カルバニア物語 1巻

カルバニア王国の王室を舞台に繰り広げられる、ほのぼのシュールな人情ファンタジー。レーベルはCharaですが全くBLではありません。どこをとっても男色ナシ、生粋の健全な？ファンタジーです。

子供の頃に読んだおとぎ話のような作品。絵柄も古い感じなのでどこか懐かしさを覚えます。

嗚呼、語りたい…でも具体的に書き列ねると絶対止まらなくなる…

とにかく面白いです！男装の麗人エキュ(プチ・オ●カル様？)を筆頭に登場人物のキャラクターも物語の設定も随所に散りばめたベタなコネタも…とにかく笑いどころ満載です！が、笑いは結構シュール。でも、話の落とし方が巧くてうっかり泣けてほんわか温かい…。その感じが何とも言えず良いです。しかも、笑いだけではなく、バスク地方の逸話や差別問題などしっかりした歴史考察が根幹にあるので、その読み応えは言わずもがなです！

(具体的に書かないﾚﾋﾞｭｰってのも難しいですね)

ちなみに配信分(～10話)は1巻で、現在11巻まで刊行中、以下続刊です。

人生の酸いも甘いもひっくるめて笑いにした心温まる人情ファンタジー。世代性別関係なく広く楽しんで頂きたい作品です(親子で読むのもオススメ)。

でも…大人になった今だからこそ楽しめる作品なのかも(どっちだよ)。

全巻購入しました～。紙で持っているとはいえ、埃アレルギー（手の皮が剥ける）なので本は古くなると手袋なしでは読めなくなってしまう。なので今回全巻購入しました。CharaはBL誌のくせに最初少女漫画も結構あったんだけど、結果今も残っているはこのカルバニアのみ。TONOさんの話はカルバニアに限った話じゃないけど、こんな絵本みたいな絵なのに重苦しかったり悲しかったり、割とシリアスな話が多い。逆に、TONOさんの絵柄じゃなかったら心が深く沈んでしまって浮上できないかもしれない。TONOさんの話にはTONOさんの絵じゃないとやっぱり駄目だなと思いながら噛みしめるように読み直した。

20年近く前に友人に借りて読んでいましたが、まだ完結してなかったんですね。久しぶりに3巻まで読みましたが、3巻を読んで泣けました。そして友人から借りていた当時も3巻を読んで泣いたことを思い出しました。
エキューやそのエピソードで中心になった人物が、物語の最初でやっていることは破天荒でも、最後は丸く収まるという安心して読めるマンガです。
作者も自分で書いているように、男性陣の描き分けは苦手なようなので、少し話をさかのぼってキャラクターを確認して読み直すこともしばしばですが、読み直すことで伏線がわかったりして、なかなか奥深くて面白いマンガだと思います。

可愛くて個性的な絵が特徴の作者さんです
カラーよりも白黒の絵がおすすめかな？1枚絵のイラストは何枚みても服や構成がすべて個性的で大好きです

ストーリーも一見その絵のとおり軽く読めるコメディ的な内容なんですが、実はこの作家さんのストーリーはどれも結構深い内容を含んでます
それをおおげさではなく、たんたんとごく自然に物語るところがとてもいいと思います

このシリーズは代表作で内容的にも比較的入りやすいので、未読の方はぜひぜひおすすめします

カルバニア王国を舞台に、主人公のエキューを中心に繰り広げられる人間模様のお話です。
が、シリアスやアクション物ではありません。

普段は男装の麗人エキューが、女装すると綺麗なのもお約束(でもガサツですが😁)

まだ話を読んでいる途中なので上手く言えませんが、一話完結でサクサク読め、笑いあり涙ありほのぼのあり😃

起承転結がしっかりしているので、テンポも良く、落ちもあり、安心して読める作品です。