19世紀パリにて、保護者を亡くし上京した少女がとある老紳士に拾われ、職業体験レポートの仕事を任される話。
少女の体験を通して様々な職種が紹介され、目まぐるしく近代化が進む都市に息づく人々の、生活風俗を眺める様な作品です。
感情表現の少な
いぼうっとした彼女が…多くの人々と触れ合う経験から視野を広げ、心のひとり立ちを果たす成長譚でもあります。
自分には少々淡々とした読み心地に感じたけれども、意外と知らない当時のパリ事情を知れたのが良かった。特に職業がいちいちステータス化されてる点が面白かったです。
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