あらすじは題名が物語っているので簡単に。
なかなか相手を決めない堅物無礼な王子様の婚約者を決めるべく国中の貴族の娘が集められます。そこで王妃になんてなりたくないヒロインは地味目な格好で王宮の食事をお供に壁の花になりきりますが、逆にそれが目
立ってしまった模様。王子に「これでいい」と言われ、あれれれれ?
というのが一巻の内容です。
これはコミカライズ成功例と言わせていただきたい!!
学園で婚約者候補だった令嬢に詰め寄られた際、兄弟をだしに逃げ切る一コマは秀逸の一言に限ります。
何であんなありきたりなシーンがあんなに面白いのかって言ったら画力の力とモノローグの使い方が抜群にうまいからではないでしょうか。このシーンを見てから、その後出てくる馬車の揺れが意図せず面白く見えて仕方ありません。(このお話限定で)
また、小動物系という、まあ分かりやすくも一部に嫌われそうな系統の主人公も読めばきっと好きになります。
口元や身長、そして背景に擬態しようとするその姿は確かに小動物そのもの。けど、コロコロ変わる表情と突拍子もない発言、なにより王族に対して物怖じしないところは小動物?というか貴族?という感じ。リアリティには欠けますが、そこは自己判断。
兎にも角にも、小動物の皮を被ったリリアーナを是非皆さんに知っていただきたいです。
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