ノエルはジークの名を借りて大規模な"討論会"の開催に漕ぎつけ、多くの観客を呼ぶことに成功する。だが、ステージに上がるはずだった探索者の多くは、直前で参加を辞退してしまった。
"人魚の鎮魂歌"クランマスターにして数々の黒い噂が尽きない男、ヨハン・アイスフェルトの登壇が決まったからだ。
そして始まった討論会。ノエルはヨハンらの圧力に臆することなく、壇上で存分に実力を発揮する。その様子を見て狡猾な笑みを浮かべるのは、観客に扮したマーレボルジェで……!?
“話術士”の少年が、強者を操り最強へと君臨するバトルファンタジー、破竹の第十一幕。