番好き。滅茶苦茶面白くて最後は胸が熱くなる、とても素敵な作品でした。
ストーリーテラーな作家様。第一話からフルスロットル。二人のキレッキレな会話に笑いが止まんない。
二人ともまぁまぁ変人(一人はクズ)なのだけど、次第にお互いの背景と葛藤が明らかになってくるところからが最高でした。次々沸き起こる怒涛の展開に目が離せない。
正反対な二人が化学反応を起こしてLOVEになってゆく過程は、まるでマジックを見ているようでした。
タイトルは帯から。
この作品はあらすじも何も見ずに、とにかく読み始めると楽しいと思う。
あははと笑えてドキドキわくわくして、読後はぶわっと幸せな気持ちになれる作品。エロ不要ストーリー重視の方に。超超おススメです -
大人のおとぎ話




2026年5月21日箱の中で生きる父と、その家族の物語。
極限までそぎ落とされたシンプルな絵。簡潔な語り口…漫画というより絵本のような
不穏な事件。異様な光景。次第に真実が明かされてゆく
徹底的に歪んだ形を提示して、読者に問う――家族とは何なのか。
無駄のない構成、センセーショナルなテーマ…面白かった。
いろんな読み方ができる作品だと思う。ホラー漫画として読むなら文句なく星5つ。
読み終わったあと、登場人物それぞれの生きざまに考えさせられる。
この絆を善や悪で語らないところが好きでした。ある意味リアルな、大人の童話。
今からの季節、ひんやりした気分になりたいときに。おススメです -
好きという想い




2026年5月16日大学で便利屋を運営するアズマと、同じ大学の後輩・柊月の物語――。
2巻&番外編まで読了。ものすごく面白かった。
1巻を読み終わった時は続きが気になって、迷わず2巻と番外編を買い足しました。今3巻が待ち遠しくて見悶えています。
すっきり見やすい絵。流れるように進むストーリー。
作者様、ストーリーの緩急のつけ方がすごく上手い。身近な舞台なのにドラマチック。この作品は実写化してもおかしくないかも
人間の描写も上手い。登場人物ひとりひとりが歩んできた、人生の重みがリアル。
好きという想い…ただ純粋なその想いが、自分や他人を傷つけてしまうことがある。
そういう単純に割り切れない複雑で繊細な部分を、きちんとエンターテインメント作品として描いているところがすごいと思った。テーマはシリアスなのにとても読みやすい。
5/17まで半額セール中。
この作品、すごく良かった。エロ不要、地雷なしのスト重派に。おススメです -
異質な世界




2026年5月15日地平線まで続くマンション群
起床を知らせる国民放送
毎日淡々と手紙を配達する主人公
世界を管理する目玉男たち――
凄まじい画力で描かれる、奇想天外な世界。
不気味だけどユーモラスで、その独特な世界観がなんとも魅力的。
1巻、物語の輪郭もまだわからないけど引き込まれました。面白い。
この作品は見開きで、できる限り大きい画面で読むのがオススメ。
幕間とあとがきに入っている設定集がとても興味深かった。あの秤、そういう意味があるのか…
ゴリゴリに描き込まれた摩訶不思議な光景、最高でした。この作品めっちゃ好き。
これからこの世界の謎が明らかになってゆくのかな…2巻が楽しみです。 -
本格ミステリ+異能の人々




2026年5月13日舞台は近未来。特殊犯罪捜査官・カナイと、亜人の刑事・アナンの物語――。
2巻まで読了。この作品すごかった。
作品全体に知性と教養があふれてる。ストーリー、テーマ、世界観…どれも独自性があって深い。捜査方法や現場検証も本格的で、読み応えがありました。
2巻が圧巻。
不条理な世界の中で、神を信仰するってこういうことなのかな…
ヨブ記が出てきます。正直私にはよくわからない世界だったけど、でもこの物語が問いかけるテーマにはいろいろ考えさせられた。そして長くあとをひく、切なく苦い余韻…。素晴らしかった。
主人公が理知と正義の人で、すごく魅力的。洋画みたいなタッチも物語にとても合ってる。
一部流血や、子供が虐げられるシーンが出てくるので注意。
かなり本格的な犯罪捜査マンガ。サスペンス&ミステリ好きにおススメです -
BLヲタ垂涎の怪作




2026年5月8日なんかすごい作品を読んでしまった…
リレー連載形式。朝田ねむい先生が原案担当。
1~5話の話は繋がっていて、5話でひとつの物語。1話ずつをCannaの看板作家が担当。オムニバスではないので、気になる先生を1話だけ読んでも全然意味が分からないと思います。
その作家陣がすごい。
第一話 朝田ねむい先生
第二話 西本ろう先生
第三話 mame march先生
第四話 琥狗ハヤテ先生
第五話 カサイウカ先生
全員作家買いしている作家様。ほぼ全作品読んでいます。
mame march先生だけ最初分からなかったのですが、調べてみると「僕らのスクランブルース」の作家様…あ”ーっ!!
超個性派のラインナップ。
各人それぞれ自由に描いているので、後半は「お前誰やねん」と突っ込みたくなるほど顔が違うのが、私は逆にすごく楽しかった。
三話くらいからうっすら感じていたのですが、四話のハヤテ先生で確信しました。
この作品、作家さんごとに得意分野(夜の街、インテリアデザイン等)を担当しています。だから第四話でハヤテ先生だったのか…
後半、驚愕の展開に椅子から転げ落ちそうになりました。まさかこういう展開とは…
しかもそれがこの作品のテーマになっていて、ちゃんとBLしていることに唖然としました。この作品は全話を読まないと評価できないと思う。あとからかなりじわじわくるのは、さすが朝田先生という感じ
すっごく変わった、珍しいBLでした
西本ろう先生の絵のタッチがまだ若々しかったり、カサイウカ先生が朝田ねむい先生の絵のタッチに寄せた珍しい作画を拝見できたり、いろんな意味で無茶苦茶面白かった。この作品の面白さはそういうところにあるんじゃないかな…ストーリーもすごかったけど。
登場する先生の作品をたくさん読み倒している方、エロ不要ストーリー重視の方におすすめです -
魂に刻む想い




2026年5月6日前世の記憶を持つ知隼と、彼の部下・郡司の物語――。
名作「とめどなく、シュガー」の作者様。フォロー様の絶賛レビューを見て、思わず新刊衝動買い。
この内容をよく1巻でまとめたな…というのが第一印象。とてもストーリーが練られていて濃密でした。
若干矛盾を感じるところもあったけど、深く感動したのはそのテーマ。この物語には長い時の流れが必須だったし、それがあの鮮やかなラストシーンにつながるところがものすごく素敵で、思わず泣きそうになりました。
とても魅力的な二人。特に郡司。ワンコ的な明るいキャラが、重くなりそうな物語の中で眩しいくらい光ってた。
美しい作画。見事な構成。胸が熱くなるようなテーマ…大満足の読後感。
この作品はネタバレなしで。
えちは控えめ。ストーリー重視の人にオススメです -
無垢の刃




2026年5月1日島でおススメされていた作品。4件しかないレビューの中に、いつもお世話になっているレビュアーの皆様が…これは読むしかない
近所の幼馴染だった、シュンヤとアオイの物語――。
巧みなストーリーと効果的な演出。センシティブなテーマを鋭く切り取ってる。凄惨なシーンは一切ないけれど、人の残酷さと罪深さがとてもリアルで、容赦なく胸をえぐってくる
読みながらずっとシュンヤの言動に違和感を感じていた。彼の怒りは何なのか……その理由が明らかになったとき、全てが繋がり、作品のテーマが浮かび上がるところがすごかった。読後もう一度読み返すと、全ての印象が変わってくる。
この作品、通常版と特装版があります。この作品は本編を読んだあと二人のその後が絶対読みたくなっていたと思うので、特装版にしてよかった。
重いテーマだけど明暗のバランスが良くて読みやすい。読後、仄かに残る苦みがすごく好きでした。
ダークでハードなBLを探している人にオススメです -
うぉぉ、すっごく面白い!今だけ3巻無料~




2026年4月28日宇宙からやってきた怪獣に侵略された地球。人類唯一の希望は「救世主」の鉄男。だが彼は重度のコミュ障だった――
3巻まで読了。
アニメ化されたと聞いて、なんとなく試読したら…なんだこれ滅茶苦茶面白いぞ!?
冒頭を数ページ読んだだけで分かる、頭一つ抜けてる面白さ。青年マンガは結構読んでいるつもりだけど、この作品はノーマークだった……青年マンガの沼ってどんだけ広くて深いんだ…
読み始める前は「怪獣×巨大メカのガチSF」って少しとっつきにくいところがあったけど、この作品はすっっごく読みやすかった。無駄なところが一切ない。主人公のキャラも親しみやすく、冒頭から引き込まれる。アニメ化されるのが納得の面白さ。
今日まで3巻無料。あと数時間しかないのでとりあえずレビューしてます。皆様よかったら是非~
【4/29 追記】
おん?無料期間が延長されてる!
GWにのんびり読むのもいいかも!おススメです -
怒涛のゾンビファンタジー




2026年4月27日顔に爛れのあるフユミは「死体人形」を演じながら逞しく生きていた。ある日「死体人形を探している」という男と出会い――。
「鉄錆と1000カラット」の作者様。鉄錆…があまりにも好みだったので勢いで作家買い。
濃厚な世界観としっかり練られたストーリー。ハッピーキャンディウィルスというウィルスの話を軸に、二人の恋愛が描かれています。
こちらは「鉄錆…」より恋愛要素強め。こちらのほうが好みっていう人も多いだろうな…ヒロインもヒーローもとても魅力的で、かなりキュンとしました。
4巻完結。
怒涛の展開の中にアクションありロマンスありで、すごい読み応え。ウィルスにまつわる謎にはSF要素も入っていて、読み始めたら一気読み。
ちょっと切ない余韻を残しつつ、爽やかな読後感。すっごく面白かった。
作中、首が飛んだり手足欠損等の描写が少し入るので、苦手な方は注意。
読み応えのある少女漫画のファンタジーを探している方におすすめです -
美麗でミステリアスなハイファンタジー




