このレビューはネタバレを含みます▼
主人公の花には「最高な彼氏」がいる。
顔よし、家柄よし、身体の相性よしというハイスペックな有志とつきあっている花は世の中から見たら「幸せな女性」の部類に入ると本人も自覚している。
しかし花はせっかくベッドにいても仕事のことになると彼女を残して去っていく有志にどこか冷めていて別れを切り出そうと決めていた。
でもそれは実現が難しい状態になってしまった。
なんと有志が交通事故にあってしまいここ最近半年間の記憶を失ってしまったからだ。
日常的に使うものや常識的なものは覚えているので人間的な生活は可能だが人や出来事の記憶が結びついていない。
しかし有志は花のことを覚えていない初対面の状態にもかかわらずひとめぼれをして付き合ってくれと告白されてしまう。
これに有志の家族が希望を感じて花に彼の記憶を思いださせてほしいと頼まれて…。
見切りをつけようとした相手に予想外のことが起きてしまって計画が狂ってしまった花だがもともとの出会いを考えたらこれも運命なのかもしれないと思った。