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炭に白蓮(1)
3巻完結

炭に白蓮(1)

450pt/495円(税込)

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作品内容

大正時代の大スキャンダル「白蓮事件」につながる伝説の炭鉱王・伊藤傳右衛門と25歳下の伯爵令嬢・柳原燁子の政略結婚から物語は始まるーー。
皇室につながる華族のお姫様を金で買った黄金結婚だと世間に騒がれるも、燁子姫は苛烈な内面も秘めていて…?生まれも育ちもちぐはぐな二人の新婚生活は波乱万丈!?実話に基づいた激動のラブストーリー!
《当コンテンツは以前配信しておりました『炭に白蓮』の再販になります。重複購入にご注意ください》

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作品ラインナップ  全3巻完結

  • 炭に白蓮(1)

    450pt/495円(税込)

    大正時代の大スキャンダル「白蓮事件」につながる伝説の炭鉱王・伊藤傳右衛門と25歳下の伯爵令嬢・柳原燁子の政略結婚から物語は始まるーー。
    皇室につながる華族のお姫様を金で買った黄金結婚だと世間に騒がれるも、燁子姫は苛烈な内面も秘めていて…?生まれも育ちもちぐはぐな二人の新婚生活は波乱万丈!?実話に基づいた激動のラブストーリー!
    《当コンテンツは以前配信しておりました『炭に白蓮』の再販になります。重複購入にご注意ください》
  • 炭に白蓮(2)

    450pt/495円(税込)

    大正時代の大スキャンダル「白蓮事件」に基づいた激動のラブストーリー!
    相手の顔もおぼつかない政略結婚から始まった二人の結婚生活は相変わらずの平行線をたどっていた。そんな中、第一次世界大戦に突入。石炭業界は追い込まれ不眠不休で働く傳右衛門の身体に異変が…!?二人の心は交わらぬまま時代の奔流へ呑み込まれていく!
    《当コンテンツは以前配信しておりました『炭に白蓮』の再販になります。重複購入にご注意ください》
  • 炭に白蓮(3)

    450pt/495円(税込)

    傳右衛門に美しい妾をあてがい「柳原白蓮」として和歌に没頭する燁子。お互いに愛しあいながらもすれ違う燁子の前に夫婦関係を揺るがす運命の男・宮崎龍介が現れる…!
    大正時代の大スキャンダル「白蓮事件」の真相が明らかになる感動の最終巻!
    《当コンテンツは以前配信しておりました『炭に白蓮』の再販になります。重複購入にご注意ください》

レビュー

炭に白蓮のレビュー

平均評価:4.3 19件のレビューをみる

最新のレビュー

  • (5.0) 自由の無い時代に自由を求めて得た女性
    romance2さん 投稿日:2023/11/20
    明治憲法下にはかん通罪という死罪が女にだけあった。現代に於いても男にとっての女性関係と、女にとっての「おとこ出入り」というのとはダブスタの傾向が残る。こうした不公平の強いギャップの種々は明治以降のもの。この有名なスキャンダルの主人公である 子(「あき」が漢字表記されない場合が!?)は3度結婚をするが、初婚の失敗をただ一方的に責めを負わされたかの子の描写は、女性が何度も結婚するケースが少なくなかった戦国時代その直後の大らかな江戸時代をも顧みるに、なんとも悲壮感が強い。 そんな時代に彼女は精一杯自分の出来ることを探し、自分の居場所を探した。2度目の結婚相手の炭鉱王は型破りな度量の持ち主。社会が彼らを破綻の結果のみにて判断しがちなところを、作者山田先生は、この二人の間に流れていたものについて汲み取っていくのだ。決して、スキャンダルの結末に重きを置くのではなく。だからタイトルも、黒を連想する炭と、白蓮の白の対比。二人が袂を分かち始める頃、子は白蓮と名乗り出す流れ。そして、あの事件後の炭鉱王をして子を罪人にしなかっただけでなく、物語序盤に連なる「踏み台にして自由を得た」結果と評させるのだ。子は初めて恋をして、そして自由を求めて飛び立ったが、家同士の為だけともいえた初婚を経て、2度目の結婚には愛は有ったのだと。3度目で添い遂げた宮崎氏のいう「心安らかな場所を見つけた」事に心底ほっとすると同時に、これ程のあらゆる身の危険をも覚悟して起こした二人の当時の行動力にも驚嘆する。東大で法学を学んだ宮崎氏にとり、結果として何が待っているかを知らなかったはずはないからだ。 物語は相対的に炭鉱王とあき子とのやりとりが比重高く、また、彼女の半生において、2度の実家軟禁という、短くはない残忍な仕打ちには甚だ恐怖する。時代だからと受け流すのは困難な酷さだ。 この作者のハーレクインのコミカライズを幾つか読んだが、日本の時代物ももっと描いて欲しいと思った。背景の絵など資料を丹念に手繰ったことがありあり。当時の炭鉱の様子や歌など巧みに散りばめられて背景描写は臨場感誘う。 東京に生まれ育った私が子供の頃盆踊りといえば、東京音頭、オバQ音頭と並ぶヘビロテ曲が炭坑節。正に作品の舞台の炭鉱のことであったと初めて知った。数十年の時を経て今、その点と点を繋ぐ本作との出会い、一種大きな私の個人的な伏線回収感を嬉しく思う。 もっとみる▼