2026年4月20日ごく稀に宝石を瞳に宿す「宝石様」が現れる世界。宝石様はそれぞれに不思議な力を持っていて、その能力で人々の願いを叶えるのが使命とされている。
いろんな宝石の稀人がいるけれど、主人公の瞳は「鉄さび」だった――
初読み作家様。最初1巻だけポチったのですが、1巻読了したあと秒で既刊全巻揃えました。3巻まで読了。一気読み。
少女漫画は最近あまり読んでなかったけど、こんなにストーリーテラーな作家さんがいたんだ…構成も見せ方も、とても上手い。
精密に組まれた世界観。その特殊な世界の謎が、少しずつ明らかになってゆく。
本格ファンタジー要素だけでもすごいクオリティなのに、少女漫画としての萌までしっかり入ってる。
作画も見事。
ビジュアルだけじゃなく、コマ割りや構図も上手い。
アレキサンドライトの複雑な側面を、構図と演出で初回から見事に表現してるのがすごいと思った。
電子書籍版限定で、宝石の瞳の輝きがカラーで表現されています。それが滅茶苦茶綺麗だった。結構な頻度で出てきて眼福。電子版で購入して本当によかった…
4/30までセール中。美しくて面白くてミステリアスなハイファンタジー。超オススメです -
いつもの見慣れた風景が




2026年4月18日ミナヅキアキラ先生の最新作。非BL作品。
住宅メーカーに勤めるリーマン・春原が、ある日公園で出会った少年・詩季との出会いをきっかけに身近な自然の楽しさに気付く物語。
人物も動物も背景も、とにかく作画が素晴らしい。ミナヅキアキラ先生の画力が炸裂しています。
登場する動植物は鳩やアリ、テントウムシなど身近な生き物たちばかり。どんなに都会の真ん中でも、注意して観察してみるとそこにはたくさんの命があって。
この作品を読んだ後で外に出ると、いつも通る道が少し違って見えた。
いつもの見慣れた風景が、面白くて楽しい発見に満ちていることに気付く。それが本当にすごいと思った。
そして詩季くんが滅茶苦茶可愛かった。春原さんも。
ほのぼのとした二人の交流に癒されながら、心の奥底で「詩季くんはきっとあと10年もしたら立派なスパダリに…」と妄想してしまった腐ですすみませんごめんなさい
とても素敵な作品でした。この作品は何度も読み返す予感がします。
またいつか彼らのその後の物語も読みたいな…続編熱望しています -
心の隙間を整える




2026年4月15日大学進学を機に上京した悠馬。大学の講義中に隣の席に座ってきた学生・黒沢に掃除のバイトに誘われる。バイトに行ってみると、普通の掃除バイトではなく――
「金曜日はアトリエで」の作者様、待望の新刊。
さすが浜田先生…第一話から面白い。試し読みをしたら我慢できなくなって新刊衝動買い。
浜田先生は変な人を描くのが本当に上手い。
この作品も依頼人が変。めっちゃ変……でもその変な部分が可愛くて面白くて、読んでいてとても楽しい。
物語のベースにあるのは人間というものへの信頼と優しさで、なんだか変な人たちを、優しさでふんわり包み込む。
主人公の悠馬と黒沢の二人もいいコンビ。
二人が依頼人のお悩みを解決してゆく過程も面白かった。
……でもちょ、ま、1巻最後の依頼人wwwww
こいつはヤバい…どーすんのこれ…すでに2巻が読みたすぎて身もだえてます。
1巻、すっごく面白かった。各話完結なので気軽に読めて読みやすい。おススメです -
絵が超~~綺麗(3巻追記)




2026年3月31日ある日突然超能力の才能が開花した高校生・ミナミの物語――。
1巻まで読了。
超美麗な本格SF「アルマ」の作者様。アルマは重厚シリアスだったけど、こちらは一転ライトテイスト。舞台も現代の高校で、とても読みやすい。
いつも圧倒的な画力で魅了する作者様。2ページぶち抜きの、ダイナミックで美しい作画が圧巻。
今回の主役は水の表現。凄まじい量の水がぶわっと浮き上がったり、大迫力の見応え。
意外だったのが今回の主人公…かなりアホの子です。親目線で見てしまうせいか、とても危なっかしい。
…でもこのミナミのアホさには、多分理由があるのね。
1巻はまだこれからと言う感じ。果たしてミナミはNYに行けるのか――
超綺麗な作画で描かれる、ファンタジーな学園コメディ。面白かった。
三都先生のXを拝見していると、毎日締切に追われながら1コマ1コマ大切に描かれているご様子。傍から見てるこっちまで胃が痛くなりそうですが、どうかお体を大切に…応援しています
【2026/5/3 追記】
2巻読了。ドキドキワクワクな巻でした。神巻。ミナミたちの日常を描きつつ、メインのストーリーもきっちり進んでゆく。身近なエピソードにグッときたり、ほろっとしてみたり…2巻、すっごく良かった。1巻で「んー?」と思った人も、まずは2巻まで読んでみてほしい。3巻も楽しみです
【2026/7/1 追記】
3巻読了。この作品、独特の間合いみたいなのがあるけれど、それに自分が慣れてきたからかな…3巻、めっちゃ笑いました。ミナミの独特の口調も、先生のツッコミも読んでいてすごく楽しくて心地良い
そしてなんとなくこの物語のテーマが見えてきた感じ…。
絵もストーリーも最高。どれだけ続いてもこの作品は最後まで見届けるぞと心に決めた巻でした -
優しい物語




2026年3月26日陶芸家の直と、彼の家の修理に訪れた青年・木綿の物語――
初読み作家様。
絵が最高に綺麗で可愛い。人物も風景も、まるで絵画のように美しくて目を奪われる。
ワンコのロクロが身悶えするほど可愛い
柔らかさと優しいタッチの絵そのままに、世界観も優しく穏やか。
なんでもない日常の中で、ゆっくり二人の距離が近づいてゆく
作画の美しさが強烈に印象に残る作品だけど、物語のテーマもとても素敵な作品でした。
目に見えなくても確かにそこに存在する、大事なものとか
それに気付くことの幸せとか
物語から滲み出る、誠実さと優しさが胸に染みる
嫌な人もきつい描写もナッシング。読後はほっこり。犬が可愛い。
ヨレヨレに疲れて至急癒しを求めている方におススメです -
上手い…




2026年3月21日バーチャルアイドルの硫黄りん(りんぽょ)を密かに推してる大学生・東郷は、ある日りんぽょの神絵師・ハピネス万札ビキニ先生と出会う――
BLの中で今一番注目してる作家様。今作はナンバーナイン。短編。しかも全年齢!?と少し驚きながら読んだのですが、さすが伝子まねゑ先生…すっごく面白かった。
構成、構図に全く無駄がない。40ページという短さの中に、ワチャワチャと2人の楽しいオタ活生活を描きつつきっちり伏線を仕込み、最後はスパーンと鮮やかに幕を引く。
短いけどストーリーがしっかりしているのでかなりの満足感。気軽にサクッと楽しめる、ブロマンスなコメディ。オススメです -
神画力で描かれる本格SFBL(追記あり)




2026年3月19日『SANCTIFY霊魂侵蝕』の作者様。新刊作家買い。1話まで読了。
圧倒的画力を持つ作家様。この新作も凄まじかった。絵から気迫をビシバシ感じる
しかも今作は、ページ送りが右から左!!!
「SANCTIFY」はページ送りが逆なのが最大のネックでしたが、今作は右から左に読めるのでかなり読みやすかった
550年後の世界が舞台。核戦争後、人類は地下都市で暮らしている。上層階ほど特権階級が住んでいて、下に行くほど治安が悪い。主人公は最下層のスラムでホストをしている青年。最下層から抜け出すため、怪しい依頼を引き受けるが――という物語
まだ1話なのに絵も物語もすごく濃い。読み返すほどいろんな発見があって面白い
1話の最後、とんでもない方向に話が広がってびっくりした。そして表紙…。えぇ、どうなるんだこれ……今のところ全く予測不能
スーパーハイレベルな画力で描かれる、ディストピアSFBL。先生の描く世界をこれからしばらくリアルタイムで追えるのがすごく嬉しい。続きを正座して待ちます
【2026/4/30 追記】
2話読了!
2話では世界がさらに広がっていきます。凄まじい画力で描かれる、遠い未来の世界…読んでいて滅茶苦茶楽しい。無重力Bar最高
2話でこの物語の方向が少し見えてきた感じ。これは楽しみだ…。3話も正座して待ちます -
イケメン警察官の破壊力




2026年3月18日田舎のヤンキーJKと、駐在警察官の物語――。
1巻読了。新刊作家買い。
『裏切りは果てるまでお前を責める』で美しい作画と硬派なサスペンスが素晴らしかった作家様。試読でイケメン巡査に心を射抜かれ、購入即決。
立見さん…警官制服+細マッチョ筋肉美+さり気ない優しさのトリプルコンボ。鼻血ものでカッコイイ。しかもどこか影があって、危険な香りが少しする。最っ高…
ヒロインも魅力的。
最初は昭和の香り漂うスケバン姿に「!?」てなったけど、彼女を知っていくうちにどんどん好きになっていった。不器用だけどまっすぐで、その危うさに目が離せない。
日常系ヒューマンドラマか恋愛ものかなと思いながら読んでいたのですが…あれ?もしかしてそれだけじゃない……??
「裏切りは果てる…」の作家様なので、何が始まっても不思議じゃない。これからさらに面白くなりそう
謎の芸人・横山ダブルがいい味出してる。2巻で実物拝めるかな?続きが楽しみ
『裏路地の男子たち』でも思ったけど、尚騎ユウ先生は人物をきちんと描いているところが好き。裏路地…は少しアウトローな男子たちが出てくる短編集。こちらもすごくよかった。オススメです -
大正浪漫




2026年3月17日大正11年。激動の時代を生きた男たちの物語――。
フォロー様のレビューより。1巻まで読了。
さすが田亀先生…とても読みやすく面白い。時代物で情報量が多いのに、絵も物語も簡潔にまとめてる。
いい年をした男が甘味を喜ぶなんてみっともないと、世間の目が今よりずっと厳しかった時代。そんな中、甘いもの大好きなおっさん二人がこっそり甘味処でキャッキャウフフと楽しそうにしてる姿が可愛い。
主人公は同性愛者で、運命のように出会った男にどんどん惹かれてゆくけれど……
BL嗜む人はさらに楽しめると思います。
タイトルの「雪はともえに」が出てくるシーン、すごく素敵だった。
作者様が「時代物のフィクションで、市井のゲイを主人公にした物語があまりない。…ないなら自分で描くよ!」と始まったこの物語。カフェ―、モダンガール、東京博覧会…二人の世界を通して映し出される、大正ロマンの世界。1巻まではとても平和で美しい世界だったけど、それだけですまないのが大正時代よね……
これからどうなっていくのか。続きが楽しみです -
理知で闘う




