前作「うたかたダイアログ」が好きで、完結後もちょこちょこ読み返してます。
今回はエイリアンの襲来する世界ということで、前作に比べるとややシリアス成分多め、でも設定・人物ともに絶妙な“抜け感”があって、肩肘張らずに楽しく読むことが出来ます。
……が、その“抜け感”こそが主人公の芥(アクタ)を悩ませる要因だったりもして、前作もそうでしたが、何気なく描かれているようでいて、練り込まれ考え込まれているのが凄いところ。
可愛らしく丁寧な絵柄、ゆるさと几帳面さが両立する構成、随所に散りばめられたクスッと笑えるやり取り。真剣に読み込むのもいいし、何となく流し読みするのもいい、日々の疲れを癒したいときにおすすめです。
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