高評価レビュー

  • (5.0) これ読んだら傳右衛門に惚れてまうやろ…
    みりみゆさん 投稿日:2022/6/28
    今回は読み放題で読めるおススメ作品のご案内です。 史実に残る「白蓮事件」は、25歳差で筑豊の炭鉱王に嫁いだ華族のお姫様が、若い愛人の子を身もごって駆け落ちし、さらに新聞に絶縁状を掲載するという、ドラマさながらの出来事で、その後、この事件 を題材にした沢山の作品を生み出しました。九州の飯塚市にある伊藤傳右衛門邸を訪れた際、その絶縁状のコピーも売ってたんですが、あまりに激しい心情の吐露に圧倒され、かん通罪もあった時代にこんな先進的な女性がいたんだ!とひたすら白蓮推しになって帰ってきた一方、現地のボランティアの方は傳右衛門推しなのに伝わらない悔しさを語っていたのが印象的でした。 *** そんな縁もあり手にした本作。想像以上に、傳右衛門LOVEの作者様の熱量が伝わる、傳右衛門の漢気、可愛らしさ、白蓮への愛情はあるのに不器用で、それでも漏れ伝わってしまう白蓮への愛!の描写。そして想像以上にこれに応えたいと思う白蓮の姿。 伊藤傳右衛門邸の完璧な再現や、炭鉱労働者の明日生命のある保証のない厳しい生活だけど人情に厚い川筋気質の描写に、激動の時代の変化も描いた良作です。これ読んでから伊藤傳右衛門邸に行きたかった〜!いや、傳右衛門カッコいい!今さらながらボランティアさんに謝りたい気持ちになってしまうほど、傳右衛門推しになっている自分に気付くのでした(汗!)。 *** 途中白蓮の絶縁状も一部読めるほか、作中に登場する白蓮の短歌なども格調高く、とても品のある作品です。傳右衛門と白蓮の心情の通い合いは作者様の創作によるところもありますが、生まれた世界の違う者同士が愛情を育んでいく姿が美しく描かれ、絶縁状を書いた後も心の中で想いあっていた描写など、なんてロマンティックなんだろうと。宮崎もカッコ良く描かれてるし。世間ではスキャンダラスに取り上げられがちなこの3人を、こんなに美しい世界観の中で描かれた作者様の力量に拍手を送りたい気持ちになりました。良かったです。 もっとみる▼
  • (5.0) 白蓮の魅力いっぱいの作品です
    Mahaloさん 投稿日:2022/3/5
    史実に基づいたストーリーとありますが、その心理描写は作者の想像力によって描かれているのだと思います。 それを踏まえた上で、とても魅力的な作品だと思いました。 激動の人生を歩んだ白蓮の、夫に対する愛情の深さや、また夫の妻への想いもしっかり 描かれている分、すれ違いの場面では胸を締め付けられるような気持ちにさせられました。 歴史上の人物を描いた作品は大好きです。 昔の人の、忍耐力や、精神力の強さからは沢山教えられることがあります。 読み放題で読めて良かったです。 もっとみる▼
  • (5.0) おすすめです!
    星野夢さん 投稿日:2022/2/18
    【このレビューはネタバレを含みます】 0円のコーナーをチェックしていてこちらを見つけました。朝ドラ「花子とアン」は観ていなかったのですが林真理子さんの小説「白蓮れんれん」を読んでいたため興味を持ちました。絵がとても美しく内容もとてもよかった。小説よりも伝右衛門氏の男気、主人公の寂しさ悲しみがよくわかり感情移入できました。ハッピーエンドに着地するのも良かった。全3巻というのも買いやすかったです。 続きを読む▼
  • (5.0) 究極の愛は見守ること
    オレンジさん 投稿日:2022/6/28
    山田先生の作品は琴線に触れることが多いです。この作品も読みようによったら嫌悪する部分もあるけど、それを超えたところにある愛が先生の本当に描きたかったものなのだと思いました。ガキ大将のような夫を懐柔出来なかった妻と、若い男に走った妻を淡々と守 り続けた夫の、すれ違っているようで実は深く繋がっていた夫婦の物語。 もっとみる▼
  • (5.0) 予想の数倍素晴らしかった
    Miemoreさん 投稿日:2023/3/19
    【このレビューはネタバレを含みます】 NHKドラマ「花子とアン」で、 吉田鋼太郎さんが演じた石炭王に興味を持ち、 調べているうち行き着いた漫画でした。 美しい絵柄に、どんでん返しが幾重にもあって、 素晴らしいラブストーリー、素晴らしいラストでした。 山田圭子さん素晴らしい仕事をされたと思います。 ありがとうございました。 続きを読む▼

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