2026年3月5日文明が崩壊し、三国に分かれた近未来の日本。
日本を再統一するために故郷をあとにした、ある青年の物語――。
2巻まで読了。ストーリーもキャラもドラマチック。どのシーンも派手で見ごたえがある。アニメ化と舞台化が同時に決定したのも納得の面白さ。一見難しそうに見えますが、シナリオがすごく練られているので読みやすい。一度読み始めたら止まらなくなりました。
この作品が他の作品と違うところは主人公。知力だけで修羅の世界を戦ってゆく。
まっすぐ物事の本質を見極める深い知性。冷徹な判断力。業を背負う覚悟と清廉さ…すごくカッコイイ。
ストーリーもキャラも一本筋が通っていて、作品が放つパワーに圧倒される。
流血、処刑、ガンガン入っているので苦手な人は注意。
3/7まで二巻無料。
読み応えのあるエンターテイメントな作品を探している人におススメです
(追記)
舞台とアニメの「日本三國」サイトも是非チェックしてみてください。
すっ……ご!!舞台のキャストすご!!ここまでマンガのキャラが三次元で再現するのすご!!
アニメの予告も痺れるほどカッコイイ。必見です
【2026.4.11 追記】
7巻読了。7巻も最高に面白かった
さまざまな人物や国の思惑が入り乱れ、軍略・謀略が錯綜する。ちょい難しいけど、しっかり物語が整理されているので置いてけぼりになることもなかった。巻が進むごとに面白さが加速してる
アニメも第一話まで視聴。
こちらも素晴らしかった。声優さんの声がイメージ通り過ぎて怖い。Xでもかなり話題になっていて、海外からも絶賛の声が聞こえてくるのが嬉しい。OPの曲が滅茶苦茶好きで、ここ数日狂ったようにリピートで聴いています -
幸せの通り道




2026年3月1日うわーん、この作品、すっっごく良かったぁぁ!!(本日2回目)
かねもと先生の最新作。号泣しました。
売れない文芸作家と、彼に恋するイケメン編集者と、作家の娘の物語――。
とても奇妙な三角関係。
人物も展開もぶっ飛んでいるけど、サクサク読めて面白い。
驚いたのが下巻。
軽快なラブコメモードから一転し、作品のテーマに鋭く切り込んでゆく。
物語の終盤に、主人公が血を吐くような思いを吐露するシーンがあります。そこからもうずっと涙目。最終章は泣きながら読みました。悲しい涙ではないです。言葉のひとつひとつが胸に刺さりまくって、涙が止まらなかった。
恋の形にもよるけれど、辛い恋ってまあまあ地獄で
悩み、もがきながらも前に進み続ける二人が眩しかった
少しほろ苦で爽やかな読後感
この作品、滅茶苦茶良かった。読みやすくて面白く、最後は胸にぐっとくる骨太のヒューマンドラマ。この作品はもっとたくさんの人に読まれてほしいな… 超おススメです -
夢の中で集合




2026年3月1日不眠症の大学生・朔と、幼馴染の旭人の物語――。
新刊作家買い。
うわ~ん、この作品、すっっごくよかった!
幼いころ家庭の事情で離ればなれになった二人。
大学で再会した時、相手は目の下に深いクマを作りやつれていて…
淡々と描かれるシーンなのに、言動の端々に滲む思いやりや優しさに、読んでいて何度も泣きそうになりました。
優しすぎる故に傷ついて苦しんで
でも相手を愛しいと思う気持ちはブレなくて
仁嶋先生は人に対する視点が深くて優しい
先生の作品はいつも心が痛くなるくらい誠実で
その胸の痛みを優しさで包み込む
ふわっと心が温かくなる、とても素敵な物語でした。
えちは控えめ。ほぼないけれど品があってすごく美しかった。
優しい救済の物語を探している方におススメです -
酸いも甘いも




2026年2月27日新刊作家買い。
倫敦巴里子先生の描く、スイーツ業界を舞台にしたリーマンBL――そりゃ間違いなく面白いわと試読もせずに購入
すごい…ネームや台詞に一切無駄がない。流れるように話が進み、魅せるところはきっちり見せるメリハリの巧さ。もうこれ重要無形文化財の域だわ
二人とも超優秀で大人の男。
最悪な出会いから始まった二人だけど……これ以上はネタバレになるから割愛しますが、本当に見事な構成。
後半がすごかった。
全てが綺麗に繋がってゆく。人も物語も。その爽快感と満足感
すっごく面白くて、深くて熱い人間ドラマでした。
この作品、大っ好き。
「BUDDYS」が好きな人は今すぐ読んで。最高に素敵な、本格お仕事BL。気が早いけど、この作品はアワードに来るんじゃないかな…来てほしいな…
ストーリー重視で読み応えのあるBLを探している人におススメです -
絢爛豪華な悪夢




2026年2月24日オホーツク海沖で謎の巨大生命体が発見されて30年。
東京は危険区域として封鎖されている中、友人に会うために佐賀から来た和花は、研究員の時永と出会う――。
この作品、すごかった。
最初は「難しいかも?」と思っていたけど、意外と読みやすい。キャラも明るくテンポが良いのでサクサク読み進めていたら、一気に闇の中に引きずり込まれる。
凄まじい画力。容赦ない世界観。
複雑な物語なのにぐいぐい読ませる構成や独創性が、そこらへんのふんわりファンタジーとは異次元のレベル。
特に10巻…まるで絢爛豪華な悪夢。ぞっとするほど美しい。
エンタメ性と芸術性が奇跡のように共存している作品。
まだ完結していませんが、この作品はダークファンタジーの金字塔になる気がする。
あまりにも好きだったので、10巻まで読み終わって即『亜獣譚』を全巻大人買い。江野朱美先生は沼。嵌ると二度と抜けられない、美しい闇の沼でした。
戦闘シーンは激しいし死人も出るので苦手な人は注意。
3/7まで3巻無料。ダークファンタジー好きな人にオススメです -
忘れているだけ




2026年2月15日マンガ大賞2026ノミネート作品。
4編の短編集。ネットの友達のお葬式に行ったり、幼馴染とコミティアに参加したり、会社で心身削られる話だったり――人生いろいろ。
どこにでもありそうな話…だけど胸にグッとくるのは、心の底から湧き上がる思いを、飾らず誠実に語っているからかな
あのとき確かに二人の間にあった絆
理不尽に立ち向かう気力
抗う気持ちに蓋をして、封印したものと一緒に忘れてしまった何か
失ったわけじゃないのよね
ただ忘れていただけ
思い出せば大丈夫だよ、って
物語に言われたような気がした
ふわっと優しさに包まれるような、染みるような読後感。
この作品、とてもよかった。
静かな夜に。おススメです -
超絶面白い(追記あり)




2026年2月13日主人公はベッドの上で目が覚めた。
ここがどこかも、自分の名前も、全て記憶が消えていた――。
各方面で絶賛されているこの作品…
すっっっごかった。
思わず語彙力なくすほど、本当にすごい作品だった。
とにかく面白い。
海外SFって難しそうだけど、難しさより面白さのほうが勝ちます。面白すぎて止められず、寝不足で鼻血が出そうになりました。
壮大な舞台
奇想天外な展開
次第に明らかになる驚愕の事実――
読み終わったあと「この世にはドキドキワクワクするようなことが、まだ沢山あるのかもしれない」と思った。
この作品はネタバレなしで。
レビューはもちろん、あらすじも表紙も見ずに。映画の予告も見ずに…まずは読んでみてほしい。滅多にお目にかかれないほどの、超絶怒涛の読書体験が味わえます。
映画「プロジェクト・ヘイル・メアリー」は来月3/20公開予定。
この作品は原作未読で映画を見ると、かなりもったいないと思う。先に原作を読むのがおススメ。本を読む楽しさが凝縮されています。
この作品、本当に最高に素晴らしかった。映画もすごく楽しみです
【2026.3.20追記】
映画『プロジェクト・ヘイル・メアリー』観てきました。面白かった!
この大作を2時間半にどうやってまとめるのか興味津々だったけど、すごく頑張ってまとめていました。ダレないようにポップ調に仕上げているのもお洒落。
でも科学的な部分の説明をかなり端折っているので、映画だけだと「なんでや」と思う部分がちょっとあります。原作を読んで見に行ったほうがきっと楽しめると思う
大迫力スペクタクルな映像は素晴らしかった。劇場で観るのが正解!正解!正解! -
明治×新潟×郷土料理




2026年2月11日舞台は明治18年の新潟。そこに父と共にやってきたイギリス人の女の子・ウィローの物語――。
かなり珍しい舞台設定。とても絵が可愛くて読みやすい。
主人公が新潟で出会ったのは妓楼で下働きしている男の子で、彼の作る地元料理の美味しさにパァァ…と表情が明るくなるウィローがすごく可愛い。
登場する料理は鯉料理や車麩など、新潟の郷土料理。当時の町並みや今でもある老舗のレストランの話なども入っていて、読んでいて興味が尽きない。けんさん焼きが滅茶苦茶美味しそう。さっそく作り方をググったけど、これIHでどうやって作ればいいんだろう…
今のところ辛い展開は特になく、ちょっと異色の料理漫画としてサクッと気軽に読めます。
1巻は続きが気になるところでコンティニュー…2巻が楽しみです -
起点




2026年2月2日40年以上昔の話。
当時小学生の私が祖父母の家に帰省した時、親戚が書店に連れて行ってくれた。
瀬戸内海に浮かぶ小さな島の、古くて小さな本屋さん。
「この中から1冊、好きな本を買ってあげるよ」と言われて。
目の前にずらっと平積みにされたマンガの表紙が、ピカピカ光っているように見えたのを今でも覚えてる。
すごく悩んだけど、その中でも一番ピカピカ光っているように見えた本がこの作品でした。
私が生まれて初めて読んだマンガ。
いつか読み返したいなと思っていたのですが、まさかこの作品が読み放題にあるなんて――
約40年ぶりに読んだ作品は、今ではあり得ない展開もあったりするけれど、それも含めて楽しかった。
主人公が魅力的。
ドジだし強引だし図々しいけれど、鋼メンタルの努力家。そして頭の回転が速い。次から次へ笑えるほどの不運に見舞われる中、機転と強運と根性で乗り切ってゆく。本当に久しぶりに読んだけど、自分のマンガの原点を見ているようで面白かった。
このレビューで500件目。
なので自分にとって特別な作品にしてみました。
当時は1巻までしか読めなかったこの作品が、40年の時を越えて最後まで読み放題で読めたときは感慨深かったです。ありがとうシーモア -
フィクションでありますように




2026年2月1日大陸からの侵略を受け、国土を分断された日本。
戦争孤児のミハルは養父の仇を打つためスナイパーとなる――。
原作は『平和の国の島崎へ』の濱田轟天先生。作画は『何度、時をくりかえしても本能寺が燃えるんじゃが!?』の藤本ケンシ先生…これは間違いなく面白いでしょと大人買い。3巻まで読了
うーわ流石。容赦ない戦場シーンに一気に心を持って行かれる。軽重のバランスが絶妙で、ストーリーはかなり重いのに全くダレない。
作画もすごい。演出、構図…全てが巧い。2巻の第8話が圧巻。戦場を疑似体験してるようなカメラワークが凄まじい。
最初は拙く荒々しいミハルが、周りの人に支えられながら成長してゆく姿に魅了される。だけど戦争がなかったら恋や部活に一生懸命な女の子だったのかもしれないと思うと胸が痛くなった。
戦争シーンですが、四肢は吹っ飛ぶし身体欠損もあるし軽く拷問シーンもあります。苦手な方は注意。
日本が侵略を受けた理由がリアルすぎて笑えない。どうかこれからもこの物語がフィクションでありますように……
ミハルの戦場に平和が訪れる日が来るのだろうか
続きを心して待ちたいと思います
【2026.2.11追記】
ミハルの武器について…
そうなの、ミハルの体格であの武器を使うと、多分肩ごと吹っ飛ぶから無理だとアーミーオタクの夫が指摘していました。
だがしかし、「最終兵器彼女」とか「幼女戦記」とか…巨大武器と少女の組み合わせは古からオタクの萌であり伝統芸。青年漫画として、そこはきっと狙って描かれているんだろうな…そこらへんも巧いなと。私は思いました -
新宿の深海魚、漫画家を目指す




2026年1月27日ネカフェで体を売りながら生活をしている女の子が、お金のために漫画家を目指す物語――
2巻まで読了。
タイトルもストーリーもセンシティブ。かなり購入を迷ったけど、読んでよかった。今まで見たことがない漫画家マンガでした。
1巻の表紙…主人公の前髪がギザギザなの。
これ多分、自分でハサミで切ってるのね。目にかかる部分だけ、縦にバツンと。
そこに綺麗に見せようという意思はなく、誰にどんなふうに見られるかなんてどうでもいい。楽にお金が稼げるのなら体も売る……
そんな投げやりな毎日を過ごしていた彼女が、マンガを描くことによって変わってゆく。
「マンガなんて楽勝っしょ」と適当に書き始めたマンガ。
当然、そんなに簡単に描けるわけもなく。速攻で壁にぶち当たるわけですが。
主人公、意外とガッツがあるの。そこからが滅茶苦茶面白い
2巻までは事前と事後の描写はあっても、致してる描写はないです。
生き方もマンガの描き方も滅茶苦茶だけど、ここまで突き抜けてくれるといっそ清々しくて面白い。
とりあえず先入観は横に置いておいて、2巻まで読んでほしい。2巻がとくに面白いです。
果たして彼女は漫画家になれるのか……いや漫画家はなったあとのほうが大変だと思うけど――これからも彼女の行く末を追っていきたいと思います -
令和ほのぼのキングダム




2026年1月24日東京から地方へ引っ越すことになった高校生の美姫。
引っ越した夜、父がこの家は日本から独立し、王国となることを宣言した――。
1巻まで読了。
名作「マイ・リグレット」の砂糖野しおん先生が作画担当ということで読んでみました。
日本から独立を宣言するということは所得税、住民税その他の税金はどうするんだろう。健康保険、介護保険、国民年金は…?と最初はツッコミまくっていたのですが、可愛い絵と流れるようなストーリーで気が付いたら一瞬で1巻を読み終わっていました。絵もストーリーもいい感じに力が抜けていて、とても読みやすい。
多分、お父さんの王国樹立宣言には理由があるんだと思う。
突然王族にさせられた女子高校生の日常が可愛くほのぼの描かれていて面白かった。
1巻はある部分がとても気になるところで終わっています。早く2巻出ないかな…。
サクッと読めて面白い、日常系の作品を探している方におススメです -
秋のサンマ、旨いよね




2026年1月11日この世に軽く絶望しながら帰宅していた環(たまき)は、路上に落ちているサンマと男に出会う。
環は男に求められるまま服を脱ぎ、腹の上にサンマを乗せた――。
冒頭から「なんやそれ」って感じだけど、この作品、予想以上の大ヒットでした。
ぶっ飛んだ変人画家が一周回って可愛く見えてくる不思議…。台詞も演出も構成も上手い。4巻一気読み。
アハハと笑いながら二人の恋を眺めていたら、日々忘れがちなささやかな幸せに気付く。
「ありがとう」「いってらっしゃい」――日常の言葉の中に含まれる、相手を大切に思う気持ちや応援する気持ち。美味しいものを食べたとき、思わず二人で笑い合うときの温かい気持ち。
そんなささやかな幸せがいっぱい詰め込まれている作品。読み終わったあと、幸せな余韻がいつまでも胸に残った。
明日も頑張ろう、って。
そっと背中を押してくれて、元気になれる作品。オススメです -
深夜27時の電波で繋がる二人




2026年1月7日深夜ラジオの大喜利コーナーで読んでもらうため、ネタメールを送り続ける2人の高校生の物語――。
「今月のジャンプの新刊で、連載開始と同時に話題になり、発売前にネット書店は予約で売切れ、書店に置いたら即完売になる漫画がある」という噂を聞いて試し読みをしたら…止まらなくなりました。うーわ、これはすごい。
作者様、関西の人なのかな…お笑いのレベルがとんでもなく高い。ネタがキレッキレ。試し読み1分でコーヒーをモニターに吹き、3話の楽器ケースはヤバかった…まさに抱腹絶倒。あのシチュエーションあのネタを突っ込んでくるところが尋常じゃない。
無茶苦茶面白いうえに、ピュアっピュアな恋愛要素も盛りだくさん。エモいシーンが要所に絶妙に入れてあって、二人の可愛い恋に萌え散らかしました。
この作品は次にくるなんとかのランキングに必ず入ってくると思う。すっっごく面白くて可愛かった。
お笑いのツボって人によると思うので、試し読み推奨。1話を読んで笑えたら、迷わず買って大丈夫だと思います。1/18まで試し読み増量中 -
読むだけで呪われそう




2026年1月3日その厄災は突如現れる。
人間、動物、無機物…その名がつけば厄災を誘引する。その名称に接した者は錯乱し、この世ならざる者となる――。
タイトルが不穏。内容も不穏…淡々と続く報告書が怖い。
思想洗浄、精神洗浄など、出てくる言葉がさらに怖い。
断片的に語られていた報告書が、次第に繋がってゆく
黒々とした悪意。増殖する狂気
圧倒的な画力で描かれる禍々しい世界に圧倒される
この作品、何度も前の話を引用しながら話が進みます。
そのたびに前のページに戻るのが面倒で、紙で買えばよかったかな~とちょっと後悔したけれど……でもこの本が家に置いてあったら相当怖いよ!?持っているだけで呪われそう――
なんか、そういうことを本気で思ってしまう恐ろしさがありました。得体のしれない恐ろしさが、ガチです。
容赦なく人がバタバタ死んでいくので苦手な方は注意。
「狼は眠らない」の素晴らしいコミカライズでファンになった新川権兵衛先生。まだ1巻ですがホラーサスペンス好きにはたまらない面白さ。オススメです -
呪と書いて愛と読む




2026年1月2日恋愛が苦手な恋愛小説家の、恋と呪いの物語――。
西田ヒガシ先生の最新作。
大好きな作家様なので期待値MAXで読み始めたのですが……最初、さっぱり意味がわかりませんでしたww
でも主人公に取りついたオバケちゃんがとにかく可愛くて楽しい。漢字に弱いところが何度見ても笑える。何も考えずにアハハと読んでいたら、サクッと冷徹な世界が背中から刺してきてビビる。この感情のジェットコースター…さすが西田ヒガシ先生。
主人公にかかった呪いと根本的な恐怖。それをそっと見つめるオバケちゃん…
最後まで予測のつかない展開で、とても面白かった。
210頁。書き下ろしと後書きはナッシング。彼らのその後とあのあとがき、読みたかったーっ!
今年初めて購入した作品が西田ヒガシ先生で嬉しかった。
これからも先生の作品を楽しみにしています -
漫画の亡者たち




2025年12月28日漫画家になって連載を目指す、ある高校生たちの物語――。
新刊衝動買い。試し読みをしていたら止まらなくなりました。
Xで「かなりセンシティブな漫画家マンガ」と言われていたのですが、なるほどこれはwww
読者によっては不謹慎だと怒られそうな内容なんだけど、私は笑っちゃいました。アハハという笑いではなく、ニヤリという感じ。主人公の最後の表情がとても印象的。
今の日本の漫画界って、ちょっと膨大過ぎるのかなと思う。マンガは好きだけど、とても全ては追いきれない。
毎日何百と生まれては消えてゆく膨大な作品たち。厳しく淘汰される世界で、何年も闇の中を彷徨っている漫画家さんがいま日本にどれくらいいるんだろう…
全てを読み終わり、ふとタイトルの意味に気がついてまた吹きました。
まさに令和の漫画家マンガ。面白かったです -
西田ヒガシ先生の新作!!!!!




2025年12月25日仕事もオフも充実している主人公。夜は会社に秘密でナイトクラブのダンサーをしていたら、ある日店に同僚の男がやってきた――という物語。
一度ハマると癖になる、独特の語り口。
無駄のないネーム。洗練された会話。主人公が恋に落ちる瞬間も上手い。構成も演出も本当に上手くて、流れるように話が進んでゆく。すごく面白い。
でも面白いばかりで決して終わらないのが西田ヒガシ作品。
ひたひたと押し寄せる、主人公の孤独と覚悟が胸に迫る。
どんな時でもユーモアを忘れない、大人でタフで孤独な彼ら…二人の幸せを心から祈った。
上質な芝居を見たような読後感。
165頁。描き下ろしとあとがきはないです(あのいつものあとがき、見たかった…)。連載のときも面白かったけど、1巻まとめて一気に読むとまた印象が違い、ストーリーの巧さが更に際立つような気がしました。
ストーリー重視派の人はとにかく読んでみてほしい。ふふふと笑えて最後はふわっと幸せな気持ちになれる、ちょっとほろ苦い大人のBL。オススメです。 -
刺身にならなくてよかった




2025年12月19日不運にも魔法で魚にされてしまった主人公が、通りすがりの騎士に拾われる物語――
1巻完結。短編です。さすが島のオススメ…すごく面白かった。
恋愛ものというよりは、シュールなコメディ。
眉目秀麗な騎士様のご乱心っぷりがヤバい。そのご乱心ぶりに淡々とツッコミを入れるヒロインにずっと笑いが止まらない
サクサク読めて読後もほっこり。頭真っ白にして楽しめます。
ヒロインの、金目鯛にしか見えない姿がとても美味しそうだった。
私なら二枚におろして半身は刺し身、残りは塩焼きにして食べてる。
クロエ、優しい騎士様に拾われてよかったね。 -
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君とふたり、泥舟に乗って




2025年12月7日織田信長、豊臣秀吉、徳川家康…激動の戦国時代の中で、ただ毬を蹴って和歌を詠むことしか興味のない男がいた――。
作画の幾花にいろ先生は以前「咬合」というアダルト作品(無料)を読んだことがあった作者様。「こういう本格歴史モノも描かれるのね。すごい振り幅だな」と数ページ読んでみたら止められなくなって一気読み。
主人公は蹴鞠の毬の職人。勤め先のお家騒動のあおりを受けて無職になったところを、前職のツテで大名家のお抱え鞠職人として拾われる。
主の今川氏真は蹴鞠のことしか興味がない人。
太平の世の中だったらよかったけど、時代は生きるか死ぬかの戦国時代。蹴鞠をしているだけじゃどうにもならず、段々ヤバいことになってゆくのですが…
老若男女を描き分ける、素晴らしい画力。蹴鞠のシーンも圧巻。
主人公の主・今川氏真の人生が印象的だった。
この人、もしも現代に生きてたらワールドカップの日本代表とかになっていたのかなと思うと、なんともいえない気持ちになった。
自分のやりたいことと時代があっていない場合に、いかに自分らしく生きるか――そんなことを考えさせられました。
12/7…あと数時間しかないですが、本日まで30%オフのセール中 -
Oh、モーレツ!に面白い




2025年12月4日かつて大ヒットを飛ばした有名漫画家・来見沢はここ数年スランプに陥っていた。編集部へ新企画を持ち込むも、よい返事をもらえずに帰途につく途中、漫画の原稿を橋からばら撒いている青年と出会う――。
1巻読了。すっごく面白かった
舞台は昭和46年。当時の空気感やマンガのタッチが見事に再現されている
ずっと「なぜこの時代なんだろう?」と思いながら読んでいました。あえてこの時代に設定した理由…それがわかった時、ちょっと感動して鳥肌が立った
物語の中で、主人公は大きな過ちを犯します。まさに愚行
なんのために、誰のために漫画を描くのか――登場人物たちのがむしゃらな生き様に心を奪われる
魅力的なキャラ、個性的なタッチ、先の読めないストーリー…続きが本当に楽しみ。映画のようなエンタメ作品を探している方にオススメです -
リーマン×メタバース×コンプレックス




2025年11月29日パッとしない容姿。ストレスのたまるハードな職場。テレビ局ADの真太の唯一の楽しみは、風俗メタバースで過ごすアキとの時間だった――。
ストレスばかりのしんどい毎日。ここではないどこかへ行きたい…誰もが一度はそう思うことがあると思うけど、彼らが向かったのはメタバースの世界だった
仮想と現実の間で翻弄されるなかで、二人は自分たちが本当に行きたい場所がどこなのか理解する。そのたどり着いた場所がとてもBLらしくて好きでした
BL界でもトップレベルのストーリーテラーな作家様
主人公の真太くん、北の大地で掘り起こしたジャガイモみたいなビジュアルなのに、読んでいるとだんだん可愛くなってきて、しかも最後にはカッコいいとまで思えるマジックがこの作品最大の見どころかもしれない…
今回の新作も本当に面白かった。読み始めたらラストまで一気読み。
ストーリー重視、個性的な作品を探している人におススメです -
刹那の美しさ




2025年11月24日「おれは死んだら花火になりたいわけ。その花火を一緒に作ってほしい」
自分の遺骨を入れた花火を作ろうとする、男子高校生たちの物語――。
画面から迸る、強烈な個性
一巻完結。表題作のみ
この作品、すっっっごくよかった
あまりに良すぎて、しばらくレビューができなかった
とにかく二人が可愛いです
二人のおバカなところも滅茶苦茶なところも笑っちゃうほど痛快で、読んでいてずっと楽しい
果たして二人は花火を作ることができるのか…二人の無謀なチャレンジに目が離せない
ラスト、胸に突き刺さりました。
個性的なタッチの絵が、最後に胸をえぐってくる
青春モノの名作は?って聞かれたら、多分ずっとこの作品を思い出すと思う
センスの塊みたいな作品。楽しくて切なくて美しい物語でした
静かな秋の夜に。おススメです
【2025.11.26 追記】
伊藤九先生のXで、三年前に描かれた短編「かないさん」が公開されています
こちらもすっっごくよかった…
無料で読めますので是非 -
Love




2025年11月18日家のガスも止められそうな崖っぷちミュージシャン・ヤスオと、彼に拾われた子猫・バズの物語――。
新刊衝動買い。冒頭の歌のシーンで心を鷲掴みにされました
優しくふわっと描かれた歌詞が、彼の声質そのものを表してるのが面白い
夢を追いかける歌だけど、物語が進むとその歌の印象がどんどん変わってゆく
ハチワレの子猫・バズちゃんが滅茶苦茶可愛いかった
ポポポポポポ…と増えて空を飛ぶシーンが素敵すぎてちょっと泣いた
バズはヤスオと一緒に歌を歌うのが大好き
バスは目が見えなくてうまく歩けないけれど、彼の歌声はどこまでも自由に飛んで行く
ヤスオとバズの歌が、彼と周りの世界を大きく変えてゆく
これ以上はネタバレになるので伏せますが、とても美しくて胸に響く物語でした
読み終わったあと胸に残ったのは、温かくて尊い何かでした
無私の愛と幸せについて考えさせられる作品。おススメです -
さいごの願い




2025年11月13日重篤な患者の旅をサポートする、トラベルドクターの物語――。
第一話から涙が止まらなかった。
死の淵に立ってもなお自分らしく生きようとする人々と、その意思と尊厳を守るため奮闘する主人公たちの姿に胸が熱くなった。
末期がん、重度の肺疾患――重い病気を抱える人が、どうすれば目的地に行けるのかという難題が常にあって。
事前に視察し、あらゆる可能性を想定しながら対策し、患者と一緒に旅をする。
莫大な費用がかかるけど、それでもその場所に行きたいと願う人々の、本当の願い…
その命をかけた願いに、また涙が止まらない
でも悲しい話ばかりじゃなく、旅を楽しもう、人生を楽しもうという強い想いが物語の中にあふれていて、旅のワクワク感や楽しさもきちんと描かれているところがすごくよかった
生きるとは何か、医療とは何かを真摯に問いかける、骨太のヒューマンドラマ
人は入院すると患者になるけど、その前に人間なんだと
当たり前のことだけど、この作品を読んで初めて気付いたような気がする
1巻は続きが気になるところで終わってます
なんだか大変な過去がありそうな旅医者・運乗の過去もこれから明らかになっていくのかな…
この作品、すっごく面白くて深かった。続きを正座して待ちます -
傲慢で横暴で自己中なオッサンが




2025年11月8日は~~~~…すごかった。
心のゆらぎ、焦燥、迷走…なんでこんなに心の機微を鮮やかに表現できるんだろう。akabeko先生の最新作、見事でした。最高に面白かった。
今回の主人公、今までとかなりテイストが違います。
社会のエリートで、アホみたいにプライドが高い。しかも傲慢で自己中。
妻子に対する態度もひどく、最初は「えぇ…」という感じで読んでいたのですが、上条とのやり取りを見ているうちに、だんだんこのオッサンが可愛く見えてくるのがすごい。
人間の心の弱さ。それを守る鎧と、鎧が破壊されたときに現れるその人の本質…弱弱だけど突っ張って生きている人たちに対する、作者様の温かいまなざしを感じました。
そして最終盤――
akabeko先生だ!akabeko先生の攻め様だ!!
畳みかけるように攻めて相手を陥落させる手腕と色気…しかもふるまいがとことん大人!!余裕のある大人の優しさがたまらない
akabeko先生でしか摂取できない養分を堪能させてもらいました。
全体的にかなり実験的な構成だと思いました。終わらせ方も見事。すごい余韻…
すっごく面白かった。
この作品は続編が見たいです。お願いします続編をください。
最後の検証の結果をぜひ続編で読みたいな -
ホラー青春BL




2025年11月7日この世ならざるものが視える霊感体質の結真と、悪霊にとり憑かれている同級生・叶糸の物語――。
数ページで分かる、圧倒的画力。
余白の使い方が上手い。人物も背景もすっごく綺麗。二人の絡みも含め、デッサンが完璧。絵に説得力があるので、一気に物語の中に入りました。
もうこの作画が上下巻のボリュームで拝めただけで私は大満足。
なぜか私、読む前はホラーコメディだと勘違いしていたのですが、とても真面目で誠実な物語でした。
二人が親密な雰囲気になるたびに、霊に邪魔されるのが気の毒だった笑
化け物はまぁまぁ出てくるけど、そこまで怖くないしグロくもないので、ホラーが苦手な人でも大丈夫じゃないかな…。ばあちゃんちに棲みついてた妖が切なかった。
エロは控えめ。品があって綺麗。先生の画力が炸裂してます。
全ての人と妖の幸せを祈りたくなるような物語でした。
人知を超えた災禍のなかで頑張る二人が眩しかった。
ストーリー重視で美しいファンタジーを探している方におススメです。 -
映画の前に5巻まで~




2025年11月3日映画「チェンソーマンレゼ篇」を観ました。
映像も音楽も最っっ高でした。
原作だと5巻からレゼが登場
もしも今から映画を見る予定なら、映画を見る前にまず5巻まで読むのがオススメです。原作未読でも多分大丈夫だけど、原作を読んでいたほうがきっと楽しめると思う
さて原作。
第一部の公安編、11巻まで読了
以下、11巻までの感想です
これは好みが分かれるだろうなと思った
冷徹で容赦ない世界観
血と肉片が飛び散る、激しい暴力性
主人公はアホで、女の子とセッ…することしか考えてない
だけど話がどんどんダークになってゆく中で、その陽気なアホさに救われたような気持ちになった。
流して描いてる絵も、キメの絵も無茶苦茶上手い。ネームも構図もうなるほど上手い。
原作を読んで、改めてキャラデザのすごさを実感しました。レゼのまとう爆弾の衣装が、攻撃のたびにはためくシーン、見惚れるほどカッコいい
そしてストーリー…
あくまで11巻までの感想ですが、かなりシビア。血も涙もないです。
藤本作品は人と人とが結ばれない。たとえ強い絆が生まれても、一瞬で破壊されてゆく。
それが戦車のように容赦なく、読者のメンタルをへし折ってゆく。
その毒、その凶暴性…災厄レベル。
作者は多分、漫画の悪魔と契約してると思う
好みは分かれると思うけど、私はものすごく好きでした
ダークでハードなファンタジーが好きな人にオススメです -
命と、知性と、その未来




2025年10月25日20XX年。巨大怪獣が東京を襲い、甚大な被害を与えた。
それから11年後。怪獣「トウキョウ」の死骸が大豆島に打ち上げられた。
怪獣学者の昭(あきら)は怪獣の解剖と調査のために大豆島に向かった――。
この作品、すごかった。人生でそう何度も出会えないレベルの名作でした
稀にこういう作品に出会うから、私はマンガを読むのがやめられないんだな…って思う
テーマは生命
上巻は専門的は言葉がたくさん出てきてちょっと難しかったけど、下巻が圧巻でした
命とは何なのか
自分とは何なのか
この作品に出てくる、本当の怪獣とは――
想像を超えた展開と、深い知性に満ちた壮大な世界観に、ただただ心を奪われる
漫画ってここまで表現できるものなのか…すごいな
気になった人は是非読んでみてほしい。この作品、本当に凄かった。おススメです
【2026/1/20 追記】
マンガ大賞2026、ノミネートおめでとうございます!! -
ほっこり




2025年10月24日大学内でも有名なイケメンのチカと、チャラ男の大学生イツキの物語――。
「怪物デリバーと愛しき日々」の作者様。新刊通知を見た瞬間、あらすじも見ずにポチりました。新刊作家買い。
お互い大好きなのに、好意が相手に全然届かない二人。
大学生ではあるけれど、大人の世界にはまだまだ遠く…
シリアスなシーンでも、ふっと力の抜ける会話がすごく好き。
ナツギイチ先生はどの作品も会話がいいです。絵のタッチと台詞回しがかなり個性的な作家さんで、一度ハマると病みつきになる。
とても可愛い二人でした。
ふふふと軽く笑いながら読めて、最後は幸せな気持ちになれる作品。面白かった! -
通話料すごそう




2025年10月22日電波が届く時空ってどこよ…笑
と、タイトルに笑って思わず手に取った作品。
面白半分で読んでみたら、ここ最近で一番の掘り出し物でした。
戦国時代にタイムスリップした幼馴染を、スマホでナビしながら今の時代に帰還させようとする物語――。
最初少し読みにくかったけど、慣れると一気に面白くなっていった。先が全く読めなくて、いつの間にかこの世界に没入していました。
幼馴染を現代に戻すためには、まず彼がいつの時代にいるのかを正確に解析しなくちゃいけなくて。
何年に飛ばされたのかはすぐわかるのだけど、その時代背景を探るあたりが本格的で面白い。物語の謎解きと歴史の謎解きがうまくミックスされていて、よくあるファンタジーものとは一味違う、知的好奇心を刺激される面白さ。
果たして幼馴染はスマホ一本で現代に帰還できるのか――
「これからどうなる!?」と盛り上がってきたところで1巻終了…あ”ーっ!!
1巻、すごく面白かった。続きが楽しみ。
SF・歴史好きな人にオススメです -
タイトルの意味




2025年10月15日幼い頃から殺し屋として育てられた「蛇」は、ある日盲目の女性・リンと出会った――。
魅力的な作画とダークな世界観。
ジャンプって話もキャラクターも明朗なイメージがあるけれど、こちらは真逆をいくスタイル…好き。
重量感のある物語でした。
当たり前のように子供が大人に搾取される世界なので、読んでいて結構辛い。
でもスピード感のあるストーリー展開で、上下巻一気読み。
読みながらずっとこの物語は何を描きたいのかなと思いながら読んでました。子供が搾取される物語には、理由があるはずなので。
最後にその意図が明らかになった時…胸に刺さりました。
好みは分かれるかもしれない。でも、そこに作者様の祈りのような、ぶれない意思を感じて私は好きでした。
とても魅力的な世界を描かれる作家様。次の作品も楽しみにしています。
10/16までセール中 -
身体より心が欲しいから




2025年10月12日3歳からゲイを自覚し、その容姿とテクニックでさまざまな恋愛を繰り広げてきた、ある男の物語――。
初出は2001年。
毎年何千冊というマンガが出版されているなか、四半世紀たった今でも電子書籍で販売されている理由が気になって、ずっとお気に入りに入ってた作品。
絵も演出もレトロ。平成の香りがすごい。
でも古さを感じていたのは最初だけで、話の面白さにあっという間に物語に引き込まれていった。
他のレビュアー様も仰っていますが、今の時代にはないストーリー構成。
逆にそれが今読むとすごく新鮮。
そもそも13歳っていうのが今のコンプラでは無理じゃないかな…すごいな平成のBL。
そんな年齢から経験を積んできた彼が、次第に自分が本当に求めているものは何なのかを自覚してゆくところ、感慨深かった。
そしてこのストーリー構成が、最後にきちんと意味を持ってくるところがすごかった。
ずっと絵柄の古さに読むのをためらっていたけど、滅茶苦茶面白くて深い、文学的な物語でした。
ショタもリバもどんと来い、今どきのよくあるBLに飽きた人にオススメ。
10/13までセール中 -
一冊の本の出会いから




2025年10月11日かなり前に購入したのですが、大好きで何度も読み返している作品。
仕事人間の柊真と、手芸作家・糸瀬の物語。
外資系企業に勤め、充実した日々を送ってる主人公。だけどどこか満たされなくて。「何か新しい趣味でも始めよう」と書店で何気なく手に取った手芸本をきっかけに、彼の日常が劇的に変化してゆく――。
主人公が新しいことを始めるワクワク感と、どんどん世界が広がってゆく鮮やかさがすごく好き。イギリスのアラン模様とか、編み物のことがちょいちょい出てきます。編み物好きにはそれだけでもたまらないのですが、編み物の世界の深いところまで描かれていて、それが深く心に染みてゆく
本当に優しくてあたたかい、素敵な作品。この作品、大っっ好き。
ストーリー重視の人や、手芸が好きな方にオススメです。
10/13まで半額セール中。 -
面白かった!




2025年10月10日新刊作家買い。
今月は怒涛のセールで書籍代がかなりヤバいのに、試し読みをしてたら我慢できなくて…嗚呼。
でも私の本能は間違っていなかった。のきようこ先生の新作、今回もすごくよかったです
3組のCPの物語。
幼馴染の二人。リーマンとヒモ男。兄友と弟君――。
どの物語もすごく可愛かった。
2番目のヒモ男くんの話が特に好きだったな
酔っぱらってヒモ男を拾ってきました…っていうBLあるあるシチュエーションだけど、なんなんだこのピュアで可愛い男たち…きゅんが止まらない
のきようこ先生は言葉のチョイスも上手いなと思う。上質な小説を読み終わったような満足感。この余韻が好き
ドラマティックな展開は特にないです。でもそこが良い
肩の力を抜いて、のんびり楽しめる短編集。とても癒されました
同日発売の『アンコールを鳴らして』も近いうちにお迎えに上がろうと思います -
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この胸の痛みは




2025年10月7日売れない男娼のユイと、ヤクザの番犬・義一の物語――。
あまりにも絵が綺麗だったので、「なんちゃってヤクザでも構わない〜」なんて思いながら購入したのですが
すみません、最高でした。かなり本格的な任侠ものでした。
任侠にしては甘いと感じたところもありましたが、かなりシリアス寄りな世界観。
義一の表情や漂う雰囲気が、ヤとしてパーフェクト。それがとんでもなく色気があって、第一話からぞくぞくが止まらない。
そして主人公のユイのほうはさらにヤバい奴だったww
命知らずの無鉄砲というか、あまりの危なっかしさに目が離せない。物語が活き活きと一度も止まらず疾走できたのは、彼のお蔭かな
後半の展開がすごかった。
しっかり丁寧に2人の人生と生きざまを描いてる。脇役まできちんと深掘りされていて、読み応えのある救済のドラマになってました。
最後にタイトルの意味を理解した時、胸がぎゅっとなった。
今年私が読んだBLの中で、文句なくベスト3に入る作品。
多分来年のアワード、ディープ部門には必ず入ってくるんじゃないかな…
エロよりも、ストーリー重視派におススメ。
ダークで刺激的、骨太なヒューマンドラマ。最高でした -
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闇の淵にて




2025年9月28日「クズ野郎とセフ レ君」のスピンオフ。
クズ野郎…は未読ですが、この作品から読んでも大丈夫でした。
6年前、生徒に手を出した高校教師の市川。人を支配する快感に溺れ、卒業後もずるずると関係を続けていた。でも「普通の人」になりたくて、見合い結婚したのだが――という話。
これは愛なのかなとずっと疑問に思いながら読みました。
正直、登場人物の誰にも共感できなかった。
だけど倫理とか常識を全てぶっ壊したあとに見える景色は、意外と清々しく美しかった。
テーマとキャラの洞察が鋭く深いうえに、見せ方も上手い。
最初どう見てもハピエンになりそうになかったけど、読後感はいいです。
クズキャラが苦手なのでかなり購入を迷いましたが、読んでよかった。いつも参考にしているレビュアーの皆さまが、ずらっと高評価なのも納得。
主人公二人の性格がかなりアレなので、評価は分かれるかも。私はこのぶっ飛んだ感性、すごく好きでした。
闇BL好きな方におススメです -
柴犬最高




2025年9月26日地球に潜み、人間の感情エネルギーを回収している柴犬型宇宙生物・ちくわ。
もっちりボディを武器に「かわいいエネルギー」の回収率ナンバーワンのエリートスパイだった彼に、ある日強力なライバルが現れる――。
…うん、あらすじを書いてても「なんじゃそりゃ」て感じねwww
2巻まで読了。
この作品はとにかく読んでみてほしい。超~〜面白いです。
ちくわの表情が絶妙で上手い。
喜び全開の顔、しょぼんとなった顔、注射の恐怖に震える様子、「オレ可愛いだろぉ~?」と自慢げな表情…はぁ、可愛い。
ストーリーもたまにハラハラしつつもハートウォーミングな展開で、ほのぼの笑えて元気になれます。
10/9まで1巻無料。超オススメです -
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オカルトでミステリなオメガバース




2025年9月17日首のない雛人形。αのフェロモンの香り
連続オメガ失踪事件
失踪したオメガ達は皆、とつなぎ様と出会っていた――。
うっわー、面白かった!この作品、滅茶苦茶好きでした。
最初は謎だらけで意味が分からなかったけど、次第に繋がってひとつの物語になってゆく…
ホラーでオカルト。さらにミステリ要素まで入ってる。読み返すと、いたるところに伏線が張られていました。オメガバ+オカルト+ミステリがうまく融合していて、とても読み応えがありました。
ホラーなんで、流血も死体も出てきます。苦手な人は注意…ですが、私はこのグロさと愛がせめぎ合ってるところも好きだったな…。絵もすごく雰囲気があって素敵。
BLというより、オカルトな雰囲気と緻密に組まれた伏線を楽しむ作品かも。読み込むほど面白かった。
ホラー好きな方や、異色のBLを探している方におススメです -
しがみつく恋




2025年9月13日一総と総太は一卵性双生児。
兄の一総は、弟のふりをして一夜限りの相手に別れ話をしに行くことに。
待ち合わせ場所に行ってみると、そこには自分がずっと恋焦がれていた作家・嗣原がいた――。
初出は2009年。絵も修正も昔懐かしい感じ…。
でも物語は今読んでも古さを感じなかった。
この人が欲しい――
狂おしいほどの恋情に突き動かされ、弟のフリをして付き合い始めてしまうけど、その苦しさと切なさ……だけの物語ではないところが面白かった。
後半のたたみかけるような展開が見事。こ、こうくるか~!
他に短編が2編入ってます。「ウソツキの秘密」も良かった。萌えました。
ストーリー重視の人におススメ。
この作品を読む前に『その唇に夜の露』も読んだのですが、こちらも面白かった。こちらはちょいヘビーテイスト。
両作品ともストーリーがしっかりしていて、作家買い決定。
15日まで半額セール中です。 -
さりげなく優しい世界




2025年9月10日祖父と共に銭湯を営む高校生の遼馬と、東京からやってきた、父の隠し子と名乗る青年・玲臣の物語――。
1巻まで読了。この作品、すごく良かった。
遼馬と怜臣。正反対の二人。
学校から帰ってきて家業の銭湯を手伝っていたら、いきなり「あなたのお父さんの隠し子です」と言われてしまう遼馬。そんなこと簡単に受け入れられるわけないけれど…
だけど、お互いを知るうちに徐々に絆が深まってゆく
高校生って子供じゃないけど、大人でもなく。
家庭の事情でどうしようもない事態になったとき、そのとき出会った人、そのとき選んだ選択が、まさに人生の分岐点になる時期。
辛いことや悲しいことがあっても、周りの人がさりげなく励ましたり、支え合う姿がとてもよかった
ところで1巻最後の番外編に登場したおやつ、あれは間違いなく最強だと思います。
夜中に読んでいたら猛烈に食べたくなって危なかった…
ゆるりと。肩の力を抜いて
温かいお風呂に入ったみたいに、心がほぐれてゆく物語
素敵なヒューマンドラマを探している人におススメです
【2026.1.22 追記】
まんが大賞2026、ノミネートおめでとうございます! -
可愛い~♥綺麗~✨(追記あり)




2025年9月9日伝説の殺し屋・Ωと、彼のいる老人ホームの介護士・デンターの物語――。
1巻まで読了。初読み作家様。試し読みで心を射抜かれました。慄くほど絵が綺麗。
どのおじいちゃんおばあちゃんも表情豊かですごく可愛い。しかも若い頃のΩが悶絶もので素敵…もっと若かりし頃のΩが見たいですお願いします
カラッと明るい気持ちになれるコメディ。アメリカンな雰囲気がとてもいい。
2巻、若かりし頃のブルースが見れるといいな…絶対カッコいい
とても可愛い作品でした。続きが楽しみ。
激重作品を読んでズドーンとなったあとなどに、清涼剤としてオススメです
【2026.4.24追記】
3巻完結。最終巻は300ページ超えの大ボリューム。
最後までとても楽しく拝読しました。
それぞれの夢。それぞれの人生。たくさんの愛が詰まってました。
そして加太先生の絵、やっぱり好きだな…本当に綺麗で魅力的な作画。
次の新作も楽しみにしています -
最高のハイファンタジー




2025年9月6日冒険者のレカンは魔物の討伐中に空中に浮かんだ黒い穴を見つける。その黒穴は異世界へと通じており、その穴から生還した者は膨大な富や超人的な能力を得られるという――。
うひゃ~~この作品、すっっごく面白かった!!
とにかく作画が素晴らしい。存在感のあるキャラ、美しい背景、迫力あるバトルシーン…最高です。
ストーリーも滅茶苦茶面白かった。
綿密に練られた世界観と流れるようなストーリーで一気に物語の中に引き込まれる。
最初は恐る恐る1巻だけ購入したのですが、1巻を読み終わったときには迷わず最後までポチっていました。
作画、ストーリー、キャラ、演出…パーフェクト。すごく読みやすくて面白い。最後までワクワク感が止まらなかった。この作品が打ち切りになるなんて信じられない…
全3巻完結。
打ち切られた作品と聞いていたので、終わり方はある程度覚悟していたのですが、予想よりずっと綺麗な終わりかたでした。最初購入にかなり悩んだけど、読んでよかった。
ハイファンタジーが好きな人に超オススメ。
もともとは「右園死児報告」で気になった作者様。いつか「右園…」も読もうと思います -
人生を破壊する男




2025年9月5日新刊作家買い。今作は本格ノワールBLと聞いて、とても楽しみにしていました。
犯罪組織のボスの愛人・ウィリアムと、ボスの養子・ナインの物語――。
あるくジョー先生の、艶のある作画がすごく好き。先生の描くダークな世界は美しくて雰囲気満点だったのですが、…うーん。。。
主人公がちょっと残念でした。。
ストーリー、ときどき話が飛んで「??」となったり、モブキャラが顔も髪も描かれていないのでマネキンみたいに見えるところも気になりました。あと人質…どうして連れて行かなかったんだ…
細かいところは気になりましたが、ナインのセクシーな黒シャツ&肉体美がとても良かった。書き下ろしも好き。最後にほっとしました。
読み終わったあと、ふとタイトルの「蜘蛛の男」とは誰なのか気になった。
作品の帯には「彼に一度かかわったら、もう絶対に逃げられない」――
…なるほど、蜘蛛の巣にかかった獲物のように、出会ってしまったら最後、逃げられない男…かな?
どのキャラにも当てはまるところが秀逸。
黒を基調にしたスタイリッシュな作画はまさにノワール。次の作品も楽しみにしています。 -
光と影




2025年9月4日うわぁ…この作品、なんともいえない魅力にあふれた作品でした。
フードデリバリーの配達員・律人と、デリバリーの常連「怪物デリバー」の物語――。
絵のタッチ、キャラ、語り口…すべてが独特。
語り口は明るいのに、物語の底流には深い悲しみを感じる。
怪物デリバーの不思議な魅力に惹かれていたら、物語は意外な方向へ…
この作品を読み終わったら、drapHPのフリー漫画コーナーにある特別番外編「さいごのごちそう」も是非読んでみてほしい。余韻がすごいです。私はちょっと泣きました。
ストーリーの光と影のバランスが絶妙で、夢みたいに綺麗な作品だった。この作品、ものすごく好き。
文学的で、個性的なBLが好きな人におススメです -
癒やされる




2025年8月30日東京で在宅ワーカーをしているソラと、広島にある寺の息子、広海の物語――。
新刊作家買い…なのですが、びっくりしました。
恐らく石原先生の作品の中では一番甘くて優しい物語じゃないかな?
舞台は広島。静かな田舎町に、瀬戸内海の穏やかな海が画面いっぱいに広がってる。
そこで出会った二人。
たった数時間会っただけなのに、どうしようもなくお互いが離れがたくなってゆく
温かい町の人との交流、町おこしイベント、夏祭り…うわ~すっごく癒される…
2部構成で、前半が二人の出会い編で、後半が恋人編。
匂わせはあるけどエチがないのも、とても石原先生らしくて私は好きでした笑。
すごく素敵な作品だった。疲れたらこの作品を読み返そうと思います。
瀬戸内海の穏やかな風景に癒されたい人におススメです。 -
こういうBLを待っていた




2025年8月20日新刊の予告を見て、絶対に読みたいと思っていた作品。
日付が変わるとともに購入し、そのまま数ページ読んだら止まらなくなって一気読み。読み終わったら夜中の2時でした。すっごく面白かった。
南米、メキシコの犯罪組織(カルテル)が舞台。
薬の密輸、人身売買、恐喝など、様々な犯罪が渦巻く世界で、スラム育ちの孤児・アベルと、カルテルのトップ・バルリオス家の三男レナートの物語――。
序盤からずっと緊迫した展開。
緊張感のある二人の関係に目が離せない。
物語の後半、ちょっと泣きました。
その場所でしか描けない物語があると思う。
死がすぐ隣にある非情な世界で、命を賭けて戦う男たちの物語…最高でした。
南米カルテルの話なので凄惨な描写も覚悟していたのですが、うまくぼかしてあったのでぞっとするような残酷なシーンはなかったです。でも暴力シーンが全くないわけではないので、暴力表現が苦手な人は要注意かも。
人によっては南米の犯罪組織にしては甘いんじゃない?て思う人もいるかもしれないけど、私は十分満足だったな…
まるで映画を1本見たような満足感。
すっごく面白かった。こういうBL、ずっと待っていました。
これからも先生の描く世界を楽しみにしています。 -
ずぼらダメ人間の恋




2025年8月18日新刊作家買い。発売前から楽しみにしてました。
第一話から思わず唸る…うっまいなぁ!
ネーム、演出、全てが上手い。特に台詞。とことん洗練されている。無駄なコマが1つもなくて、立て板に水の如く話が進んでゆく。うひゃ~、面白い。
そして主人公のズボラさがやばい。
人として何か大事なものが欠けているんじゃないか?と思うほどのダメダメちゃん。
でもそのダメさ加減がとても人間らしいというか、可愛いというか…
良いところも悪いところも全て優しく包み込む、作者の人間に対する温かい眼差しが好きでした。
肩の力を抜いてゆるっと楽しめる、大人のBL。最高に面白かった。
ストーリー重視派にオススメです。 -
-
イケメンは正義




2025年8月16日Xで知り、二人の美しさに一目惚れ。発売前から楽しみにしていました。
とにかく絵が綺麗。二人とも美麗でイケメン。
こういう絵が綺麗な作品てストーリーが好みじゃなかったらアレだなぁと思いながらポチったのですが、大満足の読後感でした。買ってよかった!
主人公の若き社長がとても綺麗な人でした。ビジュアルも中身も。この作品の最大の魅力はこの社長かも。
ガタイの良い黒髪イケメンボディーガードはとにかくビジュが最高。最後まで絵のクオリティが下がることなく、眩しいほど美しかった。
ストーリーは王道でまっすぐ。
サクサク読めるけど、キャラの作り込みを丁寧にされていたので、読後にしっかり満足感がありました。
えちもまあまぁ入ってます。がっつり絡んでいるシーンよりも、二人のセクシーな表情のほうがインパクトあったな…。
たまにシーンの繋がりや会話の流れ、その他諸々気になったところはあったけど、そんなのどぅっっっでもよくなるくらい二人が綺麗でカッコよかったので問題なし!!イケメンは正義!!!
美しい作画、明確なストーリー、魅力的なキャラ…この作品はとても人気が出るような気がする。
綺麗な二人をストレスフリーでサクッと楽しみたい方におススメです。 -
をを~!面白い!




2025年8月8日死者の魂を仮想世界に移行することで、死後も永遠に生き続けることが可能になるシステム、「ヘヴンシステム」。
世界は画期的な発明に喝采を送ったが――。
1話まで読了。
この第1話が絵も物語もどストライクだったので、そのままの勢いでレビューを書いています。こういうダークな近未来SF、大っ好き。
味のあるタッチの絵。無駄のないストーリー。
私は死後の世界とか幽霊を信じていないので、魂を抽出する機械ってなんやねん…と少し思ったりもするのですが、そんなことどうでもよくなるくらいこの空気感が好きでした。
8/21まで1話無料。
とても気になるところで終わっていて、身もだえしながら続きをカート待機。続きが楽しみです -
黙祷




2025年8月6日昭和30年。広島。
すべてを焼き尽くされたあの日から10年。
母と共に慎ましく生きる、ある女性の物語――。
戦後の広島を舞台にした短編集。
この中に入っている「夕凪の街」は、初めて読み終わったとき衝撃でしばらく動けませんでした。
一見穏やかで優しい日常から、想像を超えた結末へたたみかけるように向かってゆく。
私の中で「ペリリュー~楽園のゲルニカ」に匹敵する、一度読んだら一生忘れられない作品。
とても短い短編ですが、8月6日が来るたびにこの作品を思い出す。
あのたった一発の爆弾で、どれだけの人生が、運命が、狂ってしまったのだろう。
シーモアさんにはないですが、岩波書店から出ている「図録 原爆の絵」も機会があったら読んでみてほしい。多分図書館で読めるんじゃないかな…
実際に8月6日の広島を体験した人々が、当時の光景を描いた画集です。
一枚一枚に込められた、想像を絶する苦しみに言葉を失う。
あれを使用したから戦争が早く終結したとか、核抑止力だなんだと言ってる人は、一度広島の原爆資料館を見に行ってほしい。
あれを本当に使用したら、どうなるのか。
もしも自分が被爆したら、どうなるのか。
実際に経験しなくても、それを想像し、考えることを忘れないでほしい。
この作品はまさに自分の身に起こったこととして体感させられる作品。
怖いです。泣きたくなります。
でも読んでよかった -
まさかの最終章




2025年7月31日一穂ミチ先生の短編集「スモールワールズ」から、「魔王の帰還」をコミカライズしたこの作品。
もともと原作がすっごく素敵な短編なのですが、コミカライズ版も素晴らしかった。
コミック担当の嵐山先生のすごさなのかな…とても上手くまとめてあって、原作の魅力はそのままに、コミックとしても見事に完結してる。
そして一番驚いたのが、この作品、最終章に原作にはない「魔王の帰還」の後日譚が入っていました。
最初「ミチ先生がコミカライズにあたって書き下ろしたのかな?」と思ったのですが、あとがきを見るとコミカライズがきっかけで、自然発生的に生まれた章みたい。まさかの後日譚に驚くやら嬉しいやら…うっわー、コミカライズ版も買ってよかった!!
魅力的なキャラ、巧みなストーリー、胸が熱くなるような読後感…原作も素晴らしかったけど、コミカライズ版もすごい満足感でした。
7/31…あと数時間しかないですが、今日まで半額セール中。講談社の半額セールは超レアなので、気になる方は今すぐ是非――。 -
ブロマンス最高




2025年7月29日高校入学を機に北海道から上京したケータと、沖縄から上京したカナの物語――。
この作品、すっっごくよかった!!!
ピュッッア!!きゅんきゅん!尊い!可愛いぃぃぃ!!
カテゴリは少女マンガですが、これBLでもいいんじゃないかな…。
二人の男子高校生の青春を描いたブロマンス。あまりにも良くて眠れなくなったのでレビュー書いてます。
15歳。北海道と沖縄から、東京へ。
太陽のように明るいケータと、人とのコミュニケーションが苦手なカナ。
正反対の二人がお互いを励ましあいながら、どんどん惹かれてあってゆく。
二度と戻ることのないかけがえのない時間を、精一杯駆け抜ける二人が眩しかった。
ストーリーと設定がしっかりしているので、読み始めたら一気読み。
とても優しくて誠実な物語でした。
この作品があまりにも好きだったので、同作者様の「八百万しんせん食堂」も勢いで買ってしまった。こちらもすっごく可愛くて癒される作品でした。
「泣きむしのポラリス」も「八百万しんせん食堂」も、どちらも分冊版で試し読みできるので、よかったら是非。超超おススメです -
砂上のひと




2025年7月24日妻がいながら会社で不倫している男たちと、その妻と、オフィスで二人の関係を目撃してしまった同僚の女性の物語――。
…こういうドロドロ系の女性漫画って、ものすごく苦手なのですが。
単話のほうでフォロー様たちのレビューが気になりすぎたので読んでみました。
うん、面白かった。
登場人物達には全く共感できなかったけど、それぞれの思いと葛藤を想像しながら物語を追っていたら、あっという間に読み終えました。
えげつない設定なのに、品のある美しい作画と抑えた演出で一気に読ませる。
あとがきが面白かった。めっちゃ同意して思わず笑っちゃった。
最後の書き下ろし「ラストのその後の話」は単話で追っていた人も必読かも。多分この書き下ろしがなかったら、私はずっとモヤモヤしたままだったと思う。
最初は「うわぁ…」と思いながら読み始めたけど、読み終えたときには満足感がありました。作者様がそれぞれの人生を、きちんと描いているからだと思う。
なかなかインモラルなテーマでしたが、読んでよかったです。 -
犠牲




2025年7月6日ひえぇ……こ、この作品、すごかった…。
SFの短編集。
第一話から強烈でした。足がいっぱいある巨大な虫がゾロゾロ出てくる。しかもかなりグロい。昆虫苦手な人は要注意。私はちょっと涙目になりました。
ディープインパクトな序章から始まって、物語はさらに深淵に向かってゆく――。
表題作の「まちあわせ」、すごかった。
ギリギリと心が締め付けられる。苦しくなるほど切なくて、残酷で、美しい物語だった。SF短編の傑作だと思う。
物語は4編入っています。
全ての物語に共通しているのは「犠牲」かな…。
何かを捧げなければ生きていけない苛烈な世界で。人は何を求めて、何を失うのか。
異形の世界に圧倒されながら、それぞれの壮絶な人生に言葉を失う。
ハードなSFが好きな人に超おススメ。すごい作品でした。
7/31までセール中。 -
焼け焦げたライオンは、ただ愛されたかった




2025年7月5日三年前から配信が止まってる音楽系Vチャンネル「火事ライオン」の配信者と、彼を取り巻く人々の物語――。
うわ~よかった。この作品、すっごく好き!!
こんなに最初の印象と読後の印象が違った作品は珍しい。
序盤は読むのがしんどかった。話が重い。キャラも卑屈。しかも世界観が独特すぎてわけが分からない…
「ソングダイブ」という独自の設定があって、「火事ライオン」の曲をある場所で聴くと、その音楽の情景が可視化される…らしい??
序盤は「うーわ、失敗したかも…」と白目で読んでいたのですが、中盤から突如すごく面白くなっていった。
全ての伏線が回収され、最後にふわりと浮かび上がってくる作品のテーマ。
テーマというか、ハートかな。スカッと爽やかな読後感。温かく幸せな気持ちになれる、とても素敵な作品でした。
個性的な作品を探している方に。7/31までセール中